「炊飯器を置く場所がない」「単身赴任で家電を増やしたくない」「急に炊飯器が壊れた!」そんな時に、電子レンジで手軽にご飯が炊けたら便利ですよね。でも、電子レンジで炊いたご飯はまずいのでは?という不安やデメリットも気になるはず。
この記事では、電子レンジで美味しくご飯を炊く方法から、100均で買えるものまで、あなたにぴったりの電子レンジ炊飯器の選び方を徹底解説。読めばきっと、手軽で美味しいごはん生活を始められます。
電子レンジ炊飯器の選び方
より手軽に、そして失敗なく電子レンジでご飯を炊くなら、専用の炊飯器を使うのがおすすめです。
ここでは、あなたにぴったりの一台を見つけるための電子レンジ炊飯器の選び方のポイントを5つ紹介します。
①炊ける量(容量)で選ぶ
まずは、一度にどれくらいの量を炊きたいかで選びましょう。お弁当や作り置き用に少し多めに炊きたい、あるいは二人暮らしで使いたいという場合は、「2合」炊きを選ぶとよいでしょう。
②素材で選ぶ
素材によって、炊きあがりの味や扱いやすさが大きく変わってきます。主な素材は以下の3種類。それぞれの特徴を比較して、自分に合ったものを選びましょう。
項目 | プラスチック製 | 陶器製 (土鍋タイプ) | シリコン製 |
---|---|---|---|
価格 | ◎ 安価 | △ やや高価 | ◯ 手頃 |
美味しさ | △ 標準的 | ◎ ふっくら | ◯ 標準的 |
扱いやすさ | ◎ 軽量 | △ 重く割れやすい | ◎ 軽量・たためる |
おすすめな人 | 手軽さ・安さ重視 | 味・デザイン重視 | 収納性・携帯性重視 |
手軽さと価格を重視するなら「プラスチック製」、美味しさとデザインにこだわるなら重くても「陶器製」、収納や持ち運びのしやすさを考えるなら、たためて便利な「シリコン製」がそれぞれおすすめです。
③機能性で選ぶ
炊飯という基本機能に加えて、どんなプラスアルファの機能があるかも重要な選択肢です。
- 吹きこぼれ防止の工夫:中蓋が付いているものや、蒸気をうまく逃す構造のフタの製品は、初心者でも安心して使えます。
- そのまま食卓・保存容器になるか:炊いた後、そのまま冷蔵庫で保存できるタイプは、移し替える手間もラップも不要でとても便利です。
- 炊飯以外の調理にも使えるか:温野菜や蒸しパンなど、他の調理にも使える多機能タイプなら、キッチングッズを増やさずに済みます。
④お手入れのしやすさで選ぶ
毎日使うものだからこそ、後片付けの手間はなるべく減らしたいもの。お手入れのしやすさは、忙しいあなたにとって見逃せないポイントです。
- パーツの数:構造がシンプルなものほど洗いやすいのは言うまでもありません。
- 食洗機対応:食洗機に対応しているかどうかも、事前にしっかりチェックしておきましょう。
⑤付属品で選ぶ
届いてすぐに使えるかどうかも、意外と重要。特に料理初心者の方は、付属品がそろっているものを選ぶとよいでしょう。
お米を計るための計量カップや、炊きあがったご飯を混ぜるためのしゃもじがセットになっていると、別に買い足す必要がなくとても便利です。
人気メーカーの「カクセー」の製品などは、こうした付属品が充実していることが多いので、チェックしてみてください。
電子レンジ炊飯器のおすすめ11選
ここでは、選び方のポイントを踏まえ、おすすめの電子レンジ炊飯器を紹介します。それぞれの商品の特徴を比較しながら、最適な一台を選んでみてください。
電子レンジで美味しくご飯を炊く方法は?
電子レンジ炊飯が「まずい」と言われる原因は、ちょっとしたコツを知らないだけかもしれません。ポイントを押さえれば、炊飯器に負けないくらいのご飯を炊くことができます。
ここでは、誰でも失敗しにくい基本的な方法を紹介します。
準備するもの
- お米(今回は1合で説明)
- 水
- 深めの耐熱容器(容量500ml以上の丼ぶりや耐熱ガラスボウルなど)
- ラップ または フタ
基本的な炊き方(1合の場合)
- お米を研ぐ
お米(150g)を計量し、水で研ぎます。 - 浸水させる
これが最重要ポイント。研いだお米を耐熱容器に入れ、水200mlを加えたら、最低30分は水に浸しましょう。浸水なしだと芯が残りやすく、「まずい」と感じる原因になります。 - 加熱する
容器にふんわりとラップをかけ、電子レンジ500Wで約10分加熱します。 - 蒸らす
加熱後、すぐに取り出さずに扉を閉めたまま10〜15分蒸らします。蒸らし時間がお米の甘みを引きだし、ふっくら仕上げる秘訣です。 - ほぐす
全体をさっくりと混ぜて、余分な水分を飛ばしたら完成です。
上手に炊くためのコツと注意点
深めの容器で吹きこぼれを対策
- 必ず深めの容器を選びましょう。加熱中、沸騰してかさが増すため、浅い容器だと吹きこぼれてしまいます。
軽く混ぜて加熱ムラを防ぐ
- 電子レンジの特性上、どうしても加熱ムラは起きがち。もし芯が残っている部分があれば、全体を軽く混ぜてから30秒〜1分ほど追加で加熱してみてください。
自分好みの水加減を見つける
- 基本は「お米1:水1.2」ですが、お米の種類や好みによってベストな量は変わります。何度か試して、自分だけの黄金比を見つけるのも楽しいですよ。
電子レンジ炊飯のメリット・デメリット
電子レンジ炊飯は、手軽さやスピードが大きなメリットですが、もちろんデメリットもあります。両方をしっかり理解して、自分に合った方法か見極めましょう。
メリット
- 時短・手軽:1合なら加熱時間は10分程度。炊飯器より早く炊け、準備や片付けもかんたんです。
- 省スペース:使わない時は棚にしまえるので、炊飯器のように置き場所に困りません。
- 少量炊飯が得意:0.5合や1合だけ炊きたい、というニーズにぴったりです。
デメリット
- 味や食感:高機能な炊飯器の味には及ばない場合も。
- 保温機能がない:炊飯器と違い保温はできないので、炊きたてを食べるのが基本です。
- 吹きこぼれのリスク:加熱しすぎると吹きこぼれて、レンジ内の掃除が大変になることも。
よくある質問
電子レンジ炊飯に関する、よくある疑問にお答えします。不安や疑問はここで解消して、すっきりした気持ちで電子レンジ炊飯を始めましょう。
電子レンジと炊飯器、どちらが電気代が安い?
- 1回あたりの炊飯にかかる電気代だけで比較すれば、加熱時間の短い電子レンジの方が安くなる傾向にあります。
ただし、炊飯器のメリットは炊飯後の「保温」機能。もし、長時間保温する使い方をするなら、都度電子レンジで温め直すより炊飯器の方がトータルコストは安くなる可能性も。使い方によって電気代は変わってきます。
電子レンジでご飯を炊いて失敗した。どうしたらいい?
- 失敗しても諦めないでください。ほとんどの場合はリカバリー可能です。
リカバリー方法
- 芯が残った場合:少量の水(大さじ1杯程度)を振りかけて軽く混ぜ、再度ラップをして1〜2分追加で加熱してみましょう。
- べちゃっとした場合:ラップを外した状態で、30秒〜1分ずつ様子を見ながら追加で加熱し、水分を飛ばします。
電子レンジで炊飯する場合、何分チンしたらいい?
- お米1合の場合、500Wの電子レンジで約10分、600Wなら約8分が基本的な加熱時間の目安です。 ただし、これはあくまで目安。
お使いの電子レンジの機種や容器の素材、水の温度によっても最適な時間は変わります。何度か試して、ご家庭のベストな時間を見つけるのがおすすめです。
電子レンジ炊飯器で、玄米や雑穀米も炊ける?
- 製品によりますが、炊けるものも多いです。ただし、白米と同じようにはいきません。 玄米や雑穀米は白米よりも吸水しにくいため、浸水時間を長く(最低でも2時間以上)、水の量も少し多めにする必要があります。
加熱時間も長めに設定しましょう。お使いの炊飯器が玄米に対応しているか、説明書の確認をおすすめします。
無洗米を使う場合、水の量を変える必要はある?
- はい、少しだけ変えるのがおすすめです。無洗米は、研ぎ洗いの工程で米肌が削られている分、通常の白米より正味量が多くなります。
そのため、水の量は計量カップの目盛りよりも少しだけ(大さじ1杯程度)多く加えると、ふっくら美味しく炊き上がります。製品によっては無洗米用の目盛りがついているものもあるので、確認してみてください。
まとめ
電子レンジでの炊飯は、炊飯器がない状況でも手軽に美味しいご飯を用意できる、非常に便利な方法です。特に一人暮らしの方や、単身赴任中の方にとっては、キッチンスペースや初期費用を抑えられる強い味方になるでしょう。
今回紹介した炊き方のコツや選び方を参考に、ぜひあなたにぴったりの電子レンジ炊飯器を見つけて、手軽で豊かなごはん生活をスタートさせてください。
「炊飯器」と「電子レンジ」もチェック
電子レンジ炊飯器は、手軽に少量のご飯が炊けてとても便利ですよね。
ただ、ごはんを炊く頻度や量、炊きあがりへのこだわりによっては、専用の「炊飯器」が、また、他の調理にも活用したいなら高性能な「電子レンジ」が適している場合もあります。
この機会にそれぞれの特徴を知って、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけてみませんか?
もっと美味しいご飯を炊きませんか?
手軽な電子レンジ炊飯器も便利ですが、毎日のご飯は味にもこだわりたい、という人もいるのではないでしょうか。
炊飯器の選び方から、一人暮らし向けや高性能モデルまで、おすすめ商品を詳しく解説しています。あなたに合った一台を見つけてみませんか。
相棒となる「電子レンジ」もチェックしよう
専用の炊飯器を使えば、電子レンジで手軽にご飯が炊けて便利ですよね。この機会に、調理のパートナーとなる電子レンジ本体の選び方や、炊飯以外にも役立つ最新機能についてもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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