日常生活でメモを取ったり勉強したりするときに、当たり前のように使っている「ボールペン」。
ひとくちにボールペンといっても、インクの種類やペン先の太さなどによって、書き心地や利用すべきシーンは大きく変わります。
これまで「何となく」でボールペンを選んでいた人も多いと思いますが、それぞれの特徴を把握したうえで選ぶことで、より自分にフィットしたボールペンを選びやすくなるでしょう。
本記事では、ボールペンの選び方を説明すると同時に、おすすめのボールペンを利用シーン別に17選紹介します。
ボールペンごとの違いを把握して自分にピッタリのボールペンを見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
ボールペンの選び方
自分に合ったボールペンを見つけるためには、ボールペン同士を比較するポイントを把握しておかなければなりません。
ボールペンを選ぶ際のポイントを、以下で紹介しましょう。
使用シーン
ボールペンを選ぶときは、どのようなシーンで使うかによって重視すべきポイントが異なります。
勉強や日常使いには、書きやすさや持ちやすさで選びましょう。長時間使う場合は、手にフィットするグリップや軽量な本体のボールペンがおすすめです。
また、自分が気に入るデザインのものを選ぶと、勉強したりメモを取ったりするときも自然とテンションが上がるでしょう。
ボールペンのデザインはメーカーによってさまざまで、シンプルなものもあればファンシーなもの、ポップなものもあります。
プライベートで使う場合はデザインはどのようなものでもOKですが、仕事で使う場合はなるべくフォーマルなデザインのものを選ぶのが無難です。
シンプルで高級感のあるデザインは相手への印象も良いため、ビジネスシーンに向いています。
インクの種類
ボールペンのインクには、「油性」「水性」「ゲルインク」「エマルジョンインク」の4種類があります。
それぞれのインクの特徴を、以下に表でまとめました。
インクの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
油性 | ・インクがすぐ乾く ・滲みにくい ・落ちにくい | ・書き心地の点で少し劣る ・かすれる場合がある |
水性 | ・書き心地が良い ・かすれにくい ・カラーバリエーションが豊富 | ・耐水性が低い ・滲みやすい |
ゲルインク | ・書き心地が良い ・かすれにくい ・耐水性が高い | ・インクの減りが早い |
エマルジョンインク | ・書き心地が良い ・インクがすぐ乾く ・カラーバリエーションが豊富 | ・インクの減りが早い |
油性やゲルインク、エマルジョンインクのボールペンは契約書などの公式の文書で使えますが、水性は消えるリスクがあるため向きません。
ただ、水性は書いているときに手にかかる負担が少ないので、長い文章を書くのにはおすすめです。
ボールペンを複数持つ場合は、用途に応じて使い分けられるように異なる種類のインクのものを選ぶと良いでしょう。
ペン先の太さ
ペン先の太さは、「細字」「中字」「太字」の3つに大きく分類されます。
それぞれの太さの目安とおすすめの用途を、以下に表でまとめました。
太さの種類 | 目安 | おすすめの用途 |
---|---|---|
細字 | 0mm〜0.5mm | ・手帳やカレンダーへのメモ ・狭いところに書く場合 |
中字 | 0.5mm〜0.7mm | ・履歴書の記入 ・ノートやメモ書き |
太字 | 0.7mm〜1mm | ・お礼状 ・宛名書き |
狭いスペースのところに太字のボールペンで書こうと思うと、文字が潰れてしまいます。
逆に、しっかりと目立つように書く必要があるものを細字のボールペンで書くと、何と書いているのか分からなくなってしまうかもしれません。
用途に応じてペン先の太さを変更することが重要です。
形状
ボールペンの形状や芯の出し方は、キャップ式・ノック式・回転式の3つに大きく分けられます。
キャップ式のボールペンはペン先にキャップが付いているので、インクが乾きにくく、ペン先で衣服を汚してしまうような心配も少ないです。
ただし、キャップを外して使う必要があるので片手では使いにくく、キャップを付け外しするときに少し音が鳴るのも、使うシーンによっては気になるかもしれません。
ノック式のボールペンは片手でペン先を出し入れできる構造になっており、使いたいときにすぐ使えるのがメリットです。
ノックする際にどうしても音が鳴るので、キャップ式のペン同様に音をあまり出したくないシーンでは慎重に使う必要があります。
回転式のボールペンは、ボールペンの軸を回転させることで芯を出し入れできる構造になっています。
芯を出し入れする際にほとんど音が鳴らないので、商談のように余計な音を鳴らすべきでないフォーマルな場面での使用に向いています。
芯を出し入れする際は両手を使う必要があるので、なるべくスマートに操作することを意識しましょう。
重さ
ボールペンの重さは商品によってさまざまで、人によって好みも異なります。
重いと重心が安定して書きやすいケースが多いので、特に筆圧が弱い方は少し重めのボールペンを使うのがおすすめです。
ただ、長時間使っていると指が疲れやすいので、長めの文章を書く際には少し軽めのものにしたほうが良いかもしれません。
使い心地と重さのバランスに関しては、実際に使ってみないと分からないところも多いので、いろいろなボールペンを試してみながら自分に合った重さのものを選びましょう。
握りやすさ
握りやすさはボールペンの太さや大きさだけでなく、手の大きさも関わってきます。
どれくらいの太さや大きさが自分に合っているかは、実際に握ってみないと分からないので、実物を握って確認し、試し書きができる場合は試し書きをしながら自分の手とのフィット感をチェックしましょう。
ただ、ラバーやシリコンを使っているものだとグリップがしっかりしており、握った位置からズレにくいです。
【シーン別】おすすめのボールペン17選
ボールペンの種類は非常に多く、いざ選べといわれてもどれにしようかと悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、おすすめのボールペンを「勉強・日常」「ビジネス」とシーン別に17選紹介します。ボールペンの特徴と利用するシーンを想定しながらチェックしてみてください。
また、文房具ブロガーの猪口フミヒロさんに、おすすめのポイントもお聞きしました。お気に入りの一品を見つけるための参考にしてみてください。
【勉強・日常】ボールペンのおすすめ13選
まずは、学生や勉強などで日常的に使用したい方に向けて書きやすさやコスパを重視したおすすめ商品を13選紹介します。
【ビジネス】ボールペンのおすすめ4選
続いて、ビジネス向けに、デザインや高級感を重視したおすすめ商品を4選紹介します。
ボールペンで文字をきれいに書くコツ
日常的に使うボールペンだからこそ、きれいな文字が書けるようになりたいもの。美しい文字は、ビジネスシーンでも大きな武器になります。
今回は、書道家の谷井 奈津子さんに、ボールペンで文字をきれいに書くコツを3つお聞きしました。
ポイント① 持ち方・姿勢・紙の位置
きれいな文字を書くポイント1つ目は、持ち方、姿勢、紙の位置、この三点を正しくすることです。
持ち方 | ・お箸を持つ要領で下の1本を抜いた形 |
姿勢 | ・背筋を伸ばして座り、両足を床につけると身体の軸が整う ・利き手の脇は軽く空けると動かしやすい |
紙の位置 | ・紙は身体に対して真っすぐ置く ・紙が斜めになっていると姿勢も崩れ、文字が曲がってしまう可能性がある ・紙を身体の真正面に置くと手元が見えにくくなり、やや利き手側にずらすと書きやすくなる |
この3点ができていると、次に説明するポイント②③に楽に取り組めます。文字を書く前にはぜひ確認してくださいね。
ポイント② ゆっくり丁寧に書く
きれいな文字を書くポイント2つ目は、ゆっくり丁寧に書くことです。
画(線)の書き始めを始筆、書き終わりを終筆といいます。小学校で習ったお習字のように、止め・はね・払いなどの一点一画の始筆→終筆をトン・スー・トンのリズムで心を落ち着かせて書いてみましょう。それだけで文字の印象は大きく変わります。
また、横画はやや右上がりに書くこと、文字を四分割した右下部分に重心が来るように意識して書くことで文字全体のバランスが整い、きれいな文字に仕上げることができます。
ポイント③ 画(線)と画(線)の間隔や角度を等しくする
きれいな文字を書くポイント3つ目は、中心を揃え、画(線)と画(線)の間隔や角度を等しくすることです。
中心は文字の背骨に当たります。歪まないようまっすぐ揃え、画(線)と画(線)の間隔や角度を等しく書くと、安定感のある見映えのよい文字になります。
縦書きや横書きで文字が曲がってしまう場合は、それぞれの文字の一画目の始筆の位置をよく確認してから書くとよいです。
まっすぐに書けている文字はきれいに見えますので、意識しながら書いてみてくださいね。
まとめ
ボールペンにはさまざまな商品が存在しており、インクの種類や太さ、握りやすさなどによって書き心地は大きく異なります。
使うシーンによって適したボールペンの種類も異なるので、1本だけ持っておけばOKというわけでもなく、用途に応じて使い分けられるように複数本持っておきたいですね。
本記事で紹介した商品を中心に、お気に入りで使いやすいボールペンを見つけてください。
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