紙に直接絵を描く感覚でデジタルイラストなどを制作できる「液タブ(液晶ペンタブレット)」。液タブの購入を検討しているものの、「初心者向けの安いモデルは?」「イラスト、漫画、デザインに適した液タブは?」「板タブとは何が違うの?」などと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、おすすめの液タブを厳選し、ランキング形式でご紹介します。ECサイトでの売れ筋上位の製品や、評価が高い製品、3大メーカーである「XP-Pen」「WACOM(ワコム)」「HUION」の人気製品、最新モデルもピックアップ。
おすすめランキングに加えて、板タブやiPadとの違い、液タブにできること、選び方のポイントについても解説します。用途や予算にぴったり合う最適な液タブをチョイスするためにぜひ本記事をお役立てください。
- 液タブとは?デジタルイラストや漫画を制作できる機器
- 液タブと板タブ、iPadの違いは?
- パソコン不要の液タブはある?
- 【メリット】液晶ペンタブレットでできること
- 漫画制作やイラスト制作だけではない!液タブの活用シーン・用途
- 初心者でも失敗しない!液タブの選び方
- 1. 用途に合わせてサイズを選ぶ
- 2. 接続方法と環境をチェックする(パソコンが必要か不要か)
- 3. 描き心地と色の再現度をチェックする
- 4. 作業を快適にする機能(スタンド付きなど)もチェックする
- 液タブのおすすめ人気ランキング16選!
- 液タブのおすすめメーカー!ひと目で分かる人気メーカーの魅力
- XP-Pen(エックスピーペン):初心者からプロまで幅広いニーズに対応
- WACOM(ワコム):世界初のコードレスペンタブレットを開発
- HUION(フイオン):4KディスプレイモデルやQHDモデルなど多様なラインナップ
- 液タブに関連するよくある質問
- まとめ
液タブとは?デジタルイラストや漫画を制作できる機器
出典: XPPen公式ストア
液タブ(液晶ペンタブレット)とは、液晶画面に直接ペンで描画できるタブレット型の機器です。紙に描くのと同じような感覚でデジタルイラストや漫画などを制作できるため、デジタルイラスト初心者から上級者まで幅広いユーザーに愛用されています。イラストやデザイン作業をするクリエイターに人気の製品です。
液タブと板タブ、iPadの違いは?
出典: XPPen公式ストア
液タブと板タブ、iPadの大きな違いは、「描画方法」「動作環境」「用途」の3点です。ここでは、最適な選択ができるように、それぞれの特徴を比較し、分かりやすくまとめました。
比較項目 | 液タブ | 板タブ(ペンタブレット) | iPad |
---|---|---|---|
画像 | |||
描画方法 | 画面に直接ペンで描く | 手元の板に描いてPC画面を見ながら操作 | 画面に直接ペンで描く |
動作環境 | PCに接続が必要 | 単体で使用可能 | |
特徴 | 紙に描く感覚に近い 高性能 | コストが安い 場所を取らない | 持ち運び可能 アプリが豊富 |
主な用途 | 本格的なイラスト デザイン制作 | 初心者向け 簡単な作業 | 趣味 ラフスケッチ ノート |
出典:XPPen公式サイト
出典:XPPen公式サイト
出典:iPad Air
液タブは本格的なデジタル制作向けで、板タブはコスパ重視のユーザー向け、iPadは持ち運びや多用途向けです。液タブは、画面に直接描けるため紙に描く感覚に近く、プロのクリエイターや本格的なイラスト制作に適しています。
一方、板タブ(ペンタブレット)は、手元のタブレットに描きながらPC画面を見て操作するため慣れが必要ですが、価格が安くコンパクトなのが特徴です。iPadは、単体で動作しアプリが豊富で、持ち運びや趣味のイラスト、メモ用途に最適です。用途や予算に応じて選びましょう。
パソコン不要の液タブはある?
出典: XPPen公式ストア
XP-Penが提供する「Magic Drawing Pad」は、パソコン不要で、どこでも自由に描けるオールインワンの液タブです。通常の液タブはPCに接続しなければ使えません。
しかし、このモデルは単体で動作するため、PCを持っていなくてもすぐにイラスト制作をはじめられます。Android 12を搭載しているため、PCなしでアプリを起動し、そのまま描画ができる点が最大の魅力です。
- パソコンなしでデジタルイラストを始めたい人
- 外出先や好きな場所で気軽に描きたい人
- 紙のような描き心地を求める人
- タブレットとしても使いたい人(電子書籍、動画、ゲームも楽しめる!)
【メリット】液晶ペンタブレットでできること
出典: XPPen公式ストア
液タブは、紙に直接描くような描き心地とデジタルの便利さを兼ね備えたツールです。初心者も扱いやすく、イラスト、デザイン、教育、ビジネスなど幅広く活用できます。
メリット | 詳細 |
---|---|
画面に直接描けて使いやすい | ・画面に直接描けるため、手とペン先のズレがない ・紙に描くような感覚で制作できる |
すぐに修正できる | ・レイヤー機能や「元に戻す」が使える ・簡単に修正ができる |
色や描き方を自由に試せる | ・何度でも色や描き方を自由に試せる ・細かいグラデーションや特殊効果も自在 |
また、液タブで制作した作品や資料などはデジタルデータとして保存できます。そのままSNSでの投稿に使ったり、ポートフォリオの作品として掲載したりすることが簡単に行えます。
マウスよりも細かな作業を得意とする液タブなら、イラスト制作やデザイン、写真編集をスピーディに進められる点もメリットといえるでしょう。作業効率を向上させたい人にもおすすめです。
漫画制作やイラスト制作だけではない!液タブの活用シーン・用途
出典: XPPen公式ストア
液タブは漫画制作やイラスト制作などのクリエイティブな作業だけでなく、ビジネスや教育の場面でも活躍しています。ここでは、おもな活用シーンを3つにわけて表にまとめました。
活用シーン | 具体的な場面 | 詳細 |
---|---|---|
クリエイティブな制作 | デジタルイラスト | 紙に描く感覚で、自由に線や色を試せる |
漫画制作 | ネーム切りから仕上げまでデジタル完結!修正もラク | |
写真編集・デザイン | ブラシ補正、レタッチ、素材の切り抜きがスムーズ | |
教育・学習 | オンライン授業 | 図や数式の解説、添削、黒板代わりに活用 |
学習支援 | 手書きでの解説や添削が可能で、教育の場でも活躍 | |
ビジネス・テレワーク | テレワーク・会議 | ホワイトボード機能でアイデア共有 |
資料編集・プレゼン | 手書きコメントを追加し、より分かりやすく伝えられる |
従来の液タブはプロ向けの高価な機材でしたが、最近では手頃な価格のモデルも続々と登場し、趣味で使う人も増えてきています。パソコン不要のモデルも登場し、タブレット感覚でどこでも描ける点も魅力だといえるでしょう。
初心者でも失敗しない!液タブの選び方
出典:Artist Pro 22 (Gen2) 2.5K【コスパ最高モデル】 | XPPen公式ストア
液タブは、種類が豊富で機能もそれぞれ異なるため、どれを選べばよいのか迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは、初心者でも失敗しない液タブ選びのコツをご紹介します。
- 用途に合わせてサイズを選ぶ
- 接続方法と環境をチェックする(パソコンが必要か不要か)
- 描き心地と色の再現度をチェックする
- 作業を快適にする機能(スタンド付きなど)もチェックする
1. 用途に合わせてサイズを選ぶ
液タブのサイズは、11~32型まであるため、使い方に合ったサイズを選ぶ ことで快適に作業できます。
サイズ | おすすめ用途 | 特徴 |
---|---|---|
13型以下(コンパクトサイズ) | 持ち運び向け、省スペースで使いたい人 | 軽量で持ち運びやすい ノートPCと一緒に使うのに最適 |
16~22型(標準サイズ) | 作業しやすく、バランスの良いサイズ | 画面が広く、快適にイラスト制作ができる 据え置き派におすすめ |
22型以上(大型モデル) | 作業スペースに余裕があり、大画面で描きたい人 | 迫力ある作業環境 資料表示やデュアルモニターとしても活用しやすい |
ただし、液タブはサイズが大きいほど価格も上がるため、予算と用途を考慮して選ぶことが大切です。
2. 接続方法と環境をチェックする(パソコンが必要か不要か)
液タブを選ぶ際には、接続方法に加え、設置環境や対応デバイス も確認しましょう。どこで使うのか、どのデバイスと接続するのかを決めておくと、最適なモデルが見つかります。
多くのモデルはUSBやHDMIでパソコンと接続しますが、USB Type-C対応ならケーブル1本でスッキリ使えます。また、一部の液タブはOSを搭載しており、パソコンなしで単体使用が可能。Android対応モデルならスマホやタブレットとも連携でき、外出先でも作業できます。
液タブを購入する際は、ソフトやアプリがサポートされているか確認しておくことが大切です。たとえば、Adobeの「Illustrator」や「Photoshop」、セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」など代表的なイラストソフトは多くの液タブが対応していますが、それ以外で使いたいソフトがある場合には対応状況をしっかりとチェックしておきましょう。
3. 描き心地と色の再現度をチェックする
液タブの「描きやすさ」と「色の再現度」は、思いがいている作品を制作するために欠かせないポイントです。快適な制作環境を整えるためにもぜひチェックしてみてください。
チェック項目 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
筆圧検知 | 4096〜8192が主流 | ペンの強弱を自然に表現できる 趣味なら4096、プロ向けなら8192以上 筆圧レベルが高いとより繊細な表現ができる |
傾き検知 | 線の太さ・濃淡が変わる | 鉛筆や筆のような表現ができる よりリアルな描画ができる |
フルラミネーション加工 | 視差が少ない | ペン先と画面のズレを抑え、直感的に描ける |
色の再現度(色域カバー率) | 一般的なディスプレイ環境と一致 | 初心者向け!デジタルイラスト制作には十分な色再現性 |
初心者でも、フルラミネーション加工のあるモデルを選ぶことで、より快適な描き心地を体感できます。筆圧検知や傾き検知が高精度なモデルを選ぶことで、繊細な線の表現が可能になります。
なお、印刷を想定するなら「Adobe RGB対応」、映像制作なら「Display P3対応」を選ぶとよいでしょう。発色の美しさを重視する人は、色域の広いモデルを選ぶのがおすすめ。
4. 作業を快適にする機能(スタンド付きなど)もチェックする
液タブを選ぶ際は、作業効率を向上させる便利な機能にも注目しましょう。
機能 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
ショートカットキー | 時短操作が可能 | 「戻る」「ズーム」など、ワンタッチで作業効率アップ |
スタンド付き | 作業時の負担が軽減 | 長時間作業の疲労を軽減し、角度調整も可能 |
ペンの替え芯・ペンホルダー | 摩耗対策・収納 | ペンをなくさないように、替え芯やホルダーがあると便利 |
ショートカット機能があると作業効率が大幅にアップします。さらに、長時間作業する人は、スタンド付きのモデルを選ぶと快適に作業できるでしょう。
液タブのおすすめ人気ランキング16選!
液タブのおすすめメーカー!ひと目で分かる人気メーカーの魅力
「どの液タブを選べばいいのか分からない」という人は、人気メーカーのおすすめ製品を選択するのも一つの手です。ここでは、おすすめの液タブメーカーの比較表を作成したので、ぜひチェックしてみてくださいね。
メーカー | おもな製品シリーズ | 技術的特徴 |
---|---|---|
XP-Pen(エックスピーペン) | ・Artist Pro ・Deco ・Magic Drawing Pad | ・最大16,384段階の筆圧感知 ・高精細ディスプレイ ・優れた色再現性 |
WACOM(ワコム) | ・Wacom Cintiq Pro ・Wacom One ・Wacom Intuos Pro | ・4Kディスプレイ ・高精度筆圧感知 ・業界標準のCintiqシリーズ |
HUION(フイオン) | ・Kamvasシリーズ | ・高色域IPSスクリーン ・精密な色表現 ・iPhone接続対応の液タブ |
XP-Pen(エックスピーペン):初心者からプロまで幅広いニーズに対応
出典: XPPen公式ストア
XP-Pen(エックスピーペン)は、2005年に設立されたHanvon UGEE傘下のデジタルアートブランドです。世界163か国で事業を展開し、1,000万人以上のクリエイターに支持されています。とくに、Z世代のデジタルアーティストをターゲットとし、初心者からプロまで幅広いニーズに対応した液晶タブレットやペンタブレットを提供しています。
同社の製品は、高精細なディスプレイ、最大16,384段階の筆圧感知、優れた色再現性などの技術を搭載しながらも、コストパフォーマンスの高さが魅力です。業界ではWACOMに次ぐ競争力のあるブランドとして位置づけられ、手頃な価格帯で高品質な製品を提供する点が高く評価されています。
WACOM(ワコム):世界初のコードレスペンタブレットを開発
出典:Wacom Movink 13 (DTH135K0C) - 液タブ・ペンタブ・板タブはワコムストア (Wacom)【公式】
WACOM(ワコム)は、1983年に設立された日本の企業で、世界初のコードレスペンタブレットを開発した業界の先駆者です。プロのクリエイター向けの「Wacom Cintiq Pro」シリーズをはじめ、初心者向けの「Wacom One」や、プロフェッショナル仕様の「Wacom Intuos Pro」など、多様なニーズに応えるペンタブレットと液晶ペンタブレットを展開しています。
とくに、Cintiqシリーズは、業界標準とも言われ、4Kディスプレイや高精度の筆圧感知を備え、デジタルアート分野のクリエイターやデザイナーに広く愛用されています。ワコムは、技術力の高さと信頼性で他社をリードし、世界のクリエイティブ業界におけるペンタブレット市場のトップブランドとして確固たる地位を築いています。
HUION(フイオン):4KディスプレイモデルやQHDモデルなど多様なラインナップ
フイオン(HUION)は、独自の工場を持ち、開発から販売まで一貫した生産体制を強みとしている液タブやペンタブレットの開発・製造を行う企業。HUIONの液タブは、高色域IPSスクリーンを採用し、精密な色表現と滑らかなグラデーションを実現します。
とくに、「Kamvas」シリーズは、プロフェッショナル向けの4Kディスプレイモデルや、初心者にも扱いやすいQHDモデルなど、多様なラインナップを展開しています。また、Bluetooth対応でiPhoneと接続できる製品や、PCと一体化した液タブなど、ユニークな機能を搭載したモデルも。業界では、WACOMとXP-Penに次ぐ実力派メーカーとして知られ、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くのクリエイターに支持されています。
液タブに関連するよくある質問
ここでは、液タブに関するよくある質問に対して、Q&A形式で回答します。気になる項目があれば、ぜひチェックして疑問や不安を払拭しましょう。
まとめ
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