寝る前に音楽やASMRを聴いてリラックスしたいけど、普通のイヤホンだと横になったときに耳が痛い…そんな経験はありませんか?
この記事で紹介するのは、寝ながらの使用に特化した『寝ホン』です。痛くないのはもちろん、寝ている間もコードが気にならないワイヤレスタイプを中心に、静寂をつくるノイズキャンセリング機能付きや睡眠モード搭載のアイテムなど、あなたにぴったりのおすすめモデルが見つかります。
快適な睡眠環境をつくるための選び方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
寝ながら音楽が聴ける?寝ホンとは
出典:Anker 「Soundcore Sleep A20」
寝ホンとは、その名の通り「寝ながら使うこと」を想定して設計されたイヤホンのことです。
一般的なイヤホンと違い、本体が非常に小さかったり、柔らかいシリコン素材でつくられていたりと、横向きに寝ても耳が痛くなりにくい工夫が施されています。
就寝前のリラックスタイムに好きな音楽やASMRを聴きたいけれど、耳への圧迫感が気になっていた方にぴったりのアイテム。
一日の終わりに、心地よい音に包まれながら眠りにつく、そんな快適な時間を提供してくれます。
寝ながらイヤホンをする寝ホンのメリット
寝ホンを使う主なメリットは、以下の2つです。
- 深いリラックス効果
心地よい音楽やヒーリングサウンド、ASMRなどを聴くことで心身の緊張がほぐれ、スムーズな入眠をサポートします。 - 気になる騒音のブロック
遮音性が高いため、家族のいびきや生活音、外の交通音といった睡眠を妨げるノイズを軽減する効果も期待できます。特にノイズキャンセリング機能付きのモデルなら、より静かな環境をつくりだせます。
寝ながらイヤホンをする寝ホンのデメリット
一方で、寝ホンの使用には注意すべきデメリットも存在します。
- 【耳への負担】
長時間・大音量での使用は、難聴や耳の炎症につながるリスクがあります。音量は控えめにし、タイマー機能などを活用して長時間の連続使用は避けましょう。 - 【安全上のリスク】
遮音性が高いゆえに、火災報知器のアラームや赤ちゃんの泣き声、緊急時の物音などが聞こえにくくなる可能性があります。使用する環境や状況には十分注意が必要です。
長時間大音量で音楽視聴をすると、無意識のうちに耳の細胞を傷つけ「イヤホン難聴」を招く危険があります。
WHOも若者の難聴リスクを警告しており、一度失った聴力は元に戻りません。最大音量の60%以下を目安に、自分自身が心地よいと感じる小さな音量で、大切な聴力を守りましょう。
参考:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「ヘッドホン・イヤホン難聴とは?」
寝ホンの選び方
自分にぴったりの寝ホンを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。寝ながら使うという特殊な環境だからこそ、快適性や機能性をしっかりチェックする必要があります。
ここでは、後悔しない寝ホン選びのために重要な「接続方法」「音質」「便利機能」の観点から、具体的な選び方を解説していきます。
ワイヤレスのカナル型を選ぶ
寝ながら使うイヤホンとして、まずおすすめしたいのが「ワイヤレスのカナル型」です。
ワイヤレスであれば、寝返りをうったときにコードが首に絡まったり、引っ張られてイヤホンが外れたりする心配がありません。ストレスなく使えるのは大きなメリットです。
また、カナル型は耳栓のように耳の穴にしっかりフィットするため、遮音性が高く、周りの音を気にせず小さな音量でも音楽に集中できます。快適性を最優先するなら、このタイプから検討するのがよいでしょう。
ASMR特化型などの音質で選ぶ
寝ホンで何を聴くかによって、最適な音質は異なります。聴きたいコンテンツに合わせて音質を選ぶことで、満足度は格段に上がります。
聴きたいコンテンツ | 重視する音域 | 特徴 |
---|---|---|
ASMR | 高音〜低音の広域 | 繊細な音の再現性 |
音楽・Podcast | 中音域 | ボーカルの明瞭さ |
例えば、ささやき声や環境音といった繊細な音を楽しむASMRなら、高音から低音までリアルに再現できるモデルがおすすめです。
「ASMR専用」をうたう製品は、音の距離感や方向性をはっきりと感じられるようにチューニングされています。
一方、リラックスできる音楽やPodcastがメインなら、ボーカルがクリアに聞こえる中音域がきれいなモデルが向いています。
ノイズキャンセリング機能付きを選ぶ
家族のいびきや、集合住宅での生活音、交通量の多い道路沿いの騒音など、眠りを妨げる音に悩まされている方には、ノイズキャンセリング機能付きの寝ホンがおすすめです。
この機能は、周囲の騒音をマイクで拾い、それとは逆の位相の音を出すことで騒音を打ち消す仕組み。これにより、まるで静かな空間にいるかのような環境をつくりだします。
音楽への没入感を高めるだけでなく、何も再生せずに「デジタル耳栓」として使えるモデルもあり、質の高い睡眠を求める方におすすめの機能です。
タイマー機能付きを選ぶ
寝ホンを使う上で意外と便利なのが、自動で電源がオフになるタイマー機能です。
音楽を聴きながらうっかり寝てしまっても、設定した時間(例:30分後、1時間後)に自動で再生を停止してくれます。
これにより、夜通し音楽が流れつづけるのを防ぎ、耳への負担を軽減するとともに、イヤホンのバッテリー消費も抑えることが可能です。
朝起きたらバッテリーが空だった、という事態を防げるため、毎日快適に使いたい方には欠かせない機能といえるでしょう。
寝ホンのおすすめ7選
ここからは、Ameba編集部が独自で選んだおすすめの寝ホンを7選で紹介します。すべてワイヤレスタイプのイヤホンで厳選しているので、ぜひ参考にしてください。
寝ホンを使用する上での注意点
寝ホンを安全かつ快適に使いつづけるためには、以下の点に注意しましょう。
- 【音量】
最も重要なのが音量です。大きすぎる音量で長時間聴きつづけると、気づかないうちに聴力にダメージを与えてしまう可能性があります。心地よいと感じる、なるべく小さな音量で楽しむことを心がけましょう。 - 【衛生面】
耳に直接触れるものなので、衛生管理も大切です。定期的にイヤーピースなどを清掃し、清潔な状態を保つことで、耳のトラブルを防ぐことにつながります。
寝ホンに関するよくある質問
ここでは、寝ホンの購入を検討している方が抱きがちな疑問についてお答えします。
「普通のイヤホンと何が違うの?」「本当に痛くないの?」といった不安を解消し、安心してあなたに合った製品を選べるようサポートします。
普通のイヤホンを寝ながら装着するのはダメ?
- 結論から言うと、普通のイヤホンを寝ながら使うのはおすすめできません。一般的なイヤホンは、寝ながらの使用を想定していないため、以下のような問題があります。
・本体が硬く、耳から出っ張るデザインが多い
・横向きになると耳に強く押し付けられて痛みの原因になる
・外耳炎などの耳のトラブルを引き起こすリスクがある
安全に、そして快適に使うためにも、寝ながらの使用に特化してつくられた寝ホンを選びましょう。
寝ホンは本当に痛くない?
- 多くの寝ホンは、横になっても痛みを感じにくいよう、さまざまな工夫が凝らされています。
【小型設計】
ハウジング(本体部分)を極限まで小型化し、耳の中にすっぽり収まるように設計
【柔らかい素材】
医療グレードの柔らかいシリコンなどを採用し、枕などに押し付けられた際の圧力を効果的に分散
もちろん耳の形には個人差があるため、すべての人に全く痛みがないとは断言できませんが、普通のイヤホンに比べると格段に快適な装着感が得られるはずです。
睡眠をもっと快適にしたい人はこちらもチェック!
寝ホンで耳からのリラックス環境が整ったら、次は身体全体で「快眠」を追求しませんか?
日中の疲れを癒す高機能な「リカバリーウェア」や、睡眠専用のプレイリストが充実した「音楽配信サービス」もおすすめです。
あわせて活用し、ワンランク上の睡眠環境を手に入れましょう。
自分の睡眠を客観的に知りたいなら「睡眠アプリ」で計測しよう
寝ホンを使い始めて、睡眠がどう変わったか気になりませんか?睡眠記録アプリなら、スマホで手軽に睡眠時間や質をチェックできます。
この記事では、あなたに合った睡眠記録アプリの選び方や活用法を詳しく解説しています。
日中に使うワイヤレスイヤホンも探している人はこちら
寝るときだけでなく、日中の通勤や作業中に使うイヤホンにもこだわりたい人もいるかもしれません。
この記事では、高音質や機能性に優れたワイヤレスイヤホンの選び方を解説。シーンに合わせた使い分けのヒントが見つかります。
まとめ
この記事では、快適な睡眠環境をサポートする「寝ホン」について、そのメリット・デメリットから選び方のポイントまで詳しく解説しました。
寝ホンは、寝ながらでも耳が痛くなりにくいように設計されており、リラックスしたい夜にぴったりのアイテムです。コードの煩わしさがないワイヤレスタイプや、静寂をつくるノイズキャンセリング機能付き、ASMRに特化した高音質モデルなど、さまざまな製品があります。
ぜひ本記事を参考に、あなたにとって最高の寝ホンを見つけ、一日の終わりを心地よい音と共に締めくくってみてください。
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