いつでも冷たい水や熱いお湯を出すことができるウォーターサーバーは、家族がいる家庭だけでなく、一人暮らしの家でも活躍します。
しかしながら、一人暮らしの家にウォーターサーバーを置く場合の選び方や、注意点がわからないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では一人暮らしにおすすめのウォーターサーバーをご紹介。ぜひ参考にしてくださいね!
- 一人暮らしにウォーターサーバーは必要?どんな人に向いている?
- 一人暮らし向けウォーターサーバーの選び方|失敗しないためのポイントを紹介
- 水の消費量に応じたボトル容量を考えよう
- 一人暮らしの部屋に合うサイズ・デザイン選びをしよう
- コスパを考えて収支に見合うウォーターサーバーを選ぼう
- 水の配達が平日・土日祝など曜日指定でき、再配達にも対応していると◎
- 床置き型?卓上型?置き場所に合わせて選ぼう
- 毎日使うものだから使いやすさも大事!
- 水の配送方式(ボトルの形状)は主に2つ
- 天然水、RO水、水道水など水の種類も選べる
- 一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ25選|使いやすさ抜群なのはどれ?
- 一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ8選【購入ノルマなし】
- 一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ9選【スリムなデザイン】
- 一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ8選【ボトル交換がラク】
- まとめ
一人暮らしにウォーターサーバーは必要?どんな人に向いている?
そもそも一人暮らしにウォーターサーバーは必要なのでしょうか。ここではウォーターサーバーを持つメリットとデメリット、そしてどんな人に向いているのかを見ていきたいと思います。
まずはメリットとデメリットについてです。
1番のメリットは、重たいペットボトルを買う必要がないという点。夏場にスーパーやコンビニから重いペットボトルを抱えて帰るのは大変です。ウォーターサーバーならそんな必要はなく、水道から水を出すのと同じようにかんたんにおいしい水が飲めます。
また、すぐにお湯が出せるのもメリット。手軽にカップ麺を食べたくなったときにお湯を沸かすのは面倒ですよね。ウォーターサーバーならすぐにお湯を出すことが可能。カップ麺などをより手軽に調理することができます。
一方、デメリットとしては料金の問題があります。安いペットボトルをスーパーなどで買うよりはどうしても月額料金は高額に。それだけの価値を見出せるかどうかがポイントでしょう。
それでは、どんな人にウォーターサーバーが向いているのでしょうか。
- 冷蔵庫が小さく、飲み物を冷やすスペースがない人
- 自宅でお茶やコーヒーをいれたり、水を飲む頻度が高い人
- 暖かい飲み物を作る、料理をするなど、お湯をよく使う人
- 自宅にいる時間が長い人
まず、ウォーターサーバーは、サーバー内で水を冷やすことができるため冷蔵庫を必要としません。このため、冷蔵庫が小さく、飲み物を冷やすスペースがない人にうってつけ。冷蔵庫を広く使うことができます。
また、ウォーターサーバーから出てくる水は水道水よりも品質がよくおいしいもの。お茶やコーヒー、水を飲む頻度が高い人はその違いがわかるのではないでしょうか。
暖かい飲み物を作ったり、料理をするなどして、お湯をよく使う人にもおすすめ。水を温める時間を節約して、時短に貢献します。
在宅で仕事をするなど、自宅にいる時間が長い人にとってもウォーターサーバーはありがたいでしょう。水や飲み物を買うのにわざわざ外に出るのは面倒。自宅で手軽においしい水が出てくれば便利です。
一人暮らし向けウォーターサーバーの選び方|失敗しないためのポイントを紹介
ここからは一人暮らしの方向けのウォーターサーバの選び方のポイントをご紹介。これらを踏まえて選べば失敗することなく、自分に合ったウォーターサーバーが選べますよ。
水の消費量に応じたボトル容量を考えよう
ウォーターサーバーは製品によってボトルの容量が異なります。どのようにボトル容量を選べばいいでしょうか。
1人につき平均的な水の月間消費量は、12~24L程度。1日コップ2杯程度飲む方は12L前後、1日コップ3杯以上飲む方は18~24L前後が目安といわれています。
料理をよくする方は、1回につき500~1,000ml程度水を使用することもあるため消費量は多くなります。
これだけのボトル容量となると、重くてボトルの交換が大変。必要な分だけ注文できる業者を選ぶのがベターです。
比較的卓上型のほうが床置き型よりもボトルが小さいものが多いですが、業者によっては注文するボトル容量を複数から選べる場合も。
水道水を使うタイプの卓上型ウォーターサーバーなら、ボトルの容量や交換の手間を気にせずに使えます。
一人暮らしの部屋に合うサイズ・デザイン選びをしよう
ウォーターサーバーはどうしてもそれなりの場所を取るもの。
サイズは製品によってまちまちですが、横幅約25~39cm、奥行き約30~46cm程度のものが主流です。
部屋があまり広くない一人暮らしの方は、27~30cm前後ほどのスリムなデザインのものを選ぶのがおすすめ。
また、最近はウォーターサーバーにもカラーバリエーションが豊富なものが出てきています。部屋のインテリアや雰囲気に合ったものを選べば、部屋の雰囲気づくりに一役買ってくれるかもしれません。
コスパを考えて収支に見合うウォーターサーバーを選ぼう
ウォーターサーバーの料金体系は千差万別。サーバーレンタル料がかかったりかからなかったり、水の送料がかかったりかからなかったりと、パッと見て比べてもどれが自分にとって安いのかわかりづらくなっています。
まずは1ヶ月でどれくらい水を消費するかを計算してみましょう。その水消費量の目安から計算するのがいいです。
水を使いきれない人は購入ノルマなしのウォーターサーバーを
ウォーターサーバーには水の「購入ノルマ」というものが存在することも。これは、1ヶ月に最低限注文しなくてはいけない水の量のことです。
購入ノルマがある場合は必要なくてもノルマ分は水を買わなくてはならず、無駄になる可能性があります。このため、一人暮らしで水の消費量が少ない場合は、購入ノルマがないウォーターサーバーがおすすめです。
また、購入ノルマがある場合でもスキップ制度があれば問題ないかもしれません。これは、水が余っているなどして配送が不要な場合に、配送をスキップできる仕組み。多くのウォーターサーバー会社が対応してます。
ただし、無料でスキップできるのは1ヶ月のみなどの制限があることも。契約内容をよく見て選ぶようにしましょう。
レンタル?購入?先々のプランを考えてみる
自宅にウォーターサーバーを設置する場合、サーバー本体を購入する方法とレンタルする方法があります。まずはレンタルする場合の特徴を解説します。
1番のメリットは初期費用が掛からないという点。大きな金額を用意する必要がないため、気軽に導入することができます。
また、サーバーレンタル料金が無料であれば、水の代金だけで使い続けられるのもメリットでしょう。故障時にすぐに交換を行ってくれるのもありがたいポイントです。
一方、デメリットとしては、最低契約期間が存在し、その期間内に解約すると解約手数料が発生したり、水の最低注文数が決まっていることが多い点が挙げられます。
サーバーレンタル料金が有料の場合は、利用中はレンタル料金を払い続けなくてはいけないため、長期間使っていると買ったほうが安かったということもありえます。
次にサーバーを購入する場合の特徴についてです。
サーバーが自分のものであるため、契約期間を気にする必要がないという点がメリットでしょう。水の購入ノルマもないため、自分のペースで使っていくことができます。
一方、サーバー本体を購入するため、必要な初期費用が大きい点がデメリットです。気に入らなければ無駄になってしまうため、リスクが大きいといえます。
また、メンテナンスや故障が保証期間を過ぎると自己負担になったり、サーバーが不要になったときの処分が自己負担になるのもデメリットです。
メンテナンス料などの定期的な出費もチェック
ウォーターサーバーを使ううえで必要なものは、サーバーレンタル料金や水代だけではありません。業者によってはメンテナンス料が必要になることがあります。
メンテナンス代がかかる場合もプランはさまざまで、なかには本体自体を交換してくれる業者もあります。
なお、上でもご紹介しましたが、サーバーを購入した場合は保証期間が過ぎるとメンテナンス代がすべて有料で自己負担となる点には注意しましょう。
省エネ機能があると電気代を抑えられる
忘れてはいけないのが、電気代。省エネ機能が搭載されたサーバーを選べば、月々の電気代を安くすることができます。
たとえば、お湯を保温せずに、必要になった時に沸かす機能があるものや、省エネのヒーターを使っているもの、使用しない時間帯の保温の温度を下げるものがあります。
水の配達が平日・土日祝など曜日指定でき、再配達にも対応していると◎
一人暮らしだと、荷物の受け取りもままならないことが多いのではないでしょうか。水の配達の場合、不在の場合には玄関前に置いて帰ってしまうことも。
このため、やはり受け取りやすい制度を持っているメーカーがおすすめ。たとえば、宅配業者が配達する方法なら平日・土日祝で曜日指定できたり、再配達にも対応してくれます。
床置き型?卓上型?置き場所に合わせて選ぼう
ウォーターサーバーには大きく分けて床置き型と卓上型があります。それぞれに特徴がありますので、置き場所によって最適なほうを選ぶようにしましょう。
「床置き型」は1度の交換で長く使える
床置き型はその名のとおり、床に置くタイプの背の高いウォーターサーバーのこと。100~130cmくらいの高さのものがほとんどです。
メリットとしては、立ったまま給水が行えるという点があります。また、卓上型と比べて水の入る量が多いため、1度のタンク交換で長く使えるのも利点です。
デメリットとしては、縦長構造ゆえに地震などの災害に弱い点が挙げられます。また、スペースを取るので設置場所もよく考える必要があります。
デッドスペースを上手く活用できる「卓上型」
一方、卓上型は棚やカウンターの上に設置できるため、設置場所の選択肢が多いのがメリット。本体が軽いので持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。
しかしながら、小さいのであまり大量の水が入らず、タンク交換の頻度が高くなるのはデメリット。設置場所が高すぎると、重たい水を肩くらいの高さまで上げなくてはいけないので腰や膝に負担がかかるのも難点です。
毎日使うものだから使いやすさも大事!
毎日使うものだけに、ウォーターサーバーにとって使いやすさは大きな選び方のポイント。特にタンクの交換のしやすさは手伝ってくれる人がいないだけに重要です。
給水方法
水やお湯をコップに注ぐ、給水方法は重要な使いやすさのひとつ。大きく分けてボタン式とレバー式、そしてコック式があります。
- ボタン式:ボタンを押し電力で給水
- レバー式:コップや容器を押し付けて給水
- コック式:コックをした方向に倒して給水
ボタン式は押している間だけ水が出るため、出しすぎるということがありません。また、電子ロックをかけることのできる機種が多く、誤って触れてしまうことによる事故を防ぐことができます。
ただし、停電時などに使用できない点には注意が必要。災害には比較的弱いといえます。
レバー式は給水部分にあるレバーをコップなどで押すことで水が出る仕組み。片手で給水できる点や、電気が通ってなくても使用できることが多い点がメリットです。
デメリットとしては、水を入れる容器で直接レバーを押す仕組みのため、大きさや形状によっては給水しにくいという点があります。
コック式は、コックをした方向に倒すことで水を出す仕組みのもの。上部に設置されたボトルから重力によって水を出すため、電力を使用しません。停電時などの災害に比較的強いといえます。
冷水はコックを下に倒すだけなのに対し、温水は事故を防ぐためにコックを奥に押してから下に倒したりコックを上下につまんでから下げるなどといった操作が必要。
コック式はアナログなものがほとんどのため、この操作にコツが必要だったりチャイルドロックが脆弱だったりするという欠点があります。
温度設定
ウォーターサーバーのお湯の温度は80℃くらいのものが多く、コーヒーやお茶といった飲み物にちょうどいい温度になっています。
しかしながら、一人暮らしでよく食べるであろうカップ麺に最適な90℃以上の熱湯は出せないものが多く、別途加熱する必要があります。リヒート(再加熱)機能があると熱湯を出すことも可能です。
高機能型サーバーだと温度調整ができたり、弱冷水(15℃前後)、高温水(約90℃前後)、常温(70℃前後)など利用シーンに合わせて選べる温度設定がついているものも存在します。
用途に合わせて温度設定を選ぶといいでしょう。
お手入れのしやすさ
口に入れるものだけにお手入れのしやすさにもこだわりたいところ。
サーバー内に熱湯を循環させ煮沸消毒をおこなうクリーン機能や、UVランプを搭載して本体内を除菌するサーバー、雑菌を取り除くフィルターを搭載しているサーバーなどもあります。
そのほかにも水のタンクにも工夫があり、なるべく空気に触れないように本体側が空気を抜きながら水を汲み上げる方式を採用しているものも。
また、定期メンテナンスをおこなってくれるサービスを提供しているメーカーもあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
水の配送方式(ボトルの形状)は主に2つ
ウォーターサーバーには、使い終わったら自分で処分する「ワンウェイ方式」と、空になったボトルを業者が回収する「リターナブル方式」が存在し、ボトル自体もそれぞれ使い捨て型とガロンボトル型に分けられます。
ここではそれぞれのメリットとデメリットを解説します。
ワンウェイ方式(使い捨て型ボトル)
使い終わったボトルを自分で処分する方式がワンウェイ方式。
業者の回収まで空ボトルを保管しておく必要がなく、自宅内の保管スペースが不要です。部屋が狭いひとにおすすめ。
また、ボトルの配送に大手の宅配業者が利用されていることが多く、水の受け取り指定や再配達がかんたん。普段家にいることが少ない一人暮らしでも安心です。
使われている使い捨てボトルは、PET素材のボトル、水がなくなると収縮していく無菌エアレスボトル、ビニール素材の使い捨てパック、バックインボックス(BIB)といったものがあります。
一方、配送料やボトル代がサービス料に含まれ、その分料金が高めになっているケースもあるので注意しましょう。
リターナブル方式(ガロンボトル)
水の配送時に空のボトルを回収してくれるのがリターナブル方式。回収されたボトルは洗浄・殺菌し、問題ないことを確認後で再利用されるため、エコといえます。
宅配業者ではなく自社で配送及び回収していることが多く、玄関先に空ボトルを置いておくと、代わりに新しい水を置いてくれるなど、フレキシブルな対応も魅力のひとつ。
一人暮らしにとって難点は保管スペース。空になったボトルは配達員が来るまで保管しておかなければならず、スペースの限られた家ではボトルの保管場所に困る場合があります。
また、自社配送網を使っている場合は配送地域に制限があり、サービスがそもそも受けられない可能性も。
この方式で使われるポリカーボネート製のガロンボトルは固い素材で、衝撃や高温・低温に強く変形もしにくいです。
天然水、RO水、水道水など水の種類も選べる
ウォーターサーバーに使われる水には天然水、RO水、水道水の3種類が存在。それぞれの特徴を見てみましょう。
自然のおいしさを味わえる「天然水」
採水地で取水した水を使い、最低限の処理をして飲料水にしたのが天然水です。主な採水地には富士山麓、南アルプス、南阿蘇など。ミネラルが程よく含まれています。
比較的安価な「RO(アールオー)水」
RO水は0.0001ミクロンの超微細孔フィルターを通してろ過処理された水。ROとは「Reverse Osmosis」、つまり逆浸透膜のことで、このろ過処理に使われる膜のことを指します。
非常に細かい目のフィルターを通しているため、RO水はほとんど不純物を含みません。元の水に含まれていたイオンや塩類も除去され、カルキ臭などもありません。
ミネラルを後から添加しているものもありますが、天然水ではないので、こだわりがある場合は注意してください。
RO水は一般的に天然水よりも価格が安く設定されているのがうれしいところ。
とにかくコスパで選びたいなら「水道水」直結タイプ
ウォーターサーバー内でろ過をおこなうのが水道水直結タイプ。
水道水を使用するため、水の料金は水道料金そのものです。ウォーターサーバーの業者から水を買う必要がなく、宅配などの手間がないのが特徴。
水の注文や配送の手間を省きたい人や、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。
ただし、水道水を使うタイプは規定の契約期間が非常に長い点に注意が必要です。
一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ25選|使いやすさ抜群なのはどれ?
ここからは一人暮らしにおすすめのウォーターサーバーを具体的にご紹介。水の購入ノルマなしのもの、27~30cm前後ほどのスリムなデザインのもの、ボトル交換がラクなものに分けて紹介します。
金額はご契約内容により異なります。
一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ8選【購入ノルマなし】
まずは水の使用量が少ない一人暮らしにうれしい、購入ノルマなしのウォーターサーバー8選です。購入ノルマがなければ節約にもなりますし、水を使い切らないといけないというプレッシャーもありませんね。
一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ9選【スリムなデザイン】
次はスリムなデザインが特徴のウォーターサーバー9選をご紹介。置き場所の点でも見た目の点でも、スリムなほうが一人暮らしの部屋にはあっているといえます。
一人暮らし向けウォーターサーバーおすすめ8選【ボトル交換がラク】
最後はボトル交換がラクなウォーターサーバー8選をご紹介します。手伝ってくれる人のいない一人暮らしではボトル交換は楽に越したことはありません。
まとめ
この記事では、一人暮らし向けのウォーターサーバーの選び方とおすすめ商品を、現役家電販売員兼家電ライターのたろっささんの監修のもとご紹介しました。
一人暮らしでは購入ノルマやサーバーのスリムさ、ボトル交換の楽といった観点で、一人暮らし特有の選び方があります。もちろん、そのほかにも一般的なウォーターサーバーの選び方は把握しておいたほうがいいでしょう。
この記事を参考に一人暮らしにピッタリのウォーターサーバーを見つけてみてくださいね。
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