「離乳食にツナ缶を使いたいけれど、いつから食べさせていいのか分からない」「初めてツナ缶を使うならどれがいい?」「塩抜きは必要?そのまま使っていいの?」などさまざまな疑問や不安を抱えるママやパパも多いでしょう。
この記事では、赤ちゃんの離乳食にぴったりなツナ缶の選び方や、食べさせる時期・調理法・レシピを詳しく解説します。併せて、中期〜1歳向けのおすすめツナ缶7選もご紹介します。
栄養価が高く、手軽に使えるツナ缶は、忙しい日でも無理なく栄養バランスのよい食事を用意できる心強い食材の1つ。正しい使い方を知り、離乳食に取り入れることで、赤ちゃんのたんぱく質や鉄分補給にも役立つでしょう。
赤ちゃんの離乳食に初めてツナ缶を使うならどれがいい?
赤ちゃんに初めてツナ缶を与える際は、「水煮タイプ」で「食塩無添加」のものを選びましょう。ツナ缶には油漬けや味付きもありますが、離乳食には油分や塩分が控えめなものが適しています。
パッケージに「ノンオイル」「オイル不使用」「食塩無添加」などと書かれているものを選ぶと安心です。水銀の心配が少ないカツオやキハダマグロを使ったライトタイプもおすすめ。
赤ちゃんに使いやすいツナ缶のポイント
- 水煮タイプ(油漬けでないもの)
- 食塩無添加(塩分が加えられていないもの)
- 「ノンオイル」「オイル不使用」と書かれている商品
- 魚種はカツオやキハダマグロ(ライトタイプ)がおすすめ
ツナ缶はどんな栄養がある?
ツナ缶(水煮・ライトタイプ)は、赤ちゃんの成長に必要なたんぱく質が100gあたり16gと豊富に含まれています。脂質はわずか0.7gと低脂肪ながら、ビタミンDやビタミンB12、ナイアシン、鉄、亜鉛など重要な栄養素もバランスよく含まれているのが特徴です。
中でもナイアシンは代謝を助け、ビタミンB群は神経や消化機能の発達に関わります。脂質が少ないため離乳食にも使いやすく、鉄分の補給源としても優秀な食材です。さまざまな食材と組み合わせて活用しましょう。
栄養素 | 含有量(100gあたり) | 働き・特徴 |
---|---|---|
たんぱく質 | 16.0g | 筋肉や臓器の発達に必要 |
脂質 | 0.7g | 低脂肪で消化しやすい |
ビタミンD | 3.0μg | 骨の形成を助ける |
ビタミンB12 | 1.1μg | 赤血球の生成や神経の機能維持に関与 |
ナイアシン | 9.5mg | エネルギー代謝を助ける |
鉄 | 0.6mg | 赤ちゃんの鉄分補給に有効 |
亜鉛 | 0.7mg | 成長や免疫機能のサポート |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年」
離乳食でツナ缶はいつから食べさせられる?
ツナ缶は離乳初期(生後5〜6か月頃)から使うこともできますが、一般的には離乳中期(7〜8か月頃)からの使用がおすすめです。初期は食べる量が少なく、より消化しやすい豆腐や白身魚などから始めるとよいでしょう。
離乳期 | 月齢の目安 | ツナ缶の使用可否 | 補足 |
---|---|---|---|
初期(ごっくん期) | 5〜6か月 | △(慎重に少量から) | 白身魚や豆腐で慣らした後に |
中期(もぐもぐ期) | 7〜8か月 | ◎(おすすめ時期) | すりつぶして与える |
後期(かみかみ期) | 9〜11か月 | ◎ | 食感を残して刻んで使用も可 |
ツナ缶を使う際は、なめらかにすりつぶし、食塩無添加の水煮タイプを選ぶことが大切です。初めて与えるときは少量からスタートし、赤ちゃんの様子をよく観察して進めていきましょう。
離乳食のツナ缶は塩抜き・油抜きが必要?そのままでもいい?
「赤ちゃんにツナ缶をそのままあげてしまって大丈夫だったか心配…」「ツナ缶を離乳食に使いたいけど、塩分や油分が心配…」と戸惑っているママやパパも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ツナ缶はすでに加熱・殺菌されているため、基本的にはそのままでも使えます。ただし、離乳食には「水煮タイプ」で「食塩不使用」のものがおすすめ。
味付きや油漬けのツナ缶を使う場合は、湯通しして塩分や油分を落とす“塩抜き・油抜き”のひと手間を加えるとより安心です。赤ちゃんの月齢や体調に合わせて、少量から試してみましょう。
塩抜きはいつまで必要?食塩無添加の場合は?
「食塩無添加と書かれていても、塩抜きは必要?」と気になる方も多いでしょう。基本的に、食塩無添加のツナ缶であれば塩抜きは不要です。
塩分を加えていない商品なので、そのまま離乳食に使って問題ありません。一方で、味付きや油漬けのツナ缶を使う場合は、赤ちゃんの塩分摂取を控えるために湯通しなどで塩抜きをするのが安心です。
離乳完了期(1歳〜1歳半頃)までは、なるべく薄味を心がけましょう。
離乳食のツナ缶の加熱・塩抜き・油抜きの方法
離乳食でツナ缶を使う際は、加熱や塩抜き・油抜きの方法を知っておくと安心です。
まず、ツナ缶は製造過程でしっかり加熱されているため、基本的に再加熱は不要ですが、衛生面が気になる場合は軽く温めても構いません。味付きや油漬けのツナ缶を使うときは、湯通しがおすすめ。
ざるにツナをのせ、熱湯をかけることで余分な油や塩分を落とすことができます。食塩無添加・水煮タイプならそのまま使えます。
離乳食のツナ缶を冷凍・解凍する際のコツ
離乳食に使ったツナ缶は、冷凍保存も可能ですが、いくつかのポイントを押さえなければなりません。
まず、使用するツナは食塩無添加の水煮タイプがベスト。1回分ずつに分けて、清潔な小分け容器や冷凍トレイに入れ、冷凍庫で保存します。
解凍時は電子レンジや湯せんでしっかり温め、必ず再加熱してから与えましょう。一度解凍したものの再冷凍は避け、使い切るのが基本です。
また、ツナだけでなく、野菜やおかゆと一緒にペースト状にして冷凍すると、調理の手間が省けて便利です。
項目 | ポイント内容 |
---|---|
使用する種類 | 食塩無添加・水煮タイプが理想 |
冷凍の方法 | 1回分ずつ小分けして冷凍トレイや密閉容器で保存 |
解凍の方法 | 電子レンジや湯せんで再加熱してから与える |
再冷凍 | 一度解凍したものは再冷凍NG、使い切りが基本 |
アレンジの工夫 | 野菜やおかゆと混ぜてペーストにして冷凍すると調理がラクになる |
離乳食用ツナ缶の選び方
離乳食に使うツナ缶は、赤ちゃんの体に負担をかけないものを選ぶことが大切です。
おすすめは「水煮タイプ」で「食塩無添加」と表示されているもの。ノンオイルやオイル不使用と書かれている商品も該当します。油漬けや味付きのツナ缶は塩分や脂質が多いため、離乳食には不向きです。
また、使用されている魚の種類も確認しましょう。キハダマグロやカツオなど、水銀量の少ないライトタイプが安心です。選ぶ際は成分表示や原材料名をしっかり確認し、初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。
離乳食のツナ缶おすすめ人気ランキング7選
離乳食にツナ缶を取り入れたいけれど、どれを選べばいいのか迷っていませんか?
ここでは、赤ちゃんに安心して使える「水煮タイプ」や「食塩無添加」のツナ缶を厳選し、人気の高いおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。初めてのツナ缶選びにぜひお役立てください。
【離乳食中期〜後期】ツナと野菜のとろとろそうめん
やわらかいそうめんに、ツナと野菜を加えた離乳食中期〜後期向けの一品です。
ツナのうま味と野菜の甘みが合わさり、食欲が落ちがちな時期でも食べやすい仕上がりに。手軽に栄養を補える、忙しい日の心強いメニューです。
材料(1食分)
- ベビー用そうめん(または細めのそうめん):10g
- ツナ(水煮・食塩無添加):小さじ1(5〜7g)
- にんじん(みじん切り):小さじ1
- ブロッコリー(みじん切り):小さじ1
- だし(または湯):大さじ2〜3
作り方
- そうめんは2〜3cmに折り、やわらかくなるまで茹でて流水でぬめりを取り、水気を切る
- にんじんとブロッコリーはやわらかくなるまで茹でてみじん切りにする(裏ごしやブレンダーを使ってもOK)
- ツナは食塩無添加の水煮缶を使い、必要に応じて湯通しして油や塩分を落とす
- 鍋にすべての材料とだしを入れ、とろみが出るまで軽く煮る
- 赤ちゃんの食べやすい温度に冷ましてから提供する
【1歳向けレシピ】ツナと野菜のふんわりおやき(1歳頃〜)
ツナのうま味と野菜の甘みが楽しめる、1歳頃からの簡単おやきレシピです。ツナの代わりにしらすやひき肉を使ってアレンジすることも可能。焼くだけで手軽に作れ、冷凍保存もできるので忙しい日や作り置きにもぴったりの一品です。
材料(2〜3個分)
- ツナ(水煮・食塩無添加):大さじ1(約15g)
- じゃがいも(中サイズ):1/2個(約70g)
- にんじん(すりおろし):大さじ1
- 片栗粉:小さじ2
- サラダ油:少量(焼く用)
作り方
- じゃがいもは皮をむいて柔らかく茹で、つぶして粗熱をとる
- にんじんはすりおろし、ツナは水分を軽く切る
- ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜて一口大に丸める
- フライパンに薄く油をひいて両面を中火で焼き、焼き色がついたら完成
離乳食のツナ缶活用・デビューに関する口コミ
「ツナ缶は長期保存できて便利」「忙しい日の救世主」と、離乳食に活用しているママたちの声が多数。中でも多くの方が「ノンオイル・水煮タイプ」「食塩無添加」「無添加表示」を選ぶことの大切さを挙げています。
缶のラベルをしっかり確認することで安心して使えるとの声も。1歳を過ぎても使える手軽な食材として、家庭に常備している方が多いようです。
引用:よめぽん(あらぽん嫁)
引用:えりな 我が家の子どもはやさいと仲良し 〜働くおうちの楽々ごはん〜
離乳食用のツナ缶はどこで買える?市販で売ってる?
離乳食用のツナ缶は、スーパーやドラッグストアのほか、西松屋やアカチャンホンポなどのベビー専門店でも取り扱いがあります。とくに「水煮」「ノンオイル」「食塩無添加」タイプは、離乳食に適した商品として販売されており、ベビーフード売り場で見つけやすいです。
いなばやはごろもなどのメーカー品は、Amazonや楽天市場などのネット通販でも手軽に購入可能。店舗により品ぞろえが異なるため、事前に在庫を確認すると安心です。まとめ買いにも便利です。
離乳食のツナ缶に関するよくある質問
ここでは、赤ちゃんの離乳食に安心してツナ缶を取り入れるための基本情報や注意点をわかりやすく解説します。
離乳食にツナ缶はそのまま使えますか?
- ツナ缶は加熱済みなので基本的にそのまま使えます。ただし、開封後は雑菌がつく恐れがあるため、衛生面が気になる場合は再加熱してもよいでしょう。
味付きや油漬けの場合は湯通しして塩分や油分を軽減する工夫が必要です。食塩無添加・水煮タイプを選ぶとよいかもしれません。
赤ちゃんにシーチキン缶はいつから食べさせますか?
- 母子栄養協会の公式サイト によると、シーチキン(ツナ缶)は離乳初期から使えますが、食べる量が増える離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)からがおすすめだと明記されています。
初期に与える場合は、なめらかにすりつぶし、少量から試すようにしましょう。白身魚に慣れてから挑戦すると安心です。
赤ちゃんにツナ缶をそのままあげてしまった...どうしたらいい?
- ツナ缶をそのままあげてしまっても、基本的に心配はいりません。市販のツナ缶は加熱・殺菌済みなので安全ですが、油漬けや味付きのものだった場合は、塩分や油分が多い可能性があります。
赤ちゃんの体調をよく観察し、いつもと違う様子があれば小児科に相談しましょう。次回からは食塩無添加・水煮タイプを選ぶようにしてみてくださいね。
シーチキンはいつから離乳食に使えますか?
- 離乳食でシーチキンを使う場合、中期ごろ(生後7〜8ヶ月頃)からが適しています。ただし、初期でも滑らかにすれば食べられます。
赤身魚に含まれる成分が気になる方は、白身魚に慣れてから徐々に試していくとよいでしょう。
離乳食でツナ缶を使う場合、塩抜きは必要ですか?
- ツナ缶が食塩無添加なら塩抜きの必要はありませんが、味付きや油漬けタイプを使う場合は、湯通しして塩分や油分を落とすとよいでしょう。他の食材の味付けを控える工夫も有効です。可能であれば、無添加・ノンオイルを選ぶのが理想です。
まとめ
離乳食にツナ缶を取り入れる際は、「食塩無添加」や「水煮タイプ」などの表示を確認し、月齢に合った使い方を心がけることが大切です。
加熱や塩抜きのポイントを押さえることで、安全においしく与えられます。中期や1歳以降にぴったりなレシピも参考にして、赤ちゃんの食事に無理なくツナを取り入れていきましょう。
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