メガネをかけながらヘッドホンを使うと、耳や側頭部が痛くなった経験はありませんか?多くのメガネユーザーが「長時間使用すると耳が痛い」「フレームが圧迫されて不快」といった悩みを抱えています。
この記事では、耳や側頭部が痛くならない、快適なヘッドホン7選をご紹介します。テレワークやゲーム、音楽鑑賞など、用途に合わせた選び方のポイントも詳しく解説。
メガネをかけていても長時間快適に使えるヘッドホン選びに、ぜひ参考にしてください。
- メガネをかけるとヘッドホンが痛くなる理由
- ヘッドホンの「側圧」による締め付けが強すぎる
- メガネの「ツル」とイヤーパッドが物理的に干渉している
- 自分の頭のサイズやメガネの形状と合っていない
- メガネをかけても痛くならないヘッドホンの選び方
- 側圧の強さを選ぶ
- パッドの素材と厚みを選ぶ
- メガネ特化機能を選ぶ
- 形状の違いで選ぶ
- 【没入感重視】密閉型モデルのヘッドホンのおすすめ3選
- 【快適性重視】開放型モデルのヘッドホンのおすすめ3選
- 【痛み回避重視】スリット付き・非密閉型モデルのヘッドホンのおすすめ1選
- 今あるヘッドホンが痛いときの5つの対策
- その① イヤーパッドカバーで肌触りとクッション性を改善する
- その② ヘッドバンドをティッシュ箱などで広げて側圧を弱める
- その③ ヘッドホンと相性のよい「薄型・平型フレーム」のメガネを検討する
- その④ メガネの装着位置を微調整する
- その⑤ 1時間ごとに5分間の休憩とマッサージを取り入れる
- メガネをかけても痛くならないヘッドホンに関するよくある質問
- 次は音質や機能で選んでみませんか?
- まとめ
メガネをかけるとヘッドホンが痛くなる理由
お気に入りの音楽やゲームに没頭したいのに、耳周りの痛みで現実引き戻されるのはつらいですよね。
主な原因は、物理的な圧迫と形状の不一致にあります。
ここでは、痛みを引き起こす具体的なメカニズムを3つの観点から解説します。原因を特定することで、自分にあう対策が見つかりやすくなるはずです。
ヘッドホンの「側圧」による締め付けが強すぎる
ヘッドホンは密閉性を高めたり、装着時の安定感を保ったりするために、左右から頭を挟み込む力(側圧)が働いています。
特にゲーミングヘッドホンは、音漏れ防止や没入感向上のために側圧が強めに設定されていることが少なくありません。
この締め付けが強いと、以下のようなプロセスで痛みが生じます。
- 側圧により、メガネのツルがこめかみや耳の裏に強く押し付けられる
- 短時間は耐えられても、1〜2時間つづくことで圧迫箇所の血流が悪くなる
- 結果として、鈍い痛みや締め付けられるような頭痛が発生する
メガネの「ツル」とイヤーパッドが物理的に干渉している
ヘッドホンのイヤーパッドは、本来耳の周りを柔らかく覆うように設計されています。しかし、そこに硬い素材でできたメガネの「ツル(テンプル)」が入り込むことで、クッション材との間に物理的な干渉が起こります。
イヤーパッドがツルを皮膚に押し込む形になり、耳の上部や裏側の薄い皮膚に負担がかかるのです。
特にイヤーパッドの素材が硬かったり、厚みが足りなかったりすると、ツルの存在感がダイレクトに伝わりやすくなります。
自分の頭のサイズやメガネの形状と合っていない
「相性」の問題 頭の大きさや形は人それぞれです。ヘッドホンのバンド調整が適切でない場合や、そもそもサイズが合っていない場合、特定の箇所に圧力が集中しやすくなります。
また、使用しているメガネのフレーム形状も大きく影響します。
特に以下のようなタイプはヘッドホンとの相性がわるい傾向にあり、「自分には合わない」という不快な装着感の原因となります。
- デザイン性を重視した太いフレーム
- 立体的な装飾があるテンプル
- 柔軟性がなく硬い素材のもの
メガネをかけても痛くならないヘッドホンの選び方
メガネをかけたままヘッドホンを使用する際、最も重要なのは「自分の悩みに対して、どのスペックが有効か」を正しく理解することです。
ここでは、痛みの原因別に注目すべき4つのポイントを解説します。ご自身の使用環境や痛みの種類に合わせて、優先順位を決めていきましょう。
側圧の強さを選ぶ
「ゲームに集中し始めて1時間ほどで、こめかみが締め付けられて頭痛がしてくる」という悩みの方は、側圧(ヘッドバンドの挟み込む力)の強さを確認しましょう。
どれほどイヤーパッドが柔らかくても、左右から挟み込む力が強ければ、メガネのツルが頭部に深く食い込み、血流が悪くなって痛みが発生します。
特に海外ブランドの製品は、欧米人の頭の形状に合わせて側圧が強めに設定されている場合があるため注意が必要です。
レビューや口コミで「装着感が軽い」「側圧がソフト」と評価されているモデルを選ぶことで、締め付けによる頭痛のリスクを軽減できます。
試着ができない場合は、ヘッドバンドの素材が柔軟で、広げやすい構造かどうかも判断材料になります。
パッドの素材と厚みを選ぶ
「ヘッドホンを外したあと、耳の裏がジンジンする」「メガネのツルが肌に押し付けられて跡がつく」という痛みには、イヤーパッドの素材と厚みを見直すことが解決策となります。
一般的な硬めのスポンジや薄いパッドでは、メガネのフレームという異物を吸収しきれず、圧力が一点に集中してしまいます。そのときは、指で押すとゆっくり戻る「低反発ウレタン素材」を採用したモデルがおすすめ。
低反発素材はメガネのツルの形状に合わせて沈み込むため、圧力を面で分散し、食い込みによる痛みを和らげることができます。
また、素材の表面加工も重要です。以下の比較表を参考に、自分の用途に合った素材を選んでください。
| 素材 | 特徴 | メガネとの相性・メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 合皮 | 密閉性が高く音漏れしにくい | 柔らかいものならフィット感は高い | ・グリップ力が強く、メガネがズレやすい ・蒸れる |
| 布 | 通気性が良くサラサラしている | 摩擦が少なく、メガネの位置ズレが起きにくい | ・遮音性が低く、低音がやや抜けやすい |
| 低反発ウレタン | 形状記憶で沈み込む | ツルを包み込み、圧力を面で分散する | ・熱がこもりやすく、夏場は暑さを感じやすい |
| 補足 | テレワーク向けの選び方 | 摩擦が少なく肌触りの良い布(ベロア・ジャージ)製は、メガネ位置調整のストレスを軽減 | ・遮音性や低音重視の人には不向きな場合あり |
メガネ特化機能を選ぶ
「過去に柔らかいパッドを選んでも結局痛かった」「絶対に失敗したくない」と考える方には、構造的に痛みの原因を取り除く「メガネ対応機能」を持つ製品が適しています。
一部のゲーミングヘッドホンには、イヤーパッドのメガネが当たる部分にあらかじめ「スリット(溝)」が設けられているものや、内部のクッションを調整して圧力を逃がす「アイウェアリリーフシステム」などを搭載したモデルが存在します。
これらは物理的にツルとパッドの干渉を避ける設計になっているため、側圧や素材の相性に左右されず、確実に痛みを回避できる可能性が高い選択肢です。
選択肢の幅は狭くなりますが、長時間プレイするゲーマーや、太めのフレームを使用している方にとっては、最も確実性の高い解決策といえます。
形状の違いで選ぶ
最後に、使用環境と求める体験に合わせて、ヘッドホンの基本構造を選び分けます。
従来は「密閉型」か「開放型」の2択でしたが、近年はメガネユーザーの救世主として「骨伝導・オープンイヤー型」も有力な選択肢となっています。
以下の表で、それぞれの特徴とメガネユーザーにとってのメリット・デメリットを比較検討しましょう。
| 構造タイプ | メリット | デメリット | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| ① 密閉型 (オーバーイヤー) | 低反発パッドを選べば、没入感を維持しつつ痛みを軽減できる | 側圧が強めな傾向があり、パッド選びを間違えると痛くなりやすい | FPSゲーマー 映画の世界に浸りたい人 |
| ② 開放型 (オープンエアー) | 構造的に側圧が弱く、圧迫感が少ない。蒸れにくい | 音漏れが激しい。低音が弱く、外の音が入ってくる | 自宅テレワーク BGM感覚で聴きたい人 |
| ③ 骨伝導 (オープンイヤー) | 耳への物理的干渉がゼロ。ツルと干渉しても痛みは皆無 | 音質・没入感は劣る。足音の定位などは分かりにくい | 痛み回避最優先 インターホンを聞きたい人 |
没入感を重視するなら「密閉型」
FPSゲームでの足音の聞き取りや、映画の世界に没入したい場合は、遮音性の高い「密閉型(オーバーイヤー)」が適しています。
外部の音を遮断するため音漏れも少ないですが、熱がこもりやすく、構造上やや側圧が強くなる傾向があります。
このタイプを選ぶ際は、前述した「低反発パッド」などのクッション性を特に重視してください。
圧迫感からの解放を重視するなら「開放型」
「とにかく耳が蒸れるのが不快」「家族の声やインターホンが聞こえないと困る」というテレワークやリラックスタイムの用途であれば、「開放型(オープンエアー)」がおすすめです。
ハウジングがメッシュ状になっており通気性が抜群で、構造的に側圧が弱めに設計されているモデルが多く存在します。
痛みをゼロにしたいなら「骨伝導・オープンイヤー型」
「ヘッドホンはどうしても痛くなる」「耳を塞ぐ感覚が苦手」という場合は、第3の選択肢として「骨伝導」や「オープンイヤー型」を選びましょう。
耳自体を覆わないため、メガネのツルを上から押さえつける力が働かず、物理的な痛みの原因を根本から断つことができます。
【没入感重視】密閉型モデルのヘッドホンのおすすめ3選
ゲームの世界に深く入り込みたい、あるいは周囲の雑音を遮断して作業に集中したい方には、遮音性の高い「密閉型」が適しています。ただし、密閉型は構造上、密着度を高めるために側圧が強くなりがちです。
そのため、メガネのツルの厚みを吸収できる「クッションの質」と「調整機能」に優れたモデルを厳選しました。
【快適性重視】開放型モデルのヘッドホンのおすすめ3選
「とにかく締め付けられるのが嫌」「蒸れるのが苦手」という方には、ハウジングがメッシュ状になっている「開放型(オープンエアー)」が最適です。
構造的に空気が抜けるため側圧を強くする必要がなく、ふんわりとした着け心地のモデルが多く存在します。音漏れはしますが、自室での使用なら最強の快適性を誇ります。
【痛み回避重視】スリット付き・非密閉型モデルのヘッドホンのおすすめ1選
「パッドの柔らかさや側圧の弱さだけでは不安」「過去に失敗した経験がある」という方には、物理的にメガネとの干渉を避ける機能を持った製品や、そもそも耳を覆わない「骨伝導」タイプがおすすめです。
今あるヘッドホンが痛いときの5つの対策
「せっかく買ったヘッドホンだから使いつづけたい」「今すぐ新しいメガネを買うのは難しい」という方も多いでしょう。
ここでは、手持ちのアイテムでできる工夫や、少しの出費で快適さを手に入れるための5つの対策を紹介します。
その① イヤーパッドカバーで肌触りとクッション性を改善する
イヤーパッドの感触を変えるだけで、痛みがやわらぐことがあります。
おすすめは、伸縮性のある柔らかい素材でできたイヤーパッドカバー(MIMIMAMOなど)を装着することです。
カバーを導入することで、以下のメリットが期待できます。
- 痛みの緩和:ツルが当たる部分への当たりがマイルドになる
- 肌触りの改善:さらっとした感触で不快感を軽減
- 蒸れ防止:吸水速乾性にすぐれたものなら、長時間でも快適
- 汚れ防止:ヘッドホン本体を汗や皮脂から守り、一石二鳥
その② ヘッドバンドをティッシュ箱などで広げて側圧を弱める
側圧が強すぎて痛い場合は、物理的にヘッドバンドを広げて締め付けを弱める方法が有効です。
ヘッドホンを使用していない間に、ティッシュ箱や辞書などを挟んで一晩ほど置いてみましょう。
ただし、広げすぎると元に戻らなくなったり、プラスチック部分が破損したりするリスクがあります。無理に広げすぎず、少しずつ様子を見ながら調整してください。
自己責任にはなりますが、お金をかけずにできる手軽な「痛い対策」として知られています。
その③ ヘッドホンと相性のよい「薄型・平型フレーム」のメガネを検討する
もしメガネを新調するタイミングなら、ヘッドホンとの相性を第一に考えて選ぶのがよいでしょう。
JINSやZoff、メガネ市場などのショップで探す際は、以下のポイントを意識して選ぶと失敗が少なくなります。
| ポイント | 特徴 | 効果 |
|---|---|---|
| フレーム形状 | 平型(フラット)・極薄 | こめかみに食い込みにくい |
| 素材 | チタン・弾性素材 | 圧力を逃がし、柔軟にフィット |
| カテゴリ | ゲーミングメガネ | ヘッドホン着用を前提に設計 |
これらの特徴を持つメガネは、ヘッドホンに押し付けられても痛くなりにくいです。
専用商品も展開されているため、一度試着してみることをおすすめします。
その④ メガネの装着位置を微調整する
ヘッドホンを装着する際に、メガネのテンプルの位置を少しだけずらすだけでも効果がある場合があります。
- イヤーパッドの上端にテンプルを乗せるように少し上にずらす
- 逆にパッドの下をくぐらせるように調整したりする
- ヘッドホン自体の装着角度を前後数ミリ動かす
ただし、これは一時的な対策であり、メガネやヘッドホンがずり落ちやすくなる可能性もあるため注意が必要です。
その⑤ 1時間ごとに5分間の休憩とマッサージを取り入れる
長時間同じ姿勢でヘッドホンを使用し続けると、耳周辺の血行が悪くなり痛みの原因となります。
少なくとも1時間に1回、5分から10分程度の休憩が推奨されています。
ヘッドホンとメガネを外し、耳の付け根や耳の後ろを指の腹で優しく円を描くようにマッサージすると、血行が促進され、圧迫による痛みが和らぎます。
この簡単なセルフケアを習慣づけることで、耳が痛くならないだけでなく、長時間の作業による疲労回復にも繋がりますよ。
参考:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「ヘッドホン・イヤホン難聴とは?」
メガネをかけても痛くならないヘッドホンに関するよくある質問
メガネユーザーからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。これらの情報は、ヘッドホン選びの参考になるでしょう。
骨伝導ヘッドホンなら絶対に痛くならない?
- 骨伝導ヘッドホンは、耳を塞がずに頬骨や側頭骨に振動を伝えて音を届ける仕組みです。
確かにメガネユーザーにとって有力な選択肢ですが、絶対に痛くならないわけではありません。 - 骨伝導ヘッドホンのメリット
- 耳を覆わないため、メガネのテンプルとの干渉がほとんどない
- 長時間使用しても耳の蒸れや圧迫感が少ない
- 周囲の音も聞こえるため、安全性が高い
注意すべき点- 一部のモデルではメガネのテンプル付近で振動子が接触し、不快感を生じる場合がある
- 高音質を求める場合は物足りなさを感じることがある
- 低音域の再現性に制限があるため、音楽ジャンルによっては満足度が下がる
- 骨伝導ヘッドホンは、特に屋外活動や長時間のテレワークなど、安全性や快適性を重視する場面で優れた選択肢となります。
ただし、音質にこだわる音楽鑑賞やゲームなどの用途では、従来型のヘッドホンの方が適している場合もあります。
特に側圧が弱めの目安はある?
- 側圧(クランプ力)はヘッドホンの快適性に大きく影響する要素ですが、具体的な数値が公開されていることは少ないため、以下のような間接的な目安で判断するとよいでしょう。
- 側圧が弱めの製品の特徴
- 側圧が弱めの製品の特徴「長時間使用向け」「快適な装着感」などとうたわれているモデル
- ゲーミングヘッドセットの中でも「軽量」「快適」を強調しているもの
- オープンバック(開放型)デザインのモデル(一般的に密閉型より側圧が弱い傾向)
- 大型のイヤーパッドを採用しているモデル(圧力が分散される)
次は音質や機能で選んでみませんか?
メガネでも快適なヘッドホンを見つけたら、次は音質や機能にもこだわってみましょう。
専門家が価格や利用シーン別に最新のおすすめヘッドホンを徹底比較しています。あなたの音楽ライフをさらに充実させる一台を探してみてください。
まとめ
メガネをかけていても快適にヘッドホンを使用したい方に向けて、痛みの原因や選び方、おすすめ商品を紹介してきました。
痛みの原因は、ヘッドホンの側圧がメガネのフレームを耳や側頭部に押し付けることにあります。快適なヘッドホン選びのポイントは、側圧が適度(150〜250g程度)で、300g以下の軽量モデルを選ぶこと。また、低反発ウレタンフォームやベロア素材のイヤーパッドは、メガネフレームとの接触による圧迫を和らげてくれます。
使用シーンに応じて、テレワークなら軽量で長時間使用に適したモデル、音楽鑑賞なら音質と快適性のバランスが取れたモデル、ゲーミングなら調整機能が豊富なモデルを選びましょう。骨伝導タイプも選択肢の一つですが、音質面での制限があることを念頭に置いて検討してください。
正しい選び方で、メガネ着用でも快適な音楽体験を実現できますよ。ぜひこの記事を参考に、ご自身にぴったりなメガネを見つけてみてくださいね。
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