「肌がつっぱる」「ファンデーションのノリが悪い」「なんだかカサカサしてかゆい…」そんな乾燥による肌悩み、抱えていませんか? うるおいのある健やかな肌を保つために、保湿クリームは欠かせないアイテムです。しかし、種類が豊富で、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
この記事では、保湿クリームの基本的な役割から、あなたの肌質や悩みに合った製品を見つけるための選び方のポイント、そして効果を最大限に引き出す正しい使い方まで、分かりやすく解説します。もう保湿クリーム選びで失敗しない、あなただけの逸品を見つけましょう。
なぜ保湿クリームが必要?肌のバリア機能を守る役割
私たちの肌の一番外側にある「角層」は、水分を保持し、紫外線やホコリなどの外部刺激から肌内部を守る「バリア機能」を持っています。しかし、乾燥や加齢、間違ったスキンケアなどによってこのバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、外部からの刺激も受けやすくなってしまいます。これが、カサつき、つっぱり感、肌荒れなどの原因となるのです。保湿クリームの主な役割は、肌表面に油分の膜をつくり、化粧水などで与えた水分の蒸発を防ぐこと。いわば、肌のうるおいに「蓋をする」役割です。これにより、肌の水分量を保ち、バリア機能の働きを助け、乾燥や外部刺激に負けない健やかな肌状態へと導きます。
自分に合う保湿クリームを選ぶには?抑えておきたい5つのポイント
ここでは数ある保湿クリームの中から、自分にぴったりのものを見つけるための5つの選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
肌質に合わせて選ぶ
まずはご自身の肌質を理解することが大切です。肌質によって、必要なケアや適した成分、テクスチャーが異なります。
肌質別おすすめの保湿クリーム
- 乾燥肌:
皮脂も水分も不足しがちで、全体的にカサつきやすい肌質。保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸、油分をしっかり補給できるこっくりとしたクリームタイプがおすすめです。 - 敏感肌:
わずかな刺激にも反応しやすく、赤みやかゆみが出やすいデリケートな肌質。アルコールフリー、無香料、無着色など、肌への刺激となりうる成分を避けた低刺激処方のものを選びましょう。パッチテストをしてから使う商品を選ぶようにすると安心です。 - 混合肌:
Tゾーン(おでこ、鼻)はべたつくのに、Uゾーン(頬、あご)は乾燥するなど、部分によって肌質が異なるタイプ。べたつきにくいジェルタイプや、軽めのクリームを乾燥する部分に重ね付けするなど、部位によって使い分けるのも方法です。 - 脂性肌:
皮脂分泌が活発で、顔全体がべたつきやすい肌質。油分の多いクリームは避け、さっぱりとした使用感のジェルタイプや、オイルフリー処方のものを選ぶとよいでしょう。
保湿力を高めることができるか配合成分を確認する
保湿クリームの効果を左右するのが配合されている成分です。パッケージや商品説明で、どのような保湿成分が含まれているかチェックしてみましょう。代表的な保湿成分とその働きを知っておくと、製品選びの参考になります。
保湿効果の高い成分
- セラミド:
肌の角層に存在し、細胞間脂質の主成分。水分を挟み込んで保持し、バリア機能をサポートする重要な役割を担います。乾燥肌や敏感肌の方には特に注目の成分です。 - ヒアルロン酸:
わずか1gで約6Lもの水分を抱え込むことができる、高い保水力を持つ成分です。肌にハリとうるおいを与えます。 - コラーゲン:
肌のハリや弾力を支える成分。分子量が大きいものは肌表面で膜をつくり、水分蒸発を防ぎます。加水分解コラーゲンなど、分子量を小さくして浸透※を高めたものもあります。(※角層まで)
これらの成分が単体で配合されているだけでなく、複数が組み合わさっている製品も多くあります。
べたつき、香り、伸びのよさなどの使用感で選ぶ
毎日使うものだからこそ、心地よく使える使用感はとても重要です。保湿力が高くても、べたつきが気になったり、香りが苦手だったりすると、継続して使うのが難しくなってしまいます。
「しっとりするけど、べたつかない」「肌なじみがよく、すぐにメイクができる」「リラックスできる香り」など、ご自身の好みに合うものを選びましょう。クリームの伸びのよさも、肌への摩擦を減らす上でチェックしたいポイントです。
可能であれば、購入前にテスターやサンプルで実際に肌につけて、テクスチャー、べたつき具合、香などを確認するのがおすすめです。
無理なく続けられる価格帯のものを選ぶ
保湿クリームは、一度使えば効果が永続するものではありません。毎日継続して使うことで、健やかな肌状態を保つことができます。そのため、無理なく購入し続けられる価格帯であることも大切な選択基準です。
高価な製品には、希少な成分が配合されていたり、独自の技術が使われていたりすることもありますが、必ずしも価格が高いほど効果が高いとは限りません。プチプライス(低価格帯)の製品でも、優れた保湿力を持つものはたくさんあります。
ご自身の予算に合わせて、継続しやすい価格帯の中から、成分や使用感に納得できるものを選びましょう。
美白、エイジングケアなどの機能も+αで選ぶ
保湿クリームの中には、基本的な保湿機能に加えて、さらに特定の肌悩みにアプローチする成分が配合されているものもあります。
保湿クリームでケアできる特定の肌なやみ
- 美白※ケア:
メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ有効成分(ビタミンC誘導体、トラネキサム酸など)が配合されたもの。(※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと) - エイジングケア※:
ハリ不足や乾燥による小じわなど、年齢とともに気になるサインにアプローチする成分(レチノール、ナイアシンアミド、ペプチドなど)が配合されたもの。(※年齢に応じたお手入れのこと) - ニキビ予防:
ニキビの原因菌の増殖を抑えたり、炎症を抑えたりする有効成分(グリチルリチン酸ジカリウムなど)が配合されたもの。 - UVカット:
日中の乾燥対策と同時に紫外線対策もできる、SPF/PA値が表示されたもの。
ご自身の肌悩みや目的に合わせて、こうした付加価値のある機能を持つ保湿クリームを選ぶのもよいでしょう。
保湿クリームおすすめ13選
ここからは、これまでご紹介した選び方のポイントを踏まえ、編集部が厳選したおすすめの保湿クリーム13選をご紹介します。
保湿力はもちろん、注目の成分、使い心地のよさ、そして続けやすい価格帯などを考慮して、さまざまなタイプの製品を幅広くピックアップしました。ぜひ、理想の保湿クリーム選びの参考にしてくださいね。
効果を最大限に引き出す!保湿クリームの正しい使い方
せっかく選んだ保湿クリームも、使い方が間違っていると十分な効果を発揮できません。効果を高めるための正しい使い方をマスターしましょう。
塗るタイミング:お風呂上がりや洗顔後がベスト
保湿クリームを塗る最適なタイミングは、肌が最も水分を吸収しやすい状態にあるとき、つまりお風呂上がりや洗顔後すぐです。肌表面の水分が蒸発してしまう前に、できるだけ早く(目安として5分以内)スキンケアを始めましょう。化粧水や美容液で肌に水分を与えた後、最後に保湿クリームで蓋をするのが基本です。
適量と塗り方:優しく、丁寧にハンドプレス
保湿クリームの使用量は、少なすぎると十分な保湿効果が得られず、多すぎるとべたつきの原因になります。製品によって推奨量は異なりますが、一般的には「パール粒大」が目安とされています。乾燥が気になる部分には、少し重ね付けしてもよいでしょう。
塗るときは、ゴシゴシと強くこすらないことが大切です。摩擦は肌への刺激となり、バリア機能の低下を招く可能性があります。手のひらにクリームを広げて少し温めてから、顔全体を包み込むように優しく押さえる「ハンドプレス」でなじませるのがおすすめです。これにより、肌への負担を抑えつつ、クリームをしっかりと浸透※させることができます。(※角層まで)
スキンケアの順番:化粧水、美容液の後に使う
基本的なスキンケアの順番は、「①洗顔 → ②化粧水 → ③美容液(必要であれば) → ④乳液または保湿クリーム」です。化粧水で水分を補給し、美容液で肌悩みにアプローチする成分を与え、最後に乳液やクリームの油分でそれらの成分と水分が逃げないように蓋をします。
乳液とクリームの両方を使う場合は、一般的に油分の少ない乳液を先に、油分の多いクリームを後に使います。ただし、製品によっては順番が異なる場合もあるため、メーカー推奨の使い方を確認しましょう。
保湿クリームに関するよくある質問
ここでは保湿クリームについて、よくある疑問にお答えします。
夏でも保湿クリームは必要?
- 夏は汗や皮脂で肌表面が潤っているように感じがちですが、紫外線や冷房の影響で肌内部は意外と乾燥しています。これを「インナードライ」と呼びます。保湿ケアを怠ると、かえって皮脂が過剰に分泌されてしまうこともあります。夏場は、べたつきにくいジェルタイプや、さっぱりとした使用感のクリームを選ぶなど、季節に合わせたアイテム選びを心がけ、保湿ケアを継続しましょう。
乳液とクリーム、両方使うべき?
- 必ずしも両方使う必要はありません。肌質や乾燥の度合い、使用する製品の保湿力によって調整しましょう。乾燥が非常に気になる方は、乳液で水分と油分を補給した後に、さらにクリームで蓋をすると、より高い保湿効果が期待できます。一方、べたつきが気になる方や、保湿力の高い乳液を使用している場合は、どちらか一方でも十分な場合があります。ご自身の肌状態や好みの仕上がりに合わせて選択してください。
顔以外の体にも使える?
- 顔用の保湿クリームを体に使うこと自体は、基本的には問題ありません。ただし、顔用は比較的内容量が少なく高価な場合が多いため、全身に使うとコストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。体は顔よりも皮膚が厚く、乾燥しやすい部位(ひじ、ひざ、かかとなど)もあるため、ボディ専用に開発された、より保湿力が高く大容量のボディクリームやボディローションを使用する方が効率的でおすすめです。成分を確認し、肌に合うようであれば、顔用のものを乾燥が気になる部分にポイント使いするのはよいでしょう。
まとめ:うるおい続く理想の肌へ!今日から始める保湿ケア
今回は、乾燥悩みから解放され、うるおいに満ちた健やかな肌を目指すための保湿クリームの選び方と使い方について解説しました。
保湿クリームの重要ポイント
- 保湿クリームは、肌の水分蒸発を防ぎ、バリア機能をサポートする大切な役割を持っています。
- 選ぶ際は、「肌質」「配合成分」「使用感」「価格帯」「+αの機能」の5つのポイントを意識しましょう。
- 効果を高めるには、「塗るタイミング」「適量と塗り方」「スキンケアの順番」を守ることが重要です。
たくさんの種類がある保湿クリームですが、選び方のポイントを押さえれば、きっとあなたの肌にぴったりの逸品が見つかるはずです。まずはご自身の肌質や悩みを把握し、今回ご紹介した選び方を参考に、気になるクリームを試してみてはいかがでしょうか。正しい保湿ケアを毎日の習慣にして、自信の持てるうるおい肌をつくっていきましょう。
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