来客用のベッドや、キャンプなどのアウトドア、子供部屋の仮眠スペースなど、様々な用途で活躍する折りたたみマットレス。コンパクトに収納できて持ち運びも簡単なため、近年特に注目を集めています。
しかし、折りたたみマットレスは種類が多く、素材や厚み、折りたたみ方など、選び方のポイントがたくさんあります。失敗せずに自分に合った1枚を選ぶためには、どんなところに気をつければよいのでしょうか。
この記事では、折りたたみマットレスの選び方のコツとコアラマットレスやニトリなどおすすめ商品を詳しく解説します。ぜひ購入の参考にしてください。
- 折りたたみマットレスのメリット・デメリット|気になる寝心地は?
- 失敗しない折りたたみマットレスの選び方
- 1. 折りたたみ方は3タイプ!重視したいメリットで選ぶ
- 2. 寝心地を決める中材は好みで選ぶ
- 3. 厚さは8cm以上!10cm以上ならさらに安心
- 4. 折りたたんだときのサイズも確認しよう
- 折りたたみマットレスおすすめ12選
- 長持ちさせたい!折りたたみマットレスのお手入れ方法
- 折りたたみマットレスの上手な使い方
- 直敷きとベッドフレーム、どちらに向いている?
- 敷きパッドやトッパーで寝心地を調整する方法
- 毎日の使用と来客用で使い分けるポイント
- 収納と持ち運びの工夫
- 押入れ・クローゼットに収めるときの注意点
- 持ち運びやすさを重視するなら軽量モデルを選ぶ
- 収納袋やカバーを活用して清潔に保つ方法
- 折りたたみマットレスのよくある質問
- 併せて読みたい関連記事
- まとめ
折りたたみマットレスのメリット・デメリット|気になる寝心地は?
折りたたみマットレスは、通常のマットレスと比べてどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、メリット・デメリットやその寝心地について詳しく解説します。
折りたたみマットレスのメリット
折りたたみマットレスには、4つの大きなメリットがあります。
コンパクトに収納できる
狭い部屋でも、使わないときは折りたたんでクローゼットや押入れに収納可能です。一人暮らしの方や収納スペースが限られている方におすすめです。
持ち運びが簡単
重量が比較的軽く、折りたためるため持ち運びが楽。来客用やキャンプなど、必要なときだけ出し入れして使えます。
価格が手頃
通常のマットレスと比べて価格が安いのも特徴。気軽に購入できるため、セカンドマットレスとしても人気です。
メンテナンスがしやすい
折りたためるため、干したり掃除したりするのが簡単。衛生面でも管理がしやすいのが特徴です。
折りたたみマットレスのデメリット
一方で、以下のような注意点もあります。
厚みが薄いものは底付き感がある
3cmなど薄すぎるタイプを選ぶと、床の硬さを感じやすく腰への負担が気になることも。寝心地に大きく影響するので、購入前に必ずチェックしましょう。
折り目に段差を感じやすい
使用を重ねると折り目の部分に段差ができることがあります。折り目の位置が腰のあたりのものには注意しましょう。
耐久性が若干劣る
折り曲げる構造上、通常のマットレスと比べると耐久性がやや劣ります。
選び方のポイントを押さえれば寝心地は気にならない!
折りたたみマットレスには、折りたたむことによるいくつかのデメリットがたしかにあります。
しかし、それらは適切な選び方をすることで十分にカバーできるものです。
ベッド・マットレス専門家 椚大輔さんのアドバイスを参考に、自分に合ったマットレスを選びましょう。
では、失敗しない選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
失敗しない折りたたみマットレスの選び方
自分に合った折りたたみマットレスを選ぶためには、使用目的やライフスタイルに合わせた選び方がポイントです。ここでは、失敗しないための4つの重要なポイントを詳しく解説します。
1. 折りたたみ方は3タイプ!重視したいメリットで選ぶ
折りたたみマットレスは大きく3つのタイプに分かれます。それぞれ特徴が異なるため、使用シーンに合わせて選びましょう。
- 2つ折りや3つ折りで、最も一般的な折りたたみ方
- 収納時はコンパクトで、出し入れが簡単
- 来客用やキャンプなど、持ち運び用におすすめ
- 折り目の段差が気になることも
- 丸めて収納するタイプ
- マットレス全体に段差が付きにくい
- 収納時は円柱状になるため、縦置き収納が可能
- 広げる際に力が必要で、一人での作業は少し大変
- 折りたたむとソファになる2WAYタイプ
- 普段はソファとして使え、来客時はベッドに
- 収納スペースが不要で一人暮らしに最適
- 通常のマットレスより価格が高め
折りたたみマットレスの主流は3つ折りのセパレートタイプ。それを踏まえたうえで、ソファとして部屋に出しっぱなしにするか、収納するかでタイプを決めるのがおすすめです。
2. 寝心地を決める中材は好みで選ぶ
快適な睡眠のためには、自分の寝方や好みに合った寝心地のマットレスを選ぶことが重要です。普段の寝方や体の特徴から、最適な素材を見つけていきましょう。価格帯は素材によって異なりますので、使用頻度や予算と相談しながら検討してください。
寝返りが多い・腰痛持ちの方
体が沈み込みにくい高反発の素材がおすすめです。エリオセル®などの機能素材は、適度な硬さで体をしっかりサポート。寝返りもスムーズにできます。
横向き寝が多い・体圧が気になる方
体のラインに沿ってゆっくり沈み込む低反発タイプのウレタンフォームがおすすめ。肩や腰への負担を軽減し、横向き寝でも快適に眠れます。
暑がり・寝汗が気になる方
通気性の高いファイバー素材がベスト。ファイバー素材には大きくポリエステルとポリエチレンの2種類がありますが、蒸れにくく、湿気もこもりにくいため、快適な睡眠環境を保てます。
体重が重め・安定感を重視する方
折りたたみマットレスは、荷重による形状劣化や硬度劣化がつきもの。耐久性の高さをチェックしましょう。
3. 厚さは8cm以上!10cm以上ならさらに安心
マットレスの厚さは快適な寝心地を左右する重要な要素です。厚さによって使い勝手や寝心地が大きく変わるため、用途に合わせて選びましょう。
8〜10cmの標準的な厚さは、普段使いにも対応できるコストパフォーマンスのいい選択肢。一般的な体格の方なら、日常的な就寝用としても快適に使用できます。
毎日の就寝用として使用する場合は、10cm以上の厚みがおすすめです。特に体重が重めの方でも、この程度の厚みがあることで底付き感の心配は少なくなるでしょう。
4. 折りたたんだときのサイズも確認しよう
マットレスのサイズは、一般的なシングル(97×195cm)、セミダブル(120×195cm)、ダブル(140×195cm)などから選べます。寝るスペースや同時に使用する人数に合わせて検討しましょう。
ただし、折りたたみマットレスの場合は収納時のサイズも重要なポイントです。例えば3つ折りタイプなら、使用時の長さが約3分の1になりますが、その分厚みは3倍になります。10cmの厚みがある製品なら、折りたたむと30cmほどになることを想定しておきましょう。
また、収納場所の奥行きや高さ、出し入れのしやすさも確認が必要です。クローゼットに収納する場合は、棚板の間隔や扉の開閉もスムーズにできるか確認します。持ち運びが多い場合は、製品の重量や収納袋の有無もチェックしておくと安心です。
事前に収納スペースの寸法を測り、折りたたみ時のサイズや重さを確認することで、購入後の困りごとを防ぐことができます。
折りたたみマットレスおすすめ12選
ここからは人気メーカーを中心におすすめの折りたたみマットレスをご紹介します。先ほどのポイントと照らし合わせて、自分好みのマットレスを探してみてくださいね。
長持ちさせたい!折りたたみマットレスのお手入れ方法
折りたたみマットレスを清潔で快適な状態に保つためには、日常的なケアが欠かせません。また、長期保管時の注意点も押さえておくことで、より長く使い続けることができます。ここでは、具体的なお手入れ方法をご紹介します。
定期的なお手入れのポイント
普段から行う基本的なケアを徹底すれば、マットレスの寿命はある程度まで延ばすことができます。購入前に確認しておきましょう。
- 2週間に1回は裏返して使用 ※両面仕様の場合
- 掃除機がけは週1回程度実施
- 汚れが付いたらすぐに拭き取る
- マットレスを立てかけて換気する(週1回くらい)
シーズン前の徹底ケア
季節の変わり目には、以下の手順で念入りなお手入れを行いましょう。
- 掃除機で細かいホコリまで除去
- 固く絞った布での拭き掃除
- カビ防止のため水拭きは避ける
保管時の重要ポイント
長期間使用しない場合は、以下の点に気をつけて保管しましょう。
- 完全に乾燥させてから収納
- 防虫剤や乾燥剤を使用
- 圧縮袋での長期保管は避ける
- 変形を防ぐため立てかけての保管はしない
折りたたみマットレスの上手な使い方
折りたたみマットレスは、使い方を工夫することで寝心地や利便性が大きく変わります。
毎日の睡眠用としても、来客用やアウトドア用としても活用できるので、ライフスタイルに合わせて使い分けていきましょう。
直敷きとベッドフレーム、どちらに向いている?
折りたたみマットレスは、フローリングや畳に直接敷いて使う「直敷き」でも問題ありません。
ただし、通気性が悪くなると湿気がこもりやすいため、除湿シートやすのこベッドと組み合わせると快適さがアップします。
一方、ベッドフレームの上に置けば底付き感が軽減され、厚みが足りないマットレスでも安心して使えます。
日常的に使うならベッドフレーム併用、来客用や一時的な用途なら直敷きがおすすめです。
敷きパッドやトッパーで寝心地を調整する方法
折りたたみマットレスは厚みが控えめな製品が多く、硬さや底付き感が気になる方もいます。
そんなときは、敷きパッドやマットレストッパーをプラスすることで寝心地を調整できます。
低反発や高反発のトッパーを使えば、自分好みの硬さにカスタマイズ可能です。
夏場は通気性のよいパッドを、冬場は保温性のあるパッドを重ねるなど、季節に応じた工夫も快眠につながります。
毎日の使用と来客用で使い分けるポイント
折りたたみマットレスは「毎日使う場合」と「来客用で時々使う場合」で選び方や使い方が異なります。
毎日使うなら10cm以上の厚みがあり、耐久性に優れたモデルを選ぶと安心です。
来客用なら軽量で収納しやすいモデルがおすすめで、使わないときは折りたたんでコンパクトにしまっておけます。用途に合わせて選ぶことで、快適さと利便性を両立できます。
収納と持ち運びの工夫
折りたたみマットレスは使わないときの収納性が大きな魅力ですが、保管方法や持ち運び方を工夫すると、より清潔で快適に使い続けられます。
押入れ・クローゼットに収めるときの注意点
押入れやクローゼットに収納する際は、しっかり乾燥させてから収納することが基本です。
湿気が残ったまましまうと、カビや臭いの原因になります。
また、直置きせずにすのこや収納ラックを利用し、風通しを確保すると清潔さを保ちやすくなります。
持ち運びやすさを重視するなら軽量モデルを選ぶ
キャンプや来客などで頻繁に出し入れする場合は、軽量で折りたたみやすいモデルが便利です。
ウレタン素材は軽いものが多く、女性や子供でも扱いやすいのが特徴です。重量や折りたたみ時のサイズを事前に確認しておくと、移動のストレスを減らせます。
収納袋やカバーを活用して清潔に保つ方法
長期間収納する場合や、持ち運びの頻度が高い場合は、収納袋や専用カバーを使うと清潔に保ちやすくなります。
ホコリや汚れを防ぎ、見た目もすっきりします。市販の布団収納袋を使うのも良い方法です。さらに、防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておくと、より安心して保管できます。
折りたたみマットレスのよくある質問
ここからはよくある質問をまとめて紹介します。ぜひ折りたたみマットレス購入の参考にしてくださいね。
- 床に直接敷くことは可能ですが、いくつかの注意点があります。
まず、床に直接敷くと通気性が悪くなり、カビの原因になることがあります。これを防ぐには、すのこや除湿シートを使用するのがおすすめです。
また、床に直接敷くと底付き感が強くなる可能性があります。この場合は、10cm以上のマットレスを選ぶことで解消できます。
さらに、床からの冷気を感じやすいという問題もあります。その場合は断熱シートを使用してみましょう。
- 粗大ごみとして処分する場合は、市区町村の規定に従って申請が必要です。料金は地域により1,000円前後で、収集日が指定されることが多いため、余裕を持って手続きをしましょう。
リサイクルショップへの持ち込みも選択肢の一つです。状態が良ければ買取してもらえる可能性がありますが、持ち込み時期は事前に確認が必要です。
より確実な処分を希望する場合は、専門の廃棄物処理業者への依頼がおすすめです。ただし、他の方法と比べると比較的高額になることもあります。
また、店舗にて新しいマットレスを購入予定の方は、購入店舗での引き取りを相談してみましょう。多くの場合は有料サービスとなりますが、購入と同時に処分できて便利です。
- 折りたたみマットレスの寿命は素材によって異なります。ウレタンフォームは3〜5年、ポケットコイルは5〜7年、ファイバーは4〜6年が一般的な耐用年数の目安です。
しかし、これらの年数は適切なケアを行った場合の目安です。長く快適に使うためには、定期的なお手入れの実施や適切な使用環境の維持が重要です。また、製品に合った保管方法を守り、状態をこまめにチェックすることで、寿命を延ばすことができます。
マットレスの交換時期は、いくつかのサインで判断できます。へたりが目立ってきたり、異臭がしたりする物理的な劣化に加え、睡眠の質が低下したり、アレルギー症状が出たり、腰痛などの体調不良が現れたりした場合は、買い替えを検討するタイミングです。
定期的なメンテナンスを行いながら、これらの症状が出てきたら、早めの買い替えを検討しましょう。快適な睡眠のために、マットレスの状態には日頃から気を配ることが大切です。
併せて読みたい関連記事
折りたたみマットレスが気になる方へ。マットレス全体の記事では、マットレスのカビ取り対策についても紹介しています。快適な寝具選びの参考に、以下の記事もぜひご覧ください。
まとめ
折りたたみマットレスは、コンパクトに収納できて持ち運びも簡単なため、来客用やキャンプなど様々なシーンで活躍する便利なアイテムです。選び方のポイントは、使用目的に合わせた折りたたみ方と、快適な寝心地を実現する中材・厚みの選択です。
セパレートタイプは使い勝手が良く汎用性が高い一方、ロールタイプは段差が付きにくく、ソファタイプは収納の手間がかからないのが特徴です。中材は一般的なウレタンフォームからクッション性が豊かなポケットコイル、通気性のいいファイバーまで、好みや予算に応じて選択できます。
快適な寝心地を確保するには10cm以上の厚みがおすすめですが、持ち運びの頻度や収納スペースも考慮して決めましょう。また、長く使い続けるためには定期的なお手入れが重要です。
折りたたみマットレスは、適切な選び方とメンテナンスを心がければ、普段使いのマットレスとしても十分な性能を発揮します。この記事で紹介した選び方のポイントを参考に、ライフスタイルに合った一枚を見つけてください。
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