お菓子作りやいつもの料理を、ぐっと豊かにしてくれる生クリーム。
でも、スーパーの棚には「動物性」「植物性」「脂肪分〇%」など、たくさんの種類が並んでいて、「一体どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことはありませんか?
この記事では、市販されている生クリームの種類ごとの特徴から、あなたの目的にぴったりの選び方、失敗しない泡立て方のコツ、そして正しい保存方法まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。
これを読めば、もう生クリーム選びで迷うことなく、日々の食卓をもっと楽しめるようになりますよ。
市販生クリームおすすめ10選
たくさん種類があって、どれを選べばいいか迷ってしまう市販の生クリーム。ここでは、スーパーなどで手軽に購入でき、風味や使いやすさで人気の商品を編集部が厳選してご紹介します!
あなたのお菓子作りや料理がもっと楽しくなる、お気に入りの生クリームを見つける参考にしてくださいね。
これだけでOK!生クリームの基本とあなたに合う選び方
お菓子作りや料理に欠かせない生クリーム。まずはその基本と、たくさんある中から自分にぴったりのものを選ぶためのポイントを簡潔に押さえましょう。
生クリームの「動物性」と「植物性」はどう違う?
生クリームとは、牛乳(生乳)から乳脂肪分だけを取り出し濃縮したもので、乳脂肪分が18.0%以上のものを指します。この乳脂肪分が、豊かなコクと滑らかな口当たりのもとです。
市販のクリームは、主に以下の2タイプに分けられます。
動物性 | 植物性 | |
---|---|---|
原料 | 牛乳の乳脂肪が主 | 植物性油脂(パーム油、ヤシ油など)が主 |
特徴 | ・ミルク本来のコクと風味が豊か。 ・本格的な味わいや、しっかりとした泡立ちを求めるお菓子(デコレーションケーキなど)や料理に適しています。 | ・動物性に比べあっさりとした風味で軽い口当たり。 ・泡立てやすく分離しにくいなど扱いやすいため、手軽に使いたい場合やコストを抑えたい場合に便利です。 |
見分け方 | パッケージに「種類別:クリーム」と表示。 「生クリーム」「純生」といった商品名が多いです。 | 「名称:乳等を主要原料とする食品」と表示。 「ホイップ」といった商品名が多いです。 |
迷わない!2つのポイントで選ぶ、あなたに最適な生クリーム
たくさんの種類の中から、何を選べばよいか迷ってしまいますよね。以下の3つのポイントに注目すれば、簡単に最適なものが見つかります。
「脂肪分の高さ」で選ぶ
- 低脂肪タイプ(目安:30~35%程度):
あっさり軽い。料理の隠し味やコーヒー、そのままかけたりする用途に。泡立てはゆるめです。 - 中脂肪タイプ(目安:35~42%未満):
バランスが良い万能型。お菓子作り(ムース、ガナッシュなど)にも料理にも幅広く使えます。 - 高脂肪タイプ(目安:42%以上):
濃厚でリッチな味わい。短時間でしっかり固く泡立ち、ケーキのデコレーションなど形を保ちたい場合に最適です。
「作りたいもの」で「動物性」か「植物性」かを選ぶ
- 本格的な風味・コクを重視するなら → 「動物性」
例:デコレーションケーキのクリーム、濃厚なクリームパスタ、風味豊かな生チョコ - 軽さ・扱いやすさ・コストを重視するなら → 「植物性」
例:手軽なデザートのトッピング、あっさり仕上げたい料理
これで失敗しない!生クリームの上手な使い方
せっかく用途に合った生クリームを選んでも、扱い方を間違えると思ったような仕上がりになりません。失敗しないためのポイントを押さえましょう。
生クリームの泡立て成功の3つのコツ
美味しいホイップクリームを作るには、いくつかの重要なポイントがあります。この3つを守れば、成功率がぐっと上がります。
徹底的に冷やす(クリーム・ボウル・泡立て器)
温度が低い(5℃~10℃くらい)ほうが、きれいに、そして早く泡立ちます。使う直前まで生クリームは冷蔵庫へ。
さらに、使うボウル(ステンレス製がおすすめ)と泡立て器(ハンドミキサーの羽根)も、一緒に冷蔵庫で冷やしておきましょう。できれば、ボウルの底を氷水に当てながら作業すると万全です。
ベストタイミングで砂糖を入れる
甘みをつけたい場合、グラニュー糖などの砂糖を加えますが、加えるタイミングは、生クリームが少しとろみがついて泡立ち始めたくらいがベスト。
最初から加えると泡立ちに少し時間がかかることがあり、後から加えすぎると混ざりにくくなることがあります。数回に分けて加えるのがおすすめです。
泡立て具合を見極める
泡立て器(またはハンドミキサー)で混ぜ続け、好みの固さになったらすぐに止めます。固さの目安は以下の通りです。
堅さの目安
- 6分立て:
泡立て器を持ち上げると、とろとろと流れ落ちる状態。ムースなど、他の材料と混ぜ合わせる時に。 - 7~8分立て:
泡立て器を持ち上げると、クリームがこんもりと積もり、角の先が少しおじぎするくらいの固さ。ケーキに塗る(ナッペ)のに適しています。 - 9分立て:
泡立て器を持ち上げると、ピンと角が立つ固さ。デコレーションで絞り出す時や、しっかり形を保ちたい時に。これ以上泡立てると分離しやすくなります。
料理に使うときの注意点
温かい料理に生クリームを加えるときは、温度差で分離してしまうことがあります。これを防ぐには、ちょっとしたコツがあります。
- ①火を止めてから加える
パスタソースやシチューなどに加える際は、必ず火を止めてから、最後に加えるようにしましょう。 - ②沸騰させない
生クリームを加えた後、再度加熱する場合は、決してグラグラと沸騰させないように注意してください。弱火でゆっくり温める程度にしましょう。
この2点を守るだけで、クリームがきれいに混ざり、なめらかで美味しい仕上がりになります。
市販生クリームに関するよくある質問
最後に、市販の生クリームについて、多くの方が疑問に思うよくある質問を解説します。
分離してしまったらどうしたらいい?
- 完全に分離すると難しいですが、ボソボソになり始めた初期段階であれば、まだ諦めないでください。
冷たい生クリーム(液体、泡立てていないもの)を少量(大さじ1杯程度)加えて、泡立て器でゆっくりと混ぜてみてください。なめらかさが少し戻ることがあります。ただし、完全には元に戻らないことも多いです。
冷凍保存はできる?できない?
- 砂糖を加えて泡立てたホイップクリームの状態であれば、冷凍保存が可能です。小分けにしてラップでぴったりと包むか、絞り袋で絞り出した形でバットなどに並べて凍らせ、凍ったら冷凍用保存袋に移して保存します。
使うときは、冷蔵庫で自然解凍します。ただし、解凍後は多少水分が出たり、食感が変わったりすることがあるため、そのままデザートのトッピングなどに使うのがよいでしょう。
液体のままの生クリームを冷凍すると、解凍した際に乳脂肪分と水分が分離してしまい、元のなめらかな状態には戻りません。泡立てもうまくできなくなるため、液体の状態での冷凍保存は避けましょう。
「純生クリーム」「ホイップ」表示の違いは?
- スーパーで見かけるクリーム類のパッケージには、「純生クリーム」「生クリーム」「ホイップ」「フレッシュ」など、様々な名前がついていますね。これらの違いは、主に原材料と法律上の分類に基づいています。
・「(純)生クリーム」:
原材料が牛乳由来の「乳脂肪」のみで作られたものです。法律(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)で定められた「クリーム」の基準(乳脂肪分18.0%以上)を満たしています。特に「純」がつく場合は、添加物を含まないことを強調している場合が多いです。
・「ホイップ」「フレッシュ」など:
主な原料が「植物性脂肪」であるものや、乳脂肪に植物性脂肪などを加えた「混合タイプ」のものです。これらは法律上「クリーム」とは表示できず、「乳等を主要原料とする食品」という分類になります。扱いやすさを向上させるために、乳化剤や安定剤などの添加物が使われていることが多いです。
簡単にまとめると、「生クリーム」=動物性、「ホイップ」など=植物性または混合タイプ、と考えると分かりやすいでしょう。
賞味期限が過ぎても使える?
- パッケージに書かれている賞味期限は、「未開封の状態で、表示された方法で保存した場合に、品質が変わらずにおいしく食べられる期限」を示しています。したがって、未開封で適切に冷蔵保存されていれば、期限内は基本的に問題なく使えます。ただし、期限が近いものはなるべく早く使い切るのが安心です。
注意が必要なのは開封後です。開封した生クリームは、賞味期限内であっても品質が変化しやすくなります。必ず冷蔵庫で保存し、2~3日を目安に使い切りましょう。使う前には、色・におい・状態(固まりや分離がないか)をよく確認し、少しでもおかしいと感じたら使用を中止してください。
まとめ
今回は、市販されている生クリームのおすすめ商品を紹介しました。
ぜひ、この記事を参考にして、あなたの目的や好みにぴったりの一品を見つけてください。そして、いつものお菓子作りや料理を、ワンランク上の美味しさで楽しんでみませんか?
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