プロが選ぶ！オムレツ作りに最適なフライパン【ふわとろオムレツの作り方も徹底解説】

朝食や食卓を優雅に彩る「オムレツ」。美しく仕上げるには、フライパン選びが重要です。特に18cmや20cmの専用フライパンは、卵2～3個のオムレツを作るのにぴったり。IH対応モデルやambaiなどのブランドから、多彩なフライパンが展開されています。

本記事では、オムレツ作りにおすすめのフライパンの選び方や、各商品の特徴を詳しく解説。初心者から料理好きまで満足できるフライパンを見つけましょう！

専門家

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

飲食歴20年、レストラン経営11年目の料理人。創作料理店で和洋中と4年間修行の後、大手外食店で8年間マネジメントを経験。退社後、静岡県にて個人レストラン開業、2025年11周年を迎える。2020年ワインソムリエ取得。YouTubeを中心に、ちょっとひと手間加えた料理レシピをジャンルにとらわれることなく配信中。モットーは「基本を大切に、分かりやすく、丁寧に」。 料理に関わり、料理を好きになればなるほど料理は「人と人」をつなぎ「人生を豊かにしてくれる」と感じています。それを信じながら店舗、SNSを通じてできるだけ多くの人に料理の魅力を届けていきます。

専門家

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

「オムレツの作り方」を教える卵料理の専門講師。卵料理店のシェフとしての経験をもとに、家庭料理から加工食品まで様々な知識を持つ。現在はカフェのメニュー開発や、新店舗の立ち上げなどのサポート事業を手掛けている。2015年より「美しいオムレツ作り」をテーマとした料理教室を開催。教室では生徒のサポートを丁寧に行い、ホメてホメてホメまくる指導を心掛けている。　「オムレツ専門の料理教室」が珍しいこともあり、講演やメディア出演依頼は多い。無理なく持続可能できる、東京で一番ゆるい感じの料理教室を目指している。

専門家

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

2001年開業の調理道具専門店Flying Saucerの店長母体の東興株式会社のノウハウを生かして、より使いやすく、耐久性のある調理道具も開発

オムレツ作りにぴったりのフライパンとは？選び方のポイント

オムレツをきれいに仕上げるには、フライパンの選び方が重要です。サイズや素材、使いやすさを考慮することで、初心者でも失敗しにくく、美しい仕上がりを目指せます。

サイズ｜18〜22cmのフライパンがオムレツ作りに最適

オムレツ作りには、18cm～22cmのフライパンが最適とされています。このサイズは、卵2～3個分のオムレツを焼くのにちょうどよく、フライパンを手首でスムーズに動かしやすい点がポイントです。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

使用する卵が2個なら直径18cm、3個なら直径20～22cmのものがベター。サイズが大きくなると難しくなります。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

オムレツは卵3個分が作りやすく3個分の形を整えるのに最適なのが20cmです。 大きすぎると形を整えるのが難しく、また熱が当たる面が広くなり卵が固まるのが早くなるため、オムレツの特徴である半熟に仕上げるのも難しくなります。 小さいフライパンを使うことで小刻みに動かしやすく、半熟に仕上げ、形をきれいに整えることができます。

専門家からのコメント

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

オムレツは、小さ目のフライパンのほうが上手くできます。「大は小」を兼ねません。

深さ｜深すぎてもダメ！縁の角度がゆるやかなものを

フライパンの深さは、深ければよいというわけでもありません。

底と側面の立ち上がりが急なフライパンは、混ぜにくく、オムレツも形が上手く収まらないため、底面から側面までのカーブがなだらかなものを選ぶのがおすすめです。

素材の違いを比較｜初心者にはアルミがおすすめ

フライパンの素材選びはオムレツの仕上がりを左右します。鉄製は熱伝導が良く、香ばしい焼き目をつけたい時に最適。ただし、重いため扱いに慣れが必要です。アルミ製は軽量で熱伝導率が高く、初心者にも扱いやすい素材です。ただし、傷つきやすい点に注意しましょう。

一方、ステンレスは耐久性が高く、見た目もスタイリッシュ。ただし、熱伝導がやや弱いので加熱に時間がかかります。オムレツの仕上がりや使いやすさを考慮して素材を選びましょう。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

アルミ素材は軽量で動かしやすいため、フライパン内で溶き卵を半熟に仕上げる時、小刻みにフライパンを動かしやすくなります。 特に初心者や女性におすすめです。

コーティングの種類｜フッ素樹脂加工が焦げ付きにくくお手入れも楽

焦げ付き防止やお手入れのしやすさを重視するなら、フライパンのコーティングが重要です。フッ素樹脂加工のフライパンは、卵がくっつきにくくスムーズに仕上げられるため、初心者に特におすすめ。また、セラミックコーティングは高温にも強く、食材の風味を活かした焼き上がりが特徴です。

一方で、金属製の調理器具を使うと傷つきやすいため注意が必要。コーティングの耐久性や調理の仕上げ方を考慮しながら選ぶと失敗が少なくなりますよ。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

初心者におすすめなのは軽量でフッ素樹脂加工のあるフライパン。オムレツ専用のフライパンとして1個用意しておくと、表面加工が保たれ常にきれいでおいしいオムレツが作れます。 鉄やステンレス（一部除く）は油慣らしなどが必要になるため初心者にはおすすめできません。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

テフロン加工（フッ素樹脂加工）のフライパンは、初心者が使っても焦げ付きにくく、メンテナンスも簡単です。一方で鉄のフライパンは、最初に空焼きと油慣らしを行う必要もありハードモード。温度管理の見極めも難しく、正しく扱わないと卵が焦げ付いてしまいます。 ご家庭でオムレツを作る場合、まずは扱いやすいテフロン加工のフライパンを。

持ち手や使いやすさ｜滑りにくい持ち手がベスト！

フライパンの持ち手は、調理中の扱いやすさを大きく左右します。しっかりと握れる滑りにくい素材の持ち手を選ぶと、フライパンを動かす際の安定性が向上します。特に軽量モデルであれば、疲れにくいので初心者にもおすすめです。

また、持ち手が取り外し可能なタイプは収納やお手入れが簡単で、キッチンのスペースを有効活用できます。オムレツ作りではフライパンを手首で操作する場面が多いため、使いやすい持ち手を選ぶことが失敗回避のポイントとなります。

【プロが厳選】オムレツ作りにおすすめのフライパン

おいしいオムレツのコツはフライパン選び。オムレツ作りのプロが選んだ、熱ムラなく仕上げるための優秀な商品をご紹介します！

オムレツ研究会の代表が選ぶおすすめ商品

専門家

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

「オムレツの作り方」を教える卵料理の専門講師。卵料理店のシェフとしての経験をもとに、家庭料理から加工食品まで様々な知識を持つ。現在はカフェのメニュー開発や、新店舗の立ち上げなどのサポート事業を手掛けている。2015年より「美しいオムレツ作り」をテーマとした料理教室を開催。教室では生徒のサポートを丁寧に行い、ホメてホメてホメまくる指導を心掛けている。　「オムレツ専門の料理教室」が珍しいこともあり、講演やメディア出演依頼は多い。無理なく持続可能できる、東京で一番ゆるい感じの料理教室を目指している。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

プロ仕様を求めるなら「中尾アルミ製作所」のフライパンがおすすめ。一流ホテルや有名洋食店で愛用され、きめ細かいオムレツが作れます。価格はやや高めですが、本格的な仕上がりを目指すなら最適です。

プロの料理人が選ぶおすすめの商品

専門家

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

飲食歴20年、レストラン経営11年目の料理人。創作料理店で和洋中と4年間修行の後、大手外食店で8年間マネジメントを経験。退社後、静岡県にて個人レストラン開業、2025年11周年を迎える。2020年ワインソムリエ取得。YouTubeを中心に、ちょっとひと手間加えた料理レシピをジャンルにとらわれることなく配信中。モットーは「基本を大切に、分かりやすく、丁寧に」。 料理に関わり、料理を好きになればなるほど料理は「人と人」をつなぎ「人生を豊かにしてくれる」と感じています。それを信じながら店舗、SNSを通じてできるだけ多くの人に料理の魅力を届けていきます。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

フライパンの中でも最軽量となるため、小刻みに動かすオムレツ作りに最適であり、女性も使いやすい。ハンドルも熱くならず握りやすい形状。また、くっつきにくいコーティング加工であり、安価であることも嬉しいポイント。 サーモスは用途に合わせ色々な種類・形状のものを販売しているので、一式で揃えるのもおすすめ！

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

調理器具上位シェアを誇り、世界中で愛されるブランド。普段使いをより快適にするために日々改良を重ねる安心ブランド。比較的軽量で安価。 コーティング加工は耐久性を追及されているので長持ち。フライパンの中心には温度がわかる「マーク」があるので、食材を入れるタイミングも分かりやすく初心者も使いやすいです。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

プロの料理人が使用することが多い。耐久性、熱伝導に優れ、厚底設定でムラなく調理可能、オーブンに使用できるなどオムレツ以外でも十分に活躍するフライパン。 スタイリッシュな見た目だがハンドルは鉄のため熱くなり直接持つことができない（別途シリコンハンドル購入可）。

専門家からのコメント

土井英幹

料理人・JSA認定ソムリエ

プロの料理人が使用することが多い。イタリア製でデザインが良く調理をするのが楽しくなる。品質は高く、独自のコーティングによりこびりつきにくく、食材がすべりやすい。 また、底が分厚く熱が均一に広がりムラなく火が通る。オーブンにも使用可。ハンドルはステンレスだが熱が伝わりにくいように設計されているため素手で持つことができる。 オムレツ以外の様々な調理に使えます。重量があるので重いフライパンが苦手な人にはおすすめできない。

調理道具専門店の店長が選ぶおすすめ商品

専門家

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

2001年開業の調理道具専門店Flying Saucerの店長母体の東興株式会社のノウハウを生かして、より使いやすく、耐久性のある調理道具も開発

専門家からのコメント

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

ガスでもＩＨでも均一に熱が伝わり、なだらかなカーブと深さのある形状は、混ぜやすく、オムレツ初心者でもきれいに仕上がります。 表面が劣化した場合は、フッ素樹脂加工を何度でもかけ直しができてＳＤＧsとなりますよ。

専門家からのコメント

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

業務用の鉄フライパンの為、板厚が厚く、上部に向けて広がった形は、オムレツの形を作りやすいです。また、永く使用できます。

専門家からのコメント

清水智寿子

フライングソーサー店長　（東興株式会社取締役店長）

鉄鋳物は蓄熱性があり熱を逃しにくいですが、重いのが難点。この鋳物フライパンは、独自の技術で従来品の鋳物フライパンの半分の重さで、鉄フライパン初心者にも使いやすいです。

プロ直伝！フライパンを使ったオムレツの作り方とコツ

オムレツ研究会代表・中村武人さんが、ご家庭でも簡単に美しく仕上げるコツを伝授！

白身と黄身をしっかり混ぜ、小さめのフライパンとゴムべらを使うだけで、本格的なふわふわオムレツが作れます。特別な朝食や仲直りの一皿にぴったりな、プロのテクニックをぜひチェックしてみてください。

ご家庭で作る時の3つのポイント

①白身と黄身が細かく混ざるように丁寧に撹拌する
②小さめのフライパンとゴムべらを使う
③強火は使わない

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

この約束事さえ守れば、丸の内OLさんでも高齢者でもジェルネイルをしたギャルでもすぐに作れます。ご家族や恋人とケンカした時も 朝食に「ふわっふわのオムレツ」を提供できたら仲良くなれます、きっと。

おいしいオムレツを作るための基本的なコツ

◾️フライパンにバターをたっぷり入れて中火で熱し、プツプツと泡が出てきたら卵液をゆっくり流し入れます。
◾️スクランブルエッグを作るイメージで、フライパンと菜箸を細かく動かしながら円を描くように混ぜます。
◾️ある程度火が入り固まったら、フライパンをちょっと傾けつつゴムべらで縁に卵を寄せて焼き、なめらかな面が上になるようお皿に盛り付けます。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

「オムレツ作り」は中毒性のあるコンテンツ。美しいオムレツが作れると、つらい現実も未来への不安も一気に吹き飛びます。

オムレツ用フライパンのお手入れ方法

テフロン加工（フッ素樹脂加工）のフライパンは、正しい使い方で適切な手入れをすれば、長く愛用できます。強火を使わず、空焚きをせず、金属製の硬い調理器具を避け、柔らかいスポンジで洗うことなどに注意してみてください。