吸水ショーツは、ショーツ自体が水分を吸収する構造の商品。生理期間や尿もれの不安を軽減するアイテムとして注目されています。ユニクロや無印良品などの身近なブランドからも販売され、ランキングでも上位に入る人気商品。
この記事では、吸水ショーツのメリットやデメリット、失敗しない選び方、そして目的別のおすすめ商品を紹介します。自分に合う1枚を見つけて、ブルーデイも快適に過ごしましょう。
吸水ショーツとは?どんな時に使うの?
吸水ショーツとは、クロッチ(股布)部分に吸水性のある素材を使用し、経血や尿などの水分を直接吸収できる下着のこと。
ナプキンやタンポンを使用せずに1枚で過ごせるタイプや、ナプキンと併用して漏れを防ぐタイプなどがあります。
- ◻︎生理が始まりそうな日や終わりかけの時期
- ◻︎経血量が多い日の漏れ対策
- ◻︎くしゃみをした際の軽い尿もれ対策
- ◻︎おりものが気になる時
- ◻︎ナプキンを交換できない長時間の会議や移動中
吸水ショーツのメリットとデメリット
吸水ショーツには多くの利点がありますが、導入する前に知っておきたい注意点もあります。
それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合うか検討してみましょう。
結論:吸水ショーツはどんな人におすすめ?
吸水ショーツは、洗濯の手間よりも快適さを重視する人におすすめです。
- 生理中の蒸れや漏れに対する不安を解消したい人
- ゴミを減らしてエコな生活を送りたい人
- 頻繁にトイレに行けない職業の人
- スポーツを楽しむ人
- 更年期や産後の尿もれケアをしたい人
失敗しない!吸水ショーツの選び方
自分にぴったりの吸水ショーツを見つけるためには、吸水量や素材、機能性など、いくつかの基準を確認することが大切です。
用途に合わせた選び方を知ることで、失敗を防げます。
1. 吸水量で選ぶ
吸水量は商品によって大きく異なり、少ないものでは10ml程度、多いものでは100ml以上吸収できるタイプもあります。
用途に合わせて、以下を目安に選んでみてください。
- 10〜20mL程度:生理の終わりかけ、おりもの用
- ナプキン数枚分相当:多い日のメイン用
まずは少量のものから試し、自分の量に合わせて使い分けるのが安心です。
2. 素材で選ぶ
重視するポイントに合わせて、適した素材を選びましょう。
| 重視する点 | おすすめ素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| 肌触り・優しさ | コットン(綿)混 | 柔らかく肌への負担が少ない |
| 速乾性・スポーツ | 化学繊維・メッシュ | 汗に強く、洗濯後も乾きやすい |
| ニオイ対策 | 消臭・抗菌防臭加工 | 雑菌の繁殖や臭いを抑える |
においが気になる場合は、消臭・抗菌防臭加工が施されているかどうかもチェックしてください。
3. 使用するシーンに合わせて機能を選ぶ
いつ、どのような場面で使うかによって、求められる機能は変わります。
ライフスタイルや悩みに応じて、適切な形状や機能を持つショーツを選びましょう。
夜・寝る時なら、お尻の後ろまで吸水シートがあるもの
就寝中の伝い漏れが心配な場合は、吸水シートが腰のあたりまで広くカバーしているタイプを選びましょう。
寝返りを打っても隙間ができにくく、シーツを汚す不安を軽減できます。
ボクサータイプのように足口の締め付けが少なく、リラックスできる形状もおすすめです。
多い日に併用するなら、「羽つきナプキン」の羽がしまえる二重構造タイプ
経血量が多い日にナプキンやタンポンと併用したい場合は、クロッチ部分が二重構造になっているタイプが便利です。
- 羽を隠せる:羽部分を内側に折り込んで隠せるため、外から見えません。
- ズレ防止:しっかりと固定され、ズレを防げます。
- 二重ガード:万が一ナプキンから漏れてもショーツが吸収してくれます。
服に響かせたくない人は、シームレスタイプ
タイトなパンツやスカートを履く日は、縫い目がないシームレスタイプがおすすめ。ラインがアウターに響きにくく、すっきりとしたシルエットを保てます。
ゴムによる締め付けやかゆみが苦手な人にも適しており、肌への負担が少ないのが特徴です。ファッションを楽しみながらケアができます。
【目的別】吸水ショーツおすすめ8選
ここからは、利用シーンや目的に合わせたおすすめの吸水ショーツのタイプを紹介します。
プチプラで購入できるものから高機能なブランドまで、自分に合うものを探してみてください。
量が多い・ナプキンと併用したい人におすすめの吸水ショーツ
量が多い日には、吸水量が100ml以上の高機能タイプや、ナプキンと併用できる構造のものがおすすめです。
子供(ジュニア)用におすすめの吸水ショーツ
初潮を迎える小学生や中学生には、学校生活でも安心して履けるジュニアサイズの吸水ショーツがよいでしょう。
体育の授業や部活動で動き回ってもズレにくく、黒や紺などの汚れが目立ちにくい色が人気です。
おりものシート代わり・尿もれ対策におすすめの吸水ショーツ
生理日以外のおりもの対策や、くしゃみなどの軽い尿もれ(ちょい漏れ)対策には、吸水部分が薄手でごわつきにくいタイプがおすすめです。
おりものシートの進化も目覚ましい!
吸水ショーツだけでなく、使い捨てのおりものシートも進化しています。
2025年は、使い捨ての“布製”タイプも登場。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
吸水ショーツの洗い方
長く快適に使うためには、適切な洗い方が欠かせません。基本的な手順は以下の通りです。
- 予洗い
使用後すぐにぬるま湯(または水)で、汚れが出なくなるまで洗います。 - 洗濯機へ
洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗います。 - 乾燥
しっかりと乾かします。
注意点
- お湯はNG:血液中のタンパク質が固まるため、必ず40度以下の温度で洗いましょう。
- 洗剤の選び方:柔軟剤や漂白剤は吸水力を低下させる原因になることがあるため、洗濯表示を確認して使用を控えてください。
吸水ショーツに関するよくある質問
購入前に気になる疑問や不安を解消しておきましょう。よくある質問とその回答をまとめました。
1日履き続けても大丈夫?
- 吸水量や経血量によりますが、基本的には1日履き続けられるように設計されているものが多いです。
ただし、量が多い日や衛生面が気になる場合は、途中で履き替えるか、ナプキンと併用することをおすすめします。
長時間濡れたままにしておくと、肌トラブルの原因になることもあります。
塊(ドロっと経血)はどうする?
- 吸水ショーツは液体を吸収する仕組みなので、ドロっとした経血の塊は吸収されずに表面に残ります。
トイレットペーパーで拭き取ることで、不快感を軽減できます。
トイレに行くたびにこまめに拭き取ると、清潔な状態を保ちやすくなります。
吸水ショーツはナプキンをつけなくても使える?
- はい、吸水ショーツ単体で使用可能です。ショーツ自体が水分を吸収するため、ナプキンなしで過ごせます。
ただし、不安な場合や量が多い日は、ナプキンやタンポン、月経カップと併用することで、より安心して過ごせます。
吸水ショーツと尿漏れショーツの違いは?
- 基本的な構造は似ていますが、それぞれ吸収する対象や機能が異なります。
◼︎吸水ショーツ:主に経血(粘度がある液体)を吸収。
◼︎尿漏れショーツ:尿(サラサラした液体)を吸収し、アンモニア臭を消臭することに特化。
少量の尿もれなら吸水ショーツで対応できることも多いですが、目的に合わせて専用品を選ぶほうが機能的です。
吸水ショーツの寿命は?何回くらい使えるの?
- 使用頻度や洗い方にもよりますが、一般的な下着と同様に1年程度が目安とされています。
吸水力が落ちてきたり、生地が傷んできたりしたら買い替えのサインです。
丁寧な手洗いをこころがけることで、より長く使用できます。
1日履いていて、臭いは気にならない?
- 多くの吸水ショーツには、抗菌防臭加工や消臭機能のある素材が使われています。
そのため、適切に使用していれば、周囲にわかるような臭いがすることはほとんどありません。
ただし、長時間交換せずに許容量を超えて使用すると、臭いの原因になる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
吸水ショーツは、生理や尿もれ、おりものなどの悩みを軽減し、女性の毎日をより快適にする便利なアイテムです。
ナプキン不要でエコなだけでなく、蒸れや漏れの不安からも解放されるメリットがあります。
吸水量や素材、利用シーンに合わせて自分にぴったりの1枚を選んでみてください。
まずは少ない日から試してみて、その快適さを実感してみましょう。
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