結露防止シートのおすすめ10選！窓の断熱とカビ対策を徹底解説

寒い季節、朝起きると窓がびしょ濡れで、カーテンや床まで湿ってしまうのは悩みの種です。放置すればカビの原因にもなりかねません。

結露防止シートを活用すれば、断熱効果で暖房効率を上げつつ、面倒な拭き掃除の手間も減らせます。熱割れのリスクを避け、賃貸でもかんたんに貼れるアイテム選びが重要です。

この記事では、機能性と使いやすさを兼ね備えたおすすめ商品を紹介します。

結露防止シートとは？

結露防止シートは、窓ガラスに貼ることで空気の層をつくり、外気と室内の温度差を和らげるアイテムです。

窓の表面温度が下がりにくくなるため、結露の発生を抑えられます。

また、高い断熱効果により、暖房の熱を逃がさず部屋の暖かさを保つメリットもあります。

プチプチとした気泡緩衝材タイプや薄いフィルムタイプなどがあり、カビ防止や目隠し効果を兼ね備えたものなど、用途に合わせて選べるのが特徴です。

冬の快適な暮らしをサポートする手軽なDIYグッズとして人気があります。

窓のびしょ濡れを解消！結露防止シートの失敗しない選び方

結露防止シートは、ただ窓に貼ればよいというわけではありません。

自宅の窓ガラスの種類や、どの程度の結露対策をしたいかによって最適な商品は異なります。

失敗しないための選び方を確認しましょう。

まずは「商品タイプ」をチェック

結露防止シートには大きく分けて3つのタイプがあります。

結露の量や、窓からの景観をどの程度重視するかによって、最適なタイプを選びましょう。

各タイプの特徴を以下の表にまとめました。

それぞれの詳細な特徴を見ていきましょう。

高い断熱性と結露抑制力で選ぶなら「ジャバラ・プチプチ型」

梱包材のプチプチのような気泡緩衝材タイプは、厚みがあり空気の層をしっかりとつくるのが特徴です。

断熱性と結露防止効果が非常に高く、冷気を遮断するため暖房効率アップも期待できるでしょう。

見た目の透明度は下がりますが、以下の場所などに適しています。

景観を損なわず部屋を明るく保ちたいなら「薄型フィルム型」

リビングの大きな窓など、景観を守りたい場所には、透明度の高い薄型フィルムがおすすめです。

プチプチ型に比べると断熱効果はやや控えめですが、見た目をすっきりと保ちながら結露対策ができます。

UVカット機能がついたものも多く、家具や床の日焼け防止にも役立ちます。

サッシ付近に溜まる水をピンポイントで対策するなら「吸水テープ型」

窓全体にシートを貼るのがむずかしい場合や、シートだけでは防ぎきれない滴り落ちる水滴には、吸水テープが有効です。

サッシの下部分に貼るだけで、流れ落ちてきた結露をぐんぐん吸い取ります。

カビ防止剤配合のものや、おしゃれな柄が入ったものを選べば、インテリアのアクセントにもなります。

「貼りやすさ・剥がしやすさ」で選ぶ

賃貸住宅に住んでいるか、持ち家かによって、選ぶべき粘着タイプが変わります。

あとで剥がすときのことも考えて選びましょう。

主な貼り付けタイプの特徴は以下の通りです。

賃貸なら跡が残りにくい「水貼りタイプ」が安心

霧吹きで水を吹きかけて貼るタイプは、糊を使用していないため、剥がしたあとにベタベタした跡が残りません。
原状回復が必要な賃貸住宅でも安心して使えます。

また、貼り付け時に位置がずれても修正しやすく、DIY初心者でもきれいに仕上げられるのがメリットです。

しっかり固定して長持ちさせたいなら「シールタイプ」

凹凸のあるすりガラスや型板ガラスには、水貼りタイプがつかないことがあります。
その場合は、粘着力のあるシールタイプを選びましょう。

しっかりと密着するため剥がれにくく、長期間効果を持続させたい場合に適しています。

剥がす際は専用のクリーナーが必要になることがあるため注意してください。

「窓ガラスの種類」に適合しているか確認する

もっとも重要なのが、自宅の窓ガラスに対応しているかどうかの確認です。

一般的な透明ガラス以外に、以下のガラスなどに非対応のシートを貼ると、「熱割れ」という現象でガラスが割れてしまう危険性があります。

パッケージの対応表を必ずチェックしましょう。

「ジャバラ・プチプチ型」の結露防止シート4選

このタイプは、厚さ数ミリの空気層を持つ3層構造のものが主流です。

ニトムズなどの有名メーカーからは、強力な断熱効果を謳った商品が多く販売されています。

水で貼れるタイプが多く、貼り直しもかんたんです。

冬の寒さが厳しい地域や、朝起きると窓枠の下まで水浸しになってしまうようなひどい結露に悩む家庭では、このタイプを優先的に検討するとよいでしょう。

商品情報	ニトムズ 窓ガラス断熱シート　フォーム水貼りN　お徳な10m巻	アール マドピタシート オールシーズン H-1102	ニトムズ 窓ガラス断熱シート フォーム E1540	アール マドピタシート　極厚
参考価格	2,825円(税込)	2,480円(税込)	1,555円(税込)	2,480円(税込)
特徴	10mの大容量！広い家の窓を一気に断熱して冷暖房効率アップ	年中貼り替え不要！三層構造で夏は遮熱、冬は断熱を実現	水で貼るだけ！4mmの厚手フォームで冷気をしっかり遮断	約7mmの極厚層で冷気をガード！可愛い柄でお部屋も彩る断熱シート
購入サイト	楽天市場 Yahoo!	楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場	Amazon 楽天市場 Yahoo!

「薄型フィルム型」の結露防止シート3選

窓の透明感を維持したい方に向けて、特殊な加工で断熱効果を持たせたフィルムがラインナップされています。

粘着剤を使わない自己吸着タイプなら、気泡が入りにくく施工もスムーズです。

二重窓構造のような効果をもたらすプラスチックボードのような製品もあり、見た目と機能のバランスが取れています。

リビングや客間など、インテリア性を重視したい空間におすすめのアイテムがそろっています。

商品情報	ニトムズ 窓ガラス断熱シート クリア 水張り	BOOMIE(ブーミィ) 窓目隠し断熱シート 窓断熱シート	PROTEALL（プロテオール） PROTEALL 窓用フィルム
参考価格	2,673円(税込)	1,999円(税込)	2,621円(税込)
特徴	視界を遮らずに断熱！採光性を保ちながら紫外線を99％カット	おしゃれなデザインで目隠し！UVカット機能で夏も冬も快適に	接着剤なしで簡単貼付！優れた遮熱・UVカット性能で窓を快適化
購入サイト	Amazon	Amazon	Amazon 楽天市場 Yahoo!

「吸水テープ型」の結露防止シート3選

窓の下端に貼るだけで、滴る水滴をキャッチしてくれる便利なテープです。

フェルトや不織布素材でできており、吸水量は商品によって異なります。

1シーズン使い切りのものが多いですが、デザインのバリエーションが豊富で、雪の結晶や動物柄など、窓辺を楽しく飾れるものが人気です。

結露防止シートと併用することで、床濡れやカビのリスクをさらに減らすことができます。

商品情報	ニトムズ 強力結露吸水テープ10m	ダイソー 結露吸水シート	ニトムズ 結露吸水テープ
参考価格	1,081円(税込)	110円(税込)	391円(税込)
特徴	10mのロングサイズ！強力な吸水力で窓際のカビや腐食を徹底防止	110円で手軽に結露対策！必要な分だけ買って効率的に吸水	スリムなのにしっかり吸水！窓の美観を損ねず結露をキャッチ
購入サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!	公式サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!

購入前に必ず確認！窓ガラスが割れる「熱割れ」のリスクと対策

結露防止シートを購入する際、もっとも気をつけなければならないのが「熱割れ」です。

知らずに貼ってしまうと、ある日突然ガラスにヒビが入ってしまうことがあります。

なぜシートを貼るとガラスが割れるのか？

窓ガラスにシートを貼ると、直射日光を受けた部分の熱がこもり、ガラスの温度が上昇します。

一方で、サッシに埋め込まれている周辺部分は温度が低いままとなります。

この温度差によってガラス内部に引っ張る力が働き、耐え切れずに割れてしまうのです。これが「熱割れ」です。

「網入り・複層・Low-E」は特に注意が必要

以下のガラスは構造上熱がこもりやすく、熱割れのリスクが非常に高くなっています。

これらのガラスには、一般的な結露防止シートは貼れないことが多いため注意が必要です。

複層・Low-E対応の断熱シートも

最近では、熱割れのリスクを考慮した「網入りガラス・複層ガラス対応」のシートも販売されています。

これらは熱を吸収しにくい素材や色で作られています。

自宅の窓が特殊なガラスである場合は、必ず「対応」と明記された専用の商品を選ぶようにしてください。

最適なシートを選んで、結露・カビ知らずの快適な冬を過ごそう

結露防止シートは、冬の不快な湿気やカビの悩みを手軽に軽減できる便利なアイテムです。

自宅の窓ガラスの種類を確認し、部屋の用途に合ったタイプを選ぶことで、効果を最大限に発揮できます。

本格的な寒さが来る前に準備をして、暖かく快適な冬を過ごしましょう。