動画視聴やWebブラウジング、仕事のサブ機としても使いやすいサイズ感の10インチタブレット。画面の大きさと携帯性のバランスが取れていて使い勝手がよいので、初めてタブレットを買う人におすすめのサイズです。しかし、多くのメーカーが魅力的な製品を販売しているので、どれがよいか迷う人もいるでしょう。
そこで本記事では、おすすめの10インチタブレットを厳選してご紹介します。選び方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にして自分にぴったりの1台を見つけてみてください。
10インチタブレットってどのくらいのサイズ?
10インチタブレットは、ディスプレイの対角線が約10インチ(25.4cm)のモデルを指します。具体的には、縦約24cm×横約15cm程度のサイズが一般的で、厚さは7~10mm前後。重さは400gから600g程度が多く、片手で持ち運ぶことも可能です。
10インチサイズは、スマートフォンよりも大きく見やすい画面を持ちながら、ノートパソコンほどかさばらないという絶妙なバランスで作られています。動画視聴や電子書籍の閲覧、Webブラウジングに最適な大きさで、仕事や学習用としても使いやすいのが魅力です。初めてタブレットを購入する人など、エントリー機として人気のサイズになっています。
10インチタブレットの選び方
タブレット選びで失敗しないためには、用途や使用シーンに合わせてスペックや機能を確認することが重要です。ここでは、選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
用途にあわせてメモリとストレージ容量を選ぶ
タブレットの快適さを左右する重要な要素がメモリとストレージ容量です。
メモリとは、アプリを開いたり、複数の作業を同時に行ったりする際に、データを一時的に記憶する場所のことです。メモリが多いほど同時に複数のアプリを開いてもスムーズに動かせます。メモリが不足すると、アプリの動作が遅くなったり、頻繁にアプリが強制終了することがあります。
ストレージ容量は、写真、動画、アプリ、ドキュメントなどのデータを保存するための容量のことです。ストレージ容量が大きいほど、多くのデータを保存できます。ストレージが不足すると、新しいアプリをインストールできなくなったり、端末の動作が遅くなることがあります。
メモリやストレージ容量は大きいに越したことはありませんが、大きいほど価格も跳ね上がってしまいます。タブレットを選ぶ際は、利用用途にあったスペックを選びましょう。
使い方 | メモリとストレージの目安 |
---|---|
動画視聴やWebブラウジングがメインの人 | マルチタスクに耐えられデータも多く扱える ・メモリ:3~4GB ・ストレージ:32~64GB |
電子書籍やノート用途がメインの人 | アプリがスムーズに動き電子書籍を大量に保存できる ・メモリ:4GB ・ストレージ:64~128GB |
ゲームや高画質動画編集を楽しみたい人 | 大量のデータを処理できデータも多く保存できる ・メモリ:6〜8GB ・ストレージ:128〜256GB |
仕事や学習で複数のアプリを使いたい人 | マルチタスクが快適で大量の資料も保存できる ・メモリ:8GB以上 ・ストレージ:256~512GB |
データをほとんどクラウドで管理する人 | クラウド保存でストレージを抑え快適な動作ができるメモリに ・メモリ:4〜6GB ・ストレージ:32~64GB |
予算を抑えたい人 | 使用頻度が少ない人向けの最低限のスペック ・メモリ:2〜3GB ・ストレージ:32GB |
OSの種類を確認して選ぶ
タブレットのOS(オペレーティングシステム)は、使用感や対応アプリに大きく影響します。以下に主要なOSの特徴を解説します。
Fire OS
Amazonが提供する独自OSで、Fireタブレットに搭載されています。Amazonプライム会員に特化した設計で、動画視聴や電子書籍の利用が快適です。ただし、Google Playストアが利用できないため、アプリの選択肢は限られます。低価格帯のモデルが多く、コスパ重視の人におすすめです。
Android OS
多くのメーカーが採用しているOSで、カスタマイズ性が高く、Google Playストアから豊富なアプリが利用できます。選択肢が多いため、価格や性能に幅があり、自分の用途に合った1台を見つけやすいのが魅力です。
Windoiws OS
PCと同じWindowsが動作するOSで、Microsoft Officeを含むPCソフトが利用可能で、仕事用に最適です。キーボードやマウスを接続してノートパソコンのように使えるモデルも多く、PC代わりにタブレットを検討している人におすすめです。
iOS(iPad OS)
AppleのiPadに搭載されているOSで、直感的で操作性が高く、アプリの最適化が優れています。クリエイティブな用途や教育用途、ゲームプレイに向いています。専用アクセサリ(Apple PencilやSmart Keyboard)と組み合わせることで、多用途に活用できます。Apple製品をすでに使っている人には特におすすめです。
Chrome OS
Googleが提供するOSで、ウェブ中心の操作が得意です。クラウドストレージを活用するため、軽量でバッテリー持ちがよいモデルが多くなっています。Androidアプリも利用できるため、アプリ学習や簡単な作業など、軽い用途での利用を考えている人に適しています。
使う場所にあった通信方式を選ぶ
タブレットの通信方式は、大きくWi-Fiモデルとセルラーモデルの2種類があります。
Wi-Fiモデルは、自宅やオフィスなどWi-Fi環境で使用することを前提にしたモデルです。通信費がかからないためコストを抑えられますが、外出先では使えません。ポケットWi-Fiを併用すれば外でも利用可能です。
セルラーモデルは、SIMカードを挿入してモバイル通信が可能なモデルです。Wi-Fiがない環境でも利用でき、移動中や外出先での利用に便利です。特に頻繁に外出する人や、いつでもネットに接続したい人に向いています。ただし、通信契約が必要で追加費用が発生する点は注意が必要です。
バッテリー容量で選ぶ
10インチタブレットを選ぶ際は、バッテリーの持ちがどれだけ良いかチェックしましょう。
製品によりバッテリー容量は異なり、大容量であるほど使用可能時間は長くなるため出先でも活用しやすいです。
一回の満充電で動画再生が10時間以上となる場合は、ストレスなく使用できます。
特に、外出先でタブレットを使用する機会が多い人は、バッテリー用量は事前に確認しておきましょう。
また、満充電までどれくらいの時間を要するかについても重要なチェック項目です。
バッテリー容量については「mAh」で表示されており、数字が大きいほどパワフルであるため、自宅で使用することが多いか、出先での使用をメインに考えているかで決めましょう。
解像度で選ぶ
タブレットの使用を動画メインで考えている場合は、解像度をチェックしてください。
解像度とはディスプレイの細かさを表している単位のことで、数値が大きいほど優れた解像度となります。
高解像度のタブレットを選ぶことで、美しい映像で好きな作品を楽しむことが可能です。
なお、ディスプレイが大きくなるほど画質は荒くなる傾向にあるため、比較的大画面となる10インチタブレットの場合は高解像度であれば快適に動画を視聴できます。
ただし、解像度の高いタブレットは価格が高いことから、経済面との兼ね合いを考えなければいけません。
おすすめの10インチタブレット15選
ここからは、おすすめの10インチタブレットをピックアップして紹介します。自分にあった一台を見つけてみてください。
10インチタブレットのおすすめ活用方法
10インチタブレットの用途について、どういったものがあるかを把握しておくと、より便利に活用できます。
使い方の幅を広げられるよう、おすすめの活用方法について解説するため参考にしてみてください。
ノートパソコン代わりに使う
10インチタブレットはノートPCの代わりとして使用可能なため、ビジネスシーンでの活用を考えている人におすすめです。
今ではコンパクトなノートPCが登場しているとはいえ、タブレットの軽量さ、薄さには適わないと言えます。
出先でも作業をしやすいよう、持ち運びやすさを重視して10インチタブレットを選んでみてはいかがでしょうか。
また、10インチタブレットは安定した処理能力を誇る製品も少なくないため、パフォーマンスも決して悪くありません。
持ち運びやすさ、処理能力の速さなどを踏まえると、ノートPCより活躍してくれる可能性が期待できます。
動画視聴に使う
10インチタブレットを購入する理由として、動画視聴に使いたいと考える人は少なくないでしょう。
画面の大きさや画質の美しさなどを踏まえて選ぶことで、自宅や移動中など様々な場面において好きな作品を気軽に楽しめます。
スマホよりも大きい画面でお気に入りの作品を視聴したい、車での移動中に子ども用として使いたいなど、10インチタブレットがあれば要望が叶えられます。
なお、動画視聴であればメモリ容量もそこまで大きなものは必要ないため、ある程度は価格を抑えて購入可能です。
電子書籍リーダーとして使う
大きな画面となる10インチタブレットは、電子書籍リーダーとして活用する方法もおすすめです。
今では紙の漫画や雑誌などを持ち運ばず、タブレットにダウンロードすることで手軽に閲覧できます。
動画視聴と同様、電子書籍としての活用もそこまで大きなメモリ容量を必要としないため、価格を抑えて10インチタブレットを購入可能です。
10インチタブレットほど画面が大きいと、電子書籍の文字や絵も見やすいでしょう。
以下の記事では、電子書籍向けのタブレットに限定しておすすめの商品を紹介しています。
イラストや絵を描くときに使う
10インチタブレットはイラスト製作にもおすすめです。
趣味でイラストを描く人にとって、なるべく荷物を少なくしたい場合は、わざわざ紙とペンを持ち運ぶことは理想的ではありません。
そのようなとき、10インチタブレットを所持することで気軽に出先でもイラストを楽しめます。
数ある10インチタブレットのなかでも、iPadシリーズは純正のApple Pencilを使うことで、まるで本物のペンで描いているような滑らかさを味わえます。
なお、10インチタブレットをイラスト制作に活用する場合は、処理能力に優れた製品がおすすめです。
以下の記事ではタブレットで使えるイラストアプリを紹介しています。併せてご覧ください。
子どもの学習ツールとして使う
10インチタブレットは大人だけでなく、子どもの学習ツールとしての活用もおすすめです。
子ども向けのタブレットが販売されているだけでなく、最近ではダウンロード用のソフトが数多くリリースされています。
学習できるジャンルについては、歴史・地理・算数・漢検・漢字ドリル・英語など幅広く揃っているため、子どもに何を学んでほしいか、何に興味を持っているかを踏まえたうえで選択可能です。
学習塾でもタブレットの使用を推進しているケースがあるため、ぜひ一度チェックしてみてください。
クリエイティブな作業で使う
10インチタブレットはスペックの高いものを選ぶと、クリエイティブな作業にも大いに活用できます。
例えば、10インチタブレットで動画編集が可能なため、撮影した映像を自分好みに編集したいときに活躍してくれます。
最近の傾向からすると、自分で撮影した映像を編集してYouTubeにアップしたい人は少なくないでしょう。
ハイスペック仕様の10インチタブレットがあれば、映像編集もサクサクと進められます。
10インチタブレット購入前のよくある質問
10インチタブレットの購入を検討する際、多くの方が抱く疑問や不安があります。
ここでは、後悔しないタブレット選びのために、よくある質問とその回答をまとめました。購入前の最終チェックとしてぜひお役立てください。
「10インチ」って具体的にどれくらいの大きさ?持ち運びは大変?
- 10インチタブレットの画面サイズは、対角線の長さが約25.4cmで、一般的なノート(B5サイズ)より少し大きいくらいのイメージです。
視認性が高く、動画視聴や電子書籍の閲覧に最適。重量は500g前後のモデルが多く、A4サイズの書類が入るカバンなら問題なく収納でき、持ち運びも苦になりません。
軽量モデルを選べば、さらに携帯性が高まります。
Wi-Fiモデルとセルラーモデル、どっちを選ぶべき?
- 利用シーンに合わせて選ぶのが基本です。それぞれの特徴は以下の通りです。
項目 Wi-Fiモデル セルラーモデル 利用場所 Wi-Fi環境下のみ どこでも通信可能 本体価格 安い 高い(+1.5〜2万円程度) 維持費 不要 必要(月額通信料) おすすめな人 自宅・職場がメイン 外出先で頻繁に使う - Wi-Fi環境がある場所での利用がメインなら「Wi-Fiモデル」で十分です。
外出先で使いたい場合は「セルラーモデル」が便利ですが、スマートフォンのテザリング機能を使うという選択肢も検討しましょう。
3万円以下の格安タブレットでも本当に大丈夫?
- 用途を限定すれば、3万円以下のモデルでも十分に満足できる可能性は高いです。
ご自身の使い方と、モデルのメリット・デメリットを照らし合わせてみましょう。 - ご自身の使い方を明確にしてから選ぶことが、賢い購入の秘訣です。
タブレットの総合ランキングと選び方もチェック!
本記事では「10インチのタブレット」を中心にご紹介しましたが、より総合的なランキングや選び方を知りたい方は、「タブレット」の記事もあわせてご覧くださいね。
まとめ
10インチタブレットは、画面の大きさと携帯性のバランスが取れた非常に使い勝手の良いアイテムです。自分のライフスタイルや用途に合った1台を選ぶことで、デジタルライフがさらに充実するでしょう。
本記事では、選び方のポイントやおすすめモデルをご紹介しました。動画視聴やWebブラウジングに最適なモデルから、仕事や学習用途に特化した高性能モデルまで、幅広い選択肢が揃っています。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの10インチタブレットを見つけてください!
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