離れて暮らす高齢の両親や、お留守番中のペット、別室で眠る赤ちゃんの様子が気になりませんか。見守りカメラがあれば、スマホアプリを通じていつでも映像を確認でき、会話機能で声をかけることも可能です。Wi-Fi不要なタイプや日本製モデルなど種類もさまざま。
この記事では、用途に合った見守りカメラの選び方やおすすめの機能について解説します。大切な家族を見守るための最適な一台を見つけましょう。
- 見守りカメラの選び方
- 見守りカメラの人気メーカーと特徴
- 【総合】見守りカメラのおすすめ人気ランキング
- 高齢者の見守りに!Wi-Fi不要モデルのおすすめ
- 赤ちゃんの見守りには、スマホを占領しない専用モニター
- ペット向け。おやつ機能で遊べる特化型カメラ
- 屋外の防犯対策に、配線不要や悪天候に強い防水タイプ
- 見守りカメラはWi-Fiなしでも使える?
- 基本的にはスマホ連動・遠隔確認のためにWi-Fiが必要
- ネット環境がない実家などで使うには?(SDカード録画・SIM対応モデル)
- 購入前に知っておきたい注意点
- ハッキング対策は?セキュリティの重要性
- 賃貸でも設置できる?壁に穴を開けない方法
- まとめ|ライフスタイルに合った一台を見つけよう
見守りカメラの選び方
自分に合った一台を見つけるためには、まず「誰を」「どこで」見守りたいのかを明確にすることが大切です。
ここでは、用途や設置環境に応じた選び方のポイントを解説します。
1. 「用途」に合わせてタイプを選ぼう
見守る対象によって、必要な機能は大きく異なります。それぞれのシーンに最適な機能を見ていきましょう。
高齢者の見守り
- 操作不要:機械操作が苦手な親御さんのため、カメラ側での操作が一切不要な機種がおすすめ。
- 「双方向通話」機能:電話に出られない時でも、こちらの声を届けて安否確認が可能。
- プライバシー配慮:在宅時のストレス軽減のため、物理的にレンズを隠せる「プライバシーモード」があると安心。
子供の留守番
- 帰宅検知:動きを感知してスマホに通知。学校からの帰宅タイミングがわかるため安心。
- 「双方向通話」機能:カメラ越しに「おやつがあるよ」と声をかけたり、宿題の進捗確認などの会話も可能。
ペットの見守り
- 広い画角:部屋中を自由に動き回るペットを逃さない「自動追尾」や「広角レンズ」搭載モデルが最適。
- おやつ・いたずら機能:遠隔でおやつをあげたり、家具をかじる等のいたずらを検知して通知したりする機能も便利。
赤ちゃんの見守り
- 異変の検知:泣き声を感知する「音声検知」機能があれば、別室での家事中でもすぐに駆けつけられる。
- 暗視機能:真っ暗な部屋でも赤ちゃんの様子がはっきり映る機能(ナイトビジョン)は必須。
- 寝かしつけ:ホワイトノイズや子守唄を流せる機能がついていると、寝かしつけのサポートにもなる。
防犯対策
- 防水・防塵:屋外設置なら、雨風に耐えられる「防水規格(IP65以上など)」を必ず確認。
- 威嚇・証拠保全:不審者への威嚇アラート機能や、万が一カメラを壊されてもデータが残る「クラウド保存」が賢明。
2. 設置場所が変わる「接続方法」の違い
カメラをどこに置くかによって、適した接続方法が異なります。
電源の確保や配線の手間を考えて、自分でもっとも設置しやすいタイプを選びましょう。
| 接続方法 | 設置の自由度 | 通信安定性 | 適した場所 |
|---|---|---|---|
| ワイヤレス (無線) | ◎ 高い | ◯ 普通 | リビング、玄関、賃貸 |
| 有線 (LANケーブル) | △ 低い | ◎ 高い | 防犯用、Wi-Fiが弱い部屋 |
設置が手軽な「ワイヤレス(無線)タイプ」
Wi-Fiを使用して接続するタイプは、LANケーブルを引く必要がなく、電源さえ確保できれば好きな場所に設置できるのが魅力です。
中には充電式バッテリーを搭載した完全ワイヤレスモデルもあり、コンセントがない玄関先や高い棚の上などにも置けます。
配線がごちゃごちゃせず、インテリアを損なわないため、賃貸住宅やリビングへの設置に適しています。
安定通信の「有線(LANケーブル)タイプ」
Wi-Fiの電波が届きにくい場所や、映像の遅延・途切れを極力なくしたい場合は、LANケーブルでルーターと直接つなぐ有線タイプがおすすめです。
通信が非常に安定するため、画質を落とさずに24時間連続録画をしたい場合や、セキュリティ重視の防犯カメラとしての用途に向いています。
ただし、配線工事やケーブルの取り回しが必要になる点には注意しましょう。
3. 映像のキレイさと範囲を決める「画質・画角」
映像がぼやけていては、誰が何をしているのか正確に把握できません。また、死角が多いと見守りの意味が薄れてしまいます。
画質と画角は、見守りの質を左右する重要な要素です。
画質は文字まで見える「200万画素(フルHD)」以上が目安
表情や手元の様子まではっきり確認したいなら、解像度は「200万画素(フルHD・1080p)」以上のモデルを選びましょう。
このレベルであれば、置いてある書類の文字や、ペットの毛並みまで鮮明に映し出せます。
逆に画質が低すぎると、拡大した時に映像が荒くなり、細部がつぶれてしまうことがあります。最近では300万画素や400万画素の高画質モデルも増えています。
部屋全体を見渡すなら、広角レンズや首振り機能付きを
一台のカメラで部屋全体をカバーしたい場合は、視野角が広い広角レンズ搭載モデルか、以下の機能付きを選びましょう。
特に首振り機能があれば、死角を減らせるだけでなく、対象を追いかけて確認することも可能です。部屋の隅々まで見渡せることで、安心感が大きく高まります。
4. ランニングコストに関わる「データの保存先」
録画した映像をどこに保存するかによって、運用コストや利便性が変わります。それぞれのメリット・デメリットを理解して選びましょう。
| 保存方法 | 費用 | データ安全性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| microSDカード | ◎ 安い | △ 低い | 追加費用なし、盗難リスク有 |
| クラウド保存 | △ 有料 | ◎ 高い | カメラ破損でもデータ残る |
手軽で月額不要な「microSDカード」
本体のスロットにカードを挿入して保存する方法です。
一度カードを購入すれば、基本的に追加費用がかからないため、ランニングコストを抑えられます。
容量がいっぱいになると古いデータから上書きされるのが一般的です。ただし、カメラ本体が盗まれたり壊れたりすると、中のデータも一緒に失ってしまうリスクがあります。
データ消失リスクが低い「クラウド保存」
インターネット上のサーバーに映像を保存する方法です。
カメラが破損してもデータは安全に残るため、防犯目的や重要な記録を残したい場合に最適です。また、容量を気にせず長期間の録画を保存しやすいのもメリットです。
ただし、多くの場合はメーカー指定の有料プラン(サブスクリプション)への加入が必要となり、毎月の維持費がかかります。
5. あると便利な「付加機能」をチェック
基本的な「映す・録画する」機能に加えて、さまざまな便利機能を搭載したモデルが増えています。生活スタイルに合わせて、あると嬉しい機能を選びましょう。
会話ができる「双方向通話機能」
カメラにマイクとスピーカーが内蔵されており、スマホを通じて現場と会話ができる機能です。
単に映像を見るだけでなく、「ご飯できたよ」「ダメだよ」といった声かけがリアルタイムで行えます。電話操作が難しい子供やペットへの呼びかけ、あるいは高齢者との簡易的な連絡手段として非常に役立ちます。
動き回る対象を逃さない「自動追尾機能」
人やペットの動きをセンサーが感知し、自動的にレンズを動かして追跡する機能です。
対象がフレームアウトしてしまうのを防ぎ、常に画面の中央に捉えつづけます。
特に動きの予測ができないペットや、活発な子供の見守りに便利。録画映像を見返す際も、どこに行ったかを探す手間が省けます。
真っ暗な部屋でも映る「夜間モード(ナイトビジョン)」
周囲が暗くなると自動で赤外線カメラなどに切り替わり、暗闇でもモノクロで鮮明な映像を映し出す機能です。
夜間の就寝中の見守りや、消灯後の防犯対策には欠かせません。
赤外線LEDが赤く光らないタイプを選べば、赤ちゃんやペットの睡眠を妨げずにそっと見守ることができます。
異変をスマホに通知する「動体検知」や「音声検知機能」
カメラの映像内で動きがあったり、大きな音がしたりした際に、即座にスマホへ通知を送る機能です。
ずっと画面を見ている必要がなく、何かが起きた時だけ確認すればよいため、忙しい家事や仕事の合間でも効率的に見守りができます。検知の感度やエリアを設定できる機種なら、誤検知を減らせてより快適です。
撮影したくない時はレンズを隠せる「プライバシーモード」
在宅時など、カメラに撮られたくないタイミングで録画や撮影を停止する機能です。
アプリの操作でレンズが物理的に下を向いたり、シャッターが閉まったりするタイプなら、一目で「今は撮られていない」とわかるため安心感があります。
家族のプライバシーを守りながら、メリハリのある使い方ができます。
見守りカメラの人気メーカーと特徴
数多くのメーカーから製品が発売されていますが、信頼できるブランドを選ぶことが失敗しないコツです。ここでは特に人気の高い3つのメーカーを紹介します。
Panasonic(パナソニック):日本製のメーカー・ホームネットワーク
出典:Panasonic
国内大手家電メーカーであるパナソニックは、品質と信頼性の高さが魅力です。
「スマ@ホームシステム」などを展開し、エアコンや照明など他の家電との連携も視野に入れた製品づくりを行っています。
日本語のわかりやすい説明書やサポート体制が充実しているため、初めて見守りカメラを導入する人や、海外製アプリに不安がある人におすすめです。
TP-Link(ティーピーリンク):高機能・高コスパな世界シェアブランド
出典:TP-Link
無線LAN機器の世界的なシェアを持つTP-Linkは、「Tapo」シリーズなどの見守りカメラで知られています。
フルHD以上の高画質や首振り機能、双方向通話など充実した機能を搭載しながら、数千円台で購入できるコストパフォーマンスの高さが圧倒的です。
アプリの使い勝手もよく、手軽に高機能なカメラを試してみたい人に適しています。
SwitchBot(スイッチボット):他の家電とも連携できる
出典:SwitchBot
スマートホーム機器で有名なSwitchBotの見守りカメラは、同社のハブや温湿度計、スマートロックなどと連携できるのが大きな特徴です。
たとえば「帰宅を検知したら照明をつける」といった自動化設定が簡単にできます。
見守りだけでなく、家全体のスマートホーム化を進めたい人にとって、非常に拡張性の高い選択肢となります。
【総合】見守りカメラのおすすめ人気ランキング
通販サイトやレビューサイトで評価の高い見守りカメラを総合的な視点で厳選しました。
画質のよさ、アプリの使いやすさ、価格の手頃さなど、バランスのとれたモデルが人気を集めています。
高齢者の見守りに!Wi-Fi不要モデルのおすすめ
実家にネット環境がない場合でも使える、SIMカード対応モデルや録画機能特化型のカメラがおすすめです。
工事不要でコンセントに挿すだけで使えるタイプなら、届いたその日からすぐに見守りを開始できます。通信費はかかりますが、スマホでいつでも安否確認ができる安心感は代えがたいものです。
赤ちゃんの見守りには、スマホを占領しない専用モニター
Wi-Fi接続のスマホアプリ型も便利ですが、専用のモニター機がセットになったベビーモニターも根強い人気があります。
スマホを他の用途で使っている間でも、専用モニターで常に赤ちゃんの様子を表示しつづけられるのがメリットです。ネット回線を使わないため、通信トラブルで映像が途切れる心配も少なく、安定して見守れます。
ペット向け。おやつ機能で遊べる特化型カメラ
留守番中のペットの退屈しのぎにもなる「おやつ飛び出し機能」付きのカメラが注目されています。
スマホ操作でおやつをポーンと投げられるため、離れていてもペットと遊ぶ感覚を味わえます。また、レーザーポインター機能がついているモデルもあり、運動不足の解消にも役立ちます。ペット愛好家にはたまらない機能が満載です。
屋外の防犯対策に、配線不要や悪天候に強い防水タイプ
玄関先や駐車場を見守るなら、IP65以上の高い防水防塵性能を持つモデルが必須です。
さらに、電源確保が難しい屋外でも設置できるよう、大容量バッテリーやソーラーパネル充電に対応した完全ワイヤレスタイプがおすすめです。
配線工事の必要がなく、DIY感覚で手軽に防犯対策を強化できます。
見守りカメラはWi-Fiなしでも使える?
多くの製品はWi-Fi接続を前提としていますが、ネット環境が整っていない実家や屋外で使用したい場合もあるでしょう。
ここでは、Wi-Fiの必要性と、ない場合の対処法について解説します。
基本的にはスマホ連動・遠隔確認のためにWi-Fiが必要
現在の見守りカメラの主流は、撮影した映像をインターネット経由でスマートフォンに転送するタイプです。
外出先からリアルタイムで部屋の様子を確認したり、カメラの向きを変えたりするには、Wi-Fi環境が欠かせません。
Wi-Fiがないと、スマホアプリとの連動ができず、遠隔地からの見守りという本来の目的を果たせない製品がほとんどです。購入前には、設置場所に安定した無線LAN環境があるかを必ず確認しましょう。
ネット環境がない実家などで使うには?(SDカード録画・SIM対応モデル)
ネット回線を引いていない実家や、一時的な設置場所で使いたい場合には、選択肢が2つあります。
- SDカード録画タイプ
映像を本体に挿入した「microSDカード」に録画し続けます。リアルタイムでの確認はできませんが、後から映像を見返すことは可能です。 - SIM対応モデル
SIMカードを挿入してモバイル通信を行います。Wi-Fiがなくても遠隔確認が可能ですが、別途通信契約や月額料金が必要になります。
購入前に知っておきたい注意点
便利な見守りカメラですが、ネットワーク機器である以上、セキュリティや設置面での配慮が必要です。購入してから後悔しないよう、事前に確認しておきましょう。
ハッキング対策は?セキュリティの重要性
映像が外部に流出するのを防ぐため、セキュリティ対策は非常に重要です。
初期設定のパスワードは必ず変更し、推測されにくい複雑なものに設定しましょう。
また、ファームウェア(本体のソフト)を常に最新の状態にアップデートすることも大切です。信頼できるメーカー製を選び、2段階認証などが利用できるモデルを選ぶとより安心です。
賃貸でも設置できる?壁に穴を開けない方法
賃貸住宅では壁にネジ穴を開けることが難しいため、設置方法の工夫が必要です。
据え置き型なら棚やテーブルに置くだけで済みますが、壁や天井に付けたい場合は、以下の方法を活用しましょう。
- 強力な両面テープを使用する
- カーテンレールに取り付ける専用ブラケットを使う
剥がした跡が残りにくいテープを使用するか、突っ張り棒などを利用して固定する方法もおすすめです。
まとめ|ライフスタイルに合った一台を見つけよう
見守りカメラは、離れていても家族の絆をつなぐ心強いアイテムです。
高齢の両親の安全確認から、ペットや子供とのコミュニケーション、防犯対策まで、その用途は多岐にわたります。
Wi-Fi環境や必要な機能、予算を整理し、あなたの生活にもっとも適した一台を選んでください。安心と便利さを手に入れて、より快適な暮らしを送りましょう。
記事をシェアする
あなたにおすすめの記事
【2025年版】音楽プレイヤーおすすめ15選|安い機種から最高音質まで紹介
3DSソフトのおすすめ16選!好みの気分で選ぶ名作RPG・神ゲーとは?
iPhone充電器のおすすめ厳選!急速充電や純正との違いを解説【2025年最新版】
マウスパッドのおすすめ9選!仕事もゲームも快適にする選び方を解説
テレビのおすすめランキング13選!2025年最新トレンドと用途別のおすすめも紹介
【一人暮らし向け】安いプロジェクターのおすすめ8選!1万円〜3万円で買えるコスパ最強とは?
ポータブル電源のおすすめ9選。災害時のために買って後悔しない?購入者の本音も!
小型カメラ・隠しカメラの人気ランキング9選!スマホで見られるWi-Fiモデルがおすすめ
Ankerイヤホンのおすすめ10選!新作や人気シリーズの音質・機能性を紹介
左手デバイスのおすすめ人気ランキング12選!イラストやPC作業が快適になる選び方
新着の記事
【2025年】食品乾燥機のおすすめを厳選!家庭用で本格的に作れる逸品を紹介
パーマワックスのおすすめ人気ランキング15選!メンズヘアスタイリングのメリット
無料コラージュアプリおすすめ9選!ロゴを消す裏ワザやコラージュ作成のコツも解説
【無料】漢字検索アプリおすすめ9選|手書き・カメラ対応で読めないを即解決!
日本史参考書のおすすめ12選!共通テストから各大学対策までの参考書ルートも紹介
麻婆豆腐の素おすすめランキング15!四川式・広東式・日本家庭を徹底比較|アレンジレシピも紹介
【2025年最新】一人暮らし食洗機のおすすめ厳選!工事不要や安い機種も紹介
ランニングイヤホンのおすすめ11選!走り方で選ぶ落ちない&安いモデルも紹介
激辛カップ麺の辛さレベル別おすすめ14選!アレンジ術やケア方法も徹底解説
腰痛クッションのおすすめ厳選!デスクワークや車の運転を快適に。携帯用も紹介
すべてのカテゴリ
参考価格の表記について
当サイトでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの中から、同一商品の価格を比較し、そのうち最も値段の安いものを「参考価格」と定義しております。
また、商品価格(税表記の有無・送料等も含む)は常に変動しており、当サイトへの反映が一部遅延する場合がございますので、最終的な購入価格はリンク先の各ページで改めてご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※当サイト内にて[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運用を行っております。









