鏡を見るたび気になる、目の周りのカサつきや乾燥小じわ…。そんなお悩みを抱えていませんか。皮膚が薄くデリケートな目の周りは、顔のなかでも特に乾燥しやすい部分です。放っておくと、さまざまな肌トラブルにつながることも。
この記事では、なぜ目の周りが乾燥してしまうのか、その原因から、あなたにぴったりのケアアイテムの選び方、そして効果的なお手入れ方法まで、詳しく解説します。正しい知識を身につけて、うるおいに満ちた健やかな目元を目指しましょう。
- 目の周りが乾燥する主な原因と放置するリスク
- 目の周りの乾燥アイテム選び方4つのポイント
- 悩みに合わせた「保湿・美容成分」で選ぶ
- 肌質に合った「テクスチャー」もチェック
- 「使用感」と「続けやすさ」も大切
- 「無香料・無着色」など添加物のチェック
- 目の周りの乾燥アイテムのおすすめ8選
- 目の周りの乾燥におすすめのアイケア4選
- 目の周りの乾燥におすすめの軟膏4選
- 【目的別】目の周り乾燥対策アイテムの賢い使い分け
- とにかく保湿!うるおいチャージをしたい方へ
- 乾燥による小じわが気になる方へ
- 敏感でゆらぎやすいデリケートな目元の方へ
- 目の周りの乾燥ケアアイテムの使い方
- やさしく塗るのが基本:摩擦を避ける正しい方法
- 使用順序と頻度:スキンケアの中でのベストタイミング
- まとめ
目の周りが乾燥する主な原因と放置するリスク
顔の他の部分と比べて、目の周りの皮膚は非常に薄く、頬の皮膚の約3分の1程度の厚さしかないといわれています。
さらに、皮脂腺や汗腺が少ないため、肌自身がうるおいを保つ力が弱く、乾燥しやすいのです。毎日繰り返されるまばたきや表情の変化も、目元への負担となりえます。
このような元々デリケートな構造に加え、さまざまな要因が乾燥を引き起こします。
- 空気の乾燥
エアコンの効いた室内や、湿度が低い冬場などは、肌の水分が奪われやすくなります。 - 紫外線
紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、水分保持能力を低下させます。これが乾燥やエイジングサインを加速させる一因となります。 - 摩擦
花粉症や疲れ目で目をこする癖、ゴシゴシ洗顔や強い力でのメイク落とし、スキンケア時の力の入れすぎなどは、薄い皮膚にダメージを与え、バリア機能の低下と乾燥を招きます。
- 生活習慣の乱れ
睡眠不足やストレス、偏った食生活は、肌のターンオーバーを乱し、健やかな肌状態を保つ力を弱めてしまいます。 - 加齢
年齢を重ねるとともに、肌の天然保湿因子(NMF)やコラーゲン、エラスチン、皮脂などが自然と減少し、肌は乾燥しやすくなります。
目の周りの乾燥をそのままにしておくと、肌のバリア機能が低下し、さらに乾燥が進むという悪循環に陥りがちです。
乾燥が進むと、カサつきだけでなく、ちりめん状の乾燥小じわが目立ちはじめたり、ハリ不足からくるくすみが生じたりすることも。
また、バリア機能が弱まることで外部刺激に敏感になり、かゆみや赤み、ヒリヒリ感といったトラブルも起こりやすくなります。
深刻な場合には、皮膚炎などに進行する可能性も考えられるため、早めの対策が大切です。
目の周りの乾燥アイテム選び方4つのポイント
数あるアイケアアイテムの中から、自分にぴったりのものを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、アイテム選びで注目したい4つのポイントを解説します。
悩みに合わせた「保湿・美容成分」で選ぶ
目の周りの乾燥といっても、その状態や併発する悩みは人それぞれです。
うるおい補給を重視したいのか、乾燥による小じわも気になるのか、ハリ不足やくすみが悩みなのか、ご自身の目元の状態に合わせて、配合されている成分に注目してみましょう。
以下は、代表的な保湿・美容成分とその期待できる働きをまとめたものです。アイテム選びの参考にしてください。
成分名 | 期待できる主な働き | こんなお悩み・目的に |
---|---|---|
セラミド | 角質層の細胞間脂質の主成分。肌のバリア機能をサポートし、水分を保持する。 | 乾燥、敏感肌、肌荒れ予防 |
ヒアルロン酸 | 1グラムで多くの水分を抱え込む高い保水力。肌にうるおいとハリを与える。 | 乾燥、ハリ不足 |
コラーゲン | 肌のハリや弾力を支える主要な成分。うるおいを保ち、しなやかな肌へ。 | 乾燥、ハリ不足 |
ナイアシンアミド | ビタミンB群の一種。バリア機能サポート、乾燥による小じわ改善、肌荒れ予防、メラニン生成抑制など多機能。 | 乾燥小じわ、くすみ、肌荒れ |
レチノール | ビタミンAの一種。肌のターンオーバーを促し、乾燥による小じわを目立たなくする。 | 乾燥小じわ、ハリ不足、肌のごわつき |
スクワラン | 皮脂にも含まれるうるおい成分。肌なじみがよく、エモリエント効果で肌を柔らかく保つ。 | 乾燥、ごわつき |
ペプチド | アミノ酸が結合したもの。肌のハリや弾力に関わる成分の働きをサポート。 | ハリ不足、乾燥小じわ |
ビタミンC誘導体 | ビタミンCを安定化させ、浸透しやすくしたもの。メラニンの生成を抑え、透明感をサポート。 | くすみ、ハリ不足、紫外線ダメージケア |
例えば、肌のバリア機能が低下しがちな方はセラミド配合のもの、とにかく水分を補給したい方はヒアルロン酸配合のもの、乾燥による小じわが気になる方はレチノールやナイアシンアミド配合のものが候補になります。
ご自身の悩みに合わせて、これらの成分が配合されているかチェックしてみましょう。
肌質に合った「テクスチャー」もチェック
乾燥肌の方は、しっとり感が持続する濃厚なクリームタイプやバームタイプが心地よいでしょう。
一方、脂性肌や混合肌の方は、べたつきにくい軽やかなジェルタイプやセラムタイプが使いやすい傾向に。
ただし、目の周りは顔の他の部分より皮脂が少ないため、普段はオイリー肌と感じる方でも、目元にはある程度の油分が必要な場合があります。
「使用感」と「続けやすさ」も大切
アイケアは、すぐに劇的な変化が現れるものではなく、毎日コツコツと続けることで効果を実感しやすくなります。そのため、気持ちよく使い続けられるかどうかも大切な選択基準です。
肌にすっとなじむか、塗った後にべたつきすぎないか、香りは気にならないか(または無香料か)など、ご自身が心地よいと感じる使用感のアイテムを選びましょう。テスターがあれば、実際に試してみるのが一番です。
また、どんなによい成分が入っていても、高価すぎて続けられない、あるいは入手しにくいアイテムでは、継続的なケアが難しくなります。無理なく続けられる価格帯であること、購入しやすいことも考慮に入れるとよいでしょう。
「無香料・無着色」など添加物のチェック
目の周りは刺激を受けやすいため、香料や着色料、アルコール(エタノールなど)といった成分が刺激になることがあります。
肌が敏感な方や、特定の成分に反応しやすい方は、これらの添加物が含まれていないか、成分表示をよく確認しましょう。「無香料」「無着色」「アルコールフリー」といった表示も参考になります。
目の周りの乾燥アイテムのおすすめ8選
今回は、アイケアと軟膏の2種類に分けてそれぞれのアイテムを紹介します。
目の周りの乾燥におすすめのアイケア4選
目の周りの乾燥におすすめの軟膏4選
【目的別】目の周り乾燥対策アイテムの賢い使い分け
ここでは、具体的なお悩みに合わせて、どのようなタイプのアイテムを選び、どういった点に注目するとよいかを解説します。ご自身の目元の状態と照らし合わせてみましょう。
とにかく保湿!うるおいチャージをしたい方へ
目元のカサつきがひどく、まずはしっかりとうるおいを与えたいという方には、保湿力の高い成分がたっぷり配合されたアイテムがおすすめです。
ヒアルロン酸やグリセリン、アミノ酸類といった水分を抱え込む力の強い成分(ヒューメクタント)や、セラミド、スクワラン、ワセリン、シアバターといった油分でうるおいを閉じ込める成分(エモリエント・オクルーシブ)に注目しましょう。
アイテムのタイプとしては、こっくりとしたテクスチャーのアイクリームや、保湿効果の高いアイセラムをクリームの前に重ね付けするのもよいでしょう。
特に乾燥が気になる場合は、バームタイプで集中的に保護するのも1つの方法です。「高保湿」といった記載がある製品も目安になります。
乾燥による小じわが気になる方へ
目元の乾燥が進むと、ちりめんじわのような乾燥による小じわが目立ちやすくなります。このようなお悩みには、保湿はもちろんのこと、肌のハリや弾力をサポートする成分が配合されたアイテムを選びましょう。
代表的な成分としては、レチノール(またはパルミチン酸レチノールなど、より穏やかなレチノール誘導体)、ナイアシンアミド、ペプチドなどが挙げられます。
これらの成分は、肌のすこやかなターンオーバーをサポートしたり、コラーゲンなどの働きを助けたりすることで、乾燥による小じわを目立たなくする効果が期待できます。
「エイジングケア※」や「小じわ対策」と表示されたアイクリームやアイセラムが適しています。レチノールなどの成分は、使い始めに刺激を感じる場合もあるため、少量から試したり、使用頻度を調整したりするなど、肌の様子を見ながら取り入れるのがおすすめです。
※エイジングケアとは、年齢に応じたうるおいケアのこと
敏感でゆらぎやすいデリケートな目元の方へ
もともと肌が敏感だったり、季節の変わり目や体調によって目元がゆらぎやすかったりする方は、できるだけシンプルな処方で、肌にやさしいアイテムを選ぶことが重要です。
肌のバリア機能をサポートするセラミドや、炎症を抑える効果が期待できるグリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、CICA(ツボクサエキス)などが配合されたものがよいでしょう。
また、何を使ってよいかわからないほど敏感になっている場合は、純粋なワセリンで保護するというのも選択肢の1つです。
「敏感肌用」や「低刺激処方」と明記されている製品を選び、香料、着色料、アルコール(エタノール)などが無添加であるかを確認しましょう。新しい製品を試す際は、必ず事前にパッチテストを行うことをおすすめします。
目の周りの乾燥ケアアイテムの使い方
せっかく選んだアイケアアイテムも、使い方を間違えると効果が半減してしまったり、かえって肌に負担をかけてしまったりすることがあります。
ここでは、効果を高めるための正しい使い方と注意点を確認しましょう。
やさしく塗るのが基本:摩擦を避ける正しい方法
目の周りの皮膚は非常に薄くデリケートなので、何よりも「やさしく触れる」ことが大切です。
アイクリームの場合、一般的には片方の目で米粒1個分程度が目安とされています。少なすぎると効果が十分に得られず、多すぎても肌に負担をかけたり、浸透しきれずに残ったりすることも。製品に記載されている推奨量を守りましょう。
- 最も力が入りにくい薬指に適量を取ります。
- 目の周りの骨格に沿って、数カ所に点置きします。まぶたと目の下に、内側から外側へ向かって置くとよいでしょう。
- 薬指の腹を使って、ポンポンとやさしく叩き込むように、またはピアノを弾くようなタッチでなじませます。このとき、絶対に皮膚を引っ張ったり、こすったりしないように注意してください。
- まつ毛の生え際ぎりぎりまで塗ると、目に入って刺激になることがあるため、少し避けて塗るのがポイントです。
使用順序と頻度:スキンケアの中でのベストタイミング
アイケアアイテムをスキンケアのどの段階で使うか、またどのくらいの頻度で使うかも効果を左右します。
一般的には、洗顔後、化粧水、美容液(顔全体用)の後にアイケアアイテムを使用し、その後に乳液やクリーム(顔全体用)でフタをするという順番が基本です。
基本的には、水分の多いものから油分の多いものの順に使うと覚えておくとよいでしょう。
また、特別な指示がない限り、朝と夜の1日2回、スキンケアの際に使用するのがおすすめ。
朝は日中の乾燥や紫外線などの外部刺激から目元を守るため、夜は日中に受けたダメージをケアし、肌の修復をサポートするために行います。
まとめ
目の周りの乾燥は、多くの方が抱える悩みですが、その原因を理解し、ご自身の肌状態や目的に合ったアイテムを選び、正しい方法で丁寧にケアを続けることで、改善を目指すことができます。
大切なのは、日々の小さな積み重ねです。この記事でご紹介したポイントを参考に、あなたの目元に最適なアイテムとやさしいケアを取り入れて、乾燥知らずの心地よい毎日を目指しましょう。
うるおいに満ちた快適な目元で、毎日をより輝かせてください。
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