自宅のWi-Fiが「遅い」「つながらない」「途切れる」といったトラブルに悩んでいませんか?快適なインターネット環境を作るには、用途に合ったWi-Fiルーターの選択が重要です。
本記事では、Wi-Fiルーターのおすすめモデルを厳選し、マンション向けと戸建て向けに分けてそれぞれ紹介します。価格やスペックを比較しながら、自分にぴったりの1台を見つけましょう。また、選び方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Wi-Fiを使うにはWi-Fiルーターが必須!
Wi-Fiルーターは、スマホやパソコン、ゲーム機などをインターネットに接続するためには欠かせないアイテムです。Wi-Fiルーターは、光回線やモバイル回線などのインターネット回線とデバイスをつなぐ役割を持ち、無線通信によって家中どこでもインターネットを利用できるようにします。インターネットの契約をしていてもWi-Fiルーターがなければ、Wi-Fiを繋ぐことはできません。
特に近年は、テレワークや動画配信サービスの普及により、高速で安定したインターネット環境が求められるようになっています。しかし、古いWi-Fiルーターを使っていたり、環境に適したモデルを選んでいなかったりすると、「通信が遅い」「接続が途切れる」といったトラブルが発生しやすくなります。快適なWi-Fi環境を構築するためには、自宅の環境や使用目的に合ったWi-Fiルーターを選ぶことが重要です。
Wi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まずは、Wi-Fiルーターの選び方を確認しましょう。
新しく購入するならWi-Fi 6以上のルーターがおすすめ
Wi-Fiルーターを選ぶ際は、Wi-Fiの規格を確認しましょう。Wi-Fiの規格は定期的にアップデートされており、現在販売されている規格は、Wi-Fi 5・Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E・Wi-Fi 7の4種類です。
新しくWi-Fiルーターする場合、4種類のなかからWi-Fi 6かWi-Fi 6Eを購入するのがおすすめです。Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eは、Wi-Fi 5に比べて、通信速度が向上し、多数のデバイスを同時に接続しても安定した通信が可能になります。Wi-Fi 7は、オーバースペック気味で、高速通信であるものの価格が高く、対応したデバイスがまだほとんど普及していません。
家の広さや間取りに合ったWi-Fiルーターを選ぼう
Wi-Fiルーターの性能は、家の間取りや構造によって大きく影響を受けます。Wi-Fiの電波は壁や家具などの障害物に弱いため、環境に適したルーターを選ぶことが重要です。
【戸建て向け】家全体をカバーできるモデルがおすすめ
戸建てでWi-Fiルーターを選ぶ際は、通信範囲の広いモデルやメッシュWi-Fi対応ルーターを選ぶのがおすすめです。戸建て住宅では、1階から2階・3階までWi-Fiの電波を安定して届けることが重要ですが、Wi-Fiの電波は壁や天井に遮られやすく、特に鉄筋コンクリートの壁が多い場合は、電波が届きにくくなってしまいます。
メッシュWi-Fiは、複数のルーター(サテライト)を組み合わせて家全体をカバーする仕組みなので、通常のWi-Fiルーター1台よりも広範囲に安定した通信を提供します。特に、3階建ての家や広い間取りの戸建てに最適です。
また、アンテナ性能が高く全方位に電波を飛ばせる外付けアンテナ搭載モデルや、ビームフォーミング機能を備えたルーターを選ぶと、電波が遠くのデバイスにも届きやすくなります。リビングだけでなく、寝室や書斎、キッチンなどでも安定して快適にWi-Fiを利用できるのでおすすめです。
【マンション向け】電波干渉を防ぎやすいモデルがおすすめ
マンションでは、上下階や隣の部屋のWi-Fiと電波が干渉しやすいため、電波干渉を抑える工夫がされたWi-Fiルーターを選ぶことが重要です。特に、近隣住戸と同じ周波数帯のWi-Fiを使用すると、ネットが遅くなったり、通信が不安定になったりすることがあります。
マンションでWi-Fiルーターを選ぶ際は、電波干渉を防ぎやすいWi-Fi 6対応(5GHz帯)のモデルを選びましょう。従来の2.4GHz帯は、電子レンジやBluetooth機器とも干渉しやすいため、混雑しにくく高速通信が可能な5GHz帯を優先的に利用できるルーターを選ぶと、快適なインターネット環境を確保できます。
また、バンドステアリング機能を搭載したモデルなら、接続するデバイスの状況に応じて最適な周波数帯(2.4GHzまたは5GHz)を自動で選択してくれるため、電波干渉を回避しやすくなります。さらに、オートチャネルセレクト機能があるルーターを選ぶと、混雑していないWi-Fiチャンネルを自動で選択し、よりスムーズな通信が可能です。マンションに適したWi-Fiルーターを選ぶことで、動画視聴やオンラインゲーム、リモートワークなども快適に行える環境を整えることができます。
有線接続が必要ならLANポートの数や速度もチェック!
Wi-Fiルーターを選ぶ際、無線接続の性能に注目しがちですが、有線接続を利用する場合はLANポートの数や通信速度も重要なポイントになります。特に、オンラインゲーム・動画編集・リモートワークなど、高速で安定した通信が求められる用途では、有線LAN接続を活用することで、より快適なインターネット環境を構築できます。
一般的なWi-Fiルーターには1Gbps対応の有線LANポートが搭載されていますが、最近では2.5Gbpsや10Gbps対応のポートを備えたモデルも増えています。光回線などの高速回線を利用する場合は、WANポート・LANポートともに2.5Gbps以上に対応したルーターを選ぶことで、インターネットの速度を最大限活かせます。
また、LANポートの数も重要です。PCやゲーム機、スマートテレビ、NAS(ネットワークストレージ)などを有線接続する場合は、ポートの数が十分にあるか確認しましょう。ポートが足りない場合は、スイッチングハブ(LANハブ)を追加することで拡張することも可能ですが、最初から複数のLANポートを備えたルーターを選ぶと、より手軽に利用できます。
快適に使うためのWi-Fiルーターの便利機能
Wi-Fiルーターには、ただインターネットにつなぐだけでなく、通信の安定性や速度を向上させるさまざまな便利機能が搭載されています。家の広さや使い方に応じて、次のような機能があるとより快適にインターネットを利用できるでしょう。それぞれ詳しくみていきましょう。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- バンドステアリング
- オートチャネルセレクト
- IPv6対応
遠くの部屋でもつながりやすい「ビームフォーミング」
Wi-Fiルーターから発信される電波は、一般的に全方向に均等に広がりますが、壁や家具に遮られてしまうと、遠くの部屋や別の階には電波が届きにくくなることがあります。そこで役立つのが「ビームフォーミング」という技術です。
ビームフォーミング機能を搭載したWi-Fiルーターは、デバイスの位置を検出し、その方向に向けて集中的に電波を送ることで、遠くの部屋でも安定した接続を可能にします。特に、戸建て住宅の2階や3階、またはマンションで部屋が奥まっている場合などに有効です。Wi-Fiの届きにくい場所でインターネットを快適に使いたい人は、ビームフォーミング機能を搭載したルーターを選ぶとよいでしょう。
同時接続でも快適な「MU-MIMO」
現代の家庭では、スマホ・タブレット・パソコン・スマート家電など、多くのデバイスがWi-Fiに接続されています。従来のWi-Fiルーターでは、1台ずつ順番にデータを送受信するため、接続台数が増えると通信速度が低下しやすいという問題がありました。
「MU-MIMO(Multi-User, Multiple-Input, Multiple-Output)」は、この問題を解決するための技術で、複数のデバイスと同時に通信できる仕組みを持っています。例えば、家族がそれぞれ動画を視聴したり、ゲームをしたりしても、通信がスムーズに行われるため、遅延や速度低下が発生しにくくなります。特に、家族でWi-Fiを使う機会が多い人や、テレワークとオンライン授業を同時に行う家庭には必須の機能と言えます。
混雑を回避して通信を安定させる「バンドステアリング」と「オートチャネルセレクト」
Wi-Fiには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2つの周波数帯があり、それぞれの周波数帯を使い分けることができます。「2.4GHz帯」と「5GHz帯」には次のような特徴があります。
- 2.4GHz帯:遠くまで電波が届きやすいが、電波干渉しやすい
- 5GHz帯:高速通信が可能だが、障害物に弱い
「バンドステアリング」機能を搭載したルーターなら、デバイスの状況や通信の混雑度に応じて、最適な周波数帯を自動で切り替えてくれます。例えば、混雑している2.4GHz帯ではなく、5GHz帯を優先的に使うことで、通信速度の低下を防ぐことができます。
また、「オートチャネルセレクト」機能があると、周囲のWi-Fiの状況を検知し、電波干渉の少ないチャンネルを自動選択することで、スムーズな通信を維持できます。マンションなどで周囲のWi-Fiと干渉しやすい環境では、これらの機能を搭載したルーターを選ぶと安定した通信が期待できます。
ネットが遅くなる時間帯も快適な「IPv6」
「夕方や夜になるとWi-Fiが遅くなる…」と感じたことはありませんか?これは、多くの人が同じインターネット回線を利用することで通信が混雑し、速度が低下してしまうためです。このような悩みを解決したい人は、「IPv6(IPoE)対応のルーター」がおすすめです。
従来のIPv4通信は、ネットワークが混雑しやすい方式でした。IPv6では新しい通信経路を利用することで、混雑を避けながらスムーズにデータをやり取りできます。特に、光回線を利用している場合は、プロバイダが「IPv6 IPoE」に対応しているかを確認し、対応ルーターを選ぶことで、時間帯に関係なく安定した通信が可能になります。IPv6対応ルーターを導入することで、動画視聴・オンラインゲーム・リモートワークなども快適に行える環境を整えることができます。
おすすめのWi-Fiルーター22選
ここからは、おすすめのWi-Fiルーターを戸建て向けとマンション向けに分けてご紹介します。自分の環境にあったぴったりの一台を見つけてみてください。
戸建てに向けのWi-Fiルーター11選
マンション向けのおすすめWi-Fiルーター11選
Wi-Fiルーターに関するよくある質問
- Wi-Fiルーターの設置場所は、通信速度や安定性に大きな影響を与えます。Wi-Fiルーターは次のような場所に置いてみてください。
- おすすめの置き場所
- 家の中心部やよく使う部屋の近く
- 床から1〜1.5m程度の高い位置
- 障害物の少ない開放的な場所
- 電子レンジやBluetooth機器から離れた場所
- Wi-Fiの電波はルーターを中心に放射状に広がるため、家の中央付近に設置すると全体に均等に届きやすくなります。リビングやワークスペースなど、Wi-Fiをよく使う場所の近くの1〜1.5m程度棚の上や机の上置くと、より安定した通信が可能です。
ルーターの周囲に家具や壁が多いと、電波が減衰しやすくなります。壁際や部屋の隅ではなく、できるだけ開放的な場所に設置するのが理想です。また、電子レンジなどの家電製品はWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使用するため、干渉しないように離れた場所に置きましょう。
- Wi-Fiルーターは長期間使用することができますが、技術の進化や使用環境の変化により、定期的な買い替えが推奨されます。一般的に、Wi-Fiルーターの寿命は約4〜5年とされており、それ以上使うと性能の劣化や通信速度の低下が発生しやすくなります。
Wi-Fiの規格も更新されるため、定期的に買い替えるのがおすすめです。特に、4年以上同じルーターを使っている人や、Wi-Fiの速度や安定性に不満がある人は、最新のWi-Fiルーターに買い替えることで、より快適なインターネット環境を手に入れられる可能性があります。
まとめ
Wi-Fiルーターは、快適なインターネット環境を実現するために欠かせない機器です。しかし、設置場所や使用するルーターの性能によって、通信速度や安定性に大きな違いが出るため、適切な選び方を押さえておくことが重要です。
本記事では、おすすめのWi-Fiルーターを厳選してご紹介しました。どれも性能が高いモデルなので、スペックや価格を比較して自分にあった一台を見つけてみてください。新しいWi-Fiルーターを購入して快適なインターネット環境を整えましょう。
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