知覚過敏におすすめの歯磨き粉5選！しみる歯に効果はある？

冷たい飲み物やアイスクリームを食べた瞬間、歯に「キーン」としみるあの痛み。

食事や飲み物をおいしく楽しみたいのに、しみるのが怖くてためらってしまうこともありますよね。
この記事では、そんな知覚過敏の主な原因と症状、そしてなぜ専用の歯磨き粉が役立つのかを分かりやすく解説します。

さらに、数ある製品の中からご自身に合った歯磨き粉を選ぶための重要なポイントもご紹介。適切な歯磨き粉選びは、つらい症状を和らげ、快適な毎日を取り戻すための第一歩です。

ぜひ参考にして、あなたにぴったりの一本を見つけてください。

あなたも？歯がしみる「知覚過敏」の主な原因と症状

知覚過敏とは、虫歯でもないのに、一時的に歯が「ズキッ」や「キーン」といった鋭い痛みを感じる状態のことです。

虫歯のように痛みが持続するのではなく、特定の刺激によって引き起こされるのが特徴です。

まずは、どのような症状があり、なぜそれが起こるのかを見ていきましょう。   

こんな症状ありませんか？知覚過敏のサイン

知覚過敏のサインは、日常生活のふとした瞬間に現れます。以下のような経験はありませんか？

これらの症状は、通常、刺激がなくなるとすぐに治まる一過性の鋭い痛みであることが多いです。

もし、このような症状に心当たりがあれば、それは知覚過敏かもしれません。

ただし、痛みが続く場合や、何もしなくても痛む場合は虫歯など他の原因も考えられるため、自己判断せずに歯科医院を受診することが大切です。   

なぜしみる？知覚過敏が起こるメカニズム

では、なぜ歯がしみてしまうのでしょうか。

歯の最も外側は「エナメル質」という硬い層で覆われており、その内側にある「象牙質」を守っています。

象牙質には「象牙細管」と呼ばれる無数の細い管が通っており、これが歯の中心にある神経（歯髄）につながっています 。   

通常、エナメル質や歯茎（歯肉）が象牙質をしっかりガードしているため、刺激が神経まで届くことはありません。

しかし、何らかの原因でエナメル質がすり減ったり、歯茎が下がって象牙質が露出してしまうと、外部からの刺激（冷たい、熱いなど）が象牙細管を通って直接神経に伝わりやすくなり、「しみる」という痛みを感じるのです 。   

知覚過敏に歯磨き粉が役立つ理由

露出した象牙質によって引き起こされる知覚過敏の痛み。

専用の歯磨き粉は、この痛みのメカニズムに働きかけることで、症状の緩和を目指します。

主に、以下の2つのアプローチで効果を発揮すると考えられています。

硝酸カリウムの働きで刺激の伝達をブロック

知覚過敏用歯磨き粉の代表的な有効成分の一つが「硝酸カリウム」です。

この成分は、歯の神経の周りで作用します。

硝酸カリウムから溶け出したカリウムイオンが、象牙細管を通って神経の周りに蓄積されると、神経細胞の興奮を鎮め、痛み信号の伝達を抑制する働きがあります。

つまり、刺激が神経に届いても、それを「痛み」として感じにくくするのです。   

乳酸アルミニウムの働きで刺激の侵入路を封鎖

もう一つの主要な有効成分が「乳酸アルミニウム」です。

こちらは硝酸カリウムとは異なるアプローチで痛みを防ぎます。

乳酸アルミニウムは、露出した象牙質の表面にある象牙細管の入り口（穴）を物理的に封鎖する働きがあります。   

象牙細管の入り口が塞がれることで、冷たいものや熱いものなどの外部からの刺激が、管を通って内部の神経まで到達するのを防ぎます。

いわば、刺激の侵入経路に「蓋をする」イメージです。

【目的別】知覚過敏歯磨き粉の選び方

ここでは、ご自身の主な目的やお悩みに合わせて、どのような点に注目して製品を選べばよいか、考え方のヒントをご紹介します。

とにかくしみる痛みを早く和らげたいなら

「キーン」としみる痛みを、まずは少しでも早く抑えたい、という方。

この場合は、神経の興奮を鎮める働きを持つ「硝酸カリウム」を高濃度で配合している、あるいは主要成分としてアピールしている製品に注目してみましょう。

製品名に「集中ケア」といった言葉が含まれているものも、痛みの緩和に特化している可能性があります。

虫歯や歯周病もまとめて予防したいなら

知覚過敏だけでなく、虫歯や歯周病のリスクも気になる、という方は多いはずです。

特に歯周病による歯茎下がりは知覚過敏の大きな原因となるため、同時にケアすることが望ましいと言えます。

この場合は、「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」といった知覚過敏ケア成分に加えて、「高濃度フッ素（1450ppm）」による虫歯予防効果、さらに「歯周病ケア成分（IPMP、トラネキサム酸など）」がしっかりと配合されている製品を選びましょう。

知覚過敏におすすめの歯磨き粉人気ランキング5選

ここからは、AmazonをはじめECサイトの売れ筋データをもとに算出した、知覚過敏歯磨き粉の総合ランキングをご紹介します。ぜひ自分にぴったりな歯磨き粉を探してみてくださいね。

商品情報	クリニカアドバンテージ クリニカアドバンテージ 知覚過敏ケア+歯周ケア	ガム（G・U・M） G・U・M 知覚過敏ケア	アパガード(サンギ) アパガード センシティブ	シュミテクト(アース製薬) シュミテクト デイリーケア（センシティブケア）	サンスター サンスター 知覚過敏ケア
参考価格	732円(税込)	1,920円(税込)	1,790円(税込)	1,270円(税込)	800円(税込)
特徴	しみる悩みと歯ぐきのWケアを1本で	しみる痛みを防ぎ、原因菌にも着目	ミネラル補給で、しみにくい歯へ導く	しみる痛みを防ぎつつ、毎日の虫歯ケアも	シンプル処方で、やさしくしみにくい口元へ
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知覚過敏歯磨き粉のよくある質問

ここでは、知覚過敏用歯磨き粉に関して、多くの方が疑問に思う点についてお答えします。

まとめ

歯がしみる知覚過敏は、多くの方が経験する可能性のあるお悩みです。

その原因は、歯の表面を覆うエナメル質が削れたり、歯茎が下がったりして、内部の象牙質が露出してしまうことにあります。

知覚過敏用歯磨き粉は、主に「硝酸カリウム」で神経の興奮を抑えたり、「乳酸アルミニウム」で象牙細管を封鎖したりすることで、しみる痛みを和らげる助けとなります。

この記事を参考に、ご自身の症状や悩みに合った歯磨き粉を見つけ、つらい痛みから解放され、食事や飲み物を心から楽しめる快適な毎日を送るための一助となれば幸いです。

次に歯磨き粉を選ぶ際には、ぜひ成分表示にも注目してみてください。