「野菜不足を手軽に補いたい」「健康や美容のために何か始めたい」そんな思いから青汁に興味を持つ方は多いのではないでしょうか。しかし、いざ選ぼうとすると種類の多さに驚き、「どれを選べばいいかわからない」「まずいイメージがあるけど、飲みやすいものはあるの?」といった疑問や不安も出てくるかもしれません。
この記事では、そんな青汁選びの悩みを解決するために、青汁の基礎知識から後悔しないための選び方の5つのポイント、飲む際の注意点までをわかりやすく解説します。
青汁ってそもそも何?どんな効果があるの?
青汁とは、一般的にケールや大麦若葉、明日葉、桑の葉といった緑色の野菜をすりつぶしたり、その搾り汁を加工したりしてつくられる飲み物のこと。
生の緑葉野菜を主原料とし、ビタミンやミネラル、食物繊維といった、ふだんの食生活で不足しがちな栄養素を手軽に補給できる健康補助食品として広く利用されています。
ただし、青汁はあくまでも食生活を補助するものであり、野菜そのものの代わりになるわけではありません。特に、加工の過程で食物繊維の一部が失われることもあるため、青汁を飲んでいれば野菜をまったく食べなくてもよい、ということにはならない点を理解しておくことが大切です。
日々の食事バランスを整える意識を持ちつつ、補助的に青汁を活用するのがよいでしょう。
後悔しない!青汁の選び方5つのポイント
ここでは、後悔しないための選び方を5つのポイントに分けて解説します。
①主原料で選ぶ(大麦若葉・ケール・明日葉・桑の葉)
青汁の風味や栄養価は、主原料によって大きく異なります。代表的な4つの原料の特徴を知り、自分の好みや目的に合ったものを選びましょう。
原料 | 主な特徴 | 味・風味の傾向 | こんな方におすすめ |
---|---|---|---|
大麦若葉 | ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく含む | クセが少なく、抹茶のような風味で比較的飲みやすい | 初めての方、飲みやすさを重視する方 |
ケール | ビタミン類(特にβ-カロテンやビタミンC)やカルシウムが豊富 | 独特の苦味や青臭さがやや強い傾向がある | 野菜の栄養をしっかり摂りたい方 |
明日葉 | 「カルコン」というポリフェノールやビタミン、ミネラルを含む | わずかな苦味と独特のセリのような香りがある | 美容や健康維持に関心が高い方 |
桑の葉 | 食物繊維やミネラル類が豊富。特有成分「DNJ」を含む | 比較的まろやかで、ほんのりとした甘みを感じる | 食生活が気になる方、糖質が気になる方 |
最近では、これらの主原料を単独で使うだけでなく、複数の野菜やスーパーフードを組み合わせた製品も増えています。
複数の原料をブレンドすることで、単一原料の青汁では得られにくい色々な栄養素を摂取できたり、ケールのような苦味の強い原料の風味を、大麦若葉やまろやかな原料で和らげて飲みやすくしたりする工夫がされています。
主原料だけでなく、どのような素材が組み合わされているかにも注目してみるとよいでしょう。
②目的・悩みで選ぶ(栄養補給・美容・ダイエットサポートなど)
青汁を飲む目的は人それぞれです。ご自身の目的や悩みに合わせて、含まれる栄養素や機能性に着目して選ぶことも大切です。
基本的な栄養補給
- まずは日々の野菜不足を補いたい、という場合は、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった基本的な栄養素がバランスよく含まれているかを確認しましょう。大麦若葉ベースのシンプルな製品などが考えられます。
美容に関心がある方
- 美容をサポートするビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが豊富な原料(例:ケール、明日葉)に注目するのもよいでしょう。さらに、コラーゲンやプラセンタといった美容成分が配合された製品もあります。
ダイエットサポートや健康維持
- 食物繊維が豊富な青汁は、満腹感のサポートやお通じケアに役立ちます。また、食後の血糖値上昇を穏やかにする、コレステロールや中性脂肪が気になる方向け、といった特定の健康効果を訴求する製品も多く見られます。
これらには、難消化性デキストリン、キトサン、桑の葉由来成分、エラグ酸といった機能性関与成分が含まれていることが多いです。ダイエット中の方は、甘味料が使われていないかどうかもチェックポイントです。
お腹の調子を整えたい方
- 食物繊維に加えて、腸内環境をサポートする乳酸菌やオリゴ糖が配合されている製品も多くあります。
特定の健康効果を期待して青汁を選ぶ場合は、「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」といった表示があるかを確認しましょう。
これらの表示がある製品は、国が定めた基準に基づき、特定の保健機能(例:「お腹の調子を整える」「コレステロールの吸収を抑える」など)を表示することが許可されています。
③飲みやすさで選ぶ(味・風味・溶けやすさ)
青汁は毎日続けることが大切。そのため、味や風味、溶けやすさといった「飲みやすさ」は購入前にしっかりチェックしておきたいポイントです。
味・風味
青汁特有の苦味や青臭さが苦手な方は、主原料が大麦若葉のものや、抹茶風味に仕上げられたもの、リンゴやバナナなどの果汁を加えたフルーツ風味の製品を選ぶとよいでしょう。
ただし、フルーツ風味のものは飲みやすい反面、糖質やカロリーが高めの場合もあるため注意が必要です。
甘みがある方が飲みやすいと感じる方もいますが、ダイエット中の方や糖質を気にする方は、甘味料の種類(人工甘味料か天然由来かなど)や有無を確認しましょう。
溶けやすさ
粉末タイプの青汁の場合、水にさっと溶けるかどうかも飲みやすさを左右するポイントです。
溶け残りがダマになると、口当たりが悪く飲みにくさを感じることがあります。メーカーによっては、溶けやすさを向上させるための特別な製法(例:「スプレードライ製法」)を採用している場合もあります。
個包装タイプは持ち運びに便利ですが、製品によって溶けやすさには差があります。
④続けやすさで選ぶ(形状・価格)
毎日続けるためには、生活スタイルに合った形状と、無理なく続けられる価格であることも重要です。
形状
- 粉末タイプ: 最も一般的なタイプで、水や牛乳などに溶かして飲みます。1回分ずつ個包装されたものと、大容量の袋に入ったものがあります。個包装は計量が不要で衛生的、持ち運びにも便利ですが、やや割高になる傾向があります。大袋タイプはコストパフォーマンスに優れることが多いです。
- 冷凍タイプ: ケールなど、鮮度が重視される原料で採用されることがあります。解凍の手間はかかりますが、搾りたてに近いフレッシュな風味が楽しめるとされています。
- 粒タイプ(錠剤): 青汁の味や匂いがどうしても苦手な方でも摂取しやすい形状です。水で飲むだけなので手軽ですが、「青汁を飲んでいる」という実感は得にくいかもしれません。
- 液体タイプ(ドリンク): ペットボトルや紙パックに入っており、開封してすぐに飲めるため最も手軽です。作る手間が一切かかりませんが、他のタイプに比べて価格は高めになる傾向があります。
また、健康効果を期待するには、ある程度の期間、継続して飲むのがおすすめです。1杯あたりの価格を計算し、家計に負担なく続けられる価格帯のものを選びましょう。
ECサイトのセールや、メーカー直販の定期購入コースを利用すると、通常よりもお得に購入できる場合があります。
⑤安全性で選ぶ(添加物・認証マーク)
毎日口にするものだからこそ、安全性にもこだわりたいものです。原材料表示や認証マークなどを確認しましょう。
添加物
- 香料、着色料、保存料、甘味料といった添加物が気になる方は、原材料表示をよく確認し、「無添加」と表示されているものや、できるだけシンプルな配合のものを選ぶとよいでしょう。
原料の産地・栽培方法
- 国産原料: 原料の産地にこだわりたい方は、「国産」「九州産」といった表示があるかを確認しましょう。多くの製品で国産原料がアピールされています。
- 有機JAS認証: 農薬や化学肥料の使用を避けたい方は、有機JASマークが付いている製品を選ぶのがおすすめです。これは、農林水産省が定める厳しい基準をクリアした有機食品の証です。
- 残留農薬検査: メーカーによっては、自主的に残留農薬検査を実施し、その結果を公表している場合があります。安全性を重視する方は、こうした情報も参考にするとよいでしょう。
「国産原料使用」、「有機JAS認証」、「無添加」、そして「残留農薬検査実施」といった表示は、商品の品質や安全性を判断するための重要なポイント。
単に栄養成分や味だけでなく、こうした安全性に関する情報を重視して商品wの選ぶと良いでしょう。
青汁のおすすめ人気商品14選
ここからは、編集部が独自に厳選したおすすめの青汁をご紹介します。ぜひ効果や味が自分に合う商品を探してみてくださいね。
機能性表示つきのおすすめ青汁6選
ここからは、機能性表示食品として販売されている青汁をご紹介します。機能性表示が、ご自身が期待する効果とマッチしているかを確認しましょう。
フレーバー付きおすすめ青汁2選
青汁のあおくささが飲みにくいと感じる方は、フレーバー付きの青汁がおすすめです。
青汁を飲む際の注意点とよくある質問
青汁を安全かつ効果的に活用するために、いくつか注意点とよくある質問について解説します。
飲むタイミングはいつがいい?
- 基本的に、青汁はいつ飲んでも構いません。大切なのは、飲み忘れないように生活のリズムに合わせて習慣化することです。例えば、朝食時や食事の30分〜1時間前、あるいは間食の代わりなどが考えられます。
食前に飲むことについては、青汁に含まれる食物繊維が糖の吸収を穏やかにするのを助ける可能性があるとも言われています。ただし、効果を保証するものではありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、最も続けやすいタイミングを見つけることが重要です。
薬との飲み合わせは大丈夫?
- 特定の薬を服用中の方は注意が必要です。特に、血液を固まりにくくする薬(ワルファリンカリウムなど)を服用している場合、青汁(特にビタミンKを多く含むケールなどを主原料とするもの)を摂取すると、薬の効果に影響を与える可能性があります。
また、腎臓の機能が低下している方は、カリウムの摂取量に注意が必要な場合があります。青汁にはカリウムが含まれていることが多いため、自己判断で摂取せず、必ずかかりつけの医師や薬剤師に相談してから飲むようにしてください。
飲みすぎるとどうなる?
- 青汁は健康補助食品であり、薬ではありません。たくさん飲めばそれだけ効果が高まるというものではなく、むしろ過剰摂取は推奨されません。必ず製品パッケージに記載されている1日の摂取目安量を守るようにしましょう。
食物繊維を豊富に含むため、一度に大量に飲むとお腹がゆるくなったり、逆にお腹が張ったりすることがあります。また、製品によっては糖質やカロリーが含まれているものもあるため、飲みすぎは体重増加につながる可能性も否定できません。
おすすめの飲み方アレンジ
青汁は水に溶かして飲むのが基本ですが、風味が苦手で飲みにくいと感じる場合は、以下のようなアレンジを試してみるのもよいでしょう。
青汁の飲み方のアレンジ集
- 牛乳や豆乳で割る:まろやかになり、抹茶ラテのような風味になることも。
- リンゴジュースなどのフルーツジュースで割る:甘みと酸味が加わり、青臭さが軽減される。
- ヨーグルトやスムージーに混ぜる:手軽に栄養価を高められる。
- はちみつやオリゴ糖を加える:自然な甘みをプラス。
まとめ
この記事では、青汁の基本的な知識から、後悔しないための選び方の5つのポイント(主原料、目的・悩み、飲みやすさ、続けやすさ、安全性)、そして飲む際の注意点やよくある質問について解説しました。
青汁は、日々の食生活で不足しがちな栄養素を手軽に補い、健康維持をサポートしてくれる心強い味方。たくさんの種類がありますが、今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ご自身のライフスタイルや目的、好みに合った、長く続けられる一杯を見つけてください!
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