スマホの充電はもちろん、PC作業や電熱ベストの給電にも欠かせない大容量モバイルバッテリー。しかし、種類が多くてどれが自分に合うのか迷うことも多いでしょう。
この記事では、用途に合わせた容量の目安や選び方のポイント、おすすめ製品を紹介します。
日本製で安全性の高いモデルや、急速充電対応の便利なアイテムも見つかるはずです。利用シーンに合った最適な一台を見つけましょう。
- まずは結論!あなたに必要な「大容量」はどのクラス?
- 出張用・ノートPCも充電するなら「高出力(45W〜)」が必須
- ツーリング・釣り・現場作業で使用するなら、10,000〜20,000mAh
- 防災用・キャンプ・車中泊で長時間使うなら、30,000mAh以上
- 大容量モバイルバッテリーの選び方
- 1. 出力(W数)で選ぶ
- 2. PSEマークの有無で選ぶ
- 3. サイズ・軽さで選ぶ
- 4. 本体の充電時間で選ぶ
- 5. 低電流モードがあるか
- 6. 同時充電をしたいなら、ポート数の多いものを
- 7. 飛行機への持ち込みができるか
- 大容量モバイルバッテリーのおすすめ人気ランキング
- 【キャンプ・車中泊・防災向け】超大容量モバイルバッテリーのおすすめ
- 【電熱ベスト・ツーリング向け】薄型&タフ!現場で使える大容量モバイルバッテリー
- 【PC・ビジネス向け】PCも充電できる大容量モバイルバッテリー
- 大容量モバイルバッテリーの使用時の注意点
- リチウムイオン電池の寿命を縮める「NG行為」
- 夏の車内放置は厳禁!発火リスクについて
- モバイルバッテリーに関するよくある質問(Q&A)
- キャンプやアウトドアにはポータブル電源も
- まとめ
まずは結論!あなたに必要な「大容量」はどのクラス?
「大容量」といっても、その範囲は幅広いもの。とにかく容量が大きければよいというわけではなく、用途と重さのバランスが重要になります。
ここでは、主な利用シーンごとに推奨されるクラスを解説します。
| 利用シーン | 推奨容量 | 必須スペック・特徴 |
|---|---|---|
| PC作業・出張 | 容量より出力重視 | 出力45W以上 (PD対応) |
| ツーリング・現場 | 10,000〜20,000mAh | 薄型・軽量、携帯性重視 |
| 防災・車中泊 | 30,000mAh以上 | LEDライト、多ポート |
出張用・ノートPCも充電するなら「高出力(45W〜)」が必須
カフェや新幹線でのPC作業、出張時のバックアップ電源として使うなら、容量よりも「出力(W数)」に注目してください。
一般的なスマホ用バッテリーでは出力不足で充電できないことがあります。
多くのノートPCを充電するためには、以下のスペックが必要です。
- USB PD(Power Delivery)対応
- 最低出力:45W
- 安定給電:65W以上
ツーリング・釣り・現場作業で使用するなら、10,000〜20,000mAh
バイクのツーリングや冬の釣り、屋外の現場作業で電熱ベストや電気毛布を使いたい場合、携帯性と容量のバランスが重要です。
10,000mAhから20,000mAhクラスであれば、上着のポケットに入れても動きを妨げにくく、かつ半日から一日程度の給電が可能になります。
小型かつ軽量なモデルを選ぶと、体への負担も少なく快適です。
防災用・キャンプ・車中泊で長時間使うなら、30,000mAh以上
電源のないキャンプ場での連泊や車中泊、あるいは災害時の備えとして考えるなら、30,000mAh以上の超大容量モデルが頼りになります。
スマホを複数回フル充電できるだけでなく、家族や友人とシェアして使うことも可能です。
サイズは大きく重くなりますが、安心感を最優先するシーンではこのクラスが推奨されます。
大容量モバイルバッテリーの選び方
自分に合ったモデルを見つけるには、容量以外にもチェックすべきポイントがいくつかあります。
安全性や使い勝手を左右する重要な要素を確認し、長く愛用できる製品を選びましょう。
1. 出力(W数)で選ぶ
ノートPCやタブレットを充電したい場合は、高出力モデルが必要です。
パッケージや仕様表の「出力(W数)」を確認し、「USB PD(Power Delivery)」という表記があるかチェックしてください。
- ノートPCへの充電:最低でも45W以上、できれば65W以上あると安心です。
- スマホへの急速充電:20W以上あればiPhoneなどを短時間で回復でき、外出先での利便性が大きく向上します。
また、ケーブル選びも重要です。 60Wを超える高出力(ノートPCの急速充電など)を行う場合、一般的なUSBケーブルでは電力が制限されてしまうことがあります。
バッテリーの性能をフルに発揮させるには、必ず「100W対応」や「5A対応(e-Marker搭載)」と記載されたケーブルを使用してください。
2. PSEマークの有無で選ぶ
モバイルバッテリーは電気用品安全法の規制対象です。日本国内で販売される製品には「PSEマーク」の表示が義務付けられています。
特に電熱ベストなど体に密着させて使う場合や、就寝時のテント内で使う場合は、安全性が何よりも重要です。
格安の輸入品であっても、必ずPSEマークがあるか確認し、信頼できるメーカーや日本製の品質管理基準を満たすものを選びましょう。
3. サイズ・軽さで選ぶ
大容量になるほど、バッテリー本体は大きく、重くなります。20,000mAhを超えるとスマホより重くなることが一般的です。
常にカバンに入れて持ち運ぶなら多少重くても問題ありませんが、ポケットに入れて移動しながら使うなら、薄型で軽量なタイプが適しています。
実際のサイズ(寸法)を確認し、使用イメージを具体的に持つことが大切です。
4. 本体の充電時間で選ぶ
意外と見落としがちなのが、モバイルバッテリー本体を充電する時間です。
大容量であればあるほど、満タンにするのに時間がかかります。入力(Input)が急速充電に対応していないと、一晩充電しても満タンにならないことも。
「PD入力対応」や「最大〇〇W入力」といった表記がある製品を選べば、短時間で再利用が可能になり、連日の使用でも困りません。
5. 低電流モードがあるか
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ、一部の電熱ベストなどは、消費電力が非常に微弱です。
一般的なモバイルバッテリーには、電流が弱いと「充電完了」と誤認して給電を停止するオートオフ機能があります。
これを防ぐには「低電流モード」が搭載されたモデルを選んでください。途中で電源が切れるストレスなく、快適に使用できます。
6. 同時充電をしたいなら、ポート数の多いものを
スマホとイヤホン、あるいは自分と友人のスマホを同時に充電したい場面では、出力ポートが複数あると便利です。
USB-AとUSB-Cの両方を備えているモデルなら、さまざまなケーブルに対応できます。
ただし、複数ポートを同時に使用すると、1ポートあたりの出力が低下する場合があるため、合計出力(トータルワット数)も確認しておくとよいでしょう。
7. 飛行機への持ち込みができるか
旅行や出張時、モバイルバッテリーは「預け入れNG(機内持ち込みのみ)」です。
容量には制限があり、一般的に「160Wh(約40,000mAh※)以下」であれば持ち込み可能です。必ず本体のWh表記を確認しましょう。
※一般的なリチウムイオン電池の電圧(3.7V)で換算
発煙・発火事故の早期発見のため、航空各社で以下の取り扱いが統一されました。(2025年7月8日からの変更点)
- 収納棚には入れない 座席上の棚(オーバーヘッドビン)への収納は避け、常に手元で状態が確認できる場所に置く
- 充電中は目を離さない 機内で充電を行う際は、バッグの中などに隠さず、目の届く範囲で行う
参照:「モバイルバッテリーを収納棚に入れないで!」国土交通省
大容量モバイルバッテリーのおすすめ人気ランキング
ここからは、用途別におすすめの大容量モバイルバッテリーを紹介します。
Ankerなどの有名メーカー製や、コスパに優れた製品など、自分のスタイルに合うものを探してみてください。
【キャンプ・車中泊・防災向け】超大容量モバイルバッテリーのおすすめ
30,000mAh〜50,000mAhクラスの超大容量モデルが人気です。重さはありますが、安心感は抜群です。
【電熱ベスト・ツーリング向け】薄型&タフ!現場で使える大容量モバイルバッテリー
10,000mAh〜20,000mAhで、かつ薄型のモデルが支持されています。
バイクの振動や現場での使用を考慮し、以下のような特徴を持つ製品がおすすめです。
- 耐衝撃性:タフなデザイン
- 防塵・防水:屋外でも安心
- スリム形状:ポケットに収まりやすい
ケーブルの取り回しもスムーズになる縦長タイプを選ぶと良いでしょう。
【PC・ビジネス向け】PCも充電できる大容量モバイルバッテリー
最大出力65W以上に対応した、20,000mAh前後のモデルが定番です。
最近では、バッテリー本体にコンセントプラグが内蔵されたハイブリッドタイプも人気。
充電器とバッテリーを別々に持ち歩く必要がなく、荷物を減らしたいミニマリストにも最適です。
※高出力モデル(65W〜140W)を使用する際は、ケーブルも「100W対応」などの高規格なものが必要です。付属品以外を使う場合は、ケーブルのスペックも忘れずに確認しましょう。
大容量モバイルバッテリーの使用時の注意点
便利なモバイルバッテリーですが、リチウムイオン電池を使用しているため、扱い方を間違えると事故につながる恐れがあります。
安全に長く使うためのポイントを押さえておきましょう。
リチウムイオン電池の寿命を縮める「NG行為」
バッテリーの劣化を早めるため、以下の行為は避けるようにしましょう。
- 過放電:使い切ったまま長期間放置すること
- 過充電:満充電の状態で充電し続けること
- ながら充電:充電しながらスマホを操作すること(発熱の原因)
適度な使用と保管を心がけることで、製品寿命を延ばせます。
夏の車内放置は厳禁!発火リスクについて
リチウムイオン電池は熱に非常に弱いです。
特に夏の車内や、直射日光の当たるダッシュボードなどは高温になりやすく、バッテリーが膨張・破裂し、最悪の場合は発火するリスクがあります。
キャンプや車中泊の際も、車を離れるときは必ず持ち出すか、クーラーボックスなどの涼しい場所で保管するようにしてください。
モバイルバッテリーに関するよくある質問(Q&A)
購入前や使用中に気になる疑問をまとめました。不安を解消して、快適にモバイルバッテリーを活用しましょう。
モバイルバッテリーはバイクの振動で壊れない?
- 一般的な使用であれば問題ありませんが、バイクのエンジン振動は電子機器にとって過酷な環境です。
スマホホルダーに固定して走行する場合は、耐衝撃性のあるモデルを選ぶか、クッションポーチなどに入れて振動を緩和する工夫をすると安心です。
端子部分への負荷にも注意し、L字型ケーブルなどを使うのも有効です。
20,000mAhで電熱ベストは何時間持つ?
- ベストの消費電力や設定温度によりますが、一般的な電熱ベスト(中温設定)の使用時間は以下が目安です。
容量 使用時間目安 (中温) 10,000mAh 約4〜6時間 20,000mAh 約8〜12時間 - ただし、バッテリーの実効容量(実際に使える容量)は表記の6〜7割程度になることが多いため、余裕を持った容量選びをおすすめします。
Anker製品で一番容量の大きいモバイルバッテリーは?
- Anker製品で最もバッテリー容量が大きいのは、「PowerCore」シリーズの「Anker 548 Power Bank」です。
さらに大きな電力を必要とする場合は、モバイルバッテリーの枠を超えた「ポータブル電源(PowerHouseシリーズなど)」が選択肢に入ります。
最新情報は公式サイトを確認してください。
大容量バッテリーの処分方法は?(燃えないゴミはNG)
- リチウムイオン電池は、一般の燃えないゴミとして捨てることは禁止されています。ゴミ収集車の火災原因になるため、絶対に行わないでください。
家電量販店やホームセンターなどに設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れるか、自治体の指示に従って適切に廃棄しましょう。
JBRCの協力店検索を利用すると便利です。
キャンプやアウトドアにはポータブル電源も
もし、電気毛布を強モードで一晩中使いたい、扇風機や小型冷蔵庫も動かしたいという場合は、モバイルバッテリーでは力不足かもしれません。
その際は、ACコンセントが使えて容量も圧倒的に大きい「ポータブル電源」の導入を検討してください。
サイズは大きくなりますが、アウトドアでの快適性が劇的に向上します。
まとめ
大容量モバイルバッテリーは、PC作業や電熱ベストの利用、そして防災用として、現代生活に欠かせないアイテムです。
自分の用途に必要な出力と容量を見極め、安全性や携帯性も考慮して選ぶことが大切です。
適切な一台を手に入れて、充電切れの不安がない快適な生活を送りましょう。
記事をシェアする
あなたにおすすめの記事
Ankerモバイルバッテリーのおすすめ厳選!新作Zoloやシリーズ別の選び方を解説
おしゃれなスマートウォッチのおすすめ8選!シーン別のコーディネート術も紹介
【2025年】見守りカメラのおすすめ厳選!高齢者やペットの安心をスマホで確認
ランニングイヤホンのおすすめ11選!走り方で選ぶ落ちない&安いモデルも紹介
【2025年版】音楽プレイヤーおすすめ15選|安い機種から最高音質まで紹介
3DSソフトのおすすめ16選!好みの気分で選ぶ名作RPG・神ゲーとは?
iPhone充電器のおすすめ厳選!急速充電や純正との違いを解説【2025年最新版】
マウスパッドのおすすめ9選!仕事もゲームも快適にする選び方を解説
テレビのおすすめランキング13選!2025年最新トレンドと用途別のおすすめも紹介
【一人暮らし向け】安いプロジェクターのおすすめ8選!1万円〜3万円で買えるコスパ最強とは?
新着の記事
【崩れない】スティックファンデーションおすすめ人気ランキング!プチプラで叶う陶器肌&プロ級の塗り方テク
地球儀のおすすめ15選!プレゼントや入学祝いに人気の種類を解説
亜鉛サプリのおすすめ14選!吸収率やコスパの良い選び方を解説
電子契約システムのおすすめ16選!選び方や比較ポイントを解説
トラネキサム酸化粧水のおすすめ11選!シミや肌荒れ予防に
自転車アプリのおすすめ7選!ナビ機能や走行記録で快適なライドを
マスカラ下地のおすすめランキング!白くならない対処法は?プチプラも紹介
混合肌向け化粧水おすすめ9選!ドラッグストア・市販で買える人気のプチプラ商品は?
痩身エステのおすすめ10選!東京だけでなく全国展開しているサロンも紹介
ネイルの自爪補強コートおすすめ12選!目的・悩み別に人気ランキングを紹介
すべてのカテゴリ
参考価格の表記について
当サイトでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの中から、同一商品の価格を比較し、そのうち最も値段の安いものを「参考価格」と定義しております。
また、商品価格(税表記の有無・送料等も含む)は常に変動しており、当サイトへの反映が一部遅延する場合がございますので、最終的な購入価格はリンク先の各ページで改めてご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※当サイト内にて[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運用を行っております。











