ジメジメする梅雨の湿気や部屋干しの臭い、つらい花粉。空気の悩みは尽きませんね。除湿機能付き空気清浄機なら、そんな悩みを一台で解決できます。
この記事では、空気清浄機と除湿機一体型のデメリットや後悔しない選び方を解説。シャープやダイキンといった人気メーカーの機種も紹介し、あなたにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
除湿機能付き空気清浄機のメリット・デメリットは?
一台で除湿と空気清浄の二役をこなす一体型モデルは、とても便利ですが知っておきたい注意点もあります。購入後に後悔しないよう、メリットとデメリットの両方をしっかり把握しておきましょう。
メリット
- 省スペース:除湿機と空気清浄機を1台に集約でき、部屋がすっきりする。
- 部屋干しに強い:湿気を取りながら、空気清浄機能で生乾きの嫌な臭いを抑制できる。
- 年間を通して活躍:梅雨の除湿、冬の結露対策、花粉シーズンまで一年中使える。
- 経済的:2台を別々に稼働させるより、電気代を抑えられる場合がある。
デメリット
- サイズと重量:多機能な分、本体が大きく重くなる傾向がある。
- 性能の特化性:それぞれの機能が専用機の上位モデルに比べると控えめな場合がある。
- 手入れの手間:フィルター掃除に加え、タンクの排水や洗浄が必要になる。
- 価格:単機能の製品より価格が高めになる。
除湿機能付き空気清浄機の選び方
自分にぴったりの一台を見つけるためには、いくつか押さえておきたい選び方のポイントがあります。
除湿の方式やフィルター性能など、それぞれの特徴を見ながら、じっくり選んでいきましょう。
除湿方式
除湿方式は主に3種類。それぞれに得意な季節や電気代が異なるため、特徴を知って使う環境に合ったものを選びましょう。
比較項目 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリッド式 |
---|---|---|---|
得意な季節 | 夏(梅雨) | 冬 | 一年中 |
電気代 | ◎ 安い | △ 高め | ◯ 普通 |
本体価格 | ◯ 手頃 | ◯ 手頃 | △ 高い |
運転時の室温 | 上がりにくい | 上がりやすい | 方式による |
こんな人におすすめ | 電気代を抑えたい人 | 冬の結露対策がメインの人 | 年間通して使いたい人 |
適用床面積
見落としがちですが重要なのが適用床面積です。「空気清浄」と「除湿」でそれぞれ適用される畳数が異なる場合があるため、両方の表示を確認しましょう。
基本的には、実際に使用する部屋の広さよりも少し余裕のあるモデルを選ぶのがおすすめです。
例えば8畳のリビングで使うなら、10畳以上の対応モデルを選ぶと、よりスピーディーに効果を実感できます。パワーに余裕がある方が、結果的に静かに運転できるというメリットもあります。
フィルター性能
空気清浄機の心臓部ともいえるフィルター。目に見えない空気の汚れをどれだけキャッチできるかは、フィルターの性能にかかっています。「集じん」と「脱臭」、それぞれの役割をしっかりチェックして、クリーンな空気を手に入れましょう。
集じんフィルター
花粉やハウスダスト、PM2.5といった細かい粒子が気になるなら、「HEPA(ヘパ)フィルター」搭載モデルがおすすめです。これは「0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集する」という厳しい基準をクリアした高性能フィルターのこと。
特に小さなお子様やペットのいるご家庭、アレルギーに悩む方にとっては、フィルターのグレードが空気の質を左右する重要なポイントになります。
脱臭フィルター
ペットの臭いやタバコ、調理後の気になる生活臭には、脱臭フィルターの性能が重要です。多くのモデルで「活性炭フィルター」が採用されており、臭いの元を吸着して取り除きます。
例えば、急な来客時も玄関の嫌な臭いを気にせずに済んだり、部屋に染みついたペットの臭いが気にならなくなったりと、生活の質をぐっと上げてくれるでしょう。臭いに敏感な方は、ぜひ脱臭性能にも注目してみてください。
タンク容量
除湿機能で集めた水を溜めておくタンクの容量も、使い勝手を左右します。タンク容量が大きければ、面倒な水捨ての回数がへるのでらくちんです。
ただし、容量に比例して満水時のタンクは重くなります。例えば、3Lのタンクなら3kg以上の重さに。
女性やご年配の方が使う場合は、持ち運びしやすいか、取っ手はついているかなども確認しておくと安心です。毎日のことだからこそ、無理なく使える容量を選びましょう。
静音性
寝室や書斎など、静かな空間で使いたいなら運転音のチェックは必須です。運転音の大きさは「dB(デシベル)」という単位で表され、35dB以下が一つの目安。これは、図書館の中くらいの静かさとされています。
多くのモデルには、風量を抑えて静かに運転する「静音モード」や「おやすみモード」が搭載されています。就寝中の使用を考えているなら、こうした機能の有無と、その際の運転音を確認しておくとよいでしょう。
お手入れのしやすさ
意外と見落としがちなのが、日々のお手入れのしやすさです。どんなに高性能なモデルでも、お手入れが面倒だと使うのがおっくうになってしまいます。
フィルター交換の目安はどのくらいか、タンクは取り出しやすく洗いやすい形状か、といった点を購入前に確認しましょう。パーツが少なく、シンプルな構造のモデルを選ぶのが、長く快適に使いつづけるためのコツです。
メーカーの特徴を押さえよう
除湿機能付き空気清浄機は、主に、シャープとダイキンから発売されています。代表的な2社の特徴を比較して、自分にぴったりの一台を見つけましょう。
メーカー | 独自技術 | 主な特徴 |
---|---|---|
シャープ | プラズマクラスター | 除菌・消臭、衣類乾燥に強い |
ダイキン | ストリーマ | 有害物質を吸着して分解 |
シャープ|プラズマクラスターで除菌・消臭、衣類乾燥も得意
画像出典:シャープ公式
シャープといえば、独自のイオン技術「プラズマクラスター」が有名です。空気中にイオンを放出し、浮遊するカビ菌やウイルスの働きを抑制。
さらに、カーテンやソファに付着した汗の臭いやタバコの臭いにもアプローチしてくれます。
除湿機能と組み合わせることで、部屋干し衣類の乾燥と消臭を同時にこなすモデルが特に人気で、多くの支持を集めています。
ダイキン|ストリーマ技術で有害物質を分解、スリム設計も
画像出典:楽天市場
「空気で答えを出す会社」でおなじみのダイキンは、有害物質をフィルターで捕らえ、独自の「ストリーマ」技術で強力に分解・除去するのが最大の特徴。
花粉はもちろん、より微細な物質にも対応します。フィルター自体の除菌効果も期待できるのがうれしいポイント。
また、どんな部屋にも置きやすいスリムなタワー型のデザインも、ダイキン製品が選ばれる理由の一つです。
除湿機能付き空気清浄機のおすすめ人気ランキング6選
ここからは、解説した選び方のポイントに基づき、編集部が厳選したおすすめのモデルをご紹介します。
各メーカーの主力製品から、コストパフォーマンスや特定の機能に優れたものまでバランス良く選びました!
効果的な使い方でさらに快適に
除湿機能付き空気清浄機は、少し使い方を工夫するだけで、その性能をさらに引き出すことができます。ぜひ試してみてください。
効果を高める使い方のポイント
- 窓やドアを閉める:外の湿った空気が入らないように、空間を密閉する。
- 部屋の中央に置く:空気が循環しやすい部屋の中心が理想。難しい場合は壁から少し離して設置する。
- サーキュレーターと併用する:部屋の空気を撹拌し、除湿・空気清浄の効率をアップさせる。
- 部屋干しは狭い空間で:浴室など、比較的狭い空間で使うと洗濯物がより早く乾く。
除湿機能つき空気清浄機に関するよくある質問
ここでは、除湿機能付き空気清浄機を検討する際によくある疑問にお答えします。購入前の不安や気になる点をすっきり解消して、納得のいくお買い物をしましょう。
空気清浄機で除湿はできる?
- 通常の空気清浄機に除湿機能はありません。空気清浄機はファンで空気を吸い込み、フィルターで汚れをろ過してきれいにすることが目的の家電です。
一方で、除湿機能付き空気清浄機は、空気をきれいにする機能に加えて、空気中の水分を取り除く除湿の仕組みが搭載された一体型モデル。
湿気も気になる方は、「除湿機能付き」と明記された製品を選びましょう。
除湿機を1ヶ月間つけっぱなしにしたら電気代はいくら?
- 電気代は、除湿方式や機種の省エネ性能、使用環境によって大きく変わります。一般的に、夏場に強いコンプレッサー式の方が、ヒーターを使うデシカント式よりも電気代はやすくなる傾向です。
仮に消費電力が200Wのモデルを24時間つけっぱなしにした場合、1ヶ月で約4,000円〜5,000円が目安。
電気代が気になる方は、省エネ性能の高いモデルを選んだり、タイマー機能を活用したりするのがおすすめです。
空気清浄機はカビを吸う?
- 空気清浄機は、空気中に浮遊しているカビの胞子を吸い込むことができます。カビの胞子が部屋に広がるのを防ぎ、アレルギー対策や新たなカビの発生を抑える予防的な役割が期待できます。
ただし、すでに壁や家具に根付いてしまった黒カビなどを直接除去する能力はありません。カビの発生予防には効果的ですが、生えてしまったカビは掃除で取り除く必要があります。
まとめ
除湿機能付き空気清浄機は、一台で湿気と空気の汚れという二つの悩みに応えてくれる、とても便利な家電です。省スペースで一年中使えるため、きっとあなたの暮らしをより快適にしてくれるでしょう。
今回ご紹介した「除湿方式」「適用床面積」「フィルター性能」といった選び方のポイントを参考に、シャープやダイキンといったメーカーごとの特徴も比較しながら、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけてくださいね。
もっと多くの空気清浄機を比較したい方はこちら!
除湿機能も大切ですが、本当に自分に合う一台を見つけるには、広い視点での比較が欠かせません。
こちらの記事では、空気清浄機の基本的な選び方や、様々な特徴を持つ人気モデルを徹底解説しています。
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