毎日の料理に欠かせない調味料の塩。スーパーの棚には「天然塩」「精製塩」「再製塩」などさまざまな種類が並んでいますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?また、たくさんある商品の中からどれを選べばいいのでしょうか?
この記事では、塩の第一人者である青山志穂さんのコメントと併せて製法による味わいの違いや選び方のポイントを詳しく解説します。毎日使う調味料だからこそ、おいしい塩との出会いで、料理の質を上げていきましょう。
塩には種類がある!製法と分類別の特徴
食卓に欠かせない調味料、塩。スーパーに並ぶ商品にも、「天然塩」「精製塩」「再製塩」など、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?実は塩は製法によって大きく3つに分類され、それぞれ特徴が大きく異なります。
塩の主な製法
塩の味わいや価格を決める重要な要素が「製法」です。製法の組み合わせにより、味わいや価格をはじめさまざまな特徴を持つ塩が生まれます。
- 取水:海水を汲み上げる
- 濃縮:海水を濃縮する
- 結晶:濃縮した海水をさらに濃縮しながら結晶化させる
一般的には、「取水」「濃縮」の段階で、膜などを使ってろ過が行われます。また、「結晶化」という工程の中にもさまざまな種類があります。
- 平釜:鍋で煮詰めていく製法
- 立釜:密封した釜で加圧または減圧をすることで沸点を下げて、少ないエネルギーで海水を結晶化させていく製法
- 天日:太陽と風の力だけを使って結晶化させる製法
天然塩の特徴
天然塩は、昔から行われてきた製法で海水を濃縮・結晶させることを指します。日本では主に釜炊きであることが多いですが、まれに天日結晶も行われています。
※イオン交換膜塩も海水からできているものなので、現在では「精製塩」「自然塩」というような分類は業界的には禁止されています。 ナトリウム以外のミネラルの含有量は、製法によりません。
精製塩の特徴
精製塩は、イオン交換膜で濃縮し、立釜で結晶化させる現代製法です。1971年から1972年にかけて、日本の塩の生産量を増やすために開発・導入されました。
※「精製塩」とは商品名であり、原料は海外産の天日塩に炭酸マグネシウムを混合したもので、再製加工塩の一種です。 ※「イオン交換膜」を使用した塩は「食塩」です。
再製塩の特徴
再製塩は、既存の塩を溶解し、平釜や立釜で再結晶させる製法です。再製加工塩の原料は塩で、それを海水で溶かして再結晶させたり、にがりなどを足して再度塩にし直します。
塩選びのプロが教える!おいしい塩の選び方
毎日の料理に使う塩だからこそ、こだわって選びたいもの。塩の専門家に、おいしい塩の選び方のポイントを聞きました。
製法で選ぶ|コストパフォーマンス重視
コストパフォーマンスに大きく影響するので、やはり製法を確認して選ぶのがおすすめ。パッケージ裏面の製法表示をチェックしましょう。「溶解」や「平釜」「天日」など、製法を特定できる単語を確認してみてください。
塩分相当量で選ぶ|味わい重視
塩分相当量も、同じくパッケージ裏面の成分表示表を確認しましょう。この数値は、100gの塩のうち何gが塩化ナトリウムかを示す重要な指標です。味わいの目安として参考にしてください。
例えば、塩分相当量が99gの場合は、商品のうち99%が純粋な「塩」ということになります。すっきりとした塩味が特徴ですが、それ以外の風味はあまり期待できません。一方、85gの場合は、およそ15%が塩化ナトリウム以外のミネラルとなり、塩角がなくまろやかであったり、おいしい苦味や酸味が感じられたりと奥行きのある味わいが特徴です。
とはいえ、ミネラルの摂取を目的として塩を選ぶ必要はありません。数g程度の使用量では、栄養学的な意味での十分なミネラル補給は期待できないためです。塩分相当量は、その塩の味わいの特徴を推測する一つの指標として活用してください。
おいしい塩のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、これまでの選び方を踏まえ、Amazonの売れ筋ランキングをもとにして編集部が厳選したランキングをご紹介します。
専門家に聞いた!ぜひ体験してみてほしいおすすめの塩
ここでは、塩に詳しい専門家が、あなたに体験してみてほしいとっておきの商品をお届けします。おすすめコメントと併せてぜひ参考にしてみてください。
生活を豊かにする調味料もチェック!
塩にこだわると、日々の料理がぐっとおいしくなりますが、他の調味料にも目を向けてみると、さらに食卓が豊かになります。
例えば、料理にひと工夫を加える調味料や、素材の風味を引き立てるアイテムなどもおすすめです。特に、天然素材を使用した調味料や、無添加・オーガニックなものを選ぶことで、健康面でも安心です。
ぜひ、塩と合わせて、調味料選びも楽しんでみてください!
まとめ
塩は、料理に欠かせない調味料でありながら、その種類や特徴は驚くほど多様です。日本国内だけでも約4000種類もの商品があり、それぞれに個性的な味わいや用途があります。高価な商品や天然塩が必ずしもベストな選択とは限らず、プロの料理人も用途によって使い分けています。
パッケージの表示をしっかりと確認し、食塩相当量や製法から自分の目的に合った塩を選ぶことで、より豊かな食生活を楽しむことができます。まずは日常使いの定番品を見つけ、そこから少しずつ種類を増やしていくことをおすすめします。塩との付き合い方を工夫することで、毎日の料理がさらに魅力的なものになるはずです。
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