ふわとろオムレツが作れるフライパンおすすめ7選｜選び方も徹底解説

朝食や食卓を優雅に彩る「オムレツ」。美しく仕上げるには、フライパン選びが重要です。特に18cmや20cmの専用フライパンは、卵2～3個のオムレツを作るのにぴったり。IH対応モデルやambaiなどのブランドから、多彩なフライパンが展開されています。

本記事では、オムレツ作りにおすすめのフライパンの選び方や、各商品の特徴を詳しく解説。初心者から料理好きまで満足できるフライパンを見つけましょう！

専門家

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

「オムレツの作り方」を教える卵料理の専門講師。卵料理店のシェフとしての経験をもとに、家庭料理から加工食品まで様々な知識を持つ。現在はカフェのメニュー開発や、新店舗の立ち上げなどのサポート事業を手掛けている。2015年より「美しいオムレツ作り」をテーマとした料理教室を開催。教室では生徒のサポートを丁寧に行い、ホメてホメてホメまくる指導を心掛けている。　「オムレツ専門の料理教室」が珍しいこともあり、講演やメディア出演依頼は多い。無理なく持続可能できる、東京で一番ゆるい感じの料理教室を目指している。

オムレツ作りにぴったりのフライパンとは？選び方のポイント

オムレツをきれいに仕上げるには、フライパンの選び方が重要です。サイズや素材、使いやすさを考慮することで、初心者でも失敗しにくく、美しい仕上がりを目指せます。

サイズと深さ｜オムレツに最適なフライパンの目安

オムレツ作りには、18cm～22cmのフライパンが最適とされています。このサイズは、卵2～3個分のオムレツを焼くのにちょうどよく、フライパンを手首でスムーズに動かしやすい点がポイントです。

深さのあるフライパンは、卵液が溢れるのを防ぎ、形を整えやすくするため初心者にもおすすめ。一方、浅型はプロのような手さばきで素早く仕上げたい人に向いています。フライパンの直径と深さを用途に合わせて選ぶことで、美しい仕上がりを実現できますよ。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

最も重要となるポイントは、フライパンのサイズ感です。使用する卵が2個なら直径18cm、3個なら直径20～22cmのものがベター。サイズが大きくなると難しくなります。

オムレツ調理ではフライパンを持ち上げてひっくり返したりするので、縁に少し角度がある形状（ゆるやかな傾斜）がおすすめ。重さについては、なるべく軽くて取り回しがしやすいフライパンがよいですよ。

素材の違いを比較｜鉄・アルミ・ステンレスのメリットとデメリット

フライパンの素材選びはオムレツの仕上がりを左右します。鉄製は熱伝導が良く、香ばしい焼き目をつけたい時に最適。ただし、重いため扱いに慣れが必要です。アルミ製は軽量で熱伝導率が高く、初心者にも扱いやすい素材です。ただし、傷つきやすい点に注意しましょう。

一方、ステンレスは耐久性が高く、見た目もスタイリッシュ。ただし、熱伝導がやや弱いので加熱に時間がかかります。オムレツの仕上がりや使いやすさを考慮して素材を選びましょう。

コーティングの種類｜焦げ付き防止やお手入れのしやすさをチェック

焦げ付き防止やお手入れのしやすさを重視するなら、フライパンのコーティングが重要です。フッ素樹脂加工のフライパンは、卵がくっつきにくくスムーズに仕上げられるため、初心者に特におすすめ。また、セラミックコーティングは高温にも強く、食材の風味を活かした焼き上がりが特徴です。

一方で、金属製の調理器具を使うと傷つきやすいため注意が必要。コーティングの耐久性や調理の仕上げ方を考慮しながら選ぶと失敗が少なくなりますよ。

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

テフロン加工（フッ素樹脂加工）のフライパンは、初心者が使っても焦げ付きにくく、メンテナンスも簡単です。一方で鉄のフライパンは、最初に空焼きと油慣らしを行う必要もありハードモード。温度管理の見極めも難しく、正しく扱わないと卵が焦げ付いてしまいます。

ご家庭でオムレツを作る場合、まずは扱いやすいテフロン加工のフライパンを。

持ち手や使いやすさ｜オムレツ作りを簡単にするポイント

フライパンの持ち手は、調理中の扱いやすさを大きく左右します。しっかりと握れる滑りにくい素材の持ち手を選ぶと、フライパンを動かす際の安定性が向上します。特に軽量モデルであれば、疲れにくいので初心者にもおすすめです。

また、持ち手が取り外し可能なタイプは収納やお手入れが簡単で、キッチンのスペースを有効活用できます。オムレツ作りではフライパンを手首で操作する場面が多いため、使いやすい持ち手を選ぶことが失敗回避のポイントとなります。

【厳選】オムレツ作りにおすすめのフライパン7選

おいしいオムレツのコツはフライパン選び。熱ムラなく仕上げるための優秀な7商品を厳選してご紹介します！

専門家からのコメント

中村武人

卵専門の料理教室 オムレツ研究会 代表　　

市場ではサーモス・ティファール・貝印・バーミキュラなど多くのブランドから販売されており、もう訳が分かりませんよね？ご安心ください。フライパンは価格に比例して必ず品質もよくなる、というわけではありません。オムレツ初心者の段階ではどのブランドを選んでも大きな問題はなく、ホームセンターやネット通販にある安いものでも大丈夫。
※高価な製品はコーティングが剥がれにくく、耐久性が高い傾向はあります。

一方で「プロと同じものが使いたい！」という欲張りな人には「中尾アルミ製作所」という会社が製造しているフライパンをお伝えします。一般の人には知られていませんが、この会社は業界ではメジャー級。ここのフライパンや鍋は多くの一流ホテルや有名洋食店で使われています。製品のお値段は若干高めですが、きめ細かいほわほわのオムレツに仕上がりますよ。

プロ直伝！フライパンを使ったオムレツの作り方とコツ

オムレツ研究会代表・中村武人さんが、ご家庭でも簡単に美しく仕上げるコツを伝授！

白身と黄身をしっかり混ぜ、小さめのフライパンとゴムべらを使うだけで、本格的なふわふわオムレツが作れます。特別な朝食や仲直りの一皿にぴったりな、プロのテクニックをぜひチェックしてみてください。

ご家庭で作る時の3つのポイント

①白身と黄身が細かく混ざるように丁寧に撹拌する
②小さめのフライパンとゴムべらを使う
③強火は使わない

この約束事さえ守れば、丸の内OLさんでも高齢者でもジェルネイルをしたギャルでもすぐに作れます。ご家族や恋人とケンカした時も 朝食に「ふわっふわのオムレツ」を提供できたら仲良くなれます、きっと。

おいしいオムレツを作るための基本的なコツ

◾️フライパンにバターをたっぷり入れて中火で熱し、プツプツと泡が出てきたら卵液をゆっくり流し入れます。
◾️スクランブルエッグを作るイメージで、フライパンと菜箸を細かく動かしながら円を描くように混ぜます。
◾️ある程度火が入り固まったら、フライパンをちょっと傾けつつゴムべらで縁に卵を寄せて焼き、なめらかな面が上になるようお皿に盛り付けます。

「オムレツ作り」は中毒性のあるコンテンツ。美しいオムレツが作れると、つらい現実も未来への不安も一気に吹き飛びます。

オムレツ用フライパンのお手入れ方法

テフロン加工（フッ素樹脂加工）のフライパンは、正しい使い方で適切な手入れをすれば、長く愛用できます。強火を使わず、空焚きをせず、金属製の硬い調理器具を避け、柔らかいスポンジで洗うことなどに注意してみてください。