キャンプでぐっすり眠るために持っておきたいのが、キャンプ用の枕。タオルなどで代用しても寝心地がいまいちで、翌朝首が痛くなった経験はありませんか。
この記事では、荷物を圧迫しないコンパクトなタイプから、家の枕のように滑らない快適なものまで、おすすめのキャンプ用枕を紹介します。自分にとって最強の睡眠環境をつくるための選び方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
- キャンプ用枕の主な3つのタイプ
- 失敗しないための選び方のコツ
- 人気ブランドの特徴とおすすめ
- 購入前に試せる身近な代用テクニック
- キャンプ用枕のタイプは3つ!軽量か寝心地か重視するポイントで変わる
- エアー式:軽量かつコンパクト。荷物を減らしたい人向け
- スポンジ式:家の枕に近い寝心地を求める人向け
- ハイブリッド式:コンパクトさと寝心地のバランスが◎
- キャンプ用枕の選び方
- 要チェック!キャンプ用枕の人気ブランド
- Therm-a-Rest(サーマレスト)|寝心地重視派の筆頭。圧縮もできる
- NEMO(ニーモ)|コンパクトなのに寝心地が抜群
- Sea to Summit(シートゥサミット)|超軽量・超コンパクトなモデルが得意
- DOD(ディーオーディー)|家の枕感覚で寝れる
- 編集部が厳選!キャンプ用枕のおすすめ9選
- 寝心地を重視したい人におすすめのキャンプ用枕
- 荷物を減らしたい人向けの軽量キャンプ用枕
- キャンプ用枕の使い方・空気の入れ方
- キャンプ用枕のお手入れ方法
- 枕を買う前の「代用テクニック」。買う前はどうしてる?
- スタッフバッグ+タオル/着替え
- 100円ショップのクッション
- まとめ
キャンプ用枕のタイプは3つ!軽量か寝心地か重視するポイントで変わる
キャンプ用枕には主に3つの種類があり、それぞれ収納サイズや寝心地が異なります。
たとえば、登山やツーリングなど荷物を極限まで減らしたい場合は軽量なタイプ、オートキャンプで快適さを求めるならクッション性が高いタイプがおすすめ。ここでは、タイプごとの特徴を解説します。
| タイプ | 構造の特徴 | 寝心地 | 携帯性 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|
| エアー式 | 空気を注入して使用 | △ | ◎ | 登山・ツーリング・ソロ |
| スポンジ式 | ウレタン等のクッション材 | ◎ | △ | オートキャンプ・車中泊 |
| ハイブリッド式 | スポンジ内蔵+自動膨張 | ◯ | ◯ | バランス重視・初心者 |
エアー式:軽量かつコンパクト。荷物を減らしたい人向け
エアー式は、自分で空気を入れて膨らませるタイプです。使用しないときは空気を抜いて畳めるため、手のひらサイズまでコンパクトになります。非常に軽量で持ち運びやすく、荷物を少しでも減らしたいソロキャンプや登山に最適です。
ただし、空気がパンパンに入っていると反発が強く、頭が安定しにくいことがあります。空気量を調節して好みの硬さにすることが、快適に眠るコツです。
スポンジ式:家の枕に近い寝心地を求める人向け
スポンジ式は、内部にウレタンフォームや綿などのクッション材が入っているタイプです。家の枕に近いふかふかとした感触が得られ、寝心地は抜群です。
反発力が適度にあり、頭をしっかり支えてくれるため、睡眠の質を重視するキャンパーに人気があります。その分、収納サイズは大きくなりやすいため、車での移動がメインのオートキャンプなど、積載量に余裕がある場合におすすめです。
ハイブリッド式:コンパクトさと寝心地のバランスが◎
エアー式の携帯性と、スポンジ式の寝心地を兼ね備えたのがハイブリッド式です(インフレータブル式とも呼ばれます)。内部にスポンジが入っており、バルブを開けると自動で空気を吸い込んで膨らみます。
表面のクッション性が高く、空気だけで支えるエアー式よりも快適な寝心地です。収納時は空気を抜きながら丸めることで比較的コンパクトになるため、バランスのよい選択肢といえます。
キャンプ用枕の選び方
キャンプ用の枕を選ぶ際は、自分の睡眠スタイルやメンテナンスのしやすさを考慮することが大切です。機能性をしっかり確認することで、キャンプでの睡眠の質が大きく向上します。
- 高さ調節が可能かチェックする
エアー式やハイブリッド式であれば、空気の注入量で高さを自在に変えられるため、自分好みの高さに調整しやすいのがメリット。
スポンジ式の場合は、中材を出し入れできるものや、ドローコードで圧縮して高さを変えられるモデルも。 - マットの上で滑りにくい素材か確認する
裏面に滑り止め加工が施されているものや、枕自体をマットに固定できるバンドが付いているものを選ぶと安心。
表面がスエード調やニット素材など、摩擦のある生地であれば、肌触りもよく滑りにくい。 - カバーが洗えるなど手入れが楽か見る
カバーを取り外して洗濯機で洗えるタイプであれば、帰宅後のメンテナンスが簡単。
本体ごと手洗いできるものもありますが、乾かすのに時間がかかることも。
要チェック!キャンプ用枕の人気ブランド
多くのメーカーからキャンプ用枕が販売されていますが、各ブランドにそれぞれの特徴があり、寝心地や携帯性にこだわった製品が展開されています。
ここでは、特に定評のある4つのブランドを紹介します。
Therm-a-Rest(サーマレスト)|寝心地重視派の筆頭。圧縮もできる
サーマレストは、マットや枕などの寝具に特化した信頼性の高いブランドです。特に「コンプレッシブルピロー」は、使わなくなったマットの製造過程で出るフォーム素材を再利用しており、環境に配慮しながら極上の寝心地を実現しています。
ふっくらとしたボリュームがありながら、ドローコードや折りたたみ機能で圧縮して持ち運べるのが特徴です。寝心地を最優先したいキャンパーから絶大な支持を集めています。
NEMO(ニーモ)|コンパクトなのに寝心地が抜群
ニーモの「フィッロ」シリーズは、エアー式の手軽さとスポンジ式の快適さを高次元で融合させた枕として人気です。空気で膨らませるベースの上に分厚いフォームが配置されており、頭を優しく受け止めてくれます。
肌触りのよいカバーと相まって、コンパクトに収納できるとは思えないほどの快適さを提供します。デザインもおしゃれで、機能美を追求したい方におすすめです。
Sea to Summit(シートゥサミット)|超軽量・超コンパクトなモデルが得意
シートゥサミットは、軽量化を追求する登山者やキャンパーに愛されるブランドです。「エアロピロー」シリーズは、手のひらに収まるコンパクトさを誇ります。
独自のマトリックス構造により、頭の形に合わせてフィットしやすく、エアー式特有の不安定さを軽減しています。同社のマットと連結できる「ピローロックシステム」を採用しており、枕のズレを防げる点も大きな魅力です。
DOD(ディーオーディー)|家の枕感覚で寝れる
ユニークな製品名と実用性の高さで人気のDOD。「ソトネノマクラ」は、その名の通り外で寝るための枕ですが、家の枕と変わらないような大型でフラットな形状が特徴です。
ウレタンフォームがたっぷり入っており、自動膨張式で設営も簡単。カバーは取り外して洗えるため衛生的です。オートキャンプでゆったりと眠りたいファミリーや初心者にぴったりのアイテムです。
編集部が厳選!キャンプ用枕のおすすめ9選
ここからは、「とにかく快適に眠りたい」という方と、「荷物は限界まで軽くしたい」という方、それぞれの目的に合ったおすすめのキャンプ用枕を紹介します。
寝心地を重視したい人におすすめのキャンプ用枕
寝心地を最優先するなら、サーマレストの「コンプレッシブルピロー」やDODの「ソトネノマクラ」のような、中材にウレタンフォームを使用したタイプがおすすめです。
厚みがあり、頭を包み込むような安定感があります。
荷物を減らしたい人向けの軽量キャンプ用枕
ソロキャンプやツーリングで荷物を減らしたい場合は、Sea to Summitの「エアロウルトラライトピロー」のようなエアー式が最適です。重さはわずか数10グラム程度で、ポケットに入るサイズになります。
キャンプ用枕の使い方・空気の入れ方
エアー式やハイブリッド式の枕を使う際、空気を限界までパンパンに入れるのは避けましょう。空気が多すぎると反発が強くなり、頭がグラグラして落ち着きません。
まずは8割程度まで膨らませて、実際に頭を乗せながら空気を少しずつ抜いて調整するのがコツです。
頭が沈み込みすぎず、首が自然なカーブを描く高さに合わせると、朝まで快適に眠れます。バルブの操作方法は製品によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
キャンプ用枕のお手入れ方法
キャンプから帰ったら、枕のお手入れを忘れずに行いましょう。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれており、そのまま放置するとカビやニオイの原因になります。
カバーが外せるタイプは洗濯ネットに入れて洗濯機へ。本体が洗えないウレタン素材などは、風通しのよい日陰でしっかりと陰干しをして湿気を逃がします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を含ませた布で拭き取り、よく乾燥させてから収納してください。
枕を買う前の「代用テクニック」。買う前はどうしてる?
「いきなり専用の枕を買うのはちょっと……」という初心者は、まずは身近なもので代用してみるのもひとつの方法。
ここでは、多くのキャンパーが実践している代表的な代用テクニックを紹介します。
スタッフバッグ+タオル/着替え
着替えなどの衣類をスタッフバッグ(収納袋)に詰め、その上にタオルを巻いて枕にする方法です。中に入れる衣類の量で高さを自由に調整できるのが最大のメリットです。
ナイロン製のスタッフバッグは滑りやすく、肌触りもひんやりするため、タオルを巻くことで快適性がアップします。荷物を増やさずに枕をつくれるため、ベテランキャンパーもよく使うテクニックです。
100円ショップのクッション
100円ショップで販売されている小さなクッションや、ダイソーなどの300円〜500円商品コーナーにある少し大きめのクッションを利用する方法です。安価で手に入り、家にあるものをそのまま持ち出せる手軽さがあります。
かさばるのが難点ですが、オートキャンプであれば問題ありません。ただし、アウトドア用ではないため、汚れがつきやすかったり、湿気を吸いやすかったりする点には注意が必要です。
まとめ
キャンプでの睡眠は、翌日のアクティビティを楽しむためのエネルギー源です。代用品で済ませることも可能ですが、自分に合ったキャンプ用枕を取り入れることで、テント泊がより快適になります。
コンパクトさをとるか、家のベッドのような寝心地をとるか、優先順位を決めて選んでみてください。この記事を参考に、あなたにとって最適な枕を見つけ、自然の中で最高の朝を迎えましょう。
記事をシェアする
あなたにおすすめの記事
ルーフテントのおすすめ12選!後悔しない選び方やデメリットも詳しく解説
パワーグリップのおすすめ人気ランキング16選!安いアイテムから女性向け、初心者向けまで厳選
【キャンプ好きの愛用品】アウトドアチェアのおすすめ8選!マニアがリアルに使っている椅子を紹介
ジャングリア沖縄【失敗?】炎上した口コミ・レビューの真相から料金・場所まで徹底解説
タイラバリールのおすすめ人気ランキング10選【コスパ最強】電動・カウンター付きも厳選
ロックフィッシュロッドのおすすめ人気ランキング8選【最強・万能】汎用性の高いアイテムも
シーバスロッドのおすすめ人気ランキング8選【コスパ最強・万能】初心者~上級者向けモデル
イカメタルロッドのおすすめ人気ランキング【コスパ最強・高感度】2025年新作も紹介
エギングリールのおすすめ人気ランキング9選【コスパ最強】番手・メーカー別に紹介|2025年最新
フィッシュグリップおすすめ人気ランキング10選!ダイソーなどコスパ最強な100均グッズも紹介
新着の記事
睡眠導入剤のおすすめ9選!状態別の睡眠サポートや不眠にならないためのセルフケアを解説
ピンクヘアカラー剤のおすすめ10選!市販でブリーチなしでも可愛く染まる
ボードゲームのおすすめ31選!遊ぶ人数別に面白い定番作をご紹介
夜食のおすすめ15選!太らないレシピや簡単手軽なコンビニ商品も紹介
ニキビ肌向けパックのおすすめランキング!ニキビにパックはしないほうがいい?成分ごとの効果も解説
ハンガーのおすすめ20選!肩に跡がつきにくいハンガーを編集部が厳選
木製まな板のおすすめ8選。種類やお手入れ方法、カビない対処法まで徹底解説
【2025年】食洗機のおすすめ13選!工事不要なタンク式やビルトインを家電のプロが解説
ストレートネック枕のおすすめランキング11選!首の負担を減らす選び方と改善策も紹介
バイセルの口コミ・評判【やばい?】着物や貴金属を高価買取できる?福ちゃんとの比較も
すべてのカテゴリ
参考価格の表記について
当サイトでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの中から、同一商品の価格を比較し、そのうち最も値段の安いものを「参考価格」と定義しております。
また、商品価格(税表記の有無・送料等も含む)は常に変動しており、当サイトへの反映が一部遅延する場合がございますので、最終的な購入価格はリンク先の各ページで改めてご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※当サイト内にて[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運用を行っております。










