毎日の料理に欠かせない植物油。スーパーにはたくさんの種類が並んでいて、「健康にいい油はどれ?」「炒め物とドレッシング、同じ油でいいのかな?」と、なんとなく選んでいませんか。
植物油は、種類によって風味や栄養、向いている使い方が大きく異なります。この記事では、植物油の基本的な知識から、あなたの料理や健康習慣に合った選び方まで詳しく解説します。
植物油とは?どんな種類がある?
植物油とは、その名の通り、植物の種子や果肉から採れる油のことです。原料となる植物によって、風味や色、含まれる栄養素が大きく異なります。
例えば、日本ではおなじみの菜種油やごま油、イタリアンによく合うオリーブオイル、お菓子づくりにも使われるココナッツオイルなど、その種類は実にさまざま。
米ぬかからつくる米油や、健康志向の方に人気のえごま油、亜麻仁油なども植物油の仲間です。
それぞれの油に得意な調理法や特徴があるため、違いを知ることで料理がもっとおいしく、楽しくなります。
植物油の選び方
たくさんの種類がある植物油の中から、自分に合った一本を見つけるのはむずかしいと感じるかもしれません。
しかし、いくつかのポイントを押さえるだけで、ぐっと選びやすくなります。大切なのは、以下の3つの視点です。
- どんな成分が含まれているか
- どのようにつくられたか
- 何に使いたいか
これから、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。これらの選び方を参考に、あなたの食生活をより豊かにしてくれる植物油を探してみましょう。
植物油に含まれる成分で選ぶ
植物油を選ぶ上で大切なのが、主成分である「脂肪酸」の種類です。
脂肪酸は、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があり、植物油の多くは後者に分類されます。
特に注目したいのが、不飽和脂肪酸の中の「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」です。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
脂肪酸の種類 | 主な油 | 熱への強さ | おすすめの摂り方 |
---|---|---|---|
オメガ9 | オリーブオイルなど | 比較的強い | 加熱・生食 |
オメガ6 | 大豆油、コーン油など | 強い | 加熱調理 |
オメガ3 | えごま油、亜麻仁油など | 弱い | 生食 |
現代の食生活では、オメガ6を摂りすぎがちと言われることもあります。これらの脂肪酸のバランスを意識して選ぶのが健康的な食生活への第一歩です。
抽出方法で選ぶ
植物油がどのようにつくられたか、その抽出方法もチェックしたいポイントです。主な抽出方法には「圧搾法」と「溶剤抽出法」があり、それぞれに特徴があります。
項目 | 圧搾法 | 溶剤抽出法 |
---|---|---|
方法 | 物理的な圧力で搾る | 溶剤で油を溶かす |
風味・栄養 | ◎ 残りやすい | ◯ 控えめ |
価格 | 高 | 低 |
おすすめの人 | 風味・栄養を重視 | コストを重視 |
特に、熱をかけずに搾る「低温圧搾法(コールドプレス)」でつくられた油は、原料本来の風味や栄養素が残りやすいのが魅力です。
風味や栄養を重視するなら圧搾法、コストを抑えたいなら抽出法を選ぶとよいでしょう。
加熱用・生食用の用途で選ぶ
油の種類によって熱への強さが異なるため、料理の用途に合わせて使い分けることがとても大切です。
加熱向きの油と生食向きの油には、以下のような特徴と種類があります。
用途 | 特徴 | 主な油の種類 |
---|---|---|
加熱用 | 発煙点が高い | 米油 菜種油 アボカドオイル など |
生食用 | 風味豊か、熱に弱い成分を含む | エキストラバージンオリーブオイル えごま油 亜麻仁油 など |
炒め物や揚げ物には「加熱用」を、ドレッシングや料理の仕上げには「生食用」をと、2種類を常備しておくと、それぞれの油のよさを最大限に活かせます。
植物油は種類によって熱への強さが異なります。以下の記事では、管理栄養士が解説する加熱に強い油の種類や選び方のポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
植物油のおすすめ10選
ここからは、ご紹介した選び方を踏まえ、毎日の料理におすすめの植物油を10種類、厳選してご紹介します。
注意したい「植物油の健康リスク」とは
植物油は身体に必要なエネルギー源ですが、摂り方によっては健康リスクにつながる可能性もあります。
特に注意したいのが 「油の酸化」 と 「トランス脂肪酸」 です。
- 熱が加わると酸化が進む
- 酸化した油は身体に悪影響を及ぼす
酸化した油は、身体に悪影響を及ぼすことがあるため、開封後はなるべく早く使い切り、冷暗所で保存することが大切です。
- マーガリンやショートニングに多く含まれる
- 過剰摂取で心疾患などのリスクが指摘されている
身体に悪い?避けた方がいい油はある?
「身体に悪い油」と一概に言えるものは少ないですが、使い方や量に注意したい油はあります。
例えば、大豆油やコーン油に多く含まれるオメガ6系脂肪酸。これ自体は体に必要な成分ですが、現代の食生活では摂りすぎる傾向があります。意識してオメガ3系の油を取り入れるなど、バランスを考えることが大切です。
また、どんなに質のよい油でも、古くなって酸化してしまっては意味がありません。使い切れずに古くなった揚げ油などを再利用するのは避け、新鮮なものを使うようにしましょう。
特定の油を避けるのではなく、さまざまな種類の油を上手に使い分けることが健康の秘訣です。
まとめ
私たちの食生活に欠かせない植物油。その種類は豊富で、それぞれに個性的な風味や特徴があります。
健康や料理のおいしさを考えるなら、「成分」「抽出方法」「用途」という3つのポイントで選ぶのがおすすめです。特に、炒め物や揚げ物には熱に強い「加熱用」、ドレッシングや仕上げには風味豊かな「生食用」と使い分けることで、料理の幅がぐっと広がります。
油は摂りすぎや酸化に注意し、新鮮なものをバランスよく取り入れることが大切です。この記事を参考に、あなたにぴったりの植物油を見つけて、毎日の食卓をより豊かに楽しんでください。
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