本記事では、血糖値測定器の基礎から選び方・使い方までをわかりやすく解説します。SMBGやCGM、isCGMとの違い、スマホ・スマートウォッチ連携、消耗品の入手性やランニングコスト、保険適用とサポート体制についてもまとめました。
PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)などの国内承認情報 に基づき、おすすめの機種を8点厳選し、ランキング形式でご紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
- 血糖値測定器とは?どこで買える?
- 【針なし】刺さないタイプの最新血糖値測定器
- 【アプリ】スマートフォン連携対応の血糖値測定器!スマートウォッチも
- 血糖値測定器を選ぶ前に知っておきたい基礎知識
- 血糖値測定器の種類(SMBG・CGM・isCGM)の違い
- 採血式とセンサー式のメリット・デメリット
- 日本で承認されている測定器の特徴
- 血糖値測定器の選び方
- 1. 部品や消耗品の入手しやすさを確認する
- 2. 記録方法とデータ管理のしやすさで選ぶ
- 3. 保険適用やサポート体制も要チェック
- 血糖値測定器のおすすめ人気ランキング8選
- 刺さない測定を探す方へ!オムロンのパルスオキシメータ3選
- 血糖値測定器の使い方
- SMBG(採血式)の基本手順
- CGM・isCGM(センサー式)の基本手順
- 測定タイミングの目安
- 糖尿病や体重管理に向き合う方へ!おすすめのアプリを紹介
- 血糖値が気になる方へ!おすすめのサプリ
- 血糖値測定器に関するよくある質問
- まとめ
血糖値測定器とは?どこで買える?
血糖値測定器とは、血液中のブドウ糖濃度を測定し、糖尿病の治療や日々の健康管理に役立てる医療機器です。
主に指先から採血して瞬時に測定するSMBG(血糖自己測定器)と、皮下に装着したセンサーで連続的に測定するCGM(持続血糖測定器)、スキャン式のisCGMに分かれます。
いずれも日本国内で使える製品はPMDA(医薬品医療機器総合機構) の承認・認証を受けた管理医療機器であり、精度に期待できます。
購入は医療機関で処方を受ける方法が推奨されますが、補助的に使うSMBG機器の一部は薬局や通販サイト(Amazon・楽天など)でも入手可能です。
※使用にあたっては必ず医師や薬剤師の指導に従うことが大切です。
【針なし】刺さないタイプの最新血糖値測定器
針を使わず血糖値を測定する“非侵襲型”機器は大きな関心を集めていますが、2025年時点では日本ではPMDA(医療機器審査機関)による承認を受けた製品はなく、実用化された血糖測定器も存在しません。
世界的には光学センサーや赤外線技術を活用した開発が進められており、将来の実用化に期待がかかりますが、現在はまだ研究開発段階です。
利用を検討される場合は、精度や安全性に関して慎重な判断が必要です。
【アプリ】スマートフォン連携対応の血糖値測定器!スマートウォッチも
ワンタッチベリオリフレクトは、血糖値を約5秒で測定できる自己検査用グルコース測定器です。
BluetoothでOneTouch Reveal®アプリと連携し、測定結果を自動転送できる点が大きな魅力の1つ。
カラフルな画面表示で血糖の高低が直感的に分かり、トレンドやパターンをグラフ化して管理できるので、毎日の血糖管理を無理なくサポート。
OneTouch Reveal® の魅力
- アプリ連携で血糖管理を可視化できる
ワンタッチベリオリフレクトなどとワイヤレス接続し、血糖値データを自動転送
グラフやパターン表示で変動がひと目で分かる - クラウド保存で医師や家族と共有可能
安全なクラウドベースのシステムを採用し、レポートを印刷して受診時に活用したり、医療者とデータをスムーズに共有できる - 多様なデータと統合管理が可能
血糖値だけでなく、食事・インスリン・運動量の記録もまとめて管理
Appleヘルスアプリとの同期にも対応し、生活全体の管理をサポート
血糖値測定器を選ぶ前に知っておきたい基礎知識
血糖値測定器にはさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴や使い方が異なります。自分に合った機器を選ぶには、まず基本的な仕組みや種類を理解しておくことが大切です。
ここでは、測定方式ごとの利点や注意点、日本で承認されている機器の特徴について解説します。
血糖値測定器の種類(SMBG・CGM・isCGM)の違い
血糖値測定器は大きく分けて「SMBG(血糖自己測定)」「CGM(持続血糖測定)」「isCGM(間歇スキャン式持続測定)」の3種類があります。
種類 | 測定方法 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
SMBG(血糖自己測定) | 指先から血液を採取し測定 | 精度が評価されている 安価 診療でも採用 | 採血の手間や痛み 変動の全体像は分からない |
CGM(持続血糖測定) | 皮下センサーで数分ごとに自動測定 | 数分ごとに自動測定 アラート機能 | 高コスト 5〜10分程度のタイムラグが生じる |
isCGM(間歇スキャン式) | 装着センサーをスキャンして取得 | 低コスト 自由に測定可能 | スキャンしないと確認できない 常時計測不可 |
SMBGは指先から微量の血液を採取し、その時点の血糖値を測る方式で、精度が高く診療現場でも採用される傾向があります。
CGMは皮下に装着したセンサーが数分ごとに自動測定を行い、血糖変動をリアルタイムで把握できます。
isCGMは装着したセンサーをスキャンすることで値を取得し、CGMより低コストで利用できる点が特徴です。SMBGはその時の値を確認する『点』の測定、CGM・isCGMは血糖の変動を継続的に追える『線』の測定と考えると分かりやすいでしょう。
採血式とセンサー式のメリット・デメリット
血糖値測定器は「採血式」と「センサー式」に分けられます。
採血式(SMBG)は血液を直接測定するため精度が高く、比較的安価で導入しやすい一方、毎回指先を穿刺するため痛みや手間が課題です。
センサー式(CGM・isCGM)は皮膚に装着したセンサーで持続的に記録するため、日常生活の中で血糖変動の全体像を把握できます。
低血糖や高血糖を知らせるアラート機能を備える機種も多く、予防的な管理に有効ですが、費用が高めで数分程度のタイムラグが生じる点には注意が必要です。
採血式(SMBG)
センサー式(CGM・isCGM)
日本で承認されている測定器の特徴
日本で正規に流通している血糖値測定器は、PMDA(医薬品医療機器総合機構) による承認・認証を受けた医療機器であり、国際規格ISO15197:2013に準拠した精度が担保されています。
SMBGはテルモ、ニプロ、三和化学研究所、アークレイといった国内メーカーの製品が中心で、病院や薬局での採用実績も豊富です。
CGMやisCGMはアボット、デクスコム、メドトロニックなど海外大手メーカーが提供しており、近年は保険適用の拡大により利用者が急増しています。
なお、2025年時点では「針を全く使わない非侵襲型測定器」は国内未承認のため、入手可能と謳う機器には注意が必要です。
血糖値測定器の選び方
血糖値測定器は毎日使う医療機器だからこそ、性能だけでなく使い続けやすさも重視したいポイントです。
ここでは、購入前にチェックしておきたい3つの観点を解説します。部品や消耗品、データの管理方法、さらに保険適用やサポート体制まで、長く安心して使える選び方を確認しましょう。
1. 部品や消耗品の入手しやすさを確認する
血糖値測定器は本体だけでなく、穿刺針やセンサーなどの消耗品を継続的に購入する必要があります。
SMBGタイプでは「測定器本体・穿刺器具・穿刺針・試験紙」が必須で、針と試験紙は使い捨て。通販で入手できる本体とは違い、薬剤師がいる薬局や医療機関でのみ購入できる場合も多く、入手性が悪いと継続が難しくなります。
購入前には近隣で取り扱いがあるか、オンライン購入できるかを確認しましょう。さらにランニングコストも重要で、1か月あたり数千円以上かかる場合もあります。
- 必要部品:穿刺器具・針・試験紙
- 入手先:薬局・医療機関・通販
- コスト目安:数千円/月
2. 記録方法とデータ管理のしやすさで選ぶ
血糖値測定は毎日の継続が大切だからこそ、記録のしやすさも重要なポイントです。
BluetoothやNFC対応モデルならスマートフォンアプリに自動転送でき、グラフやトレンド表示で血糖変動を直感的に把握可能です。
アプリ連携がない場合でも、本体に数百件~数千件のメモリーを備えたモデルであれば、後からまとめて確認できます。
手書き記録が苦手な方は、自動保存やクラウド連携機能がある機種を選ぶと便利です。外出先で利用する場合は、データ閲覧のしやすさや携帯性も比較しましょう。
3. 保険適用やサポート体制も要チェック
血糖値測定器は長期的に使う医療機器のため、費用負担とサポート体制を確認することが大切です。
インスリン注射などを行っている方は、自己血糖測定器やセンサーが保険適用になる場合があり、自己負担を大きく減らせます。
一方、保険適用外の場合は消耗品の費用が毎月かかるため、長期的なランニングコストを想定しておきましょう。
また、メーカーのアフターサービスも重要です。センサーや針の供給が安定しているか、不具合時に修理・交換がスムーズかどうかを事前に調べておくと安心です。
- 保険適用:インスリン治療などで可能
- 自己負担:適用外は毎月の消耗品費が必要
- サポート:修理・交換・消耗品供給の体制
出典:糖尿病情報センター|血糖自己測定について
出典:医療機器の保険適用について|中医協
血糖値測定器のおすすめ人気ランキング8選
ここでは、国内承認済みの血糖値測定器から、使いやすさ・アプリ連携・ランニングコスト・消耗品の入手性など独自の基準を設けて厳選した8機種をご紹介します。
刺さない測定を探す方へ!オムロンのパルスオキシメータ3選
血糖値を針なしで測れる機器は2025年時点で未承認ですが、同じく「刺さずに測定」できる製品として注目されるのがオムロンのパルスオキシメータです。
血中酸素飽和度(SpO₂)や脈拍を光で測定し、健康管理や医療現場で広く利用されています。ここでは人気の3機種を紹介します。
血糖値測定器の使い方
ここでは、血糖値測定器の一般的な使い方についてご紹介します。大まかな流れを把握しておけば、初めての方でも安心して使うことができるでしょう。
※必ず各製品の取扱説明書と医師の指示に従ってください。
SMBG(採血式)の基本手順
手順 | 具体的な内容 |
---|---|
準備 | 手を石けんで洗い、しっかり乾燥。試験紙の有効期限を確認。 |
穿刺 | 新品ランセットを装着→側面寄りの指先を軽く温め、穿刺 |
採血 | 指を強く絞り出しすぎない(間質液で薄まるのを防ぐ) |
測定 | 試験紙の先端に血液を自然吸引→メーターが完了表示 |
記録 | 本体メモリー or アプリへ自動保存/手動入 |
後処理 | 穿刺部を清拭・止血。ランセットと試験紙は安全に廃棄 |
SMBG(採血式)のコツ
- 測定前の手指に糖分(果物・飲料)が残らないよう洗浄
- 低温・冷え指は誤差要因。温めてから測定
- 交互の指・穿刺深さ調整で負担軽減
CGM・isCGM(センサー式)の基本手順
手順 | 具体的な内容 |
---|---|
装着 | 上腕など指定部位にアプリケーターで装着。初回は準備時間(ウォームアップ)あり |
表示 | CGM=自動で連続表示/isCGM=必要時にスキャンして表示 |
校正 | 機種によりSMBGで定期校正が必要な場合あり 表示と症状が合わない時はSMBGで確認 |
交換 | センサー寿命(例:10~14日など)で交換。粘着トラブルは皮膚保護テープを検討 |
測定タイミングの目安
測定の目安は、起床時(空腹時)、食前、食後2時間、就寝前に加え、運動の前後や低血糖症状があるとき。
なお、医師の指示がある場合は、回数・タイミングともにその指示を最優先してください。
糖尿病や体重管理に向き合う方へ!おすすめのアプリを紹介
血糖や体重の記録をムリなく続けたい方に向けて、食事・運動・睡眠の自動記録やカロリー計算、Apple Watch連携まで、日々の管理がはかどる無料アプリを厳選。
iPhoneやAndroid対応のアプリを幅広く紹介しているので、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
血糖値が気になる方へ!おすすめのサプリ
食後血糖が気になる方に、機能性表示食品を中心にサプリを厳選。
継続しやすさ・成分の根拠・価格を比較。薬との相互作用や持病のある方、妊娠中は必ず医師・薬剤師に相談のうえ、食事・運動と併用しましょう。
血糖値測定器に関するよくある質問
ここでは、血糖値測定器に関する代表的な疑問に簡潔に答えます。
購入前の注意点や家庭での使い方、スマホ連携、保険・承認状況まで、失敗しない選び方に直結する要点だけをチェックしましょう。
針なしで血糖値を測る方法はありますか?
- 2025年時点、日本で医療機器として承認された「完全に針を使わない」血糖測定器はありません。CGMやisCGMは装着時に極細フィラメントを皮下に入れるため非侵襲ではありません。
広告や海外通販の表示には十分注意してください。
スマートウォッチの血糖値は正確ですか?
- スマートウォッチ単体で血糖値を測る医療機能は国内未承認です。
多くはアプリに取り込んだCGM・SMBGのデータ表示や、活動・心拍の補助指標に留まります。医療判断は医師の指示と承認機器の値を優先し、ウォッチ表示は参考情報として活用しましょう。
血糖値測定器は薬局で買える?
- SMBG本体は通販・家電量販店・薬局で購できません。ただし試験紙や穿刺針など体外診断用医薬品は薬剤師のいる薬局での取り扱いが行われています。
保険適用で使う場合は医師の指示のもと医療機関経由となります。CGMセンサーは原則、医療機関での取り扱いです。
血糖値は家で測れますか?
- 血糖値は家で測れます。SMBGやCGMを用いれば自宅で測定できます。
手洗い・乾燥など前処置を守り、タイミング(起床時、食前・食後、就寝前など)は医師の指示に合わせましょう。値と症状が合わない場合はSMBGで確認し、自己判断で薬の増減は行わないでください。
採血せずに血糖値を測れる測定器はありますか?
- 現状、国内で「採血不要・非侵襲」として承認された血糖測定器はありません。間質液を測るCGMも装着時に皮下へ細いセンサーを挿入します。
なお、パルスオキシメータはSpO₂測定機器で血糖値は測れません。「刺さない血糖計」をうたう商品には注意しましょう。
まとめ
最適な血糖値測定器を見つけるためには、①測定方式(採血式かセンサー式)、②データ連携(アプリ・クラウド)、③消耗品の入手性とランニングコスト、④保険適用とサポート体制の4点で絞るのがおすすめです。
日々の測定は手順を守り、値と症状が合わないときはSMBGで再確認をしましょう。
なお、「完全に針を使わない血糖計」は国内未承認であるため、注意が必要です。PMDA等の一次情報を確認し、治療方針は必ず主治医と相談のうえ選択しましょう。
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