赤ちゃんの衣類をやわらかく仕上げてくれる「柔軟剤」。柔軟剤を使えば、タオルや洋服がふんわりと仕上がり、赤ちゃんもより快適に過ごせるようになります。
しかし、「赤ちゃんの肌への影響が心配…」「いつから使えるの?」「大人用と兼用していいの?」といった疑問を持つママやパパも多いはず。
そこで本記事では、赤ちゃんに適した柔軟剤の選び方や使用開始の目安、安全に使うためのポイントを詳しく解説します。あわせて、肌にやさしいおすすめの柔軟剤も10点ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
柔軟剤はいつから使える?赤ちゃんの肌への影響は?
赤ちゃんの衣類にも、肌にやさしい処方の柔軟剤であれば使用できます。柔軟剤を使うと、衣類がふんわりと仕上がり、ゴワつきが抑えられるため、肌当たりがやさしくなり快適です。
ただし、使用量が多すぎると吸水性が低下するため、表示通りの適量を守ることが大切です。
また、成分によっては肌に刺激となる可能性があるため、赤ちゃん向けの低刺激・無香料タイプなどを選ぶと安心です。たとえば「ソフラン プレミアム消臭」や「ふんわりソフラン」などは、やさしい香りや植物由来成分で人気があります。
出典:LION ソフラン公式サイト赤ちゃんの衣類、柔軟剤を使っていいの?
新生児には柔軟剤はいらない?
赤ちゃん用洗剤の人気メーカー「無添加せっけん × 天然アロマ 「アラウ.」」 の公式サイトによると、生後間もない新生児(生後28日未満)には柔軟剤の使用は避けたほうがよいとされています。
新生児の肌は大人の約半分の厚さしかなく、皮膚バリア機能も成長段階です。ちょっとした成分でも刺激となり、湿疹やかぶれの原因になる可能性があります。
肌のバリア機能が整うのは3歳ごろが目安とされており、柔軟剤の使用もそれ以降がより安心。それまでは、柔軟剤を使わない、あるいは、赤ちゃんでも使える処方の製品で、衣類をやわらかく保つ工夫をするのがおすすめです。
赤ちゃんはいつから大人と一緒の柔軟剤を使える?
赤ちゃんが大人と同じ柔軟剤を使えるようになるのは、肌のバリア機能がある程度整う3歳ごろが目安とされています。赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、刺激に弱いため、香料や着色料、強い成分を含む柔軟剤は避けた方が安心です。
とくに、新生児期や乳児期は、無添加や低刺激処方の柔軟剤を選ぶのが基本です。家族全員で同じ柔軟剤を使いたい場合は、まず赤ちゃん向けのやさしい処方のものを選び、大人もそれを使うのがおすすめ。肌の様子を見ながら、少しずつ切り替えていきましょう。
大人と一緒に使える赤ちゃん用柔軟剤おすすめ10選
「赤ちゃんの肌にやさしい柔軟剤を選びたいけれど、大人の衣類にも使えるものを選びたい」という方にぴったりのアイテムを厳選しました。
低刺激で無添加、香りも控えめな設計ながら、ふんわりとした仕上がりと防臭効果も期待できます。家族全員で安心して使える、おすすめの柔軟剤10選をご紹介します。
大人と一緒に使える赤ちゃん用柔軟剤の選び方
赤ちゃんと一緒の柔軟剤を使いたい場合は、次のような点に注意しましょう。
チェックすべきポイント
- 無添加・無香料、もしくは天然香料のみ使用
- 合成界面活性剤不使用、または植物由来の成分
- アレルギーテスト・皮膚刺激性試験済みと表示されている製品
- 赤ちゃん用・ベビー用と明記されたもの
こうした柔軟剤であれば、大人と赤ちゃんの衣類を一緒に洗いたい場合にも比較的安心して使用できます。ただし、「全ての人にトラブルが起こらない」ことを保証するものではないため、使用後は肌の様子をよく観察することが大切です。
【メーカー別】赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使っていいの?
赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使いたいけれど、メーカーごとに使えるかどうかが気になるという方に向けて、花王・ライオン・P&G(レノア)といった主要メーカーの公式見解をもとに、使用の可否や注意点をまとめました。肌にやさしく安心して使える製品選びの参考にしてみてくださいね。
花王(Kao)ハミングシリーズ
ライオン ソフラン
レノア
赤ちゃんの衣類におすすめの柔軟剤に関するよくある質問
赤ちゃんの衣類を洗う際、「洗剤や柔軟剤は大人と同じでいいの?」「洗濯物は分けるべき?」といった疑問を持つ方も多いはず。赤ちゃんの肌は非常に敏感なため、衣類に使う洗剤や柔軟剤にも注意が必要です。
ここでは、よくある質問をもとに、安全で快適な洗濯のためのポイントを解説します。
赤ちゃんの洗剤は大大人と一緒に使えますか?
- 基本的には、赤ちゃん用に開発された洗剤を家族全員で使う分には問題ありません。植物由来成分や無添加処方で作られた洗剤は、大人にもやさしく、衣類をふんわりと仕上げてくれます。
ただし、大人用の洗剤には香料や刺激成分が含まれていることが多く、赤ちゃんの衣類に使うのは避けたほうが無難です。家族の肌状態を考慮しながら、低刺激の製品を選ぶと安心です。
赤ちゃんに普通の柔軟剤は使えますか?
- 市販の一般的な柔軟剤は、合成香料や防腐剤などの添加物が含まれていることが多く、赤ちゃんの肌には刺激となる可能性があります。
特に新生児や肌が弱い子には、成分が衣類に残ることで、かぶれや湿疹の原因になることも。使用する場合は、無香料・低刺激・無添加処方の赤ちゃん向け柔軟剤を選ぶのが理想的です。肌の様子を見ながら、慎重に取り入れましょう。
赤ちゃんの洗濯物は大人と一緒に洗ってもいいですか?
- 生後すぐの新生児期は、赤ちゃんの衣類だけを分けて洗う方が安心ですが、肌のバリア機能が整い始める1歳以降であれば、一緒に洗うことも可能とされています。
ただし、大人用の洗剤や柔軟剤が強すぎる場合は、赤ちゃんの肌に刺激を与えることも。家族全員で赤ちゃん用のやさしい洗剤・柔軟剤を使うなど、工夫しながら無理のない方法で洗濯しましょう。
赤ちゃんに柔軟剤はダメな理由は何ですか?
- 柔軟剤には、衣類をやわらかく仕上げるための成分(陽イオン界面活性剤)が含まれており、これが肌に残ることで赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与える可能性があるためです。
とくに生後間もない赤ちゃんは、皮膚が薄く、バリア機能も未熟なため、湿疹やかぶれのリスクが高くなります。そのため、使用時期や製品選びには十分な注意が必要です。
まとめ
赤ちゃんにとって柔軟剤は必ずしも必要ではありません。とくに生後3歳までは、肌の保護機能が十分ではないため、柔軟剤の使用には慎重になるべきです。代わりに、植物性の洗濯せっけんや天然由来の仕上げ剤を使うことで、衣類をやわらかく仕上げられます。
洗濯のたびに赤ちゃんの肌を守るためには、成分表示をよく確認し、無理のない範囲でやさしい洗濯アイテムを選びましょう。
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