キャンプや防災の備えとしてランタンを探していませんか?LEDやオイルランタンなど種類が多く、おしゃれなデザインもあって迷いますよね。
この記事では、初心者でもわかりやすくランタンの選び方を種類別に解説し、人気ブランドのおすすめ商品をランキング形式でご紹介。あなたにぴったりの一台を見つけて、アウトドアライフをより豊かにしましょう。
この記事からわかること
- キャンプや防災での用途の違い
- ランタンの4つの種類の比較
- 失敗しないランタンの選び方
- 人気アウトドアブランドの特徴
- 種類別のおすすめ人気ランタン
用途を決める
キャンプで使うのか、それとも災害時の備えとして家に置いておくのか。それぞれのシーンに最適なランタンは異なります。
まずは自分の使用目的に合わせて、どんなランタンが必要か考えてみましょう。
キャンプで使う
キャンプでは、用途に応じて複数のランタンを使い分けるのが一般的です。サイト全体を照らす「メイン」、食卓を照らす「サブ」、そしてテント内で使うランタン。それぞれに求められる役割や明るさが異なります。
メインランタン
メインランタンは、テントやタープの周辺など、キャンプサイト全体を照らす最も明るいランタンです。夜間の移動や作業時の安全を確保するために欠かせません。
明るさの目安は1,000ルーメン以上。広範囲をしっかりと照らせる、光量の大きいガスランタンやガソリンランタンが主に使われます。サイトの顔ともいえる存在なので、デザインにこだわるのも楽しいです。
サブランタン(テーブルランタン)
サブランタンは、食事や団らんの時間を過ごすテーブルの上を照らすためのランタンです。
明るすぎず、温かみのある光で料理を美味しそうに見せ、リラックスした雰囲気を演出する役割があります。
明るさは200〜300ルーメン程度が目安。雰囲気のよいオイルランタンや、小型のガスランタン、調光機能付きのLEDランタンなどが人気です。
テント内ランタン
テントの中で使うランタンは、安全性が最も重要です。一酸化炭素中毒や火事のリスクがあるため、火を使うガス・ガソリン・オイルランタンの使用は絶対に避け、LEDランタンを選びましょう。
明るさは100ルーメン程度あれば、着替えや荷物の整理に十分です。虫が苦手な方は、虫よけ機能がついたモスキートランタンも便利です。
災害時に使う
地震や停電など、いざという時のために備えておく防災用ランタン。長時間の停電でも安心して使えることが重要です。そのため、燃料の確保がしやすく、安全性の高いLEDランタンが最適。
乾電池式のものや、ソーラー充電、手回し充電に対応しているモデルなら、電源がなくても使用できて心強いです。
ラジオやスマートフォンの充電ができるモバイルバッテリー機能付きのものを選ぶと、さらに安心感が高まります。
ランタンの種類を絞る
ランタンは使用する燃料によって、大きく4つの種類に分けられます。火を使わず安全な「LED」、扱いやすい「ガス」、雰囲気のよい「オイル」、そして最も明るい「ガソリン」。
各ランタンの特徴を比較して、自分に合ったタイプを見つけてみましょう。
| 項目 | LEDランタン | ガスランタン | オイルランタン | ガソリンランタン |
|---|---|---|---|---|
| 明るさ | 中〜高 | 高 | 低 | ◎ とても高い |
| 扱いやすさ | ◎ 簡単 | ◯ 比較的簡単 | ◯ 簡単 | △ 要慣れ・メンテ |
| 安全性 | ◎ 高い(火を使わない) | △ 火器注意 | △ 火器注意 | △ 火器注意 |
| 雰囲気 | △(モデルによる) | ◯ 温かみあり | ◎ 炎の揺らぎ | ◯ 温かみあり |
| おすすめ用途 | テント内、防災 | メイン、サブ | サブ(雰囲気作り) | メイン(冬もOK) |
| 主な燃料 | 電池、バッテリー | OD缶、CB缶 | 灯油、パラフィン油 | ホワイトガソリン |
| メリット | 安全、手軽、多機能 | 明るく雰囲気良い | 燃費が良い、癒し | 大光量、寒さに強い |
| デメリット | 雰囲気は燃料系に劣る | マントル破損注意 | 明るさは控えめ | ポンピングが必要 |
LEDランタン
火を使わないため安全性が最も高く、テント内での使用や初心者に最適です。スイッチひとつで点灯する手軽さが魅力。明るいモデルから雰囲気重視のもの、防災にも役立つ多機能なタイプまで種類が豊富で、必ず持っておきたいランタンです。
ガスランタン
メインにもサブにも使える、バランスの取れたランタンです。OD缶やCB缶(カセットボンベ)をセットするだけで、温かみのある十分な光量が得られます。扱いやすさと雰囲気の良さを両立したいキャンパーにおすすめです。
オイルランタン
炎の揺らぎが特徴で、リラックスした夜の雰囲気を演出するのに最適です。明るさは控えめですが、サブランタンとしてテーブルに置けば、癒しの空間を作り出します。灯油などを使うため燃費が良いのもメリットです。
ガソリンランタン
圧倒的な光量を誇り、冬の寒さにも強いキャンプサイトの主役です。ポンピング(加圧)やメンテナンスといった手間はかかりますが、その力強い光はベテランキャンパーの所有感を満たしてくれます。メインランタンに最適です。
ランタンを選ぶ3つのポイント
ランタンの種類がわかったら、次は具体的なスペックに注目しましょう。明るさ、持続時間、そして便利な付加機能。
自分のキャンプスタイルや用途を思い浮かべながら、どのスペックを重視するか考えてみてください。
選び方のポイントまとめ
- 明るさ(ルーメン)
メインは1000lm以上、テーブルは200lm〜、テント内は100lm〜が目安。 - 持続時間(点灯時間)
宿泊日数や使用時間を考慮し、一晩中つけっぱなしにできるか確認。 - 付加機能
モバイルバッテリーや防水など、用途に合わせた便利機能で選ぶ。
①必要な明るさ「ルーメン(lm)」で選ぶ
ランタンの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。この数値が大きいほど明るくなります。どのくらいの明るさが必要かは、使用シーンによって異なり、快適な夜を過ごすための重要なポイントです。
明るさの目安は以下の通りです。
- メインランタン(サイト全体):1,000ルーメン以上
- サブランタン(テーブル周り):200〜300ルーメン
- テント内ランタン:100ルーメン程度
②必要な持続時間(点灯時間)で選ぶ
一晩中ランタンを灯しておきたい場合、持続時間(点灯時間)のチェックは欠かせません。特にLEDランタンは製品によってバッテリーの持ちが大きく異なります。
カタログスペックを確認する際は、最大光量での点灯時間だけでなく、最小光量での時間も見ておくとよいでしょう。
連泊する場合は、予備の電池やモバイルバッテリーを持っていくなど、対策も考えておくと安心です。
③付加機能で選ぶ
最近のランタン、特にLEDランタンには、明かりを灯す以外にも便利な機能が搭載されているものが多くあります。
代表的な付加機能は以下の通りです。
- モバイルバッテリー機能:スマートフォンなどを充電できる機能。荷物を減らせて、災害時にも役立ちます。
- 調色機能:「昼光色」と「電球色」など光の色を切り替え、シーンに合わせて雰囲気を変えられます。
- 調光機能:光の明るさを細かく調整できる機能。就寝時の常夜灯やバッテリー節約に便利です。
- 防水・防塵機能:突然の雨や砂埃に強い機能。「IPX〇」などの等級で性能が示されます。
- ラジオ(AM/FM)機能:災害時に情報収集ができる機能。防災用ランタンに多く搭載されています。
- SOS点滅モード:赤色ライトの点滅などで、緊急時に自分の居場所を知らせることができます。
- リモコン・アプリ操作:離れた場所から遠隔で点灯・消灯や明るさ調整ができます。
- モスキートランタン(虫退治):光で虫を誘い込み、電撃で退治する機能。薬剤を使わず安全です。
ランタン人気ブランド厳選5選
長年の歴史を持つ王道ブランドから、デザイン性で注目される新進気鋭のブランドまで。それぞれの特徴を知ることで、より自分好みのランタンを見つけやすくなります。
ここでは、特におすすめの5つの人気ブランドをご紹介します。
コールマン (Coleman)
100年以上の歴史を持つ、アメリカのアウトドアブランド「コールマン」。特にガソリンランタンはブランドの象徴的な製品で、今もなお多くのキャンパーに愛されています。
初心者向けのLEDランタンから上級者向けのガソリンランタンまで、幅広いラインナップと信頼性の高さが魅力。迷ったらまずコールマンをチェックすれば間違いのない、王道ブランドです。
スノーピーク (snow peak)
新潟県三条市に本社を置く、日本が世界に誇るアウトドアブランド「スノーピーク」。シンプルで洗練されたデザインと、日本の気候やユーザーのニーズを捉えた高い機能性が特徴です。
手のひらサイズの「たねほおずき」や、ガスランタン「ノクターン」など、所有欲を満たす美しい製品を数多く生み出しています。
ジェントス (GENTOS)
1978年創業の日本の照明器具メーカー「ジェントス」。懐中電灯やヘッドライトなど、プロの現場でも使われる高品質なLEDライトを製造しています。
その技術を活かしてつくられるLEDランタンは、圧倒的な明るさと実用性で高い評価を得ています。質実剛健で長く使える、信頼性の高いランタンを探している方におすすめです。
ベアボーンズ (Barebones Living)
アンティーク調のクラシカルなデザインで、おしゃれなキャンパーから絶大な人気を誇る「ベアボーンズ」。LEDランタンでありながら、まるで本物のオイルランタンのような温かみのある光を再現しています。
キャンプサイトの雰囲気を格上げしてくれるデザイン性の高さが魅力。家のインテリアとしても映えるアイテムです。
ゴールゼロ (Goal Zero)
携帯性に優れたポータブル電源やソーラーパネルなどを開発するアメリカのブランド「ゴールゼロ」。その中でも、コンパクトながら非常に明るいLEDランタン「ライトハウス マイクロ」シリーズは、世界中のキャンパーやハイカーに愛用されています。
荷物を少しでも軽くしたいミニマルキャンパーや、防災グッズとしてもおすすめです。
【種類別】ランタンのおすすめ15選
ここからは、これまで解説してきた選び方のポイントと人気ブランドを踏まえ、おすすめのランタンを種類別にご紹介します。
LEDタイプのランタンおすすめ
ファミリーキャンプや初心者の方、テント内で使いたい方に最適なLEDランタン。安全性と手軽さが一番の魅力です。
最近では、防災にも役立つ多機能なモデルや、インテリアにもなるおしゃれなデザインのものが豊富に揃っています。
ガスタイプのランタンおすすめ
燃料系ランタンならではの温かみのある光を手軽に楽しめるガスランタンは、キャンプの雰囲気を重視する方におすすめです。
メインとして使える大光量のものから、テーブルを優しく照らすコンパクトなものまで、様々なモデルがあります。
オイルランタンのおすすめ
ゆらめく炎がキャンプの夜をロマンチックに演出してくれるオイルランタン。そのクラシカルな佇まいは、サイトの雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれます。
燃費がよく、長く使い込むほどに味わいが増すのも魅力です。
ガソリンタイプのランタンおすすめ
冬キャンプでも頼りになる圧倒的な光量と安定感が魅力のガソリンランタン。
メンテナンスをしながら長く大切に使いつづけたい、本物志向のキャンパーにぴったりの一台です。
加圧式灯油ランタンのおすすめ
サイトの主役を張れる、ベテランや本格派キャンパーに最適な加圧式灯油ランタン。
冬の寒さにも負けない圧倒的な光量と、「ゴーッ」という独特の燃焼音が一番の魅力です。
点火(プレヒート)やメンテナンスに手間はかかりますが、その手間こそが愛着となり、所有感を満たしてくれる奥深いランタンです。
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