朝起きたときの首や肩の重だるさ、つらいですよね。「枕を変えたら首や肩が楽になった」という声を聞き、気になっている方も多いはず。しかし、ニトリや西川など種類が豊富で、どれが自分に合うか迷ってしまうもの。
この記事では、首こりや肩の悩みに合わせた選び方やおすすめを紹介します。自分にぴったりの枕を見つけて、快適な朝を迎えましょう。
- 枕が合わないと、首・肩こりに負担がかかるのはなぜ?
- 首・肩こりにおすすめの枕の選び方
- 1. 高さ|「立ち姿勢」を再現できるか(計測方法も解説)
- 2. 素材・硬さ|寝返りの打ちやすさが重要
- 3. 形状・サイズ|首の隙間を埋め、肩口まで支えるか
- 【総合】首・肩こり対策用枕 おすすめ人気ランキングTOP5
- 【タイプ別】自分に合う枕はコレ!悩み別のおすすめ枕
- ストレートネックの人向けの首・肩こり防止用枕
- 横向き寝がメインの人向け首・肩こり防止用枕
- 高さ選びで失敗したくない人向けの首・肩こり対策枕
- 予算を抑えたい人向けの首・肩こり防止用枕
- 枕だけじゃない。首・肩こり防止のプラスαのケア
- 正しい枕の使い方(肩口までしっかり乗せる)
- マットレスとの相性(沈み込み具合の確認)
- 寝る前の1分ストレッチ
- 首・肩こりにオススメの枕に関するよくある質問
- まとめ
- 後悔しない枕選びに。人気のおすすめ総合ランキングも
本記事における「首・肩のこり対策」等の表現は、特定の商品の医学的な治療効果や予防効果を保証するものではありません。ご自身の体型や寝姿勢に合った枕を使用し、首や肩への負担を物理的に軽減することを指しています。
枕が合わないと、首・肩こりに負担がかかるのはなぜ?
枕の役割は、寝ているときも立っているときと同じ自然な姿勢を保つことです。この姿勢が崩れると、首の骨(頚椎)が不自然に曲がり、それを支える首や肩の筋肉に過度な負担がかかります。
その結果、筋肉が緊張して血行が悪くなり、こりや痛みが生じてしまうのです。
特に、頭の重さは体重の約10%もあるため、枕による適切なサポートがないと、睡眠中に筋肉が休まらず、翌朝のスッキリとした目覚めを迎えることが難しくなります。
今すぐチェック!「合わない枕」のサイン
- ◻︎朝起きたときに首や肩に痛みや張りを感じる
- ◻︎寝ている間に枕を外したり、手で枕の高さを調整したりしている
- ◻︎いびきをかきやすい、または呼吸が苦しいと感じる
- ◻︎横向きで寝ると肩が圧迫されて痛い
- ◻︎枕の下に手を入れて寝ている
これらは、枕の高さや硬さが適切でないために、身体が無意識に調整しようとしている証拠になっています。
首・肩こりにおすすめの枕の選び方
枕選びで重要なのは、自分の体格や寝姿勢に合ったものを見つけること。ここでは、首・肩周りの重だるさが気になる人がチェックすべき3つのポイントを解説します。
1. 高さ|「立ち姿勢」を再現できるか(計測方法も解説)
理想的な枕の高さは、リラックスして立っているときの姿勢を、横になったときもそのまま保てる高さです。仰向け寝の場合、首のカーブ(頚椎弧)の深さに合った高さが必要になります。
自宅で簡単に高さを測る手順は、以下の通りです。
- 壁に背中をつけて自然な姿勢で立つ
- 壁から「首の一番へこんでいる部分」までの距離を測る
- その数値にプラス2〜3cmした高さが目安(沈み込み分を考慮)
高すぎると首が前傾して気道が圧迫され、低すぎると顎が上がり首の後ろが詰まる原因になります。
2. 素材・硬さ|寝返りの打ちやすさが重要
寝返りは、血液の循環を促し、身体の歪みをリセットするために欠かせない動作です。
柔らかすぎて頭が沈み込んでしまう素材(低反発ウレタンなど)は、包み込まれる心地よさはありますが、寝返りに力が必要になることも。
肩への負担を減らすなら、適度な反発力があり、コロッとスムーズに横を向ける素材がおすすめです。
高反発ファイバーやパイプ素材、やや硬めのウレタンなどが適しています。実際に頭を乗せてみて、首に力を入れずに左右に動けるかを確認しましょう。
3. 形状・サイズ|首の隙間を埋め、肩口まで支えるか
首への負担を和らげるには、頭だけでなく「首」もしっかり支える必要があります。首と敷き寝具の間にできる隙間を埋めるような形状のものを選びましょう。
最近では、首元部分が少し高くなっている波型や、中材の量を調整して首部分を高くできるタイプが人気です。
また、サイズは肩幅よりも大きく、寝返りを打っても頭が落ちない幅(60cm以上)が安心です。肩口にフィットするアーチ形状の枕なら、肩まで隙間なくサポートしてくれます。
【総合】首・肩こり対策用枕 おすすめ人気ランキングTOP5
首・肩へのフィット感を重視した枕として、多くのユーザーから支持されている人気の枕を、ランキング形式でご紹介します。
【タイプ別】自分に合う枕はコレ!悩み別のおすすめ枕
総合ランキングだけでなく、個別の悩みやライフスタイルに合わせた枕選びも大切です。ここでは具体的な悩みに合わせて、どのような枕が合っているかを解説します。
ストレートネックの人向けの首・肩こり防止用枕
首のラインが真っ直ぐになりがちなスマホ首の方には、首の自然なカーブにフィットして支えてくれる枕がおすすめです。
- おすすめの構造:首元を優しく持ち上げ、後頭部が少し低くなっているタイプ
- 注意点:高すぎる枕は首を圧迫して逆効果になるため、低めの設定から調整できるものが安心です。牽引効果を謳う特殊形状のものも選択肢のひとつです。
横向き寝がメインの人向け首・肩こり防止用枕
横向きで寝ることが多い場合、仰向けよりも高い枕が必要です。肩幅の分だけ高さがないと、頭が下がって首筋が伸ばされ、肩への負担が増大します。
- おすすめの構造:両サイドが高くなっている立体構造の枕
- メリット:仰向けのときは中央のくぼみで低く、横を向いたときはサイドの高い部分で頭を支えられるため、常に背骨を真っ直ぐに保てます。
高さ選びで失敗したくない人向けの首・肩こり対策枕
「お店で試したときはよかったのに、家で使ったら合わなかった」という経験がある方には、後から高さ調整可能なタイプが最適です。
- おすすめの機能:多層構造の高さ調整シート入り、または中材(パイプなど)の量を増減できるタイプ
- メリット:購入後も自宅のマットレスに合わせて数ミリ単位で微調整できるため、長期的に見て満足度が高くなります。
予算を抑えたい人向けの首・肩こり防止用枕
高機能な枕は数万円するものもありますが、まずは手頃な価格で試したいという方も多いでしょう。予算を抑えるなら、ニトリなどのインテリア量販店が展開する機能性枕がおすすめです。
- 選び方:「首をしっかり支える」などのコンセプトが明確な商品を選ぶ
- ポイント:数千円台でも高さ調整機能がついたコスパのよいモデルが見つかります。まずは自分の好みの硬さや高さを知るためのエントリーモデルとしても優秀です。
枕だけじゃない。首・肩こり防止のプラスαのケア
よい枕を手に入れても、使い方が間違っていたり、生活習慣が乱れていたりしては効果が半減してしまいます。枕の効果を最大限に引き出すためのポイントを押さえておきましょう。
正しい枕の使い方(肩口までしっかり乗せる)
意外と多いのが、枕に「頭だけ」を乗せているケースです。これでは首が浮いてしまい、筋肉が緊張しつづけてしまいます。
正しい使い方は、枕を肩口に当たるくらいまで引き寄せ、首全体を乗せること。頭、首、肩口まで隙間なく埋めるようにして寝るのが正解です。
後頭部だけでなく、首の裏側もしっかり支えられている感覚があるか確認してください。
マットレスとの相性(沈み込み具合の確認)
枕の高さは、実は敷いているマットレスや布団の硬さに左右されます。柔らかいマットレスだと身体全体が沈み込むため、相対的に枕が高く感じられることがあります。
逆に硬い敷き寝具では沈み込みが少なく、枕が低く感じることがあります。
枕を選ぶ際は、自宅の寝具環境を考慮するか、やはり微調整できるタイプの枕を選んで、実際の寝具の上で合わせるのがベストです。
寝る前の1分ストレッチ
日中のデスクワークやスマホ操作で凝り固まった筋肉は、寝る前に少しでもほぐしておくことが重要です。
- 肩を大きくゆっくりと前回し・後ろ回しする
- 首を左右にゆっくり倒して筋を伸ばす
これだけでも血行がよくなり、入眠しやすくなります。ガチガチに固まった状態で枕に頭を預けるよりも、ある程度ほぐしてから休むことで、睡眠中の回復力も高まります。
首・肩こりにオススメの枕に関するよくある質問
最後に、枕選びや肩こり対策に関してよく寄せられる疑問にお答えします。
枕を変えれば首・肩こりは治りますか?
- 枕を変えることで、寝ている間の無理な力が抜け、翌朝のスッキリ感につながるケースは多くあります。
しかし、枕は医療機器ではないため「必ず治る」とは断言できません。
日中の姿勢や運動不足などが原因の場合もあるため、自分に合った枕を使うことと合わせて、生活習慣の見直しも行うことが大切です。
痛みが激しい場合は、整形外科などの専門医に相談しましょう。
肩が凝らない理想の「高さ」の測り方は?
- もっとも正確なのは、寝具専門店などでプロに計測してもらうことです。多くの店舗では、専用の測定器で頚椎のカーブを測ってくれます。
自分で測る場合は、前述した「壁を使った立ち姿勢の計測」に加え、実際にバスタオルなどを重ねて寝てみて、目線が真上よりやや足元(約5度〜10度)を向く高さ、かつ呼吸が楽な高さを探る方法も有効です。
ストレートネックは「枕なし」で寝たほうがいい?
- 「枕なし」はおすすめできません。枕がないと、仰向け時に首が反りすぎてしまったり、横向き時に首が大きく傾いたりして、首・肩への負担が増してしまいます。
ストレートネックの方は、首の骨を自然なカーブに導くような、低めで首元を支えるタイプの枕を使うのが理想的です。タオル枕などで少しずつ高さを調整するのもよいでしょう。
枕の寿命・買い替えの目安は?
- 素材によって寿命は異なります。機能が低下した枕を使い続けると、首・肩こりの原因にもなるため、以下の目安を参考に早めの買い替えを検討しましょう。
素材 寿命の目安 そば殻・ポリエステルわた 1〜2年 パイプ・高反発ファイバー 3〜5年 低反発ウレタン 2〜3年 - 「最近枕が低くなった気がする」「寝心地が悪くなった」「型崩れしている」と感じたら、それが買い替えのサインです。
まとめ
首・肩こりの悩みは、毎日の睡眠環境を見直すことで軽減できる可能性があります。
自分に合った高さや素材の枕を選び、正しい使い方を実践することが、快適な朝を迎えるための第一歩です。
ランキングや選び方を参考に、ぜひあなたの生活をサポートしてくれる最適な枕を見つけてください。
後悔しない枕選びに。人気のおすすめ総合ランキングも
以下の記事では、評判の良い人気枕をランキング形式で紹介しています。高さや素材ごとの選び方も解説しているので、快適な睡眠環境を整えたい人は要チェックです。
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