新生活や買い替えで電子レンジを探しているものの、「種類が多くて、どれを選べばいいか分からない…」と悩んでいませんか。電子レンジは、温めるだけの安い単機能タイプから、本格調理ができる高機能なものまで様々です。
この記事では、人気メーカーの特徴や選び方のポイントを徹底解説。一人暮らしや家族など、あなたの暮らしにぴったり合う、後悔しない一台を見つけるお手伝いをします。
- 電子レンジの種類
- 単機能レンジ
- オーブンレンジ
- スチームオーブンレンジ
- 電子レンジの選び方
- 1. 使用する人数で、容量とサイズを選ぶ
- 2. レンジ出力とオーブン温度をチェック
- 3. 温めムラを防ぐ、センサーの種類で選ぶ
- 4. 便利な調理機能で選ぶ
- 人気メーカーの特徴
- パナソニック(Bistro)
- シャープ(ヘルシオ)
- 日立(ヘルシーシェフ)
- 東芝(石窯ドーム)
- 象印(エブリノ)
- バルミューダ
- 電子レンジのおすすめ人気ランキング
- 単機能電子レンジのおすすめ
- オーブンレンジのおすすめ
- スチームオーブンレンジのおすすめ
- 電子レンジを長く安全に使うために
- 設置時の注意点(アース線はマスト)
- やってはいけないNGな使い方
- 日々のお手入れと正しい掃除方法
- 電子レンジの寿命と処分の方法
- 電子レンジをもっと活用!関連記事はこちら
電子レンジの種類
まずは、電子レンジの基本となる3つの種類から見ていきましょう。それぞれ得意なことが違うため、ご自身の使い方に合ったタイプを選ぶことが、満足への第一歩です。
比較項目 | 単機能レンジ | オーブンレンジ | スチームオーブンレンジ |
---|---|---|---|
主な機能 | 温め・解凍 | 温め・オーブン・グリル | 温め・オーブン・スチーム |
得意なこと | シンプルな操作 | 料理の幅が広がる | ヘルシー・本格調理 |
価格帯 | 低(1万円未満〜) | 中(2万円〜) | 高(4万円〜) |
おすすめの人 | 温めが中心の人 | 自炊・料理好きの人 | 健康志向・料理にこだわる人 |
単機能レンジ
食品の「温め」と「解凍」に特化した、最もシンプルな電子レンジです。機能が少ない分、操作がかんたんで、誰でも直感的に使えます。
価格も10,000円未満で手に入る安いモデルが多く、一人暮らしを始める方や、飲み物を温めるなど用途が限られている方におすすめ。コンパクトでおしゃれなデザインのものも増えています。
オーブンレンジ
電子レンジの温め機能に加えて、オーブンやグリル機能を搭載した一台二役の便利なタイプ。
クッキーやケーキなどのお菓子づくり、グラタンの焦げ目つけ、お肉のローストなど、料理の幅がぐっと広がります。キッチンスペースを節約したい方や、自炊を楽しみたい方に人気のモデルです。
スチームオーブンレンジ
オーブンレンジの機能に、水蒸気(スチーム)を使う調理機能をプラスした高機能モデルです。スチームによって食材のうるおいを保ちながら加熱できるため、お肉はジューシーに、パンはふっくらと仕上がります。
高温の蒸気で余分な脂を落とすヘルシー調理ができる機種もあり、料理の味や健康にこだわりたい方に最適です。
電子レンジの選び方
ここからは、後悔しない電子レンジ選びのための具体的なポイントを解説します。4つのポイントを押さえて、あなたの生活にぴったりの一台を見つけましょう。
- 使用する人数で、容量とサイズを選ぶ
- レンジ出力とオーブン温度をチェック
- 温めムラを防ぐ、センサーの種類で選ぶ
- 便利な調理機能で選ぶ
1. 使用する人数で、容量とサイズを選ぶ
電子レンジ選びでまず考えたいのが容量です。一度にどれくらいの量を温めたいか、家族の人数を目安に選ぶと失敗が少なくなります。設置スペースもしっかり確認しましょう。
使用人数の目安 | おすすめの容量 | 特徴 |
---|---|---|
一人暮らし | 20L以下 | コンパクトで設置しやすい |
2〜3人家族 | 20L〜25L | バランスがとれた標準サイズ |
4人以上の家族 | 30L以上 | 作り置きや2段調理に便利 |
一人暮らし(20L以下)
一人暮らしなら、20L以下のコンパクトなサイズがおすすめです。お弁当や一人分の食事を温めるのに十分な大きさで、設置スペースもとりません。価格も手ごろなモデルが多いのが特徴です。
2〜3人家族(20L〜25L)
2〜3人のご家庭では、20L〜25Lが標準的なサイズ。複数のお皿を一度に入れたり、大きめのコンビニ弁当を温めたりするのにも余裕があります。機能とサイズのバランスがとれたモデルが豊富です。
4人以上の家族(30L以上)
4人以上の家族や、週末にまとめて作り置きをする方には、30L以上の大型サイズがよいでしょう。大きなピザを丸ごと焼いたり、2段調理で品数を一度に作ったりと、大人数向けのパワフルな調理が可能です。
扉の開く向き(縦開き/横開き)
扉の開閉タイプも意外と重要なポイント。縦開きは、左右のスペースを気にせず設置でき、開いた扉の上に仮置きできるのがメリット。
一方、横開きは、低い位置に置いても中身が取り出しやすいのが特徴です。利き手や設置場所に合わせて選びましょう。
2. レンジ出力とオーブン温度をチェック
レンジの「W(ワット)数」は、温めのスピードに関わります。500W〜600Wが一般的ですが、1000Wなどの高出力モデルなら、冷凍ご飯もスピーディーに温め可能。
また、オーブン機能を使うなら最高温度も確認を。250℃以上に対応していると、予熱時間が短く、パンやピザもカリッと美味しく焼き上がります。
3. 温めムラを防ぐ、センサーの種類で選ぶ
「お弁当を温めたら、一部は冷たいのに一部は熱すぎる…」という経験はありませんか。これは温めムラが原因です。高精度なセンサーを搭載したモデルなら、食材の状態を検知して賢く加熱してくれるため、こうした失敗を防げます。
センサーの種類 | 温め精度 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
赤外線センサー | ◎ | 食材の表面温度を測り高精度 | 高 |
温度センサー | ◯ | 庫内温度を測る | 中 |
蒸気(湿度)センサー | ◯ | 食材からの蒸気を検知 | 中 |
重量センサー | △ | 食材の重さで時間を算出 | 低 |
赤外線センサー
食材の表面から出る赤外線量を検知し、表面温度を正確に測る高精度なセンサー。価格は高めになりますが、温めムラが最も少ないタイプです。冷凍ご飯と常温のおかずなど、温度の違う2品を同時に温められる便利な機能も、このセンサーならではです。
温度センサー
庫内の温度を測り、設定された温度になるまで加熱するセンサーです。オーブン機能で庫内を一定の温度に保つ際に活躍します。レンジ機能では、やや温めムラが出やすい傾向にあります。
蒸気(湿度)センサー
食品を加熱したときに出る蒸気の量を検知して、加熱時間を自動で調整します。ごはんやおかずの温めに適していますが、水分が少ない食材やラップをしていない食材の加熱は苦手です。
重量センサー
ターンテーブルに乗せられた食品の重さを測り、加熱時間を計算するシンプルなセンサーです。容器の重さも含まれてしまうため、温めすぎたり、加熱が足りなかったりすることがあります。比較的安いモデルに搭載されています。
4. 便利な調理機能で選ぶ
最近の電子レンジには、調理をサポートしてくれる便利な機能がたくさんあります。あなたのライフスタイルに合う機能があるかチェックしてみましょう。
- オートメニュー
唐揚げやハンバーグなど、定番のメニューがボタン一つで自動調理できる機能です。食材をセットすれば、あとはレンジにおまかせ。忙しい日々の調理を強力にサポートしてくれます。 - 2段調理
庫内が2段になっており、一度に複数の料理を調理できる機能です。30L以上の大型オーブンレンジに搭載されています。パーティー料理や、普段の調理時間を短縮したい方にぴったりです。 - ヘルシー調理
油を使わずに揚げ物のように仕上げる「ノンフライ調理」や、高温のスチームで食材の余分な脂や塩分を落とす「過熱水蒸気調理」など。美味しくて健康的な食事をかんたんにつくれます。
人気メーカーの特徴
メーカーごとに強みや特徴があります。デザインや機能性を比較して、お気に入りのメーカーを見つけるのも楽しいですよ。
パナソニック(Bistro)
画像出典:Panasonic
「ビストロ」シリーズが有名なパナソニック。高精度の赤外線センサーを活かした温め機能に定評があります。
特に、冷凍から焼き上げまで一気に行う「凍ったままグリル」は、時短調理の強い味方。使いやすさと高い性能を両立した、バランスのいいメーカーです。
シャープ(ヘルシオ)
画像出典:SHARP
「水で焼く」でおなじみの「ヘルシオ」シリーズが代表的。過熱水蒸気技術のパイオニアで、食材本来の味を引き出しながら、余分な脂や塩分を落とすヘルシー調理が得意です。
健康志向の方や、本格的な調理を楽しみたい方から絶大な支持を得ています。
日立(ヘルシーシェフ)
画像出典:日立
大火力のオーブン機能が魅力の「ヘルシーシェフ」シリーズが人気。
食品の重さと温度をダブルで測る「Wスキャン」で、温めムラや解凍ムラを抑えます。オートメニューが豊富で、おまかせで手軽に美味しい料理をつくりたい方におすすめです。
東芝(石窯ドーム)
画像出典:東芝
業界最高クラスの高いオーブン温度が特徴の「石窯ドーム」シリーズ。その名の通り、石窯のような高温で一気に焼き上げるため、パンやピザが本格的な仕上がりに。
お菓子やパン作りが趣味の方には、ぜひチェックしてほしいメーカーです。
象印(エブリノ)
画像出典:象印
これまでオーブンレンジを手がけてこなかった象印が、満を持して発売した「EVERINO(エブリノ)」。
基本的な機能に絞りつつ、レンジ機能で食材を浮かせて全方位から加熱する独自の技術や、使いやすさにこだわった設計が特徴。本当に必要な機能だけがほしい、という声に応えた注目のメーカーです。
バルミューダ
画像出典:BALMUDA
洗練されたおしゃれなデザインで人気のバルミューダ。シンプルな操作性と、調理が楽しくなるギター音などのユニークな仕掛けが魅力です。
機能は基本的なものですが、「キッチンを心地よい空間にしたい」という方に選ばれています。
電子レンジのおすすめ人気ランキング
ここでは、これまで解説した選び方を元に、タイプ別におすすめの電子レンジを紹介します。実際の製品選びの参考にしてください。
単機能電子レンジのおすすめ
温めと解凍がメインなら、単機能レンジが最適。10,000円未満で買える安いモデルから、デザイン性の高いおしゃれなモデルまで様々です。
一人暮らしの方には、庫内がフラットでお手入れがかんたんなタイプが特に人気です。
オーブンレンジのおすすめ
料理のレパートリーを広げたいならオーブンレンジ。2〜3人家族向けの25Lクラスが売れ筋です。
スチームオーブンレンジのおすすめ
最新技術が詰まった高機能モデルがスチームオーブンレンジです。家族の健康を考えたヘルシー調理や、作り置きのおかずを美味しく温め直したい方にぴったり。
電子レンジを長く安全に使うために
お気に入りの一台を見つけたら、正しく設置して、長く大切に使いたいもの。ここでは、購入後の注意点や日々のお手入れについて解説します。
設置時の注意点(アース線はマスト)
電子レンジは消費電力が大きい家電のため、アース線の接続が推奨されています。万が一の漏電時に感電を防ぐための重要な安全対策です。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に相談しましょう。また、本体の周囲には放熱のためのスペースが必要です。説明書で指定された距離を必ず確保してください。
やってはいけないNGな使い方
電子レンジを安全に使うために、いくつかの注意点があります。特に以下の点は故障や火災につながる危険があるため、絶対にやめましょう。
- アルミホイルや金属製の皿、金串など金属の加熱
- 殻のままの卵や、切り込みを入れていないウインナーの加熱
- 飲み物などの液体の過度な加熱(突然の沸騰「突沸」のリスク)
日々のお手入れと正しい掃除方法
庫内の汚れを放置すると、加熱効率が落ちたり、発火の原因になったりします。汚れが軽いうちに、濡らした布巾で拭き取る習慣をつけましょう。
頑固な油汚れは、水を入れた耐熱容器を数分加熱し、庫内を蒸気で蒸らしてから拭くと、かんたんに落とせます。
電子レンジの寿命と処分の方法
電子レンジの寿命は、使用頻度にもよりますが、一般的に10年程度と言われています。
「温まり方が弱い」「途中で止まる」「異音がする」などのサインが見られたら、買い替えの時期かもしれません。
処分する際は、家電リサイクル法に基づき、適切に手続きを行いましょう。お住まいの自治体のルールを確認してください。
電子レンジをもっと活用!関連記事はこちら
電子レンジは、食品を温めるだけでなく、毎日の料理をサポートしてくれる頼もしいパートナーです。調理の幅を広げたり、あなたのライフスタイルにぴったりの一台を見つけたり…。
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