そこで、ここではこれから一人暮らしを始めようとしている人に、冷蔵庫の選び方を詳しく解説していきます。ぜひ、実際の生活シーンをイメージしながら、最適なモデルを見つけてください。
一人暮らしに適した容量を選ぼう
一人暮らしの冷蔵庫の容量は、ライフスタイルによって変動します。普段の食事が「自炊派」か「外食派」で、冷蔵庫の容量を考えるのもひとつの手段です。
自炊派 | 150〜200L |
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外食派 | 80〜120L |
自炊派はまとめ買いや作り置きなどを考慮すると、150~200リットルほどあると使いやすいでしょう。300リットルの冷蔵庫であれば冷凍室や野菜室が分かれているものが多く、鮮度をキープしやすいというメリットもあります。
一方、あまり自炊をしない外食派はコンパクトな80~120リットルほどのコンパクトな冷蔵庫がおすすめ。飲み物やフルーツなどの最低限の食品を保管できるだけで十分な場合もあれば、自宅でお酒を楽しむ機会が多い場合は、もう少し容量が必要になることもあります。
自身の生活スタイルや保管したいものに合わせて容量を選びましょう。
設置スペースと本体サイズを確認して
冷蔵庫を置くためのスペースには限りがあるため、あらかじめ設置可能な場所とサイズをチェックしておきましょう。冷蔵庫本体が入るスペースがあればいいわけではなく、置き場に対して冷蔵庫の横幅・奥行・高さなどがギリギリでは、ドアが開けにくかったり冷蔵庫が通路の邪魔になったりと、さまざまな弊害になりかねません。
また、放熱のスペースがなければ冷気をうまく逃がせず冷却効率が落ちるため、左右・後ろの壁から少なくとも3cmは開けるようにしてください。コンセントやアース線を取り付ける位置をあらかじめ用意する必要もあります。
冷蔵庫を設置するまでの搬入経路の確保も重要です。マンションの場合は部屋の廊下の幅だけでなく、エレベーターなど搬入経路が整っているかも確認してから購入を決めましょう。
最近では大容量ながらも幅や奥行きがスリムな薄型の冷蔵庫も出てきています。設置スペースの制約が多い人は、こちらの記事もチェックしてくださいね。
間冷式(ファン式)?直冷式?霜取りの手間を減らせる冷却方式を選んで
冷蔵庫の冷却方式には、間令式(ファン式)と直冷式の2種類があります。ファン式は庫外にある冷却器からファンを経由して冷風を送る仕組みで、庫内に霜が溜まりにくい点がメリットです。普段忙しくてなかなか霜取りやメンテナンスができない人は、ファン式冷蔵庫を検討してみてください。
一方、直冷式は庫内に冷却器があり直接冷気を食材に当てる仕組みで、ファンがないため音が静かな点がメリットです。また、本体価格や電気代も安い傾向にあるため、とことん節約したい人にはよいでしょう。
ただし、直冷式は庫内に霜ができやすいため、定期的な掃除やメンテナンスが必要な点に注意してください。
上に電子レンジを置くなら、「耐熱トップテーブル」のものを
冷蔵庫の上に電子レンジを置こうと考えているなら、上部が100℃程度まで耐熱となっている耐熱トップテーブルのものを選びましょう。
一般的に耐熱トップテーブルの冷蔵庫の耐荷量は30キロ程度となっているため、耐熱トップテーブルの冷蔵庫を使用する場合は耐熱温度だけでなく重量制限にも注意してください。
なお、一人暮らしのキッチンはスペースに限界があるため、電子レンジを置くスペースを節約したい、置くスペースがない場合は冷蔵庫の上への設置をおすすめします。
また、冷蔵庫と合わせて電子レンジを置ける高さがあるか、電子レンジの中身を無理なく取り出せる高さとなっているかも事前に確認しておきましょう。
ドアの開き方も確認。冷蔵庫を置く場所に合わせて選んで
冷蔵庫はメーカーや製品によってドアの開き方が異なります。ドアの開く方向は使い勝手に大きく影響するため、実際に使用するシーンを想定して選ぶことが大切です。
冷蔵庫のドアが90度以上開かない場合は中身をスムーズに取り出せないため、開く側のスペースは少なくとも10cmは空けるようにしましょう。
なお、ドアの開き方が左右選べる付け替えタイプや引き戸タイプは、置き場やキッチンの構造などを気にせず使いやすいです。冷蔵庫は毎日使うものなので、ドアの開け閉めがストレスにならないよう環境に適したものを選んでください。
静音性もチェック。寝室と近くても気にならないものを
冷蔵庫は製品や置き場所によっては音が気になる可能性も。特に不安定な床に置いた場合は振動が大きくなり、運転中の音が耳障りになる傾向があります。設置場所が平らになっているかを確認し、必要であれば冷蔵庫の脚の部分を調整しましょう。
また、ファン式冷蔵庫は霜取りやヒーターの音が出るため、直冷式より気になりやすいでしょう。そのため、冷蔵庫の音を気にせず暮らしたい場合は静音機能付きのものがおすすめです。そのほかにも、下に防音マットを敷いたり、できる限り寝るスペースから離して設置したりする手段も有効です。
カラーやデザインで選ぶのもアリ
キッチンスペースの幅をとる冷蔵庫は、インテリアとして選びたい人も少なくないでしょう。シンプルな白やシルバー以外にも、昨今ではカラフルなものや木目調など、個性的でおしゃれなデザインの冷蔵庫も増えています。
冷蔵庫のカラーやデザインによって生活空間の統一感を生み出せるため、キッチンや部屋の雰囲気に合わせて選ぶこともおすすめです。
また、レトロなデザインが好きなら「COMFEE'(コンフィー)」や「SMEG(スミノエ)」の冷蔵庫を選ぶのもよいでしょう。
一人暮らしにおすすめな冷蔵庫11選
ここからはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・ビックカメラ・ヨドバシカメラの売れ筋ランキングをもとにして作成した、総合ランキングをご紹介します。
各商品の特徴やおすすめのポイントを記載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫のお手入れ方法は?
冷蔵庫は定期的にメンテナンスすることで、機能や清潔感を長持ちさせられます。冷蔵庫はきれいに使っているつもりでも、食べもののカスや汁気などが付着することで、悪臭やカビなどの原因になりかねません。そのため、庫内の汚れはすぐに拭き取り、1週間に一度は整理整頓する習慣をつけ、古くなった食材・調味料は廃棄しましょう。
また、1ヶ月に一度は中身を取り出してポケットや仕切り板、パッキンなど全体を拭き掃除することも大切です。特に、ドアパッキンの汚れを放置していると衛生面だけでなく機能面の低下にも繋がり、冷気漏れの原因にもなります。
冷蔵庫の掃除は中性洗剤やわらかい布を使用して、傷つけないように丁寧に行いましょう。なお、たわしや熱湯などは冷蔵庫の破損・故障に繋がるため使用しないでください。
庫内への詰め込み過ぎはNG。かしこく収納して冷却効率を上げよう
冷蔵庫の冷却効率を上げるためには食材や調味料の詰め込み過ぎを避け、多くても7割程度にとどめましょう。詰め込み過ぎると庫内の冷気がうまく循環せず、電気代がかかったり、食材・調味料全体が十分に冷たくならなくなったりといった状態になりかねません。
冷凍食品は立てて保管したり、100円均一のボックスを活用したりなど工夫をして、詰め込み過ぎないようにしましょう。整理整頓することで空気循環を促すだけでなく、食材の廃棄漏れをなくしたり消費電力を抑えたりすることに繋がります。
まとめ
一人暮らし向けの冷蔵庫は、容量・サイズ・機能・デザインなどさまざまなポイントをバランスよく考慮して選ぶことが大切です。
また、設置場所の確保だけでなく、搬入経路や日頃の使い勝手なども踏まえて選びましょう。今回紹介したポイントをもとに、ライフスタイルにあった冷蔵庫を選んでくださいね。
各メーカーの特徴をイチから抑えたいという人は、「おすすめの冷蔵庫特集 」の記事もぜひチェックしてください。
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