ネッククーラーは、暑さを乗り切る最強アイテムとしてここ最近人気です。冷却プレートで首を冷やす電動タイプやクールリングなど、種類も豊富。100均でも取り扱いがあり、ECサイトには日本製を含め多彩な商品が販売されています。ソニーや無印良品などメーカーもさまざまで、どれがいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、ネッククーラーを効果的に使う方法や選び方のポイント、厳選したおすすめのネッククーラーをまとめてご紹介。自分に合うネッククーラーを見つけたい人は必見です。
ネッククーラーが暑さ対策に効果的な理由は?
「ネッククーラーを使うと、どうして体がひんやりするの?」と、そのメカニズムが気になっている人もいるでしょう。首を効率的に冷やすことで、全身の体感温度が下がるのが主な理由です。
首には太い血管(頸動脈)があり、ここを冷やすと冷えた血液が全身に流れます。言わば、体の内側からクールダウンするイメージ。風を当てる扇風機とは違う、より効果的な暑さ対策が可能です。
熱中症対策にも有効で、体温が過度に上昇するのを防いで体温調節をサポートします。冷却プレートで直接冷やすタイプや、PCM素材(冷却ジェル)を使ったものなど、冷却方式もさまざま。さらに、暑くて寝苦しい環境での睡眠の質向上にも効果がある ことが実験で示されています。深部の体温を下げるわけではありませんが、暑さが厳しいときの心強い味方です。
ネッククーラーの効果を最大限にする使い方とは?
ネッククーラーは、首元に密着させることで冷却効果を発揮するアイテムです。冷却時間や機能に気を取られがちですが、まずは首にしっかりフィットするサイズを選ぶことが重要。隙間があると冷気が逃げてしまい、十分な冷却効果が得られないこともあります。
ネッククーラーを使う場面で思い浮かぶのは、屋外での作業・スポーツ観戦・アウトドアなど、長時間暑さにさらされる状況ではないでしょうか。日常生活でも便利なアイテムで、ガーデニングや清掃作業のほか、通勤・通学時のように混雑した状況で体温が上がりやすいときにも活躍します。室内での家事や勉強時にも使えるので、ひとつ持っておくと便利です。
ネッククーラーのおすすめ人気ランキング12選
首元を長時間冷やしたい人に向けて、ネッククーラーのおすすめ商品を12個ピックアップしました。
ネッククーラーの選び方
ここからは、ネッククーラーの選び方を詳しく紹介します。
ネッククーラーの種類を始め、サイズやフィット感の確認方法、連続使用時間・給電方式・静音性についても解説しているので、選ぶ際の参考にしてください。
種類で選ぶ|電動タイプ・PCM素材・タオルタイプの違い
ネッククーラーの種類は、大きく分けて「電動・PCM素材・タオル」の3タイプです。それぞれの特徴をチェックして、使用したいシーンにぴったり合うものを選びましょう。
電動タイプ(冷却プレート)
冷却プレートで首を直接冷やすタイプです。最も冷却効果が高く、モバイルバッテリーなどを使えば長い時間使えます。扇風機付きもありますが、サイズが大きくモーター音がする点には注意が必要。長時間の屋外作業やアウトドアなど、本格的に暑さ対策したいシーンに適しています。
PCM素材タイプ(冷凍・保冷)
クールリングとも呼ばれ、冷凍庫や冷蔵庫で冷やして使います。冷たいアイスを頬に当てたときのようなひんやり感が魅力。電源不要で繰り返し使えますが、冷却時間は電動タイプほど長くありません。短時間の外出や運動、リラックスタイムなど、軽い暑さ対策にぴったりです。
タオル・保冷剤タイプ
水に濡らしたり保冷剤を入れたりすることで、気化熱を利用して冷やすタイプです。軽量で持ち運びしやすく、手軽に使える点がメリット。安価なものが多く、手軽に試せるのも魅力です。冷却時間が短いので、屋外でのスポーツや作業などで、簡易的に暑さ対策をしたいシーンに向いています。
サイズ・フィット感を確認
ネッククーラーが首にしっかりフィットするかは、冷却効果や快適性に大きく影響する要素。ネッククーラーを選ぶ際は、購入前にメジャーで自分の首周りを測っておくのもひとつの方法です。アジャスター付きの製品であれば、ある程度サイズを調整できます。
フィット感が高いと、長時間の使用でもストレスなく装着できます。また、首に圧迫感がなく、ズレにくいものを選ぶことも重要です。ネットで購入する場合は、口コミなども参考にしてフィット感や装着感のいいものを選びましょう。
長時間装着することも多いネッククーラーは、軽量であることも重要なポイントです。200g以下のものなら長時間使用しても負担になりにくく、疲れず快適に使えます。
連続使用時間と給電方式をチェックする
ネッククーラーの連続使用時間は商品ごとに大きく異なります。電動タイプの場合は、バッテリー容量が大きく稼動時間が長いものがベター。目安としては6時間以上使用できるものが理想です。
電動タイプの給電方式には、充電式と乾電池式があります。充電式の場合、急速充電に対応しているかUSB給電が可能かを確認しましょう。USB給電に対応していればモバイルバッテリーでも充電でき、長時間使えて便利です。
持ち運びやすさもチェックしておきたいポイント。コンパクトに収納できるものや軽量なものを選ぶと、持ち運びの負担を軽減できます。特に、旅行やアウトドアなど荷物が多い場合には、コンパクトなネッククーラーがおすすめです。
静音性をチェック
ネッククーラーを選ぶにあたって、静音性は意外と見落としがちなポイント。冷却プレートを搭載している電動タイプはどうしてもモーター音が発生しやすく、周囲に人がいる環境で使う場合は注意が必要です。商品によって音の大きさは異なりますが、できるだけ静音性の高いものを選びましょう。
50dB以下の静音モデルであれば、仕事や会話の邪魔にならないレベルです。周りに人がいる場所で使いたい人には、50dB以下のネッククーラーがおすすめ。一方、静音性を重視するあまり十分に冷えないものを選んでしまうこともあるので、静音性と冷却力のバランスを考えて選ぶことが大切です。
医師に聞く!ネッククーラー以外の熱中症対策グッズ・対策とは?
医師の石原新菜さんと谷口英喜さんにネッククーラー以外の熱中症対策グッズや方法につい伺いました。
まとめ
ネッククーラーは猛暑対策の切り札となるアイテムです。さまざまな商品があるなか、自分に合う1台を見つけるのは意外と難しいもの。選ぶ際は「種類・サイズ・連続使用時間」をチェックするのがポイントです。
冷却方式によって、電動・PCM素材・タオルの3タイプがありますが、使用シーンや目的に合ったタイプを選ぶと最適な暑さ対策ができます。例えば、長時間屋外にいる場合は電動、短時間ならPCM素材やタオルタイプがおすすめです。
紹介したランキングを参考にしながら、自分にぴったりのネッククーラーを手に入れてくださいね。
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