ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルクや離乳食作りに役立ち、赤ちゃんでも飲める安全な水を定期的に届けてもらえます。
一方で、チャイルドロックなどの機能や機種の多さから、どのウォーターサーバーを選べば良いかと悩んでしまうものです。
そこで今回は、現役家電販売員兼家電ライターのたろっささん監修のもと、赤ちゃん向けウォーターサーバーの選び方について解説します。
さらに、赤ちゃんの子育てにおすすめのウォーターサーバーも紹介します。あなたに合ったウォーターサーバー選びの参考にしてみてくださいね!
- 赤ちゃんの子育てにウォーターサーバーを使うメリット
- ミルク作り用のお湯がすぐに使える
- 赤ちゃんでも飲めるほど水の品質がよい
- 離乳食作りにも役立つ
- 赤ちゃんの子育てに最適なウォーターサーバー22選
- 【天然水】赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバー18選
- 【RO(アールオー)水】赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバー6選
- 赤ちゃんに最適なウォーターサーバーの選び方
- お湯の温度調整機能や給水方法で選ぶ
- チャイルドロック機能があるものを選ぶ
- 手入れのしやすさで選ぶ
- 置き場所に合わせて床置き型・卓上型を選ぶ
- 配送方式(ボトルの形状)で選ぶ
- 水代やメンテナンス代、電気代で選ぶ
- デザインのおしゃれさで選ぶ
- ボトル容量は水の消費量で決める
- 赤ちゃんの体に直接入る水の質はチェックしておこう
- 赤ちゃん向けのウォーターサーバーに関するよくある質問
- 赤ちゃんの子育てにウォーターサーバーは必要?
- ウォーターサーバーの水は赤ちゃんのミルクにそのまま使える?
- ウォーターサーバーの水は本当に安全?
- まとめ
赤ちゃんの子育てにウォーターサーバーを使うメリット
赤ちゃんのいるご家庭にウォーターサーバーを導入するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。大きく分けて以下の3点があげられます。
- ミルク作り用のお湯がすぐに使える
- 赤ちゃんでも飲めるほど水の品質がよい
- 離乳食作りにも役立つ
ミルク作り用のお湯がすぐに使える
ウォーターサーバーはいつでもお湯を出せるため、赤ちゃんのミルク作りで活躍します。
わざわざお湯を沸かす手間がかからず、短時間で安全なミルクを作ることができます。
また、ウォーターサーバーのなかには、ミルク作りに最も適した70〜80度の温度に設定できるものもあります。
赤ちゃんでも飲めるほど水の品質がよい
赤ちゃんの体内に直接入るミルクを作る際、カルキや不純物の混ざった水道水では不安に思う人もいるはずです。
生後間もない赤ちゃんの場合、胃や腸などの消化器官が未熟であり、水道水を飲むとお腹を壊してしまうこともあります。
しかし、ウォーターサーバーで使われる水はカルキなどの不純物が入っておらず、赤ちゃんでも飲めるほど品質がよいのが特徴です。
ほどよく自然なミネラルが含まれる「天然水」や、特殊なフィルターで限りなく純水に近づけた「RO水」などが利用できるため、赤ちゃんのミルク作りでも安心して利用できます。
離乳食作りにも役立つ
ウォーターサーバーは、赤ちゃんの離乳食作りにも役立ちます。
野菜や果物を柔らかく煮る際や、離乳食をお湯で伸ばす際にも、適温のお湯をすぐに使えるのは大きなメリットです。
熱湯を沸かしたり、湯冷しをしたりする手間がかからず、育児の時短に繋がります。
このように、赤ちゃんのいる家庭でウォーターサーバーを活用することは、生活の時短につながるだけでなく、赤ちゃんにとっても安心安全なものなのです。忙しい子育ての一助となることでしょう。
赤ちゃんの子育てに最適なウォーターサーバー22選
赤ちゃんのいるご家庭におすすめのウォーターサーバーを、天然水とRO水に分けて紹介します。
機種によってデザインや機能性が異なるため、あなたに合ったお気に入りの一台を見つけてみてください。
金額はご契約内容により異なります。
【天然水】赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバー18選
まずは天然水を使ったウォーターサーバーを紹介。自然の恵みをそのまま味わえる天然水は、赤ちゃんのミルク作りにもおすすめです。
【RO(アールオー)水】赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバー6選
続いては、RO水を使ったウォーターサーバーをご紹介。限りなく純水に近い水で、こちらも赤ちゃんや子どもでも安心して飲めます。
赤ちゃんに最適なウォーターサーバーの選び方
ここからは、赤ちゃんのいるご家庭にピッタリのウォーターサーバーの選び方を、たろっささんに監修いただきながらご紹介します。
まずはウォーターサーバーに何を求めるのかを自分でしっかり把握することが大事。これらの選び方のポイントをもとに、あなたの家庭に合ったウォーターサーバーを見つけてみてください。
お湯の温度調整機能や給水方法で選ぶ
使いやすさは、ウォーターサーバーを導入するうえで重要なポイント。そのなかでも特に、赤ちゃんのいるご家庭にとって大事な点をご紹介します。
温度設定
赤ちゃんのいるご家庭でウォーターサーバーを導入する理由の1つが、ミルク作りではないでしょうか。ミルク作りに適したお湯の温度は70~80℃といわれています。
ウォーターサーバーのお湯の温度は80~95℃程度が主流ですが、なかには温度調節ができるものもあります。赤ちゃんが泣いたとき、すぐにミルクを用意したいのであれば、温度調節ができるウォーターサーバーを選ぶのもおすすめです。
温度調節ができない機種の場合は、たろっささんのアドバイスを参考にミルク作りをしてみてくださいね!
給水方法
ウォーターサーバーから水やお湯を注ぐための方法は、大きく分けて3種類あります。
- ボタン式
ボタン式は、ボタンを押している間だけ水やお湯が出る方式。電子ロックをかけられる機種が多く、赤ちゃんがいたずらしにくいのがメリットです。
一方で、停電時などに使用できないため、災害にはやや弱いという欠点があります。 - レバー式
レバー式は、給水部分にあるレバーをコップなどで押すことで水が出るタイプ。片手で給水ができるので、赤ちゃんを抱きながら利用することも可能です。また、停電時にも使えるというメリットも。
欠点としては、水やお湯を入れる容器のサイズや形状によっては使いづらい点が挙げられます。 - コック式
コック式は、コックをした方向に倒すことで水が出るタイプ。こちらも水を出すために電力が必要ないため、災害には比較的強いといえます。その反面、操作にコツが必要だったり、チャイルドロックが脆弱だったりするのが欠点です。
チャイルドロック機能があるものを選ぶ
チャイルドロックとは、赤ちゃんがいたずらしたり不意にウォーターサーバーを触ったりして、お湯や水が出ないよう保護するための機能です。
一般的には、ボタンを押しても出なくしたり、レバーやコックを動かないようにするものが主流です。ほかにも、ボタンを目隠しするボタンカバーや、物理的に高い位置にボタンを付けて赤ちゃんが触れないようにするものもあります。
また、ボタンを2個押しながらでないと給水できないような仕組みになっているウォーターサーバーもあります。
ウォーターサーバーからは高温のお湯が出るので、赤ちゃんに事故が起こらないためにも、チャイルドロックの仕様はしっかりチェックするようにしましょう。
手入れのしやすさで選ぶ
健康に大切な水を出すウォーターサーバーは、常にきれいにしておきたいところ。特に、赤ちゃんや小さい子どものいる家庭ではこだわりたいですよね。
ウォーターサーバーのなかには、簡単に清潔さを保つための、クリーン機能を持つものがあります。
たとえば、このようなクリーン機能を持つウォーターサーバーが存在します。
- サーバー内に熱湯を循環させ煮沸消毒
- UVランプを搭載して本体内を除菌
- 雑菌を取り除くフィルターを搭載
- なるべく空気に触れないように本体側が空気を抜きながら水を汲み上げる方式
このようなクリーン機能を持つウォーターサーバーを選べば、赤ちゃんのいる家庭でも、比較的安心して水やお湯を利用できることでしょう。もちろん、上記に加えて、日々のお手入れのしやすさも重要です。
置き場所に合わせて床置き型・卓上型を選ぶ
ウォーターサーバーには床置き型と卓上型があります。用意できる置き場所によって、最適な方を選ぶようにしましょう。
「床置き型」なら交換の回数が少なく済む
床置き型ウォーターサーバーは、水の入る量が多いため、一度のボトル交換で長く使えるのがメリット。また、最下部に水ボトルをセットするものだと、重い水を上にあげる必要がなく交換作業がラクです。
地震などの災害時には縦長構造が災いし、転倒してしまうことも。それなりに場所を取るウォーターサーバーなため、置き場所を選ぶというデメリットもあります。
また、チャイルドロックが付いていても、給水部分が低い位置にある場合、「絶対に安全」とは言いきれません。
「卓上型」なら安定感抜群
卓上型ウォーターサーバーは、テーブルなどに置けるタイプ。高さがない分、安定感があるほか、持ち運びもしやすいため、使いたい場所に置けることから人気を集めています。
キッチンに置いておけば、ミルク作りも素早くできそうですね。
卓上型ウォーターサーバーのデメリットは、小さいためあまり大量の水が入らず、ボトル交換の頻度が高いという点があげられます。頻繁に赤ちゃんのミルク作りをしていると、ボトルを交換する回数も多くなるでしょう。
また、そこまで大きくないテーブルの上などに置くと、それだけで邪魔になってしまうということも。卓上型ウォーターサーバーは、ある程度面積のあるテーブルに置くのがよいでしょう。
配送方式(ボトルの形状)で選ぶ
ウォーターサーバーの配送方法は大きく分けて「ワンウェイ方式」と「リターナブル方式」の2種類。ボトルもそれぞれ使い捨て型やガロンボトル型があります。
ワンウェイ方式(使い捨て型ボトル)
ワンウェイ方式とは、業者から送られてきた水ボトルを使い切ったらそのボトルを自分で処分する方式のこと。
空になったボトルを自宅で保管する必要がないため、ウォーターサーバー導入のために必要なスペースが小さくて済みます。赤ちゃんがいるご家庭だと、何かと物が増えがちなのでおすすめです。
また、通販などと同様に宅配業者を利用するため、水の受け取りや再配達が簡単です。
便利な反面、配送料やボトル代がサービスの料金に反映され、料金が高めになっていることがあるので注意しましょう。
ワンウェイ方式で使われているボトルは使い捨てで、以下のような素材のものがあります。
- PET素材の使い捨てボトル
- 水がなくなると収縮していく無菌エアレスボトル
- ビニール素材の使い捨てパック
- バックインボックス(BIB)
リターナブル方式(ガロンボトル)
リターナブル方式は、使い終わったボトルを回収して再利用する方式です。回収されたボトルは洗浄および殺菌され、問題ないことを確認した後に再利用されるので安心です。
最近はプラスチックを廃棄することが問題になっていることもあり、エコな方式であるといえます。
水の配送には自社配送網を使っていることが多く、玄関先に空ボトルを置いておくと代わりに新しい水を置いてくれるなど、フレキシブルな対応が可能。子育てに追われる忙しいご家庭なら嬉しいですね。
リターナブル方式のデメリットは、空になったボトルを保管しておかなくてはいけないところ。その分の場所を確保する必要があります。また、配送地域に制限がある場合も少なくありません。
リターナブル法式で多く使われるボトルは、ポリカーボネート製のガロンボトル。固い素材で衝撃や高温・低温に強く変形もしにくいですが、その分重量があります。
水代やメンテナンス代、電気代で選ぶ
赤ちゃんがいる家庭では、家計の悩みはつきもの。ミルク作りでウォーターサーバーを使ううえでも費用は気になりますよね。そんなウォーターサーバーの費用について見てみましょう。
赤ちゃんのいる家庭なら購入ノルマがあったほうがいい?
購入ノルマとは、1ヶ月に注文しなくてはならない水の最低量のこと。家族の人数が少なかったり、外出が多かったりすると、ノルマ分の水を使いきれないこともあります。
ただ、赤ちゃんのいるご家庭では頻繁に水やお湯を使うため、水を使いきれずに余るという心配は少ないでしょう。
一概にはいえませんが、ウォーターサーバーの購入ノルマを過剰に怖がる必要はありません。また、なかには購入ノルマがあった方が、水の料金が安くなるケースなどもあります。
水が余っていて次の配送が不要な場合、配送をスキップできるシステムもあります。購入ノルマがあっても、配送スキップに対応しているメーカーが多いので、このようなシステムも利用してみましょう。
ただし、無料でスキップできる期間などはさまざま。2ヶ月連続でスキップする場合は休止料が必要な場合もあるので、要注意です。
レンタルか購入かは好みで決めよう
ウォーターサーバーを自宅に導入する場合、サーバー本体をレンタルする方法と購入する方法があります。レンタル方式が主流ではありますが、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
レンタルのメリット・デメリット
ウォーターサーバーをレンタルする場合のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
初期費用がほとんどかからないのは、レンタル方式のうれしいポイント。ウォーターサーバー自体を購入するとそれなりの値段がするので、少しでも節約したいご家庭にはありがたいですね。
また、サーバーレンタル料金が無料の場合は、水の代金だけで使い続けられるのもメリット。その間、自然故障などの場合は迅速に交換してくれますよ。
一方で、最低契約期間内に解約すると解約手数料が発生する場合も。また、サーバーレンタル料金が格安または無料のメーカーは、水の購入ノルマが高く設定されている場合があります。使い切れない場合は損になるので注意。
最低注文数が決まっている場合もあるので、契約前の慎重な検討が必要です。
購入のメリット・デメリット
一方で、ウォーターサーバーを購入する場合は、以下のようなメリットとデメリットがあります。
なんといっても、契約期間の縛りがなく、水の購入ノルマがないのがメリット。解約金や違約金も発生せず、自分のペースで続けることができます。
一方で、初期費用としてウォーターサーバーサーバー本体の代金が必要なのはデメリット。一般的に3~10万円ほどが必要になります。
また、メーカー保証期間が過ぎると修理やメンテナンスはすべて自分持ちに。ウォーターサーバーが不要になったときの処分も自己責任です。
電気代を抑えたいなら省エネ機能などがあると◎
冷水とお湯をいつでも出すことができるウォーターサーバーは、それなりに電気代がかかります。
そのため、ウォーターサーバーには省エネ機能があるものが多くみられます。たとえば、お湯を保温せずに必要になったときに沸かすものや、使用しない時間帯の保温の温度を下げるものがあります。
こういった機能を活用すれば、ウォーターサーバーの電気代を少しでも下げることが可能でしょう。
定期メンテナンス代など別途発生する料金もチェック
ウォーターサーバーを使う場合、ほかにも定期メンテナンスや解約料金などの料金が発生する場合があります。
レンタルの場合は、月々のメンテナンス代が無料なメーカーが主流。定期メンテナンスが契約時に組み込まれていたり、本体にクリーン機能が搭載されていることがあるためです。なかには本体自体を交換してくれるメーカーも。
一方で、購入方式の場合は、保証期間を過ぎると自己負担となることが多いようです。
メンテナンス代がかかる場合もプランは各社さまざまなのでしっかりと条件を確認しましょう。
デザインのおしゃれさで選ぶ
ウォーターサーバーというと、いまいち見た目のよくないものだと思い込んでいないでしょうか。
最近では、デザイン性に優れた製品や、カラーバリエーションが豊富な製品が多数あります。また、おしゃれ家電とのコラボレーションやグッドデザイン賞を受賞したものなども。
インテリアとの相性も含め、デザイン面でもウォーターサーバーにこだわってみてはいかがでしょうか。
デザインのおしゃれなウォーターサーバーは、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
ボトル容量は水の消費量で決める
ウォーターサーバーにセットするボトルの容量にはさまざまなものが存在します。4.7L、6L、7L、7.2L、7.8L、9.3L、12L、18.9Lといった種類があり、そのなかで多いのが12L。
赤ちゃんのミルクは成長段階によって量が異なります。ミルクに使用する水の消費量は以下を目安にしてみてください。
時期 | 1日の水の消費量(目安) | 1ヵ月の水の消費量(目安) |
---|---|---|
~生後1ヶ月 | 約560~840ml (約80~120mlを1日に7回程度) | 約16.8~25.2L |
生後1~3ヶ月 | 約720~960ml (約120~160mlを1日に6回程度) | 約21.6~28.8L |
生後3~12ヶ月 | 約1~1.2L (約200mlを1日に5~6回程度) | 約30~36L |
参照:「くらべるウォーターサーバー 」
これに加え、夫婦2人の水の消費量を合わせましょう。あくまでも平均的な消費量なので、ライフスタイルによってもちろん個人差はありますが、1日1人コップ3杯ずつ飲んだとしても、単純計算で以下のようになります。
夫婦2人の1ヶ月の水消費量(目安)
200ml × 6杯 × 1ヶ月= 36L以上
水の消費量は目安で、個人差があります。
購入前には、ご家庭での水の消費量を見積もり、家族構成やライフスタイルに応じてボトル容量を決めるのがおすすめです。
また、交換作業の際、ボトルの容量は当然小さいほどラクになります。ただ、その分ボトルを交換する頻度は高くなることも知っておきましょう。
赤ちゃんの体に直接入る水の質はチェックしておこう
繊細な赤ちゃんや小さな子どもにとっては、ウォーターサーバーの水質がとても大事。赤ちゃんのミルク作りにおすすめなのは「天然水」と「RO水」です。それぞれの特徴を見てみましょう。
自然のものを摂取させたいなら「天然水」を
天然水は、山や森などに降った雨や雪が地層を通過してできた地下水が原水となっていますので、地層に含まれるいろんな成分が溶け込んでいます。
天然水の最大の特徴は、水源地の数だけ水の個性も違うということ。また、自然のものなので、同じ水源で採水していても毎日まったく同じ水というわけではありません。
天然水に含まれる代表的な成分としては、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムといったミネラル。そのほかにもいろいろな成分が微量ずつ溶け込んでいます。
最近では、バナジウム、シリカ、亜鉛などが含まれる天然水も注目されています。
軟水を飲むだけでミネラル補給ができるというほど入っているわけではありませんが、まったく含まれないRO水よりはミネラルを摂取できます。
ただ、天然水によっては成分的に特徴がある場合もあるので、まずは成分をチェックして、それでも心配な場合は、ミルク作りの際に少量ずつ試してみるとよいでしょう。
ミネラルも不純物も含まない水を使いたいなら「RO(アールオー)水」を
RO水は、水道水や地下水などの原水から、RO膜という超微細孔の逆浸透膜のフィルターでミネラルや不純物などを取り除いた水のこと。
すべて取り除いてしまうので、原水の水質や環境による影響を受けることもなく、均質な水を得られるというメリットがあります。
特に海外などで水が衛生的に少し心配な地域に行った際には、RO水でミルクを作れば、赤ちゃんがお腹を壊す心配もありません。
また、硬度の高い水だと粉ミルクがうまく溶けないとこともあるので、旅行先などで水の硬度がわからない場合にRO水を使えば間違いないでしょう。
ただ、RO水をそのまま飲むことについては賛否両論があり、科学的にも医学的にもどちらということははっきりと証明されているとはいえないのだとか。自身でしっかりと判断をする必要がありそうです。
今回紹介したのは天然水とRO水ですが、このほかにも家庭用の水道水を浄水する「水道水直結」タイプのウォーターサーバーもあります。気になる方はこちらの記事よりチェックしてみてください。
ウォーターサーバーおすすめランキング2024年決定版!人気メーカー20選を徹底比較
赤ちゃん向けのウォーターサーバーに関するよくある質問
赤ちゃんの子育てやミルク作りにウォーターサーバーを使う際、水の選び方や安全性など、不安や疑問のある人も多いでしょう。
そこでこの記事の最後に、赤ちゃん向けのウォーターサーバーに関するよくある質問と回答を紹介します。
あなたの家庭環境に合ったウォーターサーバーを選び、子育てにうまく活用しましょう。
赤ちゃんの子育てにウォーターサーバーは必要?
ウォーターサーバーを導入することで、赤ちゃんの子育てにかかる作業を時短できます。
WHOの「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン 」によると、ミルク作りをする際、粉ミルクの殺菌をするために、70度以上のお湯を使用する必要があります。
しかし、ウォーターサーバーは70〜90度のお湯をすぐに使えるため、ミルクや離乳食作りに活用できます。
お湯を沸騰させたり、湯冷ししたりする必要がなく、忙しい子育てを時短できるのは、ウォーターサーバーを導入する大きなメリットです。
ウォーターサーバーの水は赤ちゃんのミルクにそのまま使える?
軟水や純水(浄水)であれば、赤ちゃんのミルクにそのまま使えます。
実際に「日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解 」によると、ミネラルウォーターを使用してミルク作りができる旨が報告されています。
赤ちゃんは消化器官が十分に発達していないため、ミネラル分の少ない軟水や純水(浄水)を与えるのが望ましいです。
硬水は赤ちゃんがお腹を壊す可能性があるため、避けるのが良いでしょう。
ウォーターサーバーの水は本当に安全?
ウォーターサーバーの水は、各社が定める厳格な品質基準をクリアした後に出荷されているため、安全で安心して飲むことができます。
天然水の場合、地下数百〜千メートルもの深層から採水しており、汚染物質や放射能が検出されないほど綺麗な水を使用しています。採水後は、濾過に加えて殺菌処理もされているため、安全で美味しく飲める水です。
一方で、RO水の場合、逆浸透膜を使用して濾過しています。不純物に加えてミネラル分まで除去されており、非常に純度が高く、同様に安全であるといえます。
まとめ
今回は赤ちゃんのいるご家庭向けのウォーターサーバーおすすめ商品と選び方を、現役家電販売員兼家電ライターのたろっささん監修のもとご紹介しました。
温度をはじめとするウォーターサーバーの使いやすさももちろん大事ですが、チャイルドロック機能や水質も重要。こういったポイントを押さえれば、自分に合ったウォーターサーバーが選べることを理解いただけたのではないでしょうか。
この記事を参考に、赤ちゃんのいる家庭にピッタリなウォーターサーバーを見つけてみてくださいね。
記事をシェアする
新着の記事
参考価格の表記について
当サイトでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの中から、同一商品の価格を比較し、そのうち最も値段の安いものを「参考価格」と定義しております。
また、商品価格(税表記の有無・送料等も含む)は常に変動しており、当サイトへの反映が一部遅延する場合がございますので、最終的な購入価格はリンク先の各ページで改めてご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※当サイト内にて[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運用を行っております。