毎日の食卓に欠かせない味噌。
でも、スーパーにはたくさんの種類が並び、どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
味噌は日本の伝統的な発酵食品であり、その風味や栄養価は私たちの食生活を豊かにしてくれます。
この記事では、美味しい味噌の選び方の基本的なポイントから、編集部が厳選したおすすめの商品15選まで、詳しくご紹介します。
あなたの好みや用途にぴったりの、最高の味噌を見つけるお手伝いができればうれしいです。
そもそも味噌とは?基本を知って美味しい味噌選び
味噌は、日本の食卓に古くから根づいている発酵調味料です。
主原料である大豆、米や麦などの麹(こうじ)、そして塩を混ぜ合わせて発酵・熟成させることでつくられます。
この発酵の過程で、大豆のたんぱく質がアミノ酸に分解され、味噌特有の深い旨みや香りが生まれるのです。
地域や製法によってじつにさまざまな種類があり、それぞれに異なる風味や特徴を持っています。
味噌の種類|米・麦・豆・合わせ味噌の特徴
味噌は、使用される麹の種類によって大きく「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」の3つに分類され、これらを組み合わせた「合わせ味噌」もあります。
米味噌
- 米麹を使ってつくられる味噌で、日本で最も生産量が多く、広い地域で親しまれています。
味わいは甘口から辛口、色も淡いものから濃い赤色のものまでさまざまで、クセが少なくバランスのよい風味が特徴です。
日常使いの味噌汁から、さまざまな料理に幅広く活用できます。
麦味噌
- 麦麹を使ってつくられ、特有の香ばしさと素朴な甘みが特徴です。
九州地方や四国、中国地方などで多くつくられています。
米味噌に比べてやや香りが強く、独特の風味があります。
豆味噌
- 大豆のみを原料とし、大豆に直接麹菌を繁殖させてつくられる味噌です。
東海地方(愛知、岐阜、三重)が主な産地で、「八丁味噌」などが有名です。
濃厚な旨みとコク、わずかな渋みや苦味を持ち、色は濃い赤褐色をしています。
長期間熟成させるものが多く、独特の風味があります。
合わせ味噌
- 米味噌と豆味噌、米味噌と麦味噌など、2種類以上の味噌をブレンドしたものです。
それぞれの味噌のよいところを組み合わせることで、より複雑でバランスの取れた風味を追求しています。
味噌の色と味わいの違い|白味噌・赤味噌・淡色味噌って?
味噌の色は、主に「赤味噌」「淡色味噌」「白味噌」に分けられます。
この色の違いは、大豆の種類や処理方法(蒸すか煮るか)、麹の割合、発酵・熟成期間の長さ、途中でかき混ぜるかどうかなど、さまざまな要因によって生まれます。
白味噌
- 米麹の割合が高く、比較的短期間で熟成させるため、色が淡く仕上がります。
塩分濃度が低めで、麹由来の甘みが強く、まろやかな味わいが特徴です。
お正月のお雑煮や和え物などに使われることが多いです。
赤味噌
- 長期間熟成させることで、メイラード反応(糖とアミノ酸が反応して褐色物質を生じる反応)が進み、色が濃い赤褐色になります。塩分濃度が比較的高く、コクがあり、濃厚な旨みとしっかりとした塩味が特徴です。
淡色味噌
- 白味噌と赤味噌の中間にあたる色合いで、山吹色などと表現されることもあります。熟成期間や塩分濃度も中間的で、甘みと塩味のバランスがよく、日常使いの味噌汁などに広く使われています。信州味噌などが代表的です。 一般的に、色が淡いものほど甘みが強く、色が濃いものほど塩味や旨みが強い傾向にありますが、麹の種類や量によっても味わいは大きく変わります。
美味しい味噌の選び方
味噌の基本的な知識がわかったところで、次は実際に美味しい味噌を選ぶためのポイントを見ていきましょう。
1. 好みの味わいで選ぶ|甘口・辛口、濃淡
味噌の味わいは、主に「甘口」と「辛口」に分けられます。
この辛さの加減は、食塩の量と麹歩合(原料の大豆に対する麹の割合)で決まります。
一般的に、塩分濃度が高く麹歩合が低いと辛口に、塩分濃度が低く麹歩合が高いと甘口になる傾向があります。
一般的に、色が淡いものは風味が軽やかで甘みが感じられやすく、色が濃いものは濃厚で塩味や旨みが強い傾向があります。
まずは少量から試してみて、ご自身の好みの味わいを見つけていくのも楽しいですよ。
2. 製法をチェック:無添加・天然醸造とは?
味噌を選ぶ際には、パッケージの裏などに記載されている原材料表示や製法に関する情報を確認することも大切です。
無添加
一般的に「無添加」と表示されている味噌は、酒精(アルコール)やだし、保存料、着色料などが添加されていないものを指します。
酒精は発酵を抑えて品質を安定させるために使われることがありますが、無添加のものは味噌本来の風味や発酵の力を楽しみたい方におすすめです。
天然醸造
「天然醸造」とは、人工的な温度管理による加温を行わず、自然の温度変化に任せてじっくりと発酵・熟成させた製法を指すことが多いです。
時間と手間がかかりますが、その分、複雑で深みのある風味が生まれるといわれています。
有機(JASマーク)
農薬や化学肥料に頼らず、有機的な方法で栽培された原材料(有機大豆、有機米など)を使用し、定められた基準に基づいて製造された味噌には「有機JASマーク」が表示されます。
食の安全や環境への配慮を重視する方には、このマークがついた商品がよいでしょう。
3. 「生味噌」か加熱処理済みか
味噌のパッケージには、「生(なま)」と表示されているものがあります。これは、味噌が完成した後、酵母や酵素の働きを止めるための加熱処理(火入れ)や酒精(アルコール)の添加をしていないことを意味します。
生味噌
- 酵母や酵素が生きているため、味噌本来の豊かな風味や香り、そして発酵による複雑な味わいが楽しめます。
また、酵素の働きにより、消化を助ける効果も期待できるといわれています。
ただし、容器の中で発酵が進みやすく、風味が変化したり、容器が膨らんだりすることがあるため、開封後は冷蔵保存が必須です。
加熱処理済み味噌
- 加熱処理や酒精添加により、酵母の働きを抑え、品質を安定させています。
そのため、未開封であれば常温で長期間保存できるものが多く、風味の変化も少ないのが特徴です。
どちらがよいかは好みや使い方によりますが、味噌本来の風味や発酵の力を重視するなら生味噌、保存性や手軽さを求めるなら加熱処理済みの味噌、というように選ぶとよいでしょう。
美味しい味噌のおすすめ人気ランキング15選
ここからは、AmazonをはじめECサイトの売れ筋データをもとに編集部が厳選した、美味しい味噌の総合ランキングをご紹介します。
味わいの特徴も記載しているので、ぜひ自分にぴったりな味噌を探してみてくださいね。
美味しい味噌を長持ちさせる保存方法と注意点
せっかく選んだ美味しい味噌も、保存方法を間違えると風味が損なわれてしまうことがあります。
味噌は発酵食品ですが、開封後は少しずつ変化していくため、適切な保存で美味しさを長持ちさせましょう。
基本の保存方法|冷蔵?冷凍?
味噌を保存する際の基本は、温度変化の少ない涼しい場所を選ぶことです。
開封前
- 多くの味噌は、直射日光を避け、涼しい場所での常温保存が可能です。
ただし、「生味噌」タイプや、パッケージに要冷蔵と記載があるものは、購入後すぐに冷蔵庫で保存しましょう。
開封後
- 開封後の味噌は、風味の変化や乾燥、カビの発生などを防ぐため、必ず冷蔵庫で保存してください。
特に「生味噌」は発酵が進みやすいため、冷蔵保存が必須です。
さらに長期間保存したい場合は、冷凍保存も有効な手段です。
味噌は塩分濃度が高いため、家庭用の冷凍庫(約-18℃)では完全にカチカチには凍らず、使う分だけスプーンなどで取り出すことができます。
冷凍することで、色や風味の変化をより効果的に抑えることができます。
開封後の注意点|風味を損なわないために
開封後の味噌の風味をできるだけ損なわないためには、いくつかの点に注意しましょう。
まず、味噌の表面が空気に触れる面積をできるだけ小さくすることが大切です。
容器に入っている味噌は、表面を平らにならし、ラップを味噌の表面にぴったりと密着させてから蓋をすると、乾燥や酸化を防ぐのに役立ちます。
また、味噌を取り出す際には、必ず清潔で乾いたスプーンやヘラを使用しましょう。
濡れていたり、他の食品がついた調理器具を使うと、雑菌が混入し、カビの原因になることがあります。
味噌の色が購入時よりも濃くなることがありますが、これは熟成が進んでいる証拠で、品質に問題がない場合がほとんどです。
ただし、あまりにも風味が変わってしまったり、異臭がしたり、カビが生えていたりする場合は使用を避けましょう。
適切な保存を心がけることで、美味しい味噌を最後まで楽しむことができます。
味噌に関するよくある質問
ここでは、味噌に関して多くの方が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。
味噌の賞味期限は?過ぎても食べられる?
- 味噌のパッケージには賞味期限が記載されています。
これは「美味しく食べられる期限」の目安であり、保存状態がよければ、期限を多少過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
味噌は塩分濃度が高く、もともと保存性の高い発酵食品です。
ただし、賞味期限を過ぎると、風味や色が徐々に変化していくことがあります。
色が濃くなったり、香りが弱くなったり、酸味が出たりすることがあります。
食べる前に見た目や香りをよく確認し、カビが生えていたり、異臭がしたり、味が極端に変わっていたりする場合は、食べるのをやめましょう。
開封後は特に、冷蔵庫で適切に保存し、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。
だし入り味噌と、だし無し味噌の違いは?
- だし無し味噌は、その名の通り、味噌本来の原材料(大豆、麹、塩など)のみでつくられた味噌です。
自分で昆布やかつお節からだしを取ったり、市販のだしの素を使ったりして、好みの味に調整できるのが特徴です。
素材の風味を活かした本格的な味わいを求める方や、だしの種類にこだわりたい方に向いています。
今回ご紹介した商品の多くは、このだし無し味噌です。
だし入り味噌は、味噌にあらかじめ、かつお節や昆布などのだし成分が加えられている製品です。
だしを取る手間が省けるため、手軽に味噌汁をつくりたい場合に便利です。
忙しい方や料理初心者の方にとっては、時間短縮になり、味も安定しやすいというメリットがあります。
どちらを選ぶかは、料理の手間や求める味わいによって異なります。
まとめ
この記事では、味噌の基本的な知識から、美味しい味噌の選び方、そして編集部おすすめの15種類の味噌をご紹介しました。
米味噌、麦味噌、豆味噌、合わせ味噌といった種類の違い、甘口や辛口といった味わいのバリエーション、無添加や有機といった製法へのこだわりなど、味噌の世界は奥深く、選択肢も実にさまざまです。
「最高の味噌」とは、結局のところ、ご自身の好みや用途、価値観に最も合うもののことです。
毎日使う味噌汁用なのか、特別な料理の隠し味なのか。素材の安全性にこだわるのか、手軽さを優先するのか。
この記事でご紹介した選び方のポイントや商品を参考にしながら、ぜひいろいろな味噌を試して、あなたにとっての「これだ!」という一品を見つけてください。
気になる商品が見つかったら、ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。
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