青年漫画のおすすめランキング19選【無料】歴代の人気作品、連載中、完結済みの名作も

妻と娘を大切に思いながらも、どこにでもいるごく普通のサラリーマン・鳥栖哲雄。だが、娘の顔に暴力の痕を見つけた瞬間から、彼の人生は激変します。哲雄がとった行動は「家族を守るための犯罪」。『100万の命の上に俺は立っている』の山川直輝と、『サイコメトラー』の朝基まさしがタッグを組み、父の愛と罪が交錯する緊迫のホームサスペンスを描き出します。緻密な心理戦とリアルな人間描写が魅力の異色作です。

“ファブル（寓話）”と呼ばれる伝説の殺し屋が、ボスの命令で突如「1年間、誰も殺してはならない」任務を与えられ、一般人として静かに暮らすことに──。その非日常すぎる日常生活で、彼が出会う人々、そして巻き込まれる事件とは？ 一見無表情だが実は人情味もある主人公・佐藤アキラの、ちょっと風変わりでスリリングな人間ドラマが展開されます。アクションと笑いが絶妙に絡み合う、新感覚のハードボイルド作品です。

バスケ部に所属していた高校生・宮本大が、偶然出会ったジャズの生演奏に心を奪われ、サックス一本で世界を目指す物語。音楽の知識も経験もゼロ、それでも毎日ひたすらに吹き続ける大の姿は、読む者の心を震わせます。どんなに不器用でも、荒削りでも、彼の音には人を動かす力がある――。『BLUE GIANT』は、夢を追う情熱、青春の痛みと成長、そして音楽の力を圧倒的な熱量で描き出す傑作ジャズコミックです。読むだけで音が聴こえてくるような臨場感も魅力。

「もう無理…辞めたい」――新人警察官・川合が心折れかけたその時、交番にやってきたのは元・敏腕刑事の藤部長。美人で有能、でもちょっと毒舌な先輩と組むことで、川合の警察人生が思わぬ方向に転がりはじめる！現役警察官の経験をもつ作者が描く本作は、笑いあり、愚痴あり、そして時々ホロリとさせられる、今までになかったリアルな“交番女子”の物語。理不尽と戦いながらも、懸命に職務をこなす二人の姿が胸を打ちます。

大学生・久能整（くのう ととのう）は、ふわふわ頭にカレー好きという一風変わった青年。ある日突然、同級生殺害の容疑をかけられ取り調べを受けることに――しかし整は、その場で次々と証拠の矛盾を突き、淡々と事件の真相に迫っていく。推理だけでなく、人の感情や背景までも見抜いていく姿はまさに“語る探偵”。論理と会話でじわじわ解きほぐす、静かで知的なミステリー。刑事ドラマとは一線を画す、読後の余韻も深い作品です。

『え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?』は、社内システムをひとりで支えていた佐藤愛が、社長交代を機に突然解雇されるところから始まる物語です。悲しみに沈んでいた彼女が、再会した幼馴染・鈴木健太からスタートアップ事業「真のプログラマ塾」に誘われ、心を新たにして事業を始めることに。佐藤愛の熱意溢れる講義で受講生たちは次第に前を向き、少しずつ自分の未来に希望を持てるようになっていきます。ストレス社会で頑張るすべての人に送る、笑顔になれる優しさと元気を与える物語です。

『転生して田舎でスローライフをおくりたい』は、ネット小説大賞金賞を受賞した人気作をコミック化した作品です。主人公、伊中雄二は過労の末に命を落とし、転生先で神様と出会い、異世界の田舎に生まれ変わります。転生後、田舎貴族の次男アルフリートとして、新たな生活が始まりますが、冒険もハーレムも一切なし。代わりに、のんびりとした田舎暮らしを楽しむ日々が描かれます。冒険やドキドキの展開を求める方には物足りないかもしれませんが、心が落ち着くようなゆる～い日常が魅力の本作。スローライフを愛する人々にピッタリな作品です。

『劇光仮面』は、特撮を愛する主人公・実相寺二矢が新たなヒーローに目覚める物語です。アルバイトで生活を送る実相寺は、大学時代の特撮サークルの仲間が死去したことをきっかけに再びその世界と繋がり、運命に導かれます。この作品は「シグルイ」「覚悟のススメ」の鬼才による“特撮讃歌”として注目を集め、冨樫義博氏をはじめとする著名人からも絶賛されています。特撮ファン必見の超話題作であり、2023年の「このマンガがすごい！」オトコ編5位、マンガ大賞9位にランクイン。激しい光に包まれて、普通の青年が特撮ヒーローに変身する瞬間の緊張感と熱狂を感じることができます。

『税金で買った本』は、ヤンキーだった石平くんが、図書館で働くことになったことで始まる心温まるお仕事漫画です。小学生ぶりに訪れた図書館で、スタッフの早瀬丸さんと白井くんから10年前に借りた本を返却していないことを指摘され、石平くんの図書館通いが始まります。その後、図書館で働くことになり、少しずつ変わっていく石平くんの姿が描かれています。ヤンキーという過去を持ちながらも、図書館での経験を通して成長していく彼の物語は、読者に温かい感動を届けること間違いなし。日常の中での小さな変化や人間関係を描いた、心地よいストーリーです。

昭和12年、満州。戦地で負傷し「役立たず」とされた日方勇は、農業義勇軍として虐げられる日々を送っていた。そんな中、偶然見つけたケシの畑。病の母を救うため、彼はアヘンの密造という禁断の選択をする。正義も倫理も踏み越えて、生きるための一歩を踏み出した勇の行方は…。命が軽く扱われる満州を舞台に、少年の選択が次第に歴史をも巻き込んでいく。道徳と欲望、戦争と金の狭間で揺れる壮絶な生存劇が、読者を深く引き込む衝撃作。

異端が即、火刑に処される15世紀ヨーロッパ。神童ラファウは期待通り神学を学ぶはずだったが、ある日出会った謎の男が持ち込んだ“地動説”という異端の思想に心を揺さぶられる。常識を疑い、命を懸けて真理を追うことは正しいのか？ 迷いながらも、自らの信念と理性に従い、ラファウは危険な道へ足を踏み入れていく――。『ひゃくえむ。』の魚豊が描くのは、圧倒的な熱量と信念で歴史の壁に挑む人々の物語。学問と信仰の狭間で揺れる魂が、読む者の心を震わせます。

『ダンダダン』は、オカルトを信じない少年・高倉と、宇宙人を信じない少女・綾瀬が繰り広げる、圧倒的な怪奇現象を描いた青春物語。二人は、互いに理解し合えない存在として、異なる信念を抱えていたが、ある出来事をきっかけに、現実を超えた驚異的な出来事に巻き込まれていく。不可解な幽霊や宇宙人の存在を超える謎に、二人はどう立ち向かうのか？未知の世界に飛び込む勇気と、心に響く成長が描かれた、オカルティックな青春アクションに心を奪われます。

『メイドインアビス』は、全ての探索が尽くされた世界で、唯一残された秘境「アビス」の深層に挑む冒険者たちを描いた物語。アビスは深く巨大な縦穴で、奇妙な生物や貴重な遺物が眠っており、その神秘的な魅力が人々を引き寄せていきます。主人公リコは、アビスの縁にある街『オース』で暮らす孤児。彼女は、偉大な探窟家であった母のようになり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ています。ある日、アビスの探窟中に少年の姿をしたロボットを拾ったリコは、冒険の新たな扉を開けることに。2023年度の『まんが王国とっとり賞』を受賞した本作は、その深く謎めいた世界観と感動的なストーリーで多くの読者を魅了しています。

『ダーウィン事変』は、異種族と人間が交わる衝撃的な世界を舞台にした物語。テロ組織「動物解放同盟（ALA）」が生物科学研究所を襲撃し、妊娠していたメスのチンパンジーから生まれた半分ヒト、半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリー。15年間人間の家庭で育てられたチャーリーは、高校に進学し、そこで陰キャと呼ばれる頭脳明晰な少女ルーシーと出会います。人間と異種族の対立や共生のテーマを描きながら、次第に明らかになるチャーリーの存在が巻き起こす社会的、倫理的な問題に迫る作品。新たな社会に生きる力強いキャラクターたちの成長と葛藤が描かれた物語は、異色のドラマとして注目されています。

『超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に～最弱無能の下剋上～』は、無能とされていた少年・カイ・ハイネマンが、10万年の修行を経て成長し、最強へと変貌する冒険譚。13歳で「ギフト」を得たカイだが、そのギフトの効果で身体能力が著しく低下し、周囲からは無能扱いされ、いじめられる日々を送ることに。そんなカイが、神々の試練を与えるダンジョンに迷い込み、そこで10万年の修行を経て、最強の力を手に入れることになる。無能から最強へと成長する爽快無双ファンタジーが描かれ、読者を夢中にさせます！

『女の園の星』は、和山やまによる初連載作品で、笑いと感動が溢れる女子校の日常を描いた作品です。舞台はある女子校の２年４組の担任・星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、時には漫画家志望の生徒にアドバイスをするなど、星先生の日常はどこかユーモラスでほっこりと温かいものばかり。彼女の毎日は、どこにでもありそうなことなのに、なぜか愛おしく、笑顔を誘います。読者を思わず笑顔にさせる、心温まる未体験マンガがここに登場！電子版では本体表紙も収録されており、ますます楽しめます。

『スキップとローファー』は、過疎地から東京の高偏差値高校に首席で入学した美津未が、都会の高校生活をどんどん楽しみながら成長していく物語です。勉強は得意でも、同世代とのコミュニケーション経験が少ない美津未は、最初はちょっと天然で都会の高校に戸惑いますが、彼女のまっすぐで純粋な存在感が周りのクラスメイトたちにどんどん影響を与えていきます。気づかぬうちに、みんなをハッピーにする美津未の天然パワーが光るこの作品は、笑いと温かさに溢れ、読者を元気づけること間違いなし！

『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は、社畜生活に疲れた中年男性・佐々木が、仕事のストレスを和らげるために足を運んだスーパーで、ひょんなことから出会った女性・田山との不思議な時間を描いた物語です。佐々木の唯一の癒しは、煙草とスーパーの店員・山田さんのにこやかな接客。しかし、その山田さんがいないある夜、佐々木は煙草を吸える場所もなく落胆します。そんな彼に声をかけてきたのが、ちょっと奇抜な服装の田山という女性。田山との意外な出会いが、佐々木に新たな癒しのひとときをもたらし、二人の間に心温まる関係が築かれていきます。ほっこりした気持ちになること間違いなしの癒し系ストーリー。

『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年の春に始まる、海軍に勤める瀧昌との縁談から始まる純粋で温かな夫婦生活を描いた物語です。20歳のなつ美は、突然訪れた縁談で、海軍の旦那さんとの結婚が決まります。家庭や男女のことに不慣れな二人が、一歩ずつ成長していく様子が、ほっこりとした感動を呼びます。戦前の日本で、潮風が吹く中で過ごす夫婦の春夏秋冬、つつましくも優しい日々は、どこか懐かしく心温まる瞬間がいっぱい。戦争の前夜、二人の純粋な愛が織りなす物語が心に響きます。