パートナーのいびきで眠れない、仕事や勉強にもっと集中したい、ライブの爆音から耳を守りたい。そんな音の悩みを解決してくれるのが「耳栓」です。しかし、ドラッグストアや100均で手軽に買えるものから高機能なものまで種類はさまざま。
この記事では、あなたの悩みに合わせた耳栓の選び方から、編集部がおすすめする商品、正しい使い方までくわしく解説します。あなたにぴったりの耳栓を見つけて、快適な毎日を手に入れましょう。
耳栓がもたらす効果とは?睡眠の質は上がるの?
耳栓は、気になる騒音を物理的にさえぎることで、静かな環境をつくりだすアイテムです。
最大の効果は、やはり睡眠の質の向上。パートナーのいびきや集合住宅の生活音などを軽減し、深く穏やかな眠りへと導きます。
また、日中の仕事や勉強の際には、周囲の雑音をシャットアウトすることで集中力を高める効果も期待できます。静かな環境は、読書や作業の効率をぐっと上げてくれるでしょう。
耳栓選びのポイント
ここでは、耳栓選びで失敗しないための重要なポイントを解説します。
5つのチェックポイント
耳栓のタイプ
耳栓には、素材や形状によって大きく4つのタイプがあります。それぞれの特徴を知り、自分の使いたいシーンに合ったものを選びましょう。
フォームタイプ(ウレタン)|睡眠時・集中時間に
画像出典:Amazon
フォームタイプ(ウレタン)耳栓は、潰して耳に入れることで膨らみながら耳孔に密着し、周囲の音を効果的に遮断します。
就寝中のいびき対策や、静かな環境で集中したい場面におすすめです。
使い捨てで衛生的に使え、入手しやすい点も魅力ですが、正しい装着方法と慣れが必要です。
シリコンタイプ(粘土タイプ)|睡眠・水泳・聴覚過敏に
画像出典:loop earplugs
シリコンタイプ(粘土タイプ)は、耳の中に入れず、入口を塞ぐように貼り付けて使う耳栓です。
圧迫感が少なく、横向き寝や聴覚過敏の方にも適しています。防水性に優れ、水泳やシャワーにも活用できる一方、汚れやすさと手入れの手間には注意が必要です。
フランジタイプ|幅広いシーンで使える
画像出典:アイリス株式会社
フランジタイプは、複数のヒレが耳孔に沿って密着し、安定した装着感を得られる耳栓です。
比較的高い遮音性を持ち、短時間の集中や通勤中など、手軽に使いたい場面に向いています。
洗って繰り返し使える点も魅力ですが、自分の耳に合う製品選びが快適さの鍵です。
特殊機能タイプ|ライブ・聴覚過敏・飛行機に
画像出典:Amazon
上記3タイプ以外にも、特定のシーンやニーズに特化した機能を持つ耳栓があります。
例えば、ライブやコンサート用の耳栓は、音量を適切に下げつつも音楽の質感を損なわないように特殊なフィルターが搭載されています。これにより、大音量による難聴リスクを軽減しながら、音楽を楽しむことができます。
また、聴覚過敏の方向けには、会話など必要な音は通しつつ、不快な周波数の音だけを選択的にカットするよう設計された製品もあります。
さらに、飛行機用耳栓は、内部のフィルターが離着陸時の急激な気圧変化を緩やかに調整し、耳の痛みや不快感を軽減する効果が期待できます。自分の悩みに合わせて、こうした特殊機能タイプも検討してみましょう。
タイプ | フォーム | シリコン | フランジ | 特殊機能 |
---|---|---|---|---|
遮音性 | ◎ | △ | △ | △ |
フィット感 | ◎ | ◎ | △ | △ |
防水性 | × | ◎ | △ | △ |
繰返し使用 | × | △ | ◎ | △ |
音質保持 | × | × | × | ◎ |
主な用途 | 睡眠・集中 | 水泳・敏感対策 | 通勤・ライブ | 飛行機・鑑賞 |
耳栓の4つのタイプを、表でまとめると上記のようになります。遮音性を第一に考えるならフォームタイプがおすすめです。
遮音性(NRR値)
耳栓の遮音性能は「NRR(ノイズ・リダクション・レイティング)」という数値で示されます。
NRR値(dB) | 遮音性の目安 | 適した使用シーン |
---|---|---|
15-20 | 低~中 | 静かな環境での集中、軽い騒音対策、飛行機内 |
20-25 | 中 | オフィス、図書館、カフェ、一般的な通勤・通学電車内 |
25-30 | 中~高 | いびき対策、ライブ・コンサート、工事現場近く、交通量の多い場所 |
30以上 | 高 | 非常に大きな騒音環境、睡眠時のいびき、射撃場 |
NRRの数値が大きいほど、遮音性が高いことを意味します。
例えば、NRRが30dBの耳栓は、周囲の騒音を約30dBカットできるということ。
いびきや工事音など、特に大きな音を遮断したい場合は、NRR値が高い製品を選ぶのがおすすめです。
耳へのフィット感・形状
耳栓の効果を最大限に引き出し、快適に使いつづけるためには、自分の耳にしっかりフィットすることが何よりも重要です。
サイズが合わないと、隙間から音が漏れたり、耳が痛くなったりする原因に。特に睡眠時に長時間使う場合は、寝返りをうっても外れにくい、やわらかく違和感の少ないものを選びましょう。
サイズ展開がある製品や、お試しセットでフィット感を確認できるものもいいでしょう。
ノイズ調整機能
すべての音を完全に遮断したくない、というシーンもあります。例えば、オフィスでの仕事中や聴覚過敏の方が使う場合、人の呼びかけやアナウンスなど、必要な音は聞き取りたいもの。
そうしたニーズに応えるのが、ノイズ調整機能付きの耳栓です。特定の周波数の音は通しつつ、不快な雑音だけをカットするフィルターが搭載されており、安全性を確保しながら快適な環境をつくります。
コード付き・専用ケース付き
耳栓をより便利に使うには、付属機能にも注目しましょう。
コード付きタイプは紛失防止になり、首にかけておけるので着脱が多い場面に便利です。
専用ケース付きなら衛生的に持ち運べて、旅行や出張にも使いやすくなります。
快適な睡眠・集中を!編集部おすすめの耳栓19選
ここからは、これまで解説した選び方のポイントを踏まえ、編集部が厳選したおすすめの耳栓をご紹介します。睡眠、勉強、ライブ、聴覚過敏対策など、あなたの目的や悩みに合わせて、ぴったりの一品がきっと見つかるはずです。
睡眠時におすすめの耳栓9選
ライブ時に使いたい耳栓5選
聴覚過敏向けにおすすめの耳栓2選
水泳時にぴったりの耳栓3選
耳栓の正しい使い方とケア・注意点
耳栓は、正しく使ってこそ本来の性能を発揮します。また、デリケートな耳に使うものだからこそ、清潔に保つことが重要です。
ここでは、耳栓の効果的な装着方法から日々のお手入れ、安全に使うための注意点までを解説します。
耳栓の正しい装着方法
耳栓のタイプによって、正しいつけ方は異なります。例えばフォームタイプは、以下の手順で装着すると効果的です。このひと手間で、遮音性がアップします。
- 指で耳栓をできるだけ細く圧縮する。
- 反対の手で耳を軽く斜め上に引っ張り、耳の穴を広げる。
- 圧縮した耳栓を素早く耳の奥に挿入する。
- 耳栓が十分に膨らむまで、1分ほど指で根本を押さえて待つ。
製品の説明書を必ず確認し、正しい方法で装着しましょう。
清潔に保つ!耳栓のお手入れ方法
耳の中は雑菌が繁殖しやすいため、耳栓を清潔に保つことは耳の健康のために不可欠です。
お手入れ方法
- 使い捨てタイプ(フォームなど): 汚れたら無理に洗わず、新しいものに交換しましょう。
- 繰り返し使えるタイプ(シリコンなど): 使用後に中性洗剤や専用クリーナーで洗浄し、完全に乾かしてからケースに保管してください。
正しいケアで、いつでも気持ちよく使えます。
耳トラブルを避けるための注意点
耳栓を安全に使うために、以下の点に注意しましょう。
注意点
- 長時間の使用は避け、適度に耳を休ませる時間をつくる。
- 耳に痛みやかゆみ、違和感があるときは使用を中止し、改善しない場合は専門医に相談する。
- 耳栓を無理に奥まで押し込んだり、急に引き抜いたりしない。
デリケートな耳を傷つけないよう、やさしく取り扱うことが大切です。
よくある質問と答え(FAQ)
耳栓について、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。購入前の最終チェックとして、ぜひ参考にしてください。
耳栓はどこで売ってる?コンビニや100均でも買えるの?
- はい、耳栓はさまざまな場所で購入できます。ドラッグストアや100円ショップ、コンビニエンスストアなどで手軽に手に入ります。
特にフォームタイプの簡易的なものが多いですが、まずは試してみたいという方には十分でしょう。
より高い遮音性や特殊な機能を求める場合は、家電量販店やオンラインストアをのぞいてみると、豊富な品揃えの中から選ぶことができます。
寝るときの耳栓は耳によくない?
- 正しく清潔に使えば、寝るときの耳栓が耳に悪影響をおよぼす心配はほとんどありません。
ただし、長時間装着することで耳の中が蒸れやすくなるのは事実です。耳を清潔に保ち、耳栓自体も定期的にお手入れまたは交換することが重要です。
もし痛みやかゆみを感じた場合は、すぐに使用を中止してください。圧迫感の少ない睡眠用の製品を選ぶことも、快適に使うためのポイントです。
いびきが聞こえない耳栓はある?
- 完全に「聞こえなくする」のは難しいですが、いびきの音を大幅に軽減できる耳栓はあります。
選ぶ際のポイントは「NRR値」の高さです。一般的にいびきの音量は50〜60dB程度と言われているため、NRR値が30dB前後の遮音性が非常に高い製品を選ぶと、かなり静かに感じられるでしょう。
自分の耳にぴったりフィットするものを選ぶことも、遮音効果を高める上でたいへん重要です。
ノイズキャンセリングイヤホンと耳栓、どっちがいい?
- どちらがいいかは、目的やシーンによって異なります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
耳栓 ノイズキャンセリングイヤホン 仕組み 物理的に音を遮断 デジタル処理で騒音を相殺 得意な音 いびき、話し声、工事音など突発的な音 エアコン、電車の走行音など持続的な低音 主な用途 睡眠、勉強、集中 音楽鑑賞、通勤・移動中の騒音対策 価格帯 安価 高価 - 音楽を聴きながら騒音を消したいならイヤホン、睡眠や勉強に集中したいなら耳栓、というように使い分けるのがおすすめです。
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