専用袋不要の真空パック機は、市販の袋が使えて年間約1万円も節約できるのが魅力(※毎日1枚使用した場合)。しかし「ノズル式」や「吸引力」の違いがわかりにくく、選び方が重要です。
この記事では、2026年最新のおすすめ11選をランキング形式で紹介。後悔しないための仕組みの違いや汁物対応、コスト比較まで徹底解説します。
家庭用から業務用まで、あなたにぴったりの高コスパな一台が見つかります。
専用袋不要の真空パック機とは?メリット・デメリットを解説
真空パック機は、袋の空気を抜き密封することで、食品の鮮度を長く保つキッチン家電です。酸化や雑菌の繁殖を抑えるほか、冷凍焼けの防止や庫内の省スペース化にも役立ちます。
特に近年注目なのが「専用袋不要」タイプ。従来の機種は、凹凸加工された高価な専用袋が必要で、ランニングコストが課題でした。
このタイプ最大のメリットは、安価な市販のナイロンポリ袋などが使える点。専用袋を買う手間とコストを大幅に削減でき、手軽に食品保存を始められます。
ただし、構造上のデメリットもあるため、以下の特徴を比較して検討しましょう。
メリット
- 圧倒的にコスパが良い:専用袋の約1/5の価格で済むため、気兼ねなく毎日使える。
- 袋が入手しやすい:ネット通販だけでなく、ホームセンター等でも購入可能。
- 業務利用もOK:大量の作り置きや、コストにシビアな飲食店にも最適。
デメリット
- 操作にコツがいる:袋にノズルを差し込んだり、シワを伸ばすセット作業に慣れが必要。
- 清掃の手間:ノズルが食材に触れるため、使用ごとの洗浄(または拭き取り)が必須。
つまり、操作の楽さよりも「とにかくランニングコストを安く抑えたい人」に最適なタイプと言えます。
専用袋不要真空パック機の選び方
専用袋不要のモデルはランニングコストが魅力ですが、仕組みや操作性が機種によって大きく異なります。
「安さ」だけで選んで後悔しないために、以下の4つのポイントをチェックしましょう。
① 「ノズル式」か「チャンバー式」か|仕組みの違いで選ぶ
まずは予算と用途に合わせて、本体の仕組みを選びましょう。
家庭用で主流の「ノズル式」は安価でコンパクトですが、袋のセットに慣れが必要です。
一方、業務レベルの「チャンバー式」は高価で場所をとりますが、液体も失敗なくパックでき、操作が非常に簡単です。
| 特徴 | ノズル式 | チャンバー式 |
|---|---|---|
| 価格相場 | 1〜2万円前後 | 4〜6万円以上 |
| サイズ | コンパクト | 大型・重量あり |
| 液体の保存 | 工夫が必要(※) | 得意(そのままOK) |
| 静音性 | やや大きい | 比較的静か |
| おすすめ | コスパ重視・家庭用 | 本格派・液体メイン |
※ノズル式でも「集水タンク」付きなら少量の液体に対応可能です。
② 袋のコスト|「1枚あたり約30円」の差が出る
本体価格だけでなく、袋のランニングコストを具体的に計算しておくことが大切です。
専用袋(エンボス加工)が必要な機種に比べ、市販の「ナイロンポリ袋」が使える機種は、袋代を約1/3〜1/5に抑えられます。
毎日1枚使う場合、年間で約1万円以上の節約につながるため、初期費用が多少高くても元が取れる計算になります。
袋1枚あたりのコスト比較(目安)
- 専用袋(エンボス袋):約 40円〜50円 /枚
- 市販袋(ナイロンポリ袋):約 8円〜15円 /枚
③ ロックの操作性|「マグネット式」なら力いらず
意外と見落としがちなのが、フタを閉める際の「ロックの硬さ」です。
多くの機種は左右のロックを「カチッ」と音がするまで体重をかけて押し込む必要があり、連続して使うと手が疲れてしまうことがあります。
女性や高齢の方、また一度に大量の食材をパックしたい方には、置くだけでロックされる「マグネット式」や「自動ロック式」が推奨されます。
- 手動ロック(爪式):両手で強く押し込む必要がある。安価なモデルに多い。
- ハンドル式:レバーを回してロックする。力は不要だが一手間かかる。
- マグネット・自動式:フタを閉じるだけでOK。連続作業もストレスフリー。
④ 脱気力と液体対応|-80kPaと集水タンクを確認
性能面では、吸引力の強さを示す「kPa(キロパスカル)」を確認しましょう。肉や魚の酸化を防ぎ、鮮度を長く保つには「-80kPa」前後の数値が目安です。
また、煮物やマリネなどの「汁物」を保存したい場合は、「集水タンク(液体分離容器)」が搭載されているか必ずチェックしてください。
これがない機種で液体を吸うと、故障の直接的な原因になります。
- 乾物・お菓子のみ:-60kPa程度でも十分
- 生肉・鮮魚の保存:-80kPa以上推奨
- 汁物・マリネ:集水タンク搭載 または チャンバー式
専用袋不要真空パック機のおすすめ人気ランキング
ここからは、選び方のポイントを踏まえ、編集部が厳選したおすすめの「専用袋不要」真空パック機を、ランキング形式でご紹介します。
ご自身の使い方にぴったりの一台を探してみてくださいね。
専用袋不要真空パック機を上手に使うコツと注意点
専用袋不要の真空パック機は、正しく使うことでその能力を最大限に発揮し、食品の鮮度をより長く保つことができます。ここでは、上手に使いこなすためのコツと、安全に使用するための注意点を解説します。
① 袋のセットとシール:空気をしっかり抜くために
まず、袋の口はまっすぐにし、しわが寄らないように吸引部にセットすることが基本です。
ノズル式の多くは、袋の口からノズルを差し込んで空気を吸引しますが、この際、ノズルが袋のフィルムを吸い込んでしまわないように、袋の口元を軽く広げたり、ノズル付近の袋を指で軽く押さえて調整したりする工夫が必要な場合があります。
脱気が完了したら、次はシールです。
シール部分は熱で圧着されるため、この部分に水分や油分、食材カスなどが付着していると、シールの強度が弱まり、空気が入ってしまう原因になります。
シールする箇所は常に清潔に保ちましょう。
また、袋の材質や厚みによって適切なシール時間が異なる場合があります。
多くの機種は自動でシールを行いますが、手動でシール時間を調整できる機種の場合は、使用する袋に合わせて最適な時間を見つけることが大切です。
② 食材の下準備:鮮度を保ち、機械を守るために
水分の多い食材、例えば洗ったばかりの野菜や、ドリップが出やすい生の肉・魚などは、キッチンペーパーで表面の水分を軽く拭き取ってから袋に入れるようにしましょう。
あまりにも水分が多いと、脱気時に水分がノズルや機械内部に吸い込まれ、故障の原因となることがあります。
非常に水分の多いものや、形を崩したくない柔らかい食材は、軽く冷凍(半冷凍)してからパックするのも有効な手段です。
次に、粉末状の食材(小麦粉、スパイス、コーヒー粉など)を真空パックする場合は注意が必要です。
そのままパックしようとすると、脱気の際に粉末が舞い上がり、ノズルを詰まらせたり、シール部分に挟まってシール不良を起こしたりする可能性があります。
粉物をパックする際は、一度キッチンペーパーで包んでから袋に入れるか、機種によっては粉物モードやフィルター機能が付いているものを選ぶとよいでしょう。
最後に、熱い食材は必ず十分に冷ましてから真空パックするようにしましょう。
熱いままパックすると、袋の中で蒸気が発生し、水滴となってシール不良の原因になったり、食材の劣化を早めたりすることがあります。
③ 保存方法と解凍・加熱:おいしく安全に食べるために
真空パックした食品は、適切に保存し、安全に解凍・加熱することが、おいしさを保ち、食中毒などのリスクを避ける上で非常に重要です。
まず基本として、真空パックは食品を無菌状態にするものではありません。
酸素を遮断することで好気性菌(酸素を好む細菌)の増殖は抑えられますが、嫌気性菌(酸素がない環境でも増殖できる細菌、例えばボツリヌス菌など)のリスクが完全になくなるわけではありません。
したがって、真空パックした後も、その食品が本来必要とする温度管理(冷蔵または冷凍)を必ず行う必要があります。
冷凍した真空パック食材を解凍する際は、急激な温度変化を避け、冷蔵庫内でゆっくり解凍するか、流水解凍するのがおすすめです。
真空パックした袋のまま湯せんや電子レンジで加熱する場合は、使用する袋がその加熱方法と温度に対応していることを必ず確認してください。
耐熱性のない袋を加熱すると、袋が溶けたり、有害物質が食品に移ったりする危険性があります。
専用袋不要真空パック機に関するよくある質問
ここでは、専用袋不要の真空パック機について、多くの方が疑問に思う点や気になる点をQ&A形式でまとめました。
どんな市販の袋でも本当に使えますか? 厚さや素材の目安は?
どんな袋でも使えるわけではありません。
一般的に推奨されるのは、ある程度の強度と気密性を持つ「ナイロンポリ袋」です。
厚みの目安としては、0.07mm(70ミクロン)以上のものが望ましいでしょう。
薄すぎるポリエチレン袋(スーパーのレジ袋など)は、吸引時に破れたり、ノズルに吸い込まれたり、シールがうまくできなかったりすることがあります。
また、湯せんや電子レンジで使用する場合は、耐熱性のある袋を選ぶ必要があります。
専用袋が必要なタイプとの一番の違いは何ですか?
最大の違いは、袋にかかる「ランニングコスト」です。
専用袋不要タイプは、スーパーなどで比較的安価に入手できる市販の袋を使用できるため、専用袋を継続的に購入する必要があるタイプと比較して、袋代を大幅に節約できます。
ただし、市販の袋を使用する場合、特にノズル式の機種では、袋のセットやシールの際に少しコツがいることがあります。
液体や汁物は本当に真空パックできますか? こぼれませんか?
機種によって対応状況が異なります。
「液体対応」と記載されていても、袋のまま液体を真空パックできる機種と、専用の容器(キャニスター)が必要な機種があります。
袋のまま液体を扱える機種でも、一度にパックできる液体の量には制限があったり、袋の口元に液体が付着しないよう注意深く操作する必要があったりします。
入れすぎたり、機械を大きく傾けたりすると、液体が機械内部に吸い込まれて故障の原因になることもあるため、取扱説明書をよく読んで慎重に使用してください。
お手入れは難しいですか?
ノズル式の真空パック機は比較的シンプルな構造のものが多いですが、日常的なお手入れは必要です。
特に液体や食材カスを吸い込んでしまった場合は、速やかに清掃することが大切です。
多くの機種では、ノズル周りや本体のシール部分を拭き掃除する程度ですが、ドリップトレイ(液体受け)が取り外して洗えるモデルや、ノズル清掃用の専用ホースが付属しているモデルを選ぶと、お手入れが楽になる場合があります。
真空パックした食品の保存期間はどれくらい延びますか?
食品の種類、元の鮮度、保存方法(冷蔵か冷凍かなど)、そして真空パックの精度によって大きく異なりますが、一般的には通常の保存方法と比較して、鮮度や風味を保てる期間が大幅に長くなると言われています。
例えば、冷凍保存の場合、冷凍焼けを防いでくれるため、品質の劣化を遅らせることができます。
ただし、真空パックは食品を永久に保存できる魔法の道具ではありません。
あくまで保存期間を「延ばす」ものであり、風味や安全性を考慮し、できるだけ早めに消費することを心がけましょう。
シール部分が溶けて穴が開きます。対策は?
- 主な原因は、袋の厚みに対して「シール時間(熱を加える時間)が長すぎること」です。
多くの機種ではシール時間を調整できるため、袋が溶けてしまう場合は、設定時間を1秒ずつ短くして最適な時間を探ってみてください。
また、使用している袋が薄すぎる場合も溶けやすくなります。熱に強く丈夫な「ナイロンポリ袋」に変えることで改善する場合が多いです。
シールする部分にシワが寄っていると、その部分だけ熱が集中して溶けることがあるため、ピンと張ってセットするのもきれいに仕上げるコツです。
まとめ
専用袋不要の真空パック機は、食品保存をより手軽で経済的にしてくれる便利なアイテムです。市販の袋を使えるため、ランニングコストを抑えつつ日常使いしやすい点が大きな魅力といえます。
選ぶ際は、脱気力(kPa)や液体対応の可否、本体サイズや収納性、対応する袋の種類などを確認することが重要です。
真空パック機を活用すれば、食材の鮮度保持はもちろん、下味冷凍や作り置き、低温調理の下準備などにも役立ち、日々の調理や食材管理がより効率的になります。
本記事の内容を参考に、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけてみてください。
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