海外旅行や出張、留学の際に便利な「海外eSIM」。
SIMカードの差し替え不要でスマホに直接インストールできる手軽さから、近年急速に人気が高まっています。
とはいえ、対応エリアや料金、使い勝手などサービスによって違いが多く、どれを選べばいいか迷う人も多いはず。
この記事では、そんな海外eSIMの選び方や比較ポイントを分かりやすく解説します。
- 海外でスマホを使うならeSIMが最適な理由
- eSIMとは?仕組みと使い方をわかりやすく解説
- 海外eSIMの選び方・比較ポイント
- 「渡航先に対応しているか」は最初に必ずチェックしよう
- データ容量・有効期間・料金は「日数×用途」で逆算
- アプリの使いやすさや購入方法も意外と重要
- サポートの手厚さは「トラブル時の安心感」に直結
- 対応端末・SIMロック解除の有無を事前に確認する
- データ追加やプラン切り替えが可能かも見ておこう
- 海外eSIMのおすすめ人気ランキング8選
- 渡航先・用途別のおすすめeSIM早見表
- 渡航先別おすすめeSIM
- 使い方別おすすめeSIM
- 海外eSIMを使う前に知っておきたい注意点
- スマホがeSIMに対応しているか確認する
- プロファイルは出発前に必ずインストールを
- 一度削除したeSIMは再利用できないケースがある
- 無制限プランでも速度制限がかかることがある
- サポート体制・返金ポリシーにも差がある
- 海外eSIMに関するよくある質問
- 海外に行くなら見ておきたい!おすすめの関連記事
- まとめ
海外でスマホを使うならeSIMが最適な理由
海外旅行や出張でスマートフォンを使うとき、通信手段には主に3つの選択肢があります。
「海外ローミング」「海外Wi-Fiレンタル」「SIMカード・eSIM」の3つです。
通信手段 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
海外ローミング | 日本のキャリア回線をそのまま海外で利用 | 事前準備不要 | 1日数百円〜1,000円の高コスト |
海外Wi-Fiレンタル | ポケットWi-Fiをレンタルして利用 | 複数人でシェア可能 | 持ち運び・充電が必要、盗難リスクあり |
海外eSIM | スマホに直接インストールして使える | 荷物不要、現地到着後すぐ使える、料金明瞭 | 対応端末に限りがある場合あり |
このように、海外ローミング・Wi-Fiレンタル・海外eSIMの3つを比較すると、eSIMは「荷物が増えない」「価格が明瞭」「事前に設定すればすぐ使える」といった点で、個人旅行や短期出張において非常にバランスが取れた選択肢です。
特に近年は、トラブル時の日本語サポートやチャージ機能、専用アプリの使いやすさを備えたeSIMサービスが増えており、初めて海外に行く人でも安心して使える環境が整っています。
今後は、さらにeSIM対応端末が一般化していくことが予想されるため、「現地でSIMを探す手間を省きたい」「Wi-Fiルーターを持ち歩きたくない」という方は、今のうちから海外eSIMに慣れておくとよいでしょう。
eSIMとは?仕組みと使い方をわかりやすく解説
「eSIM(イーシム)」とは、「embedded SIM」の略称で、従来の物理的なSIMカードとは異なり、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれているチップ上で契約情報を読み込む仕組みです。
つまり、SIMカードを挿し替える必要がなく、スマホ1台あればオンラインで完結するのが特徴です。
契約〜利用開始の基本的な流れは以下の通りです。
- eSIMサービスの公式サイトやアプリからプランを購入
- 届いたQRコードをスマホで読み込む(またはアプリで自動反映)
- スマホ設定からeSIMを有効化
- 現地に着いたらデータローミングをONにしてすぐに通信開始
出発前に日本で設定しておくことで、現地空港に着いたその瞬間からネットが使えるのも大きなメリット。
また、日本の電話番号(音声SIM)を維持しながら、eSIMをデータ通信専用で追加する「デュアルSIM運用」も可能です。
設定自体はQRコード読み込みで完了することがほとんどなので、慣れてしまえば非常に簡単です。
海外eSIMの選び方・比較ポイント
「渡航先に対応しているか」は最初に必ずチェックしよう
まず最も重要なのは、渡航予定の国・地域にeSIMが対応しているかどうかです。
主要サービスであるAiraloやUbigi、eSIM Martなどは200カ国以上に対応しており、世界中どこでも使える安心感があります。
一方、HolaflyやVOYAGEESIMのように対応エリアが限られていたり、特定地域に強みを持つサービスもあるため、事前に対象国をしっかり確認しましょう。
複数国を周遊する場合は、アジア周遊・ヨーロッパ周遊などの「リージョンプラン」があるeSIMを選ぶと便利です。
データ容量・有効期間・料金は「日数×用途」で逆算
eSIMには「1GB/7日間」など決まった容量と有効期間が設定されており、渡航日数や使い方に応じてプランを選ぶことが大切です。
たとえばSNSやマップ検索中心なら1日1GBあれば十分ですが、YouTubeやリモート会議を利用する場合は3GB以上を見込んでおくのが安心。
HolaflyやGlocal eSIMのように無制限プランを提供しているサービスもあります。
料金は1GBで500円〜800円、無制限で1,500円〜2,500円前後が目安。
容量単価や使いきりのしやすさも含めて、無駄のないプラン選びを心がけましょう。
アプリの使いやすさや購入方法も意外と重要
海外eSIMは「手続きの簡単さ」も選ぶうえでのポイントです。
専用アプリがあるサービスは、購入からインストール、残量の確認まで一括で完結するため、初心者にも安心。
trifaやAiraloなどはアプリ内での設定が分かりやすく、日本語表示にも対応しています。
QRコードでの読み取りが必要なサービスもありますが、出国前に設定できるか、現地到着後のアクティベーションが必要かは要チェックです。
また、購入タイミングによっては即日開通が可能なものと、時間がかかるものがあるため、スケジュールに合わせて選ぶのが賢明です。
サポートの手厚さは「トラブル時の安心感」に直結
海外でネットが繋がらない状況は想像以上に不安。
だからこそ、万が一に備えてサポート体制の有無は要チェックです。
トラブル時の即時対応を求めるなら、チャットや電話対応の可否、対応時間帯なども確認しておくと安心です。
対応端末・SIMロック解除の有無を事前に確認する
eSIMはすべてのスマートフォンで使えるわけではありません。
必ず「eSIM対応機種」であること、そして「SIMフリーまたはSIMロック解除済み」であることが前提です。
iPhoneの場合、XS以降のモデルであれば基本的にeSIM対応。
設定画面で「EID」が表示されれば、対応端末と判断できます。
また、2021年10月以降に販売された国内スマホは原則SIMロックフリーですが、それ以前の機種やキャリアによっては手続きが必要になるため、事前に確認しておきましょう。
データ追加やプラン切り替えが可能かも見ておこう
出先でデータ容量を使い切ってしまった場合、チャージやプラン変更が可能かどうかは意外と重要です。
AiraloやUbigi、eSIM Martではデータ追加に対応しており、足りなくなった分をその場で補える利便性があります。
一方、Glocal eSIMのように追加チャージ不可のサービスもあり、使い切った場合は新たに別プランを購入する必要があります。
また、滞在中にプランを切り替えることで料金を最適化できるケースもあるため、柔軟性の高いeSIMを選ぶのがおすすめです。
海外eSIMのおすすめ人気ランキング8選
海外eSIMサービスは、対応エリア・料金・通信品質・サポートの手厚さなどでそれぞれ特徴が異なります。
ここからは、これまでの選び方を踏まえてAmebaチョイス編集部が厳選した人気サービスをランキング形式でご紹介します。
ぜひ自分の利用シーンに合ったeSIMを見つけてください。
渡航先・用途別のおすすめeSIM早見表
海外eSIMはサービスごとに得意なエリアやプラン構成が異なります。
そこで、迷わず選べるように「渡航先」と「使い方」の2軸で、おすすめeSIMをまとめました。
表を参考にすれば、自分の目的に合ったサービスがすぐに見つかります。
渡航先別おすすめeSIM
渡航先エリア | おすすめeSIM | 特徴 |
---|---|---|
韓国・台湾・アジア近隣 | trifa / Glocal eSIM | 安くて即日使える、無制限プランが豊富 |
アメリカ・カナダ | Holafly / Airalo | 無制限プランあり・広域カバー・テザリング可 |
ヨーロッパ周遊 | VOYAGEESIM / Ubigi | 複数国対応・割引キャンペーンが豊富 |
世界一周・複数国滞在 | Airalo / eSIM Mart | 200カ国以上対応・多様な組み合わせが可能 |
使い方別おすすめeSIM
利用シーン | おすすめeSIM | 特徴 |
---|---|---|
初めての海外eSIM利用 | trifa / VOYAGEESIM | 日本語サポート完備・設定が簡単で安心 |
大容量で使いたい | Holafly / Glocal eSIM | 無制限プランあり・長期滞在にも対応 |
安く抑えたい | Airalo / Ubigi | 小容量プランが充実・費用を最小限に抑えられる |
ビジネス利用・頻繁な渡航 | Ubigi / eSIM Mart | 年額・月額契約あり・信頼性と管理性に優れる |
海外eSIMを使う前に知っておきたい注意点
eSIMは便利な一方で、事前に確認を怠ると思わぬトラブルにつながることも。
ここでは、海外eSIMを利用する前に知っておくべき注意点をまとめました。
スムーズに現地通信を始めるためにも、ぜひチェックしておきましょう。
スマホがeSIMに対応しているか確認する
まず大前提として、eSIMはすべてのスマートフォンで使えるわけではありません。
iPhoneでは「XS」以降のモデル、Google PixelやGalaxyの一部モデルなどが対応機種です。
自分の端末が対応しているかどうかを調べるには、以下の方法が便利です。
確認方法
- 【iPhoneの場合】
設定 > 一般 > 情報 >「EID」が表示されていればOK - 【共通】
電話アプリで「*#06#」を入力し、EIDが表示されるかチェック
また、端末がSIMロックされているとeSIMは使えません。
事前にSIMロック解除の有無も確認しておきましょう。
プロファイルは出発前に必ずインストールを
eSIMのインストールには、QRコードの読み取りやアプリの通信が必要です。
つまりネット環境がない現地空港では初期設定ができないケースも。
とくにトラブルが起きやすいのが「現地に着いてから設定しよう」として、Wi-Fiが繋がらず設定が完了しないパターン。
そのため、出発前に必ずプロファイルのダウンロードとeSIMの追加設定を済ませておくことをおすすめします。
一度削除したeSIMは再利用できないケースがある
eSIMは物理的なカードではなく、QRコードによって一度だけダウンロード可能なプロファイルで提供されます。
誤って削除してしまうと、再発行ができなかったり、追加費用が発生する場合もあるため注意が必要です。
Holaflyやtrifaでは、有料オプションでキャンセル保証が用意されていることもあるので、初心者はそのような補償付きプランを選ぶと安心です。
無制限プランでも速度制限がかかることがある
「データ無制限」と記載されたプランでも、実際には1日2GBや3GBを超えると速度が制限されるといった「公平利用ポリシー」が設定されていることがあります。
動画視聴やオンライン会議などで多くのデータ通信を行う場合は、速度制限の条件を事前に確認しておきましょう。
各社の公式サイトに明記されていることが多いので、購入前にチェックするのが確実です。
サポート体制・返金ポリシーにも差がある
海外eSIMは、サービスによってサポート方法が大きく異なります。
サービス名 | 日本語サポート | サポート時間 | 返金対応 |
---|---|---|---|
trifa | 〇(チャット24h) | 24時間 | 〇(キャンセル保証あり) |
Holafly | 〇(LINE・チャット24h) | 24時間 | 〇(チャットサポートで対応) |
Airalo | △(機械翻訳) | 24時間 | ×(再発行不可の可能性あり) |
VOYAGEESIM | 〇(フォーム・チャット) | 時間記載なし | 〇(未使用時) |
World eSIM | 〇(フォーム9-18時) | 平日9:00〜18:00 | △(要状況確認) |
Glocal eSIM | △(メール対応のみ) | 平日メールのみ | ×(不可) |
eSIM Mart | 〇(チャット・メール年中無休) | 年中無休 | △(商品により異なる) |
Ubigi | △(フォーム・メール) | 記載なし | ×(保証明記なし) |
たとえば、trifaやHolaflyは24時間の日本語チャット・LINE対応があり、トラブル時も安心です。
一方でUbigiやGlocal eSIMなどは、メールのみ・営業時間内のみといった制限があるため、すぐに相談できない場合も。
トラブル時の対応速度や安心感を重視したい方は「日本語で24時間対応してくれるか」「未使用時の返金が可能か」といった項目をしっかり確認して選ぶことをおすすめします
また、通信不良時の返金可否もサービスにより異なるため、「設定エラーでも保証なし」などの条件も確認しておくと安心です。
海外eSIMに関するよくある質問
ここでは、海外eSIMを初めて利用する方から寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。基本的な疑問を事前に解消しておきましょう。
海外eSIMはiPhone以外でも使えますか?
- 使えます。
ただし、端末がeSIMに対応している必要があります。
AndroidでもPixelやGalaxyの一部機種はeSIMに対応していますが、機種によって異なるため、購入前に公式サイトや「*#06#」の入力でEIDが表示されるかを確認しましょう。
eSIMの設定はいつ・どこでするのがいいですか?
- 基本的には出発前に日本で設定しておくのがおすすめです。
特にQRコードでアクティベートするタイプは、渡航先でネット接続がないと初期設定ができないため、事前にダウンロードまで済ませておくと安心です。
データ容量を使い切ったら通信はどうなりますか?
- 多くのeSIMサービスでは、容量を使い切ると通信が停止します。
AiraloやUbigiなど一部サービスは、アプリやWebから追加チャージが可能です。
Holaflyのように無制限プランでも、使いすぎると一時的に速度制限がかかる場合があるため、注意しましょう
eSIMは1台のスマホに何枚まで入れられますか?
- スマートフォンの機種によって異なりますが、多くのiPhoneでは8枚以上のeSIMを登録でき、同時に2枚まで有効にできます。
たとえば日本の電話番号は残したまま、現地用のeSIMだけ切り替えて使うことも可能です。
海外に行くなら見ておきたい!おすすめの関連記事
海外で使えるクレジットカードやセキュリティポーチなど、海外旅行に行く前に見ておきたいおすすめ記事を集めました。
素敵な旅にするために、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
海外eSIMは、従来のSIMカードやWi-Fiレンタルと比べて、オンライン完結・即日利用・端末に内蔵という手軽さから、旅行や出張をスマートにサポートしてくれる存在です。
しかし、サービスごとに対応エリアや通信品質、料金体系は大きく異なります。
選ぶ際は、自分の渡航先や用途、サポート体制などをしっかり比較することが大切です。
本記事の「選び方」や「人気ランキング」を参考に、最適なeSIMを選び、快適な海外通信環境を手に入れてください。
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