転職に興味はあるけどどの転職エージェントに登録すれば良いのか分からない、という悩みはありませんか?自分にあった良いエージェントに登録することは、良い転職先を見つけるために非常に重要なポイントとなります。
一方で世の中には約30,000の転職エージェントがあるため(※)、自分に合ったエージェントを探すのはとても難易度が高いです。
そこで今回は、おすすめの転職エージェント20選を徹底比較。初回面談の流れや気をつけるべきポイントについても解説しているので、ぜひこの記事を読んで転職の第一歩を踏み出してみましょう。
※厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移 」(令和四年度)
- 転職エージェントと転職サイトの違いは?
- 時間がない人や転職活動に慣れていない人は転職エージェントがおすすめ
- 転職エージェントは「求人数」と「アドバイザーの質」で選ぼう
- 求人数は「公開・非公開」「年収ごとの求人数」を確認しよう
- 相談に乗ってくれるアドバイザーは慎重に選ぼう
- まずは複数の転職エージェントに登録するのがおすすめ
- 大手転職エージェントおすすめ20選!転職サービスの基本情報も紹介
- ハイクラスの転職におすすめの転職エージェントTOP3
- 女性の転職におすすめの転職エージェントTOP3
- 第二新卒の転職におすすめの転職エージェントTOP3
- ITエンジニアの転職におすすめの転職エージェントTOP3
- 転職エージェントの使い方と利用の流れ
- 転職エージェントに無料登録及び申込み
- 転職エージェントと初回面談(電話やWeb面談)
- 求人紹介
- 応募書類の作成及び面接対策
- 企業との面談(エージェントと同行の場合もあり)
- 内定
- 内定後の入社サポート
- 転職において転職エージェントを利用するメリット
- 非公開求人の確認ができ特別な求人に応募できる
- 履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
- キャリアアドバイザーが面接対策をしてくれる
- 事前によく聞かれる質問をまとめてくれる
- キャリアアドバイザーが企業に推薦状を書いてくれる
- 面談日時の調整なども代わりにおこなってくれる
- 面談後のフィードバックをしてくれる
- 自分で言いにくい年収の交渉をしてくれる
- 最後まで無料で利用できる
- 転職エージェントのデメリットと注意点
- 転職時期が遠いと後回しにされる可能性がある
- 条件に沿わない求人を紹介されることもある
- スキルや経歴によって応募できない求人もある
- 地方の求人は少ない傾向がある
- 転職サービスを複数利用時に同じ求人に応募しない
- 自分でも企業のリサーチを細かくおこなう
- 転職エージェントに関するよくある質問
- 転職成功率をさらに高める!おすすめの面接対策・コーチングサービス
- おすすめ転職エージェントのまとめ
転職エージェントと転職サイトの違いは?
「転職エージェント」と「転職サイト」は、どちらも転職先を探す求人検索ツールですが、提供するサービスに大きな違いがあります。
転職エージェントは、エージェントが求職者の経歴や希望をヒアリングし、適切な求人を紹介してくるサービスです。また、応募書類の添削や面接対策、企業との面接日程の調整など、転職活動全般をサポートしてくれ、企業との間に立って給与交渉や入社時期の調整までおこなってくれます。
求職者はエージェントを通じて自分の希望にあった求人情報を効率的に得ることができるうえ、転職活動に関する専門的なアドバイスを受けながら転職先を探せるのが魅力です。
一方、転職サイトはキャリアアドバイザーがつかず、求職者は自ら希望の条件にあった求人を探し、直接企業に応募する必要があります。
転職サイトの利点は、自分のペースで求人情報を探せる点です。担当者とのやりとりがないため、転職を検討している段階の人や、自分のペースで転職活動をおこないたい人には向いています。
ただし、応募書類の作成や面接対策などは基本的に自分でおこなう必要があります。転職エージェントのような専門的なサポートはないため、今の仕事が忙しく転職活動に時間が割けない人は注意が必要です。
時間がない人や転職活動に慣れていない人は転職エージェントがおすすめ
忙しい人や転職活動初心者の人は転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを利用する最大のメリットは、専任のキャリアアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれる点です。
サービスによって内容は若干異なりますが、転職エージェントでサポートしてくれる一般的な内容は以下のものが挙げられます。
- 経歴や希望条件のヒアリング
- 求職者に適した求人の提案
- 非公開求人の提案
- 応募書類の作成サポート
- 面接対策の実施
- 企業訪問や面接の日程調整
- 労働条件の交渉
- 転職後のアフターケア
上記のとおり、転職に関するさまざまなサポートをおこなってくれるため、今の仕事やプライベートで忙しい方でも効率的に転職活動を進められます。転職が初めてで「どのように進めれば良いか分からない」と悩んでいる人にとっても、転職エージェントのサポートはとても心強いでしょう。
なお、転職エージェントでは「非公開求人」と呼ばれる、求人誌やハローワークには掲載されていないレアな求人が紹介されることもあります。一般公開されていない応募人数が少ない求人や、労働条件が良い求人も含まれているので、転職先の幅を広げたい人にもおすすめです。
転職エージェントは「求人数」と「アドバイザーの質」で選ぼう
転職エージェントはさまざまな業種・職種の求人を紹介する「総合型」と、特定の業種・職種の求人を紹介する「特化型」があります。希望の業種や職種が決まっている人は「総合型」を、決まっていない人は「特化型」を選ぶとよいでしょう。
総合型よ特化型のどちらを利用するか決めたら、以下の2つを基準に転職エージェントを選んでみてください。
- 求人数
- アドバイザーの質
それぞれ詳しく紹介します。
求人数は「公開・非公開」「年収ごとの求人数」を確認しよう
転職エージェントでは「公開求人数」と「非公開求人数」を確認しましょう。どれだけ自分が希望する条件にあった求人を見つけやすくするかが、転職活動を成功させるうえで重要になるためです。
公開求人とは、転職サイトやエージェントのウェブサイトで誰でも閲覧できる求人情報です。誰でも閲覧、応募できる求人のため、良い条件の求人は競争率が高くなる傾向にあります。
一方、非公開求人は、企業が特定の条件を満たす求職者だけに紹介する求人です。企業側が重要なポジションや高い専門性を持った人材を探している場合に、エージェントを通じてのみ募集しています。非公開求人の数が多いエージェントやサイトを選ぶことで、一般には公開されていない優良求人に出会えるチャンスが増えます。
また、年収ごとの求人数をチェックしておくと自分の条件にあった求人がより見つけやすくなります。自分が希望する年収付近の求人を多く扱っている転職エージェントに登録しましょう。
一般的に年収が上がるほど求人数が減少します。転職エージェントのなかには、高い年収が得られるハイクラス向けのサイトもあるので、高年収を目指す人におすすめです。
公開求人と非公開求人、年収ごとの求人数を確認し、自分に最適な転職エージェントを選ぶことで、希望にあった転職先を見つけやすくなります。
相談に乗ってくれるアドバイザーは慎重に選ぼう
転職エージェントは、話を親身に聞いてくれ、希望する求人の条件や転職に関する不安を理解してくれるアドバイザーがいるサービスを選びましょう。キャリアアドバイザーは転職活動を全面的にサポートしてくれるので、転職を成功させるうえで重要な存在です。相性のよいアドバイザーだと、満足度の高い転職活動が可能になります。
しかし、一般的に求職者はキャリアアドバイザーを選ぶことができず、運営側が自動的に担当者を振り分けています。転職エージェントを決める際は、公式サイトでアドバイザーの経歴や実績を確認したり、口コミでキャリアアドバイザーの質を確認しておくことをおすすめします。
利用している転職エージェントのアドバイザーと相性があわないなら、別のサービスを利用するか、運営に連絡して担当者を変更してもらうようにお願いしましょう。
- 連絡頻度が多すぎる
- レスポンスが遅すぎる
- 希望条件を無視した求人を紹介してくる
- 求人への応募を急かしてくる
- 自分が希望する業界や職種に詳しくない
- 質問に対する回答やアドバイスが不適切
転職エージェントは、求職者と求人している企業をマッチさせ、転職が決まることで求人企業から報酬を得ています。転職を成功させることが利益につながるため、アドバイザーのなかには求職者の希望を無視して転職を急かしてくる人もいます。
相性のよいアドバイザーを選ぶことは、転職活動の成否を左右する重要なステップです。少しでも親身ではないと違和感を感じるのであれば、すぐに担当者を変えてもらいましょう。
まずは複数の転職エージェントに登録するのがおすすめ
転職の成功率を高めるために、最初は複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。複数のエージェントを利用することで、閲覧できる求人の幅を広げられ、自分の希望条件に最適な転職先を見つけやすくなるためです。
また、エージェントごとの強みやアドバイザーの質も比較できます。例えば、転職エージェントが取り扱う求人には得意分野が存在します。IT業界の転職に特化した転職エージェントや、第二新卒に特化した転職エージェントなど、強みはさまざまです。複数のサイトの強みを活かし、幅広い業界の求人を比較したり、業界の情報を収集したりしましょう。
さらに、各エージェントが保有する非公開求人も紹介してもらえるため、通常は出会えないような希少な求人に応募するチャンスが増えるのもメリットです。
複数のエージェントに登録すれば、アドバイザーの質や対応を比較することもできます。エージェントによってアドバイザーの経験やスキルには違いがあるため、複数の転職エージェントを利用し、相性の良いアドバイザーが見つけましょう。転職活動を進める際に心強い味方となり、満足のいくサポートを受けられます。
また、複数の転職エージェントで書類添削や面接対策を受けることで、転職活動自体のスキルも向上にもつながるでしょう。
転職エージェントは、基本無料で利用可能です。転職活動をはじめる際には、まず3つほど転職エージェントに登録してみてください。
大手転職エージェントおすすめ20選!転職サービスの基本情報も紹介
転職エージェントのなかでもおすすめの以下20サイトを紹介します。
- リクルートエージェント|求人数が多く全転職者におすすめ
- マイナビエージェント|20代や第二新卒の求人数も豊富で若者の転職に強い
- doda|総合型の転職サイトとしても活用できる
- パソナキャリア|年収800万円以上の転職におすすめ
- ビズリーチ|スカウト型で登録するだけでもOK
- リクルートダイレクトスカウト|リクルートのスカウト型エージェント
- JACリクルートメント|ハイクラスの外資の転職におすすめ
- type転職エージェント|担当者を指名できる
- 就職Shop|フリーター・既卒の求人数が豊富なので対象者におすすめ
- LHH転職エージェント|Web面談実施中
- ワークポート|IT・Web系、エンジニア系の転職におすすめ
- エンワールド|英語力を活せるハイクラス転職
- ロバートウォルターズ|外資系・日系企業のハイクラス転職向け
- ギークリー|IT・ウェブ・ゲーム業界特化型
- レバテックキャリア|エンジニア・クリエイターの転職におすすめ
- マイナビIT AGENT|業界大手が運営するIT・Webエンジニア特化型転職サイト
- ランスタッド|国内外に拠点を持つハイクラス向け転職サイト
- MS-Japan|管理部門・士業の転職におすすめ
- type女性の転職エージェント|女性の転職サポートに特化
- マイナビジョブ20’s|掲載求人は全て20代向け
- ハタラクティブ|フリーター・既卒・第二新卒の転職を支援
それぞれ強みや特徴がことなるので、自分に適したサイトを利用してください。以降では、20サイトの基本情報や特徴を詳しく紹介します。
ハイクラスの転職におすすめの転職エージェントTOP3
ハイクラスの転職におすすめの転職エージェントTOP3は以下のとおりです。
順位 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | ビズリーチ | ・求人の3分の1が年収1,000万円以上 ・スカウト制で登録しているだけでオファーが届く ・求人の幅が広がるプレミアムプラン有り |
2位 | JACリクルートメント | ・外資系や日経企業の管理職向けに特化 ・専門的なコンサルタントが徹底サポート ・国際的な転職も可能 |
3位 | リクルートダイレクトスカウト | ・人材業界大手のリクルートが運営 ・年収800〜2,000万円の求人が中心 ・スカウト制で登録しておくだけでOK |
1位のビズリーチは、年収1,000万円以上の求人が豊富で、特にエグゼクティブや管理職向けの転職を目指す方に適しています。
企業やヘッドハンターから直接スカウトを受けることができるため、経歴や資格などの情報を登録しておくだけでも転職活動が可能です。有料プラン会員限定の求人もあるため、本気でハイクラス転職を希望する方は有効活用しましょう。
2位のJACリクルートメントは、外資系や日系企業の管理者向けに特化したハイクラス転職エージェントです。
業界に精通したコンサルタントが在籍し、サポートを受けながら積極的な転職活動ができます。海外にも拠点を持っているので、キャリアアップのために海外への転職も視野に入れている方にもおすすめです。
3位のリクルートダイレクトスカウトは、人材業界大手のリクルートグループが運営するハイクラス向け転職エージェントです。大企業や成長企業のハイクラス求人が多数掲載されています。
ヘッドハンティング型でスカウトが中心となり、自分の市場価値に応じた転職が期待できる点が魅力のひとつです。多様な業界の求人を扱っているため、業界を限定せず、広い視野で転職活動をしたい方に向いています。
女性の転職におすすめの転職エージェントTOP3
女性の転職におすすめの転職エージェントTOP3は以下のとおりです。
順位 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | doda | ・女性が活躍できる求人を絞って検索できる ・求人数が豊富で選択できる業界の幅も広い ・人材業界大手ならではのノウハウを活用できる |
2位 | リクルートエージェント | ・業界最多クラスの公開・非公開求人数 ・女性向け求人の掲載も多数 ・転職活動のサポートが充実、ノウハウも多数掲載 |
3位 | type女性の転職エージェント | ・女性向け求人に特化した転職エージェント ・女性ならではの悩みを相談できる ・女性向け転職のイベントやセミナーを開催 |
1位のdodaは人材業界でも大手の転職エージェントで、掲載求人数も豊富です。女性が活躍できる求人を絞って検索できます。
2024年9月時点で約7万8,000件の求人がヒットし、未経験OKの職場から転勤なし、年間休日120日以上など、さらに条件を絞っての検索も可能です。
2位のリクルートエージェントは人材業界でも最大手の転職エージェントです。求人数は全体で約43万件以上と圧倒的で、女性が活躍できる職場を見つけやすいでしょう。
転職成功者の実績も豊富なので、転職活動における手厚いサポートを受けながら効率的な転職活動が期待できます。
3位のtype女性の転職エージェントは、女性の転職に特化したサイトです。女性向けの求人に特化しており、在籍するアドバイザーも女性の転職に精通しています。
転職相談会を定期的に開催しているので、女性ならではの悩みを相談しながら転職活動を勧められる点も魅力のひとつです。大手ほどの求人数はないため、前述のdodaやリクルートエージェントと併用して活用すると良いでしょう。
第二新卒の転職におすすめの転職エージェントTOP3
第二新卒の転職におすすめの転職エージェントTOP3は以下のとおりです。
順位 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | マイナビジョブ20's | ・第二新卒に特化した求人を掲載 ・第二新卒の転職に詳しいアドバイザーが転職をサポート ・20代や第二新卒の転職成功実績が多数 |
2位 | ハタラクティブ | ・第二新卒や既卒者に特化した転職エージェント ・求人紹介から面接対策、入社後までを徹底サポート ・若手の採用に積極的な大手企業の求人が多数 |
3位 | doda | ・第二新卒や未経験OKの求人多数 ・業界トップクラスの転職サポート ・求人数が多く、希望に応じた転職先を見つけやすい |
1位のマイナビジョブ20’sは、20代や第二新卒など、若年層の転職に特化した転職エージェントです。第二新卒だけではなく、就業経験なしの人でもOKな求人が多数掲載されています。
利用者数43万人、未経験OK求人76%以上、転職後の定着率95.5%(※)という実績もあります。在籍するアドバイザーも第二新卒の転職に詳しいので、安心して転職活動を進められるでしょう。
2位のハタラクティブも第二新卒や既卒者に特化した転職エージェントです。掲載されている求人の8割以上が未経験OKなので、就業経験に乏しい人でも積極的に転職活動を進められます。
「学歴・経歴に自信がない」、「書類や面接に落ちてしまう」、「自分に合う仕事がわからない」といった悩みを持っている人に対して、第二新卒の転職に特化したアドバイザーがサポートしてくれます。
3位のdodaは、求人数が多い転職エージェントです。第二新卒や未経験OKの求人も多数掲載されています。第二新卒特化ではないため、具体的なアドバイスやサポートは特化型転職エージェントに劣りますが、豊富な選択肢から選びたい方におすすめです。前述のマイナビジョブ20’sやハタラクティブと併用して活用すると良いでしょう。
(※)2022年10月1日〜2023年9月30日に入社された方の3ヶ月の定着率
ITエンジニアの転職におすすめの転職エージェントTOP3
ITエンジニアの転職におすすめの転職エージェントTOP3は以下のとおりです。
順位 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | レバテックキャリア | ・IT業界に特化した転職エージェント ・エンジニア出身のコンサルタントが転職活動をサポート ・キャリアアップや年収アップを目指した転職が可能 |
2位 | マイナビIT AGENT | ・IT関連の大企業や成長企業の求人が豊富 ・ ITエンジニアの転職に特化したアドバイザーが転職をサポート ・転職後の年収アップ率73.7%の実績あり(※) |
3位 | ギークリー | ・ITエンジニアや技術職の転職に特化 ・キャリアアップや年収アップが狙える求人有り ・IT転職に詳しいアドバイザー100名以上 |
(※)2021年10月1日~2022年9月30日の間に転職が決まった方で転職前の年収額を上回った割合
1位のレバテックキャリアは、IT・Web業界のエンジニア・クリエイターの転職に特化した転職エージェントです。
運営実績は10年以上で、ITエンジニアの転職に詳しいアドバイザーが個人面接に応じてくれます。高年収の求人も掲載されているので、キャリアアップや年収アップを狙う人にもおすすめです。
2位のマイナビIT AGENTは、人材業界大手のマイナビが運営するIT・Web業界の転職に特化した転職エージェントです。
業界に精通したアドバイザーから転職サポートを受けられるため、はじめての転職活動でも安心して任せられます。年収アップ率73.7%との実績もあるため、転職によって年収を伸ばしたい人にもおすすめです。
3位のギークリーは、IT・Web・ゲーム業界の転職に特化した転職エージェントです。
IT職種を熟知した専門のアドバイザーが転職活動をサポートしてくれます。転職支援実績は1万5,000件、取引企業数は3,600社以上です。知名度が高い大手企業から、伸び代のある成長企業まで、幅広い求人が掲載されています。
転職エージェントの使い方と利用の流れ
転職エージェントの一般的な使い方や、利用の流れは以下のとおりです。
- 転職エージェントに無料登録及び申込み
- 転職エージェントと初回面談(電話やWeb面談)
- 求人紹介
- 応募書類の作成及び面接対策
- 企業との面談(エージェントと同行の場合もあり)
- 内定
- 内定後の入社サポート
それぞれの項目を、以下で詳しく紹介します。
転職エージェントに無料登録及び申込み
まずはじめに、転職エージェントに登録を行います。掲載されている公開求人を閲覧できるケースは多いですが、実際に利用するには会員登録が必要なので、転職希望者は会員登録しましょう。登録は無料です。登録時に入力する一般的な項目は以下のとおりです。
- 本人の基本情報(氏名や住所など)
- 最終学歴
- 職務経歴
- 保有資格
- 希望勤務地
- 希望業種
- その他希望条件
より詳細に記入すると、自分にマッチした求人を紹介してもらえる可能性が高まります。なお、転職エージェントを運営しているサービスは多数ありますが、登録先をひとつに絞る必要はありません。
まだ具体的に決まっていない人は総合型を、業界や職種が決まっている人は特化型を登録先のひとつに入れておくことをおすすめします。
転職エージェントと初回面談(電話やWeb面談)
転職エージェント登録後は、スケジュールを調整して電話やWebで担当となるキャリアアドバイザーと面談をおこないます。登録時に入力した職務経歴や希望条件を踏まえ、より具体的な内容を伝えましょう。
転職エージェントによっては近くのオフィスで面談を行うケースもあります。仕事が忙しい人や、オフィスが遠いなどで対面での面談が難しい場合は、事前に相談し、電話やWeb面談に変更してもらいましょう。
面談では、希望条件の優先順位や、転職活動において不安な点などを共有しておくと良いかもしれません。共有した情報が多いほど、提案してくれる求人も、自分の理想と近いものになる可能性がたかまります。
求人紹介
面談によって求職者の希望条件や、転職先の業界・業種が明確になったら、転職エージェントが掲載している求人から、条件に近い求人が紹介されます。
紹介される求人のなかには、一般に公開されていない非公開求人もあるかもしれません。求人票からだけではわからない情報は、積極的に担当するキャリアアドバイザーに質問してみてください。
例えば、職場の雰囲気や、入社後の教育制度、昇給や昇格などの将来性を確認しておくと良いでしょう。気になるのであれば、企業訪問ができないか尋ねてみてください。担当者が代行してアポイントをとってくれ、職場見学できる可能性もあります。
また、紹介された求人が納得できるものでない場合、はっきりと断ることも納得のいく転職活動をするうえで大切です。
応募書類の作成及び面接対策
紹介された求人に興味を持ったあとは、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策に移ります。必要書類の作成については、キャリアアドバイザーのアドバイスをもらいながら作成ができるほか、企業への応募はキャリアアドバイザーが代行してくれることがほとんどです。
転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーが求職者の人柄や特性などを考慮して、推薦状を添付してくれます。ひとりで転職活動を行うより、効率的かつ成功率も高められるでしょう。
書類選考に通過したあとも、面接対策をおこなってくれます。転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーの多くは、過去の支援実績から面接で聞かれやすい質問や、業界・業種ごとの面接対策を熟知しているケースも少なくありません。不安・疑問点は担当者に質問するなどして、面接日までに解消しておきましょう。
企業との面談(エージェントと同行の場合もあり)
企業との面談スケジュールは、担当するキャリアアドバイザーが調整してくれることが一般的です。転職エージェントによっては、担当者も面談に同行してくれるケースもあります。
ただし、担当者が同行してくれる場合でも、面談の主役はあくまでも転職を希望している求職者です。担当者は、面談会場への案内や、服装の確認など、ちょっとしたフォローはしてくれるかもしれません。
しかし、面談で聞かれた質問に対して答えたり、自己PRをするのは求職者です。担当者が同行してくれる場合でも、事前の準備を怠らないようにしましょう。
内定
書類選考や面接を終えたあとは、転職エージェントを介して採用・不採用の連絡が届きます。
内定後に届く通知には、雇用条件や入社日などの詳細が書かれているため、記載内容をよく確認しておきましょう。記載されている内容に従って、入社準備や現職の退職準備をおこなってください。
内定後の入社サポート
雇用条件に不満がある場合や入社日を変更して欲しい場合、年収や待遇について交渉したい場合は、担当者を介して企業側に交渉しましょう。自分では言いづらいことでも、担当者を介して企業にはっきりと伝えられます。担当者に任せることで、自分は現職の退職準備やお世話になった人への挨拶周りに集中できるでしょう。
現職で上司から退職を引き止められているなどのトラブルが発生した場合も、転職エージェントの担当者に相談してみてください。退職に向けた交渉や関係者への退職挨拶、効率的な業務の引き継ぎ方などのアドバイスをもらえます。
転職において転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用する主なメリットは、以下のとおりです。
- 非公開求人の確認ができ特別な求人に応募できる
- 履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
- キャリアアドバイザーが面接対策をしてくれる
- 事前によく聞かれる質問をまとめてくれる
- キャリアアドバイザーが企業に推薦状を書いてくれる
- 面談日時の調整なども代わりにおこなってくれる
- 面談後のフィードバックをしてくれる
- 自分で言いにくい年収の交渉をしてくれる
- 最後まで無料で利用できる
それぞれを、以下で詳しく紹介します。
非公開求人の確認ができ特別な求人に応募できる
転職エージェントを利用すると、非公開求人に応募できる可能性が高まります。非公開求人とは、企業のホームページや、一般求人誌には掲載されていない求人情報です。企業側が求人情報を非公開にする理由は様々ですが、一般的には以下の理由が挙げられます。
上記のような理由により、人気企業や、極秘プロジェクトで人材を探している企業や、一時的な人員補充で求人を出す企業が非公開求人で採用活動を進める傾向があります。
自分では見つけられないレアな非公開求人を見つけられるのは、転職エージェントの大きなメリットです。
履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
転職エージェントは、転職活動で必要な履歴書や職務経歴書を添削してくれます。自分ひとりで転職活動をする場合、自分ひとりで作成する必要があるほか、応募する企業によって内容の見直しも必要です。
転職エージェントを活用すれば、転職支援実績が豊富なアドバイザーが添削をしてくれます。応募する業界や業種によって有効な、細かなアドバイスももらえるため、ひとりで転職活動を行うよりも書類選考の通過率を高められることが期待できるでしょう。
転職エージェントによっては、書類の提出も代行してくれます。書類作成や添削、応募にかかる時間を大幅に短縮できるのは、転職エージェントの大きなメリットです。
キャリアアドバイザーが面接対策をしてくれる
転職エージェントでは、書類添削だけではなく、面接対策もしてくれることが一般的です。求人掲載企業が求める人物像や、過去に転職支援した実績から、具体的かつ効果的な面接対策が期待できます。
学生であれば進路指導担当の先生などで面接対策ができますが、社会人が転職する場合、ひとりでの対策が難しいのが面接対策です。スキルや実務経歴があり書類選考に通過しても、面接で長所や将来性をうまくアピールできない場合、採用確率も低くなるでしょう。転職エージェントを活用すると、事前の面接対策によって、安心して企業での面接試験を受けられます。
事前によく聞かれる質問をまとめてくれる
転職エージェントは、転職支援に特化したサービスです。運営実績豊富なサービスであれば、これまで多くの求職者のサポートをしています。転職エージェントの運営サイトには、転職に関するノウハウがコラム形式でまとめられていることも珍しくありません。
転職活動において、求職者によくある質問や、面接でよく聞かれることなど、わかりやすくまとめられているケースもあります。サイト内で確認できない場合でも、自分の担当者に質問すれば、面接時に聞かれやすいことを教えてくれるでしょう。
特化型の転職エージェントでは、業界・業種でよく聞かれる質問について、聞くことが可能です。事前の準備がしっかりできるので、不安を払拭しつつ、転職活動に臨めます。
キャリアアドバイザーが企業に推薦状を書いてくれる
転職エージェント経由で求人企業に応募すると、履歴書や職務経歴書と一緒に「推薦状」を添付してくれるケースがあります。推薦状とは、求職者の長所や人柄、転職理由などを踏まえ、面接までつないでもらえるように第三者がPRする推薦文が書かれた書類です。
推薦状があるからといって、必ず面接まで進めるとは限りません。しかし、第三者の推薦状は、選考にプラスの影響を与える可能性があります。特にひとりで転職活動をする場合、自分の長所や人柄、どのように企業側にメリットがある人材かをアピールするのは難しいものです。
推薦状を事前に見せてもらえば、面接時の自己PRとの整合性をとることもできるでしょう。ただし、形式的な推薦文だと、かえってマイナスな印象を与える可能性があるため、内容は事前に確認させてもらうことをおすすめします。
面談日時の調整なども代わりにおこなってくれる
転職エージェントでは、求人企業側との各種面談日時の調整を代わりにおこなってくれます。職場見学や面接日の調整などがその一例です。自分ひとりで転職活動を行う場合、企業とのやり取りを含め、日程調整も自分でおこなう必要があります。
仕事を続けながら転職活動をする場合、企業からの連絡に対する素早いレスポンスは難しいかもしれません。また、メールや電話でも、基本的に目上の人と喋るように、気を遣った文章・表現にする必要があります。
転職エージェントを活用すれば、求職者側にこれらの負担はありません。基本的に担当者が代行してくれるので、効率的に転職活動を進められます。仕事が忙しく、過密なスケジュールで動いてる人も、休日や空いている時間など、面談可能な日を担当者に知らせておけば、担当者がうまくスケジュール調整してくれるでしょう。
面談後のフィードバックをしてくれる
面談後にフィードバックがもらえるのは、転職エージェントを活用するメリットのひとつです。ひとりで転職活動を行う場合、基本的に企業側からは採用もしくは不採用通知のみが送られてきます。
一方、転職エージェントを使って転職活動していると、担当者経由でフィードバックをもらえるケースも少なくありません。例えば、不採用だった場合、以下のようなフィードバックがもらえる可能性があります。
- 明るさや元気が感じられなかった
- 自己PRがまとまっておらず、理解しづらかった
- 話の内容が抽象的で具体性がなかった
- 質問が少なく、仕事に対する興味が感じられなかった
ひとりで転職活動をし、フィードバックをもらえない場合、同じような失敗に気づけず、転職活動が長引く可能性も少なくありません。一方、フィードバックをもらえれば、次の応募先で活かせます。不採用だったとしても、担当者経由で、どのような点が至らなかったか積極的に聞いてみてください。
自分で言いにくい年収の交渉をしてくれる
転職エージェントを活用すると、各種交渉も担当者が代行してくれるケースがほとんどです。年間休日や年収は、自分から切り出すのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。自分からだと言いづらいことでも、担当者が代行してくれる場合は、気兼ねなく依頼できます。
特に、自分の職務経歴や保有資格を共有しておけば、ある程度の市場価値も共有できます。担当者が業界の水準や、求職者の市場価値、企業の給与水準を踏まえて交渉すれば、年収アップも夢ではありません。求職者も、交渉材料として、現職の給与水準や賞与水準、以前に応募した他社から提示された年収なども担当者に共有しておきましょう。
最後まで無料で利用できる
転職エージェントは、基本的に最初から最後まで無料で利用可能です。以下の内容を担当者が代行してくれるうえ、無料なのは、転職エージェントの大きなメリットでしょう。
- 自己分析・棚卸し
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 企業への応募
- 面接対策
- 面接日の日程調整
- 労働条件の交渉
- 就業後のアフターフォロー
無料な反面、メリットが多すぎることに不安を感じる人もいるかもしれません。転職エージェントが無料で利用できる理由は、求職者からではなく、企業側から報酬を受け取っているからです。
企業側は、自社で求人募集をかけると、広告の掲載や採用までのステップに時間やコストがかかります。転職エージェントでは企業側の人材募集にかかる手間を代行し、実際に人材を紹介することで、企業側から「紹介料」として成功報酬を受け取っていることがほとんどです。
この仕組みから、求職者側は転職エージェントを最後まで完全無料で使えます。一部転職エージェントの有料プランを除き、ほとんどのサービスは完全無料なので、転職活動の際には転職エージェントを存分に活用しましょう。
転職エージェントのデメリットと注意点
転職エージェントを利用するメリットは多いですが、利用するにあたって以下のデメリットや注意点は意識しておきましょう。
- 転職時期が遠いと後回しにされる可能性がある
- 条件に沿わない求人を紹介されることもある
- スキルや経歴によって応募できない求人もある
- 地方の求人は少ない傾向がある
- 転職サービスを複数利用時に同じ求人に応募しない
- 自分でも企業のリサーチを細かくおこなう
メリットだけではなく、デメリットや注意点を理解したうえでうまく活用してください。以降で詳しく紹介します。
転職時期が遠いと後回しにされる可能性がある
転職エージェントは、求人掲載企業に人材を紹介することで報酬を得ています。転職時期が遅い人や、サービス登録後に転職活動に対して消極的な人は、対応を後回しにされる可能性があります。
担当者であるキャリアアドバイザーも、ひとりで複数の求職者を受け持っており、転職活動に意欲的な人を優先的にサポートするかもしれません。転職意欲はあるのに、転職可能な時期が数ヶ月以上先と遠いことを理由に対応を後回しにされる場合は、事前に相談しておくと良いでしょう。
「○月までには必ず転職するつもりです」とはっきり伝えておくことで、真摯に向き合ってくれる可能性が高まります。それでもレスポンスが遅くなる場合は、割り切ることも大切です。前述のとおり、転職エージェントは転職を成功させると企業側から報酬を得る仕組みなので、転職時期が遅い人の優先順位が低くなるのは、ある程度仕方ない部分でもあります。
条件に沿わない求人を紹介されることもある
転職エージェントに登録し、希望条件を伝えたとしても、必ずしも条件に合致する求人を紹介されるとは限りません。担当者によっては、早く転職させるために、手あたり次第に求人を紹介してくるケースもあります。もし複数の求人に応募しても採用が決まらない場合「条件のハードルを落とした方が良いかもしれない」と不安になるかもしれません。
確かに、条件をすべて満たす求人を見つけるのは難しい場合もあるでしょう。時には妥協することも大切です。しかし、採用が決まらないからといって、紹介される求人すべてに応募したり、担当者の言われるがままに転職活動を続けるのはおすすめできません。
少なくとも「これだけは絶対に妥協できない」という条件を決めておきましょう。転職は、現在よりも良い条件で働くためにおこなっている人がほとんどだと思います。まったく希望条件から外れた求人に応募して採用されても、転職後に後悔する可能性が高いでしょう。条件に沿わない求人の紹介が続くなら、別の転職エージェントに登録してみるのもひとつの選択肢です。
スキルや経歴によって応募できない求人もある
転職エージェントに掲載されている求人のなかには、実務経験や資格が求められるケースもあります。転職エージェントに登録すれば、掲載されている求人すべてに応募できるわけではないので注意しましょう。
特に、即戦力が求められる求人や、ハイクラス向けの転職エージェントでは、実務経験や特別な資格が求められるケースがほとんどです。転職エージェントによっては「業界最大級の求人掲載数」とアピールしているサイトもありますが、求人掲載数がそのまま応募できる求人数ではありません。
例えば、10万件の求人が掲載されていても、そのうち応募できるのは、自分の経験やスキルにマッチした求人のみです。求人情報で応募資格や募集要項などをよく確認し、基準に達しているかどうかを事前にチェックしておきましょう。
地方の求人は少ない傾向がある
転職エージェントと取り扱っている求人は、東京、大阪、名古屋、福岡など大都市に拠点がある企業が中心で、地方の求人は少ない傾向にあります。もし地方の求人が掲載されていても、都心の企業ほど募集人数が多くなく、すぐに枠が埋まってしまう可能性も高いでしょう。
地方企業への転職を考えている人は、転職エージェントで希望条件に合う求人を見つけられない可能性があります。地元企業に転職したい場合、地元密着型の転職支援サービスや、地域のハローワークで転職活動した方が良いかもしれません。また、規模の大きくない地方企業では、特定のポジションに限定した、少ない枠での募集であるケースも少なくありません。
自分の職務経験や希望条件と合致しないことも多いので注意しましょう。地方での転職を諦める必要はありませんが、希望条件に近い求人が見つからない可能性を踏まえ、転職エージェントで妥協できる範囲内の求人も一緒に探すことをおすすめします。
転職サービスを複数利用時に同じ求人に応募しない
転職エージェントは複数登録しても問題ありません。しかし、同じ求人には応募できないため注意しましょう。転職エージェントは、求人を掲載している企業に人材を紹介して報酬を得ています。そのため、どの転職エージェントも、自社のサービスを介して求職者の転職を成功させたいと考えています。
2社以上の転職エージェントから同じ求人に募集すると、後々トラブルにつながる可能性があるため注意しましょう。もしすでに応募している企業の求人を、もうひとつの転職エージェントで紹介されても、応募してはいけません。
複数の転職エージェントを併用して利用している場合、応募した企業情報は、それぞれの転職エージェントの担当者に共有しておくことが大切です。応募企業の情報を共有しておくことで、重複した応募を防げます。
自分でも企業のリサーチを細かくおこなう
転職エージェントに掲載されている求人や、紹介された求人でも、自ら積極的に求人企業の情報を集めるようにしましょう。転職エージェントに掲載されている求人だからといって、すべてが優良企業なわけではありません。なかには、過酷な労働条件が故に人材が不足している企業もあります。
企業によっては経営状態が不安定なケースもあるでしょう。特に、職場の雰囲気や人間関係などは、転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーでもチェックが難しい部分です。
最終的に転職先を決めるのは自分自身であり、働くのも自分自身です。担当者に任せきりにせず、主体性をもって、企業のリサーチをおこないましょう。企業をリサーチする方法には、以下の方法が挙げられます。
- ホームページで経営状態を確認する
- 働いている人に話を聞く
- SNSやネットで評判を検索する
- 企業が主催しているイベントに参加する
- 業界新聞や専門誌で将来性や傾向をチェックする
例えば、働いている人に話を聞きたい場合、キャリアアドバイザーを介して職場見学の申し入れをし、訪問時に知り合うなどの方法があります。転職後に後悔しないよう、納得できるまで企業のリサーチを自ら行うことを心がけておきましょう。
転職エージェントに関するよくある質問
最後に、転職エージェントに関するよくある以下の質問を紹介します。
- 転職エージェントはなぜ無料で利用できるの?
- すぐに転職しなくても登録できる?
- 地方でも転職エージェントは利用できる?
- 看護師や介護、保育士に強いおすすめの転職エージェントは?
- 転職エージェントは使うなと言われている理由は?
- 転職エージェントは相談だけでも大丈夫?
- 転職エージェントに断れられることがあるって本当?
以下で詳しく紹介するので、同じような疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてください。
- 転職エージェントは、転職を考えている求職者と、人材を探している企業の間を取り持つ役割を担っています。求職者が転職エージェントを無料で利用できるのは、転職エージェントが求人を掲載している企業に人材を紹介することで「人材紹介料」という形で報酬を得ているためです。
つまり、転職エージェントは、求職者の転職活動をサポートし、転職を成功させると企業側から報酬が貰えます。そのため、転職活動をしている求職者は、無料で転職エージェントの手厚いサポートが受けられます。
- 転職エージェントと転職サイトの違いを再度紹介すると、以下のとおりです。
比較項目 転職エージェント 転職サイト 求人の検索 エージェントがマッチする求人を提案してくれる 自分で探す必要がある 応募できる求人 転職サイトに比べると少なめだが、非公開求人の紹介も受けられる 基本的に掲載されている求人に自分から応募できる 面接対策や書類の添削 エージェントが個別にサポートしてくれる サポートはなく、転職活動に関するノウハウがサイトに掲載されている傾向にある 面接日の調整や条件交渉 エージェントが代行してくれる傾向にある 自分で行う必要がある 転職後のアフターサポート サービスによっては入社日の調整や内定辞退の対応などをフォローしてくれる 基本的にフォローはない 転職サイトは、転職エージェントのようにキャリアアドバイザーによるサポートがありません。基本的に求人の検索や応募は自分自身で行う必要があるほか、面接の日程調整や採用後の入社日調整なども自ら企業の担当者とやり取りする必要があります。
転職エージェントに比べて自分自身で積極的に転職活動する必要があるため、仕事が忙しい人は転職エージェントの方がおすすめです。ただし、マイペースに転職活動を行いたい人や、まだ検討段階の人は転職サイトでも良いでしょう。登録や利用に特別な制限はないため、転職エージェントと転職サイトを併用しても問題ありません。
転職を検討している段階でも、転職エージェントへの登録は可能です。転職エージェントのサイトには、転職活動に役立つ情報が掲載されていることも多いので、眺めているだけでも有益な情報が得られるでしょう。
また、登録しておけば、希望条件に近い求人情報や、非公開求人の紹介も届く可能性があります。キャリアアドバイザーとの面談では、自分だけでは気づけなかった強みや得意分野の発見もあるかもしれません。転職時期が決まっていない人にとっても、本格的に転職活動する前に登録しておくことで、転職活動に対する解像度が高まります。
地方でも転職エージェントは利用可能です。地方での転職を考えているなら、全国が対象エリアかつ、掲載求人件数が多い大手転職エージェントへの登録をおすすめします。地方にも拠点を持っている企業の求人を見つけられるかもしれません。具体的には、以下のサイトへの登録がおすすめです。
サービス名 求人数 (2024年9月時点) 公開求人 非公開求人 リクルートエージェント 43万7,465件 23万5,087件 マイナビエージェント 7万6,999件 1万3,610件 doda 25万9,402件 非公開 基本的に全国に対応している転職エージェントであれば、希望する地方での転職も期待できます。はじめは求人数が多い上記の転職エージェントに登録してみてください。
地方のハローワークや、地域密着型の転職支援サービスと併用して転職活動を進めると、希望の地域での転職ができるかもしれません。
看護師や介護、保育士で転職を考えている場合、特化型の転職エージェントへの登録がおすすめです。看護師や介護、保育士の転職に特化した転職エージェントは複数ありますが、求人数や運営企業の規模で選ぶと良いでしょう。看護師や介護、保育士向けの、おすすめ転職エージェントは下記のとおりです。
サービス名 求人数 (2024年9月時点) 公開求人 非公開求人 マイナビ看護師 15万2,520件 非公開 看護roo! 13万4,007件 非公開 レバウェル看護(旧:看護のお仕事) 6万3,150件 非公開 特化型の転職エージェントでは、看護師や介護、保育士の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーが在籍し、転職をサポートしてくれます。業界ならではの悩みを相談できたり、求人施設への見学にも対応しているケースも少なくありません。
看護師や介護、保育士での転職を考えている人は、まず上記の3つのうち、ひとつでも良いので登録してみてください。
転職エージェントは使わない方がいいと言われることがあります。理由としては、以下のような点が挙げられます。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めるサービスです。自分のペースで転職活動を進めたい人には向いていないかもしれません。
しかし、転職エージェントを利用しても、転職活動の主導権を握るのは自分自身という自覚を持っておくことで、上記の点を克服できます。連絡頻度や、紹介される求人に不満がある場合には、はっきりと担当者に伝えましょう。
もし担当者が合わないのであれば、運営や相談窓口に連絡して、担当者を変えてもらうのも選択肢のひとつです。
転職エージェントは、転職に関する相談のために登録しても問題ありません。最終的に求人に応募するかは、自分自身で決められます。大手が運営する転職エージェントでも「相談だけでも利用できる」と明記してあります。
そもそも、「転職」は転職先を変えることを意味しますが、「転職活動」はあくまでも転職までの過程です。転職活動では、自分の将来やキャリアを見つめ直す機会であり、必ずしも勤務先を変えなければならないわけではありません。転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーに相談することで、新たな可能性や選択肢を見出せる可能性もあります。
「登録したから必ず転職しなければいけない」と考える必要はありません。相談目的でも良いので、転職を考えている人は転職エージェントに登録してみてください。
転職エージェントによっては、以下の理由で断られるケースがあります。
例えば、管理職や経験豊富なエンジニアの求人が多く掲載されている、即戦力重視のハイクラス向け転職エージェントの場合、まったく職務経歴やスキルがない人は登録を断られるかもしれません。
企業が求める人材に対して、条件が合致していないためです。一般的に転職市場では即戦力になる人材が求められますが、第二新卒や未経験での応募を受け入れている求人を中心に掲載している転職エージェントもあります。自分のスキルや経歴を踏まえ、応募できそうな求人が掲載している転職エージェントに登録してみてください。
転職成功率をさらに高める!おすすめの面接対策・コーチングサービス
転職エージェントを活用することで効率的に求人情報を得られますが、特に面接対策に不安がある方は、専用の面接対策やコーチングサービスを併用するのがおすすめです。
面接対策やコーチングのサービスでは、模擬面接や個別のフィードバックを通じて、面接での自己PR力を大幅に向上させることができます。
以下では、転職エージェント利用と相性の良いおすすめのサービスを紹介します。
(各コース料金に関しては全て税込み価格です。)
マジキャリのようなサービスを活用することで、転職エージェントを通じて紹介された求人への内定獲得率をさらに高めることが期待できます。転職活動の一環として、ぜひ検討してみてください!
おすすめ転職エージェントのまとめ
転職エージェントには、様々な業種・職種の求人が掲載されている「総合型」と、特定の業種・職種や、特定の層に向けた求人が掲載されている「特化型」の2つに大別できます。
多くの求人から転職先を選びたい人や、別業種への転職を考えている人は総合型がおすすめです。スキルや経験を活かしつつ、同業種・職種でのキャリアアップや年収アップを目指しているなら特化型に登録してみてください。
転職エージェントの登録数に制限はないため、総合型と特化型に転職エージェントを併用するのも選択肢のひとつです。転職エージェントのほとんどは無料で利用できるので、コストもかかりません。自分の状況や希望する転職先に合わせて、複数の転職エージェントに登録し、有効活用してください。
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